●矢野燿大監督は実戦復帰した岩崎優投手を開幕メンバーに入れる可能性について言及した。また、故障から復活した桑原謙太朗投手(34)と島本浩也投手(27)については評価した。 2人の開幕メンバー入りはないものの、早期の 1軍復帰に向けて順調な調整を期待した。阪神の新外国人ジェリー・サンズ外野手(32)の 2軍降格が13日、決まった。同日に行われたオリックスとの練習試合(京セラドーム)後、矢野燿大監督(51)が明らかにした。サンズは練習試合 8試合で「23打数4安打1本塁打1打点、打率0.173」。前日は「7番・DH」で 3打数無安打 3三振と結果が出ず、この日はスタメン落ち。試合前練習には参加したが、試合中に離脱した。
●阪神新外国人のジャスティン・ボーア内野手(32)の左腕アレルギーが深刻だ。実戦26試合目で初めて「4番」を外れて「3番1塁」で先発し、 4打席ともオリックス左腕の前に凡退。対左は 2月から数えて全18打席、16打数連続ノーヒットとなった。14日の開幕前最後となる実戦で、不安を拭い去る一打が欲しい。いつもは紳士的で穏やかなボーアも、イライラを隠せなかった。 0- 0の 6回無死 1、 2塁の第 3打席。安打と四球で初めて打線がつながりを見せたが、[2番手」左腕山田修義投手(28)の真ん中高めスライダーを引っ掛けて、 2塁ゴロ併殺。天を仰ぐボーア。ベンチに座った後には顔の汗を拭いたタオルを前に放り投げた。沖縄・宜野座キャンプ中の実戦から左投手には全18打席、16打数続けて無安打。開幕まで 1週間を切り、不安要素であることは間違いない。矢野監督も頭を抱える。今季初めてボーアを「4番」から外して「3番」に配置したのはオーダーの選択肢を増やすためで、14日のオリックス戦では再び「4番」に戻す予定だ。指揮官は変わらぬ期待を寄せ、このまま「開幕4番」を託すとみられる。「メジャー通算92発」の実力は間違いない。試合前練習のフリー打撃では42スイングで11本のスタンドインを数えた。うち 3本は京セラドーム大阪の 5階席まで運んだ。チーム浮沈の命運を握るのはB砲。開幕前の最終戦で、不安をすべて取り払う一打を放ってみせる。
●「4番」に座ったジェフリー・マルテ内野手(29)が先制打を放った。打線は 5回終了時点で先発左腕田嶋大樹投手(23)を相手に無安打無得点。 6回、「2番手」山田から二死 3塁とした後、マルテがチェンジアップをとらえて「左中間適時2塁打」を決めた。開幕「4番」最有力候補のボーアがこの日、実戦出場26試合目で初めて「3番」先発。代わって「4番」を任された 2年目助っ人が期待に応えた。これが、主砲だ! マルテは練習試合再開後、初めて「4番」に座り、先制 2塁打。12打席ぶりの「Hランプ」も、冷静だった。 0- 0で迎えた 6回、二死 3塁。ボーアが 2ゴロ併殺に倒れた直後だった。左腕・山田のチェンジアップをとらえ、「先制の適時2塁打」。地をはうような鋭いライナーで左中間に運び、重い空気を吹き飛ばした。19日の開幕戦の相手は巨人。「対戦打率0.339」とセ・リーグで最も得意としていた相手だ。昨季は「12本塁打」に終わったが、シーズン終盤から「4番」を務めた。頼れる 2年目が臨戦態勢を整えた。
●阪神の新外国人ジェリー・サンズ外野手(32)が13日、 2軍に降格となった。京セラドーム大阪での練習に参加後、先発を外れたオリックス戦の試合中に帰宅を許された。 2日に再開した練習試合は23打数 4安打、 1本塁打だった。今後は16日から鳴尾浜の 2軍練習に合流する見込みだ。サンズの降格を受け、助っ人勢の開幕 1軍布陣が見えてきた。今季は外国人の1軍登録枠が昨季までの「4人」から「5人」に拡大(出場は 4人)。野手は「4番」最有力のボーア、 3塁有力のマルテ、投手はセットアッパー候補のロベルト・スアレス投手(29)、ジョン・エドワーズ投手(32)の両右腕まで決定的。残る 1枠を開幕ローテ組のオネルキ・ガルシア投手(30)、ジョー・ガンケル投手(28)でやりくりするとみられる。今季から 1軍の外国人枠が「4」から「5」に増える見通し。指揮官はあくまで必要戦力であることを強調した。貧打解消の特効薬としてボーア、サンズ、マルテの“MBS”「助っ人野手3人制」ももくろんでいたが、お預け。キングの復調を願うばかりだ。
●岩貞祐太投手(28)が13日、オリックス戦に先発し、 5回無安打無失点。丁寧に低めに集める投球で打者15人を完全に抑えた。藤浪晋太郎投手(26)、高橋遥人投手(24=亜細亜大學OB)らローテ候補の調整が遅れる中、20日の巨人戦(東京ドーム)で先発を務めることが決まった。キレッキレの球を低めに集め、オリックス打線を沈黙させた。先発の岩貞が 5回を無安打に抑えるパーフェクト投球。15人目を打ち取ると、初めて表情を緩ませた。左腕の快投に矢野監督も絶賛。20日の巨人戦を任せることを決めた。
●桑原謙太朗投手(34)が、昨年 4月19日巨人戦以来の 1軍復帰を果たした。 1- 0の 6回に「2番手」で登板。二死からオリックス後藤にチーム初安打と 2盗を許し、T-岡田外野手(32)に適時打を浴びて 1失点。同点に追いつかれた。だがアデルリン・ロドリゲス内野手(28)を空振り三振に抑え、打者 5人に対して 2安打 2奪三振 1失点でマウンドを降りた。桑原は右肘痛で戦列を離れていたが、今月 6日の 2軍練習試合・広島戦(鳴尾浜)で 414日ぶりにマウンドを踏んだ。
●岩崎優投手(28)が 2日から再開した練習試合で初登板した。 7回に吉田正尚外野手(26)、アダム・ジョーンズ外野手(34)、中川圭太内野手(24)の中軸を完璧に抑えた。 5月31日の紅白戦に登板したが、コンディション不良で 1軍の遠征メンバーから外れて調整していた。開幕を控え、頼もしい左腕が不安を払拭(ふっしょく)した。チームの活動休止前の 3月までは中継ぎとして調整していたが、ローテーション入りが確実だった高橋がコンディション不良のため、チームが集合練習を開始した 5月下旬ごろに先発に戻ることを伝えられた。開幕前のラスト登板を最高の形で締めくくった。次は東京ドームに乗り込む。G打線を完全に封じ、勝利に導く。
●昨年10月に左肘クリーニング手術を受けた島本浩也投手(27)が 1軍マウンドに復帰した。 8回に「4番手」で登板し、 1回無失点。松井雅人捕手(32)のバントヒットから一死 1、 2塁のピンチを背負うも、松井佑介外野手(32)を 2塁ゴロ併殺に打ち取った。昨年は63試合に登板。昨年のCS以来、 246日ぶりの 1軍の試合に課題も挙げた。
●ジョン・エドワーズ投手が 3試合ぶりの無失点投球を見せた。同点の 9回に登板して二死から吉田正に右前打を許したが、「4番」ジョーンズを 2飛。 9日広島戦は 5連続四球で 2点を失い、前日12日オリックス戦はT-岡田に特大弾を浴びた。
記事をまとめてみました。
<練習試合:オリックス 1- 1阪神= 9回引き分け>◇13日◇京セラドーム大阪
矢野燿大監督は実戦復帰した岩崎優投手を開幕メンバーに入れる可能性について「十分に考えられるし、ちょっと待った方がいいとなると待つこともある」と言及した。「いいボールがいっている。次の日が大事になると思うけど、見極めながら」。
また、故障から復活した桑原謙太朗投手と島本浩也投手については「これですぐ上げることはないんだけど、本人たちが目指すところがはっきり見えた」と評価した。 2人の開幕メンバー入りはないものの、早期の 1軍復帰に向けて順調な調整を期待した。
6回裏オリックス、選手交代を告げる矢野燿大監督=京セラドーム大阪
阪神の新外国人ジェリー・サンズ外野手の 2軍降格が13日、決まった。同日に行われたオリックスとの練習試合(京セラドーム)後、矢野燿大監督が明らかにした。
「俺の中では決めていかなあかんところでいうと、開幕ではちょっと現状はないかなというところ」
サンズは練習試合 8試合で「23打数4安打1本塁打1打点、打率0.173」。前日は「7番・DH」で 3打数無安打 3三振と結果が出ず、この日はスタメン落ち。試合前練習には参加したが、試合中に離脱した。昨季は韓国キウムで「113打点」をあげて「打点王」に輝いた右の大砲。 6日のソフトバンク戦(甲子園)ではバックスクリーンへ一発を放っていただけに、 2軍での復調に期待がかかる。
1回表阪神二死、空振り三振に倒れたボーア内野手=京セラドーム大阪
阪神新外国人のジャスティン・ボーア内野手の左腕アレルギーが深刻だ。実戦26試合目で初めて「4番」を外れて「3番1塁」で先発し、 4打席ともオリックス左腕の前に凡退。対左は 2月から数えて全18打席、16打数連続ノーヒットとなった。14日の開幕前最後となる実戦で、不安を拭い去る一打が欲しい。
◇ ◇ ◇
いつもは紳士的で穏やかなボーアも、イライラを隠せなかった。 0- 0の 6回無死 1、 2塁の第 3打席。安打と四球で初めて打線がつながりを見せたが、[2番手」左腕山田の真ん中高めスライダーを引っ掛けて、 2塁ゴロ併殺。天を仰ぐボーア。ベンチに座った後には顔の汗を拭いたタオルを前に放り投げた。
4回表阪神無死、オリックス田嶋大樹投手の前に中飛に倒れたボーア内野手=京セラドーム大阪
2日からの広島戦(甲子園)で「3戦連発」を放った後、すっかりバットが湿っている。特に左腕アレルギーが深刻だ。 1回は先発左腕田嶋の外角低めスライダーにバットが出て三振。 4回も田嶋の内角高めスライダーに手を出して平凡な中飛だった。 8回は二死 2塁の好機で、「4番手」左腕の海田の外角低めカットボールを引っ掛けて遊ゴロに終わった。 4打席立って快音を響かすことはできなかった。
沖縄・宜野座キャンプ中の実戦から左投手には全18打席、16打数続けて無安打。開幕まで 1週間を切り、不安要素であることは間違いない。矢野監督も「やっぱり初めての対戦でこれからやろうけど、こっちとしてはもっと打ってくれたり(走者を)かえしてくれたりを望んでいる」と頭を抱える。今季初めてボーアを「4番」から外して「3番」に配置したのはオーダーの選択肢を増やすためで、14日のオリックス戦では再び「4番」に戻す予定だ。指揮官は「慣れていきながらになると思う。もっと自分のスイングができる回数が増えてきたらいいな」と変わらぬ期待を寄せ、このまま「開幕4番」を託すとみられる。
6回表阪神無死 1、 2塁、 2塁ゴロ併殺に倒れがっくりするボーア内野手=京セラドーム大阪
「メジャー通算92発」の実力は間違いない。試合前練習のフリー打撃では42スイングで11本のスタンドインを数えた。うち 3本は京セラドーム大阪の 5階席まで運んだ。チーム浮沈の命運を握るのはB砲。開幕前の最終戦で、不安をすべて取り払う一打を放ってみせる。
▼阪神で左打ちの外国人が開幕戦で先発4番に入れば、01年の新外国人クルーズ以来、19年ぶり。クルーズは70試合に出場し「56安打、14本塁打、34打点、打率2割3分4厘」。左肩関節唇損傷の大けがのため、 1年で退団した。
▽阪神井上一樹打撃コーチ(ボーアについて)
「日本の投手はクイックがうまいとか、変化球が多い。向こう(米国)の投手と違うところがある。初めて対戦する投手ばかりというのもある。気長に待っているわけではないけど、当分は慣らしが必要なのかなと思う」
6回表阪神二死 3塁、ジェフリー・マルテ内野手は左中間へ「先制適時2塁打」を放った=京セラドーム大阪
「4番」に座ったジェフリー・マルテ内野手が先制打を放った。
打線は 5回終了時点で先発左腕田嶋を相手に無安打無得点。 6回、「2番手」山田から二死 3塁とした後、マルテがチェンジアップをとらえて「左中間適時2塁打」を決めた。
「先制のチャンスだったから、すごく集中していたよ。結果的に打点をあげることができたし、自分の仕事ができて良かったね」
開幕「4番」最有力候補のボーアがこの日、実戦出場26試合目で初めて「3番」先発。代わって「4番」を任された 2年目助っ人が期待に応えた。
6回表阪神二死 3塁、ジェフリー・マルテ内野手は左中間へ「先制適時2塁打」を放ち笑顔を見せる=京セラドーム大阪
「4番」で先発したジェフリー・マルテ内野手は「開幕3塁」スタメンへ、状態を上げてきた。
6回二死 3塁で左腕山田のチェンジアップをとらえ、左中間を深々と破る「先制2塁打」。 2日に練習試合が再開されてから初打点を記録。「『3番』であれ『4番』であれ、自分のすることに変わりはない」と前置きした上で「いい打席だったね。やっぱり(来日) 2年目で慣れたというのは自分の中でも大きいね」と納得顔だった。
6回表阪神二死 3塁、「先制適時2塁打」を放ったジェフリー・マルテ内野手に笑顔をみせる阪神ベンチ=京セラドーム大阪
これが、主砲だ! マルテは練習試合再開後、初めて「4番」に座り、先制 2塁打。12打席ぶりの「Hランプ」も、冷静だった。
「(これまで)結果は出ていなかったけれど、内容のいい打席は多かった。先制の好機だったから集中して、自分の仕事ができてよかった」
0- 0で迎えた 6回、二死 3塁。ボーアが 2ゴロ併殺に倒れた直後だった。左腕・山田のチェンジアップをとらえ、「先制の適時2塁打」。地をはうような鋭いライナーで左中間に運び、重い空気を吹き飛ばした。
「練習試合は残り 1試合だけど、打席も守備も集中して挑むだけ」
19日の開幕戦の相手は巨人。「対戦打率0.339」とセ・リーグで最も得意としていた相手だ。昨季は「12本塁打」に終わったが、シーズン終盤から「4番」を務めた。頼れる 2年目が臨戦態勢を整えた。
阪神の新外国人ジェリー・サンズ外野手が13日、 2軍に降格となった。京セラドーム大阪での練習に参加後、先発を外れたオリックス戦の試合中に帰宅を許された。 2日に再開した練習試合は23打数 4安打、 1本塁打だった。矢野監督は「開幕はちょっと現状( 1軍は)ないかなというところ。(ベンチを)外れた方が次に向かえる気持ちになるのかなというところで外した」と説明した。今後は16日から鳴尾浜の 2軍練習に合流する見込みだ。
サンズの降格を受け、助っ人勢の開幕 1軍布陣が見えてきた。今季は外国人の1軍登録枠が昨季までの「4人」から「5人」に拡大(出場は 4人)。野手は「4番」最有力のボーア、 3塁有力のマルテ、投手はセットアッパー候補のスアレス、エドワーズの両右腕まで決定的。残る 1枠を開幕ローテ組のガルシア、ガンケルでやりくりするとみられる。
ジェリー・サンズ外野手=京セラドーム大阪
矢野燿大監督が13日、ジェリー・サンズ外野手の 2軍降格を決めた。今季はクリーンアップを期待していたが、前日12日に 3三振を喫するなど不振に陥っていたため、開幕構想から外した。「助っ人野手3人制」もお預け。19日の巨人との開幕戦(東京ドーム)に向け、苦渋の断となった。
本番まで 1週間を切り、矢野監督が決断した。クリーンアップを担う右の大砲として迎え入れたが…。サンズの 2軍落ちを決めた。
「決めていかなあかんところでいうと、開幕ではちょっと現状は(構想に)ないかなというところ」
待てども待てども求める結果が出てこない。ここで決めるしかなかった。前日12日は「7番・DH」と降格させて起用したが、 3三振。紅白戦を含む実戦再開後は10試合で「打率0.143、1本塁打、1打点」とからっきしだった。
一方、同じ左翼をメインとする福留は 7試合で「打率0.211」ながら前日にマルチ安打を放つなど、開幕に合わせてきた。和製大砲の大山も本格的に左翼に挑戦させている。昨季、韓国キウムで打点王に輝いた男とはいえ、これ以上 1軍に置くことはできなかった。
オリックスとの練習試合前にフリー打撃を行うジェリー・サンズ外野手=京セラドーム大阪
「本人にも伝えたし、その状態でベンチにいるのも本人の気持ちもあんまり良くないだろうし。外れた方が、次に迎える気持ちになるのかな、というところで外した」
サンズは試合前の練習に参加してベンチ入りメンバーにも登録されたが、試合中に静かに球場を後にした。あす15日まで休養し、16日から 2軍に合流する見込みだ。
今季から 1軍の外国人枠が「4」から「5」に増える見通し。サンズが外れたことで野手はボーア、マルテ、投手は中継ぎでエドワーズ、スアレスが当確。先発でガルシアとガンケルを流動的に回すことになりそうだ。
「もちろん、8サンズは)打ってもらうためにきてもらった選手。連戦も続くし、いろんなことで力になってもらわないとダメな選手なんで。今いい(状態)とはいえないと思うので、上げてもらおうかと」
指揮官はあくまで必要戦力であることを強調した。貧打解消の特効薬としてボーア、サンズ、マルテの“MBS”「助っ人野手3人制」ももくろんでいたが、お預け。キングの復調を願うばかりだ。
パーフェクト投で開幕 2戦目つかんだ! 岩貞祐太投手が13日、オリックス戦に先発し、 5回無安打無失点。丁寧に低めに集める投球で打者15人を完全に抑えた。藤浪、高橋らローテ候補の調整が遅れる中、20日の巨人戦(東京ドーム)で先発を務めることが決まった。
キレッキレの球を低めに集め、オリックス打線を沈黙させた。先発の岩貞が 5回を無安打に抑えるパーフェクト投球。15人目を打ち取ると、初めて表情を緩ませた。
「前回はボールがちょっと高かったので、低く低くと一番に意識をもっていた。大胆にいくところも(捕手の)原口の配球のなかでやってくれたので、丁寧に投げることを意識していた」
オリックス打線を相手に 5回を完全投球した岩貞祐太投手=京セラドーム大阪
1塁すら踏ませなかった。圧巻だったのは 1回だ。一死からロドリゲスをフォークで空振り三振、続く吉田正を外角低めの直球で見逃し三振に仕留めた。さらに 2回先頭の「4番・ジョーンズ」には外角低めのチェンジアップで空振り三振に料理し、回をまたいで「3者連続三振」。 5回無安打無失点と充実の65球だった。
左腕の快投に矢野監督も「文句言いようがないよね。全てが良い状態なんで、これを続けてもらえたら」と絶賛。「きょうの内容やったら、行くでしょ」と、20日の巨人戦を任せることを決めた。
阪神「2番手」の桑原謙太朗投手=京セラドーム大阪
桑原謙太朗投手が、昨年 4月19日巨人戦以来の 1軍復帰を果たした。 1- 0の 6回に「2番手」で登板。
二死からオリックス後藤にチーム初安打と 2盗を許し、T-岡田に適時打を浴びて 1失点。同点に追いつかれた。だがロドリゲスを空振り三振に抑え、打者 5人に対して 2安打 2奪三振 1失点でマウンドを降りた。
桑原は右肘痛で戦列を離れていたが、今月 6日の 2軍練習試合・広島戦(鳴尾浜)で 414日ぶりにマウンドを踏んだ。 421日ぶりの 1軍登板を「点は取られてしまいましたが、またこの 1軍の舞台で投げることができたのは収穫です。次は結果も求めてやっていきたいと思います」と振り返った。
岩崎優投手が 2日から再開した練習試合で初登板した。
7回に吉田正、ジョーンズ、中川の中軸を完璧に抑えた。
5月31日の紅白戦に登板したが、コンディション不良で 1軍の遠征メンバーから外れて調整していた。「まず試合で結果が出たことがよかった。状態的には万全ですし、開幕に向けてボールはまだ強くなっていくと思うので、これから調子を上げていくだけです」。開幕を控え、頼もしい左腕が不安を払拭(ふっしょく)した。
チームの活動休止前の 3月までは中継ぎとして調整していたが、ローテーション入りが確実だった高橋がコンディション不良のため、チームが集合練習を開始した 5月下旬ごろに先発に戻ることを伝えられた。
ところが、フォームがしっくりこない。リリーフでクイックモーションが体に染みついていた。
阪神「3番手」の岩崎優投手=京セラドーム大阪
その様子を見てくれていたのが、藤川だった。
力が最も伝わりやすい投げ方を探そう。親身になって、相談に乗ってくれた。何度も何度もアドバイスを受け、自分に合う形を模索した。答えは見つかった。右足を踏み出す直前、右膝を曲げずにピンと伸ばすことだった。「力が分散していないので、球があまりぶれなくなった」。新フォームに手応えを感じた。守護神に感謝の投球だった。
「(開幕が)いよいよというところで、舞い上がらずに丁寧に(投げる)ということを一番意識してやっていきたい」
開幕前のラスト登板を最高の形で締めくくった。次は東京ドームに乗り込む。G打線を完全に封じ、勝利に導く。
阪神「4番手」の島本浩也投手=京セラドーム大阪
昨年10月に左肘クリーニング手術を受けた阪神島本浩也投手が 1軍マウンドに復帰した。
8回に「4番手」で登板し、 1回無失点。松井雅のバントヒットから一死 1、 2塁のピンチを背負うも、松井佑を 2塁ゴロ併殺に打ち取った。昨年は63試合に登板。昨年のCS以来、 246日ぶりの 1軍の試合に「落ち着いて投げることができました。ただ真っすぐの力であったり、細かいコントロールをもう少し上げていけるように頑張りたい」と課題も挙げた。
8回裏オリックス一死 1塁、広沢伸哉投手の打球に飛びつくも安打を許す島本浩也投手=京セラドーム大阪
島本浩也投手が、 1軍マウンドに復帰した。 1- 1の 8回に登板。先頭の大城を制球力抜群の 140キロストレートで見逃し三振に。続く松井雅にバントヒットを決められ、味方の失策もあって一死 1、 2塁のピンチを背負うも、松井佑を 2塁ゴロ併殺に打ち取り、無失点で切り抜けた。
8回裏オリックス一死 1塁、広沢伸哉投手の打球にグラブを出す島本浩也投手、結果は 2塁失策=京セラドーム大阪
島本は昨年63試合に登板するなど大車輪の活躍を見せたが、同年10月に左肘のクリーニング手術を受けてリハビリに励んできた。開幕を控え、頼もしい左腕が復活。島本は「久しぶりの登板でしたが、落ち着いて投げることができました。ただ、まっすぐの力であったり、細かいコントロールをもう少し上げていけるように頑張りたいと思います」と振り返った。
9回に登板したジョン・エドワーズ投手=京セラドーム大阪
ジョン・エドワーズ投手が 3試合ぶりの無失点投球を見せた。同点の 9回に登板して二死から吉田正に右前打を許したが、「4番」ジョーンズを 2飛。
9日広島戦は 5連続四球で 2点を失い、前日12日オリックス戦はT-岡田に特大弾を浴びた。「良い感覚で投げることができた。昨日はホームランを打たれてしまったけれど、状態は良いし連投も問題なかった。開幕までの時間を大事に過ごしていきたい」と初の連投を振り返った。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (06月)
2020年 公式戦日程と 結果 (07月)
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