●国内では12日、新たに55人の「新型コロナウイルス感染」が確認された。累計は 1万7352人となった。死者は東京都で 2人、神奈川県で 1人増え、全国計 941人となった。大阪府では 1人の再陽性が確認された。
●東京都の小池百合子知事(67)は12日、定例会見に出席した。小池百合子知事は12日、臨時の定例会見を開き、都知事選(18日告示、 7月 5日投開票)への出馬を表明した。自民、公明両党などの推薦は受けず、無所属で立候補する。これまで、立憲民主党などが支援する元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、日本維新の会が推薦する前熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏(52)などが出馬を表明している。小池氏は出馬会見に合わせて、髪を切った。
●東京都の小池百合子知事が12日、都庁で臨時会見を開き、都知事選(18日告示、 7月 5日投開票)への再選出馬を表明した。「東京大改革2.0」を掲げて改革路線を強調。「新型コロナウイルス」との闘いの中で、公務を優先しつつ、オンライン選挙で再選を目指す。初当選した 4年前と同様、自民、公明両党などの推薦は受けずに立候補する。小池氏は再選出馬会見で、 1年間延期された「東京五輪・パラリンピック」について「コロナウイルスとの戦いに、打ち勝つという、ある意味目標でもある」と語った。関係者間で決まった簡素化などの 3つの方針、入国時の水際対策など「課題はたくさんある」と話す。その上で「コロナに打ち勝ち、この東京、そして日本が、安全な都市であり、国であるという、証左を積み上げていきたい」と言及した。定例会見後に緊急会見として仕切り直したが、具体的な政策については後日、説明するとした。 4年前は「東京大改革」として、満員電車ゼロなどの「 7つのゼロ」を掲げ、当選した。 2期目を目指す今回も「『東京大改革2.0(バージョン 2)』。これまで進めてきた 4年間の『東京大改革』をさらに進める」と改革路線の継承を前面に出した。小池氏はこれまで、「コロナ対策」で「3密」を避けるよう都民に呼びかけてきた。今回の選挙戦では、街頭演説などは避け、オンラインを活用した選挙戦に挑むと明かした。
●小池百合子知事は12日、定例会見に出席した。都は、「新型コロナウイルス感染拡大」に警戒を呼びかける「東京アラート」を 2日に発動し、11日に解除した。12日午前 0時から休業要請緩和の「ステップ3」に移行し、カラオケ店やパチンコ店、遊園地などが営業再開が可能となった。小池氏は、上野動物園と、葛西臨海公園を23日に再開すると明らかにした。開園時間は午前10時~午後 4時まで。上野動物園は4000人、葛西臨海公園は3000人の入場制限を設けている。小池百合子知事が12日、定例会見に出席しこの日 3歳の誕生日を迎えた上野動物園のジャイアントパンダ、シャンシャンに言及し笑顔を見せた。小池百合子知事が12日、定例会見に出席し、この日3歳の誕生日を迎えた上野動物園のジャイアントパンダ、シャンシャン(香香)に言及した。現在「新型コロナウイルス」の影響で上野動物園は休園中。23日に再開することを明かし、動画を鑑賞し、笑顔を見せた。シャンシャンは今年12月までに保有する中国に返還される見込み。「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため臨時休業していた「すみだ水族館」(東京都墨田区)が、15日から営業を再開する。当面の間、営業時間を午前10時から午後 7時までに短縮する。入場者に対しても、検温で37.5度以上の場合は入館を断るほか、館内入り口での消毒液による手指、足元の消毒、 3歳以上のマスク着用、観覧の際の社会的距離の確保などを呼び掛けている。
●厚生労働省は12日、「新型コロナウイルス」の感染者と濃厚接触した可能性を知らせるスマートフォン向けアプリの提供を来週中にも始めることを明らかにした。利用者同士が 1メートル以内の至近距離に15分以上いると、互いの端末にデータが残る設計とする。利用するかどうかは任意で、スマホのアプリストアからダウンロードする。
●大阪府の吉村洋文知事(44)とノーベル医学生理学賞受賞者で京大iPS細胞研究所の山中伸弥教授(57)が12日、「新型コロナウイルスの第2波」を食い止めるために強力タッグを組んだ。京大と大阪市立大、大阪府は、府庁で共同研究や検査態勢の充実に向けた連携協定を結んだと発表した。日本などアジア諸国の死者がなぜ相対的に少ないのか? 山中教授が「ファクターX」と呼ぶナゾの解明に乗り出す。「コロナの第1波」がひとまず収束しつつあるとの見方が広がる中、「コロナ危機」の顔となった吉村氏、研究者としてコロナの情報を公開し続けている山中教授が動きだした。iPS研と京大医学部付属病院が、大阪市大と共同で「新型コロナウイルス」の感染歴を調べる抗体検査について共同研究する。さらにiPS研は今後、大阪府内の医療機関に「PCR検査」の機器11台を貸し出し、検査数の拡大に結びつける。山中教授は意気込み、第 2波を食い止めるには検査の重要性を訴えた。
●余ったマスクを役立てようと大阪・大正区の居酒屋「炙り家 陶山」が、マスクを同店の飲食券1000円分と交換し、障がい者施設に寄付をする取り組みを行っている。店主の川田靖浩さんは12日、交換を開始した 5日からこれまでに11件の提供があったと明かした。当初は政府が配布した布マスク、通称「アベノマスク」との交換を念頭に置いていたものの、常連客から飲食券を受け取らずに使い捨てマスクを寄付する人もいたという。営業自粛で 3店舗中 1店舗は閉店した。
記事をまとめてみました。
国内では12日、新たに55人の「新型コロナウイルス感染」が確認された。累計は 1万7352人となった。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を含めると 1万8064人。死者は東京都で 2人、神奈川県で 1人増え、全国計 941人となった。
大阪府では 1人の再陽性が確認された。
東京都の小池百合子知事は12日、臨時の定例会見を開き、都知事選(18日告示、 7月 5日投開票)への出馬を表明した。自民、公明両党などの推薦は受けず、無所属で立候補する。これまで、立憲民主党などが支援する元日弁連会長の宇都宮健児氏、日本維新の会が推薦する前熊本県副知事の小野泰輔氏、「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏などが出馬を表明している。
小池氏は「『東京大改革2.0』を旗に、都民の皆さんにご審判いただく」とボードを掲げ意気込んだ。
小池氏は出馬会見に合わせて、髪を切った。
色鮮やかなマスクをはずし定例会見に臨む小池百合子東京都知事=都庁
東京都の小池百合子知事は12日、定例会見に出席した。
都は、直近の感染者に夜の街関連が多いことから、「東京アラート」発動期間中の木・金曜日、午後 7時~ 8時に都と自治体が協力し感染拡大防止の呼びかけを 5日、始めた。今後の活動について問われ「端的にお答え致しますと『東京アラート』は解除されているので歌舞伎町の見回り隊は終了とする」と話した。
東京都の小池百合子知事は12日、臨時の定例会見を開き、都知事選(18日告示、 7月 5日投開票)への出馬を表明した。
小池氏は、街頭で人が集まって密になるを避けるため「オンラインによる、ウィズコロナ、ポストコロナの選挙」を展開していくと明かした。
自民、公明両党などの推薦は受けず、無所属で立候補する。これまで、立憲民主党などが支援する元日弁連会長の宇都宮健児氏、日本維新の会が推薦する前熊本県副知事の小野泰輔氏、「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏などが出馬を表明している。
都知事選への出馬会見に白いマスクで臨む小池百合子東京都知事=都庁
東京都の小池百合子知事が12日、都庁で臨時会見を開き、都知事選(18日告示、 7月 5日投開票)への再選出馬を表明した。「東京大改革2.0」を掲げて改革路線を強調。「新型コロナウイルス」との闘いの中で、公務を優先しつつ、オンライン選挙で再選を目指す。初当選した 4年前と同様、自民、公明両党などの推薦は受けずに立候補する。
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小池氏は再選出馬会見で、 1年間延期された「東京五輪・パラリンピック」について「コロナウイルスとの戦いに、打ち勝つという、ある意味目標でもある」と語った。
関係者間で決まった簡素化などの 3つの方針、入国時の水際対策など「課題はたくさんある」と話す。その上で「コロナに打ち勝ち、この東京、そして日本が、安全な都市であり、国であるという、証左を積み上げていきたい」と言及した。
定例会見に臨む小池百合子東京都知事=都庁
東京都の小池百合子知事が12日、都庁で臨時会見を開き、都知事選(18日告示、 7月 5日投開票)への再選出馬を表明した。「東京大改革2.0」を掲げて改革路線を強調。「新型コロナウイルス」との闘いの中で、公務を優先しつつ、オンライン選挙で再選を目指す。初当選した 4年前と同様、自民、公明両党などの推薦は受けずに立候補する。
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今回の知事選は、小池都政 4年間に対する事実上の「信任投票」になる。小池氏は前回、待機児童や満員電車、残業など「7つのゼロ」を掲げて選挙を戦った。会見では「都民の皆様が、この 4年をどうお考えになるかを聞くチャンスになる」と述べ、都民の審判を仰ぐ構えを示した。
前回に続き政党への推薦は求めず、「都民党」(関係者)の立場で幅広い支援を集める戦略。「もう 1度新たな気持ちで臨むに当たり、推薦は求めなかった」という。自民党の二階俊博幹事長との近さから、同党の推薦を得るとの見方もあったが、自民党は12日、自主投票と決めた。前回の知事選で対立した自民党のお墨付きを得ることには、小池氏周辺でも懸念の声があったという。二階氏は取材に「(推薦など)形式的なことではなく、自民党はしっかりとしたご支援を申し上げたい」と断言。小池氏も「心強い」応じた。
知事選には、宇都宮健児氏小野泰輔氏らも出馬を表明している。
定例会見でボードを掲げながら「新型コロナウイルス感染拡大防止」を訴える小池百合子東京都知事=都庁
東京都の小池百合子知事が12日、都庁で臨時会見を開き、都知事選(18日告示、 7月 5日投開票)への再選出馬を表明した。「東京大改革2.0」を掲げて改革路線を強調。「新型コロナウイルス」との闘いの中で、公務を優先しつつ、オンライン選挙で再選を目指す。初当選した 4年前と同様、自民、公明両党などの推薦は受けずに立候補する。
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小池氏は臨時会見で「知事選、再出馬という決意を固めました」と出馬を正式に表明した。 4年前の選挙を「まさに、崖から飛び降りる決意だということで都知事選へ挑んだ」と振り返り、 4年間、都政のかじを取った上での再選出馬表明に際して「同じ気持ちであります」と強調した。
「コロナ禍」で伸びたままだった髪を切り、午後 2時の定例会見で着用した「アロハシャツノマスク」から、初心に戻るという意味を含ませたのか、午後 6時の出馬会見には白いマスクで現れた。首には勝負カラーの緑のスカーフを巻き「原点を思い出しながら、あの時( 4年前)、何に挑戦していたのか改めて思い起こす」。今回も4年前と変わらず、政党の推薦は受けないと強調した。
定例会見後に緊急会見として仕切り直したが、具体的な政策については後日、説明するとした。 4年前は「東京大改革」として、満員電車ゼロなどの「 7つのゼロ」を掲げ、当選した。 2期目を目指す今回も「『東京大改革2.0(バージョン 2)』。これまで進めてきた 4年間の『東京大改革』をさらに進める」と改革路線の継承を前面に出した。
都知事選への出馬会見を行う小池百合子東京都知事=都庁
告示まで 1週間を切る、異例の時期での出馬表明となった。現職だけに、未曽有の感染症対策、延期された「東京五輪・パラリンピック」の対応に追われる中での選挙戦となる。都議会で補正予算が可決されたことや、「東京アラート」が前日11日に解除されたこと、休業要請のステップが「2」から「3」に移行したことなどを、「 1つの区切りでもあった」と説明した。
小池氏はこれまで、「コロナ対策」で「3密」を避けるよう都民に呼びかけてきた。今回の選挙戦では、街頭演説などは避け、オンラインを活用した選挙戦に挑むと明かした。関係者によると、「(ビデオ会議システム)ズームなどを用いて、ユーザーとやりとりをする可能性もある」という。新しい日常へと進む中「都民の皆さんと、この戦いに打ち勝ち、『東京大改革2.0』を進めていきたい」と話した。
◆16年都知事選VTR
小池百合子氏、増田寛也氏、鳥越俊太郎氏を軸に、16年 7月31日に投開票された。小池氏は無所属で出馬。増田氏は自民公明が推薦した。鳥越氏は野党統一候補として出馬。出馬表明していた宇都宮健児氏は出馬断念に追い込まれた。小池氏が自民党東京都連に推薦願を提出も、都連も本部も増田氏を推薦。選挙戦に突入した。結果は、小池氏が増田氏に 100万票以上の大差で圧勝。都議会自民党と小池氏の対立は今も続く。
東京都の小池百合子知事は12日、定例会見に出席した。都は、「新型コロナウイルス感染拡大」に警戒を呼びかける「東京アラート」を 2日に発動し、11日に解除した。12日午前 0時から休業要請緩和の「ステップ3」に移行し、カラオケ店やパチンコ店、遊園地などが営業再開が可能となった。
小池氏は、上野動物園と、葛西臨海公園を23日に再開すると明らかにした。開園時間は午前10時~午後 4時まで。上野動物園は4000人、葛西臨海公園は3000人の入場制限を設けている。
東京都の小池百合子知事が12日、定例会見に出席しこの日 3歳の誕生日を迎えた上野動物園のジャイアントパンダ、シャンシャンに言及し「本当にかわいい」と笑顔を見せた。
「新型コロナウイルス」の影響で上野動物園は休園中。「残念ながらシャンシャン(香香)に会うことはできませんけど上野動物園のホームページで『3歳記念企画』として今日から特別動画を配信している」と紹介し、動画を鑑賞。寝転がって戯れるシャンシャンに「 3歳で随分大きくなりましたね」「体大きくなってもかわいらしさはほんとに変わらないですね」と笑顔で話した。
東京都の小池百合子知事が12日、定例会見に出席し、この日3歳の誕生日を迎えた上野動物園のジャイアントパンダ、シャンシャン(香香)に言及した。
現在「新型コロナウイルス」の影響で上野動物園は休園中。23日に再開することを明かし、「残念ながら(今は)シャンシャンに会うことはできませんけど上野動物園のホームページで『3歳記念企画』として今日から特別動画が配信している」としてその動画を鑑賞し、笑顔を見せた。
シャンシャンは今年12月までに保有する中国に返還される見込み。
「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため臨時休業していた「すみだ水族館」(東京都墨田区)が、15日から営業を再開する。当面の間、営業時間を午前10時から午後 7時までに短縮する。
また、「3密回避」「衛生管理対策」として、 1時間あたりの入場者数に制限(再入場不可)を設けるほか、館内入りにサーモグラフィーを設置し、検温を実施する。すべてのスタッフは常時マスクを着用し、入場者と対面するスタッフは、状況に応じてフェースシールド、手袋を着用する。入場者とスタッフとの間に飛沫(ひまつ)防止用のビニールカーテンやアクリルパネルを設置する。多くの入場者が1カ所に集まるプログラムも休止するなどとしている。
入場者に対しても、検温で37.5度以上の場合は入館を断るほか、館内入り口での消毒液による手指、足元の消毒、 3歳以上のマスク着用、観覧の際の社会的距離の確保などを呼び掛けている。
厚生労働省は12日、「新型コロナウイルス」の感染者と濃厚接触した可能性を知らせるスマートフォン向けアプリの提供を来週中にも始めることを明らかにした。
利用者同士が 1メートル以内の至近距離に15分以上いると、互いの端末にデータが残る設計とする。
利用するかどうかは任意で、スマホのアプリストアからダウンロードする。スマホの無線通信機能を使って、互いの端末にデータを記録。その後、検査で陽性と診断された人がアプリに入力すれば、過去 2週間の記録をたどって濃厚接触に当たる人に通知が届く。
連携協定を結んだ左から京大iPS細胞研究所の山中伸弥教授、大阪府の吉村洋文知事、大阪市大大学院医学研究科の河田則文科長
大阪府の吉村洋文知事とノーベル医学生理学賞受賞者で京大iPS細胞研究所の山中伸弥教授が12日、「新型コロナウイルスの第2波」を食い止めるために強力タッグを組んだ。京大と大阪市立大、大阪府は、府庁で共同研究や検査態勢の充実に向けた連携協定を結んだと発表した。日本などアジア諸国の死者がなぜ相対的に少ないのか? 山中教授が「ファクターX」と呼ぶナゾの解明に乗り出す。
◇ ◇ ◇
「コロナの第1波」がひとまず収束しつつあるとの見方が広がる中、「コロナ危機」の顔となった吉村氏、研究者としてコロナの情報を公開し続けている山中教授が動きだした。会見に出席した山中教授は「これ以上、経済への影響が出ると、日本も大阪も、もたない。科学者としてなんとか新型コロナ対策に少しでも貢献できないか探ってきた」と話した。
連携協定の発表会見であいさつする京大iPS細胞研究所の山中伸弥教授(左)。右は大阪府の吉村洋文知事
iPS研と京大医学部付属病院が、大阪市大と共同で「新型コロナウイルス」の感染歴を調べる抗体検査について共同研究する。さらにiPS研は今後、大阪府内の医療機関に「PCR検査」の機器11台を貸し出し、検査数の拡大に結びつける。山中教授は「今まで出来なかった量だけでなく、質の高い検査が出来る」と意気込み、第 2波を食い止めるには検査の重要性を訴えた。
山中教授との強力タッグに吉村氏は「 1日1400件の検査能力を3500件に増やし、検査の質も上げたい」と答えた。さらに「『コロナ』は未知のウイルス。検査の拡充と質を高めることで、高度な研究をしていき、相乗効果を高めたい」とメリットを強調した。 日本の死者は欧米に比べ相対的に少なく、感染拡大も緩やかだった。なぜ少なかったのか? マスクや入浴などの衛生習慣、握手やハグといった肉体的接触が少ないことなどがささやかれるが、科学的なファクター(要因)はナゾだ。「絶対に何かある」と話す吉村氏と山中教授。強力タッグが「ファクターX」を探す。
マスクの提供を呼びかけている「炙り家 陶山」の川田靖浩さん=大阪・大正区
余ったマスクを役立てようと大阪・大正区の居酒屋「炙り家 陶山」が、マスクを同店の飲食券1000円分と交換し、障がい者施設に寄付をする取り組みを行っている。
店主の川田靖浩さんは12日、交換を開始した 5日からこれまでに11件の提供があったと明かした。当初は政府が配布した布マスク、通称「アベノマスク」との交換を念頭に置いていたものの、常連客から「余ってるからあげるわ」と飲食券を受け取らずに使い捨てマスクを寄付する人もいたという。営業自粛で 3店舗中 1店舗は閉店した。川田さんは「逆に 2店舗に集中できるようになった。(マスク以外でも)協力できることはしていきたい」と話した。
寄付を受けた知的障がい者の作業所等をしている港区の「ゆうゆう美波途」の河村優輝主任は「ありがたいです。災害や(コロナの)第 2波、第 3波に備えて少しずつでも備蓄していきたいです」と語った。