●国内では26日、新たに 103人の「新型コロナウイルス感染」が確認された。新規感染者が 100人を超えるのは 5月 9日以来、約 1カ月半ぶり。 5月25日の「緊急事態宣言」の解除以降、20人台など少ない日もあったが、70人を超える日も 6日を数え、完全に抑制できないまま感染が持続していることをうかがわせる。 1週間の合計感染者数を見ると 2週間前は 291人、 1週間前が 407人で、今週は 500人と緩やかに増加している。新たな報告は東京都が54人で約半数、埼玉県で16人。大都市部周辺での感染が目立つ。20~30代が感染の中心で、夜の街に関連した感染者が問題視されている。 1カ月以上報告がなかった兵庫などでも再発がみられる。累計は 1万8260人。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を含めると 1万8972人。新たな死者の発表はなく、累計は984人。
●米政府監査院(GAO)は25日、「新型コロナウイルス流行」を踏まえた経済対策の柱である現金給付を巡り、約 110万人の死者に対し、約14億ドル(約1500億円)が支給されていたとする調査結果を公表した。米国では 3月、過去最大となる 2兆ドルを超える巨額対策が成立。所得制限を設けて大人に最大1200ドル、子どもに 500ドルが、銀行口座への電子送金や小切手などで支給された。給付総額は 5月末時点で、約 1億6000万人に対して約2700億ドルに上る。
●米紙ワシントン・ポスト電子版は26日、米国内の同日の「新型コロナウイルス感染者」が 4万人を超え、 1日当たりの最多記録を塗り替えたと独自集計を基に報じた。最多更新は 3日連続。感染者が急増している南部のフロリダ、テキサス両州は同日、州内のバーの閉鎖を命じるなど感染対策の再強化に乗り出した。米国は「新型コロナの感染者、死者数」とも世界最多。フロリダ州では26日、 1日で新たに約8900人の感染が判明、州民にマスク着用を義務付けないデサンティス知事への批判が高まっている。ニューヨーク・タイムズ紙によると、米国の州、自治領、特別区で感染が増加しているのは30、横ばいが11、減少は12で、最近の増加傾向が目立っている。
●欧州連合(EU)は26日、「新型コロナウイルス感染拡大」を受けて実施してきた域外からの渡航制限について、 7月 1日から解除する対象国に欧州と同程度に沈静化した日本や韓国、カナダなど十数カ国を含める方向で調整に入った。米国、ロシア、ブラジルなど感染拡大が高水準で続く国については当面、禁止を続ける。EU外交筋が明らかにした。
記事をまとめてみました。
国内では26日、新たに 103人の「新型コロナウイルス感染」が確認された。新規感染者が 100人を超えるのは 5月 9日以来、約 1カ月半ぶり。
5月25日の「緊急事態宣言」の解除以降、20人台など少ない日もあったが、70人を超える日も 6日を数え、完全に抑制できないまま感染が持続していることをうかがわせる。
1週間の合計感染者数を見ると 2週間前は 291人、 1週間前が 407人で、今週は 500人と緩やかに増加している。新たな報告は東京都が54人で約半数、埼玉県で16人。大都市部周辺での感染が目立つ。
特に直近 1週間では、 1日の新規感染者の 5割以上を東京が占める。20~30代が感染の中心で、夜の街に関連した感染者が問題視されている。
26日の兵庫、茨城、神奈川の感染者は都内への通勤者や、都内の感染者の濃厚接触者が含まれ、東京に関係したケースも多い。
他に継続して感染者を出し続けているのが北海道。 4月 7日以降 2カ月以上にわたって毎日報告されている。
1カ月以上報告がなかった兵庫などでも再発がみられる。
累計は 1万8260人。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を含めると 1万8972人。新たな死者の発表はなく、累計は984人。
米政府監査院(GAO)は25日、「新型コロナウイルス流行」を踏まえた経済対策の柱である現金給付を巡り、約 110万人の死者に対し、約14億ドル(約1500億円)が支給されていたとする調査結果を公表した。政府が支給を急ぐあまり、対象者の生死などの現況を確認しなかった事務手続き上の仕組みが原因としている。
米国では 3月、過去最大となる 2兆ドルを超える巨額対策が成立。所得制限を設けて大人に最大1200ドル、子どもに 500ドルが、銀行口座への電子送金や小切手などで支給された。給付総額は 5月末時点で、約 1億6000万人に対して約2700億ドルに上る。
GAOは、支給を担当した財務省などが、社会保障局が保有する死亡者の記録を参照できるよう改善を求めた。既に支給した分については低コストで返金される方法を検討するよう要請した。
米紙ワシントン・ポスト電子版は26日、米国内の同日の「新型コロナウイルス感染者」が 4万人を超え、 1日当たりの最多記録を塗り替えたと独自集計を基に報じた。最多更新は 3日連続。感染者が急増している南部のフロリダ、テキサス両州は同日、州内のバーの閉鎖を命じるなど感染対策の再強化に乗り出した。
両州とも、大統領選をにらみ経済活動再開を急ぐトランプ大統領と同じ共和党の知事で、早期に営業規制を緩和していたが、感染急増で後退を余儀なくされた。政権対策チームを率いるペンス副大統領は首都ワシントンの厚生省で同チームとして約 2カ月ぶりの記者会見を開き、感染者の急増は検査の普及で無症状の若者の感染を多く捉えられるようになったのが原因だと強調、楽観的な見方を示した。
米国は「新型コロナの感染者、死者数」とも世界最多。フロリダ州では26日、 1日で新たに約8900人の感染が判明、州民にマスク着用を義務付けないデサンティス知事への批判が高まっている。
テキサス州のアボット知事は26日、バーについて「明らかに感染源になっている」と説明した。西部のニューメキシコ、アリゾナなども規制緩和の中止や延期を表明している。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、米国の州、自治領、特別区で感染が増加しているのは30、横ばいが11、減少は12で、最近の増加傾向が目立っている。
欧州連合(EU)は26日、「新型コロナウイルス感染拡大」を受けて実施してきた域外からの渡航制限について、 7月 1日から解除する対象国に欧州と同程度に沈静化した日本や韓国、カナダなど十数カ国を含める方向で調整に入った。米国、ロシア、ブラジルなど感染拡大が高水準で続く国については当面、禁止を続ける。EU外交筋が明らかにした。
EU欧州委員会は加盟国の合意を経て、近く旅行者の入域を認める国のリストを示す。ただ、渡航が解禁された国の人々も各加盟国の判断で、一定期間の自己隔離が求められる可能性がある。