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糸井、右腕ピープルズから今季1号2ラン放つ!サンズ初弾が逆転V弾、89年フィルダー以来!

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矢野燿大監督(51)の執念采配が土壇場の逆転劇を呼んだ。 1点ビハインドの 9回二死走者なし。あと 1人という場面で「3番」ジェフリー・マルテ内野手(28)が四球で出塁すると、代走に植田海内野手(24)をコール。続く伊藤和雄和投手(30)に代打大山悠輔内野手(25)を送ると、その 4球目に植田が盗塁成功。大山も四球を選び、 1、 2塁の場面を作ってジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)の「劇的逆転3ラン」の舞台が出来上がった。用兵がズバリ当たった。左翼には昇格したばかりのサンズを起用。「4番」マルテ、「5番」ボーア、「6番」サンズと今季初めて「MBS砲」を並べた。阪神の外国人 3野手が同一試合に出場は15年マット・マートン元外野手(38)、マウロ・ゴメス元内野手(35)、ネルソン・ペレス元外野手(32)以来の 2組目。 3人がそろって安打、打点を記録したのは「球団史上初」だった。 7試合でわずか10得点と沈黙する打線をテコ入れした。序盤から積極的に動いた。初回には一死から「2番」糸原健斗内野手(27)が左前打で出塁。一死 1塁から糸原が「3番」糸井嘉男外野手(38)の 6球目にスタートを切った。糸井は 1、 2塁間を抜き、ランエンドヒットに成功。 サンズは 4回一死 1塁で、伊藤光捕手(30)のレフト線への飛球をスライディングで好捕し守備でも救った。「MBS砲」の活躍で今季「2勝」目。歓喜の瞬間をここからたくさん味わいたい。

ジャスティン・ボーア内野手が来日初の「マルチ安打」を記録した。「5番1塁」でスタメン復帰し、1打席目は開幕後24打席目で来日初打点を記録した。「4番」マルテの右犠飛で先制した直後の 1回二死 3塁、右腕マイケル・ピープルズ投手(28)の外角高めチェンジアップをミートし、 3遊間を抜く来日初適時打を決めた。さらに 1回二死 1塁からは来日初盗塁となる 2盗にも成功。 1点を追う 8回には先頭で右腕国吉から左翼フェンス直撃の安打を放ち、代走を送られた。ある意味、ゲーム序盤でもっとも衝撃的なシーンだった。阪神新助っ人ボーアが「来日初アーチ」を架ける前に、まさかの「来日初盗塁」を決めた。「5番1塁」で 2日ぶりにスタメン復帰。 1点先制直後の 1回二死 3塁、右腕ピープルズの外角高めチェンジアップに逆らわず、 3遊間を抜いた。来日初適時打で「初打点」をマークすると、直後の二死 1塁から 2盗に成功。 1度はリクエストされたが判定は覆らなかった。メジャーでは「通算3盗塁」。サプライズに成功してニンマリだ。 8回には先頭で右腕国吉佑樹投手(28)から左翼フェンス直撃の安打を放ち、これまた来日初の「マルチ安打」も記録。初物尽くしの 1日を「劇的勝利」で終え、試合後は興奮気味だった。開幕から「18打席連続ノーヒット」。開幕 3戦目には「4番」から「6番」に降格した。前日26日DeNA戦は左腕今永昇太投手(26)対策で初めてスタメンも外れたが、先発した直近 3試合はすべて「H」ランプをともしている。矢野監督は「期待。いまだ実戦で「25打席連続無安打」の左腕からも 1本が出れば、一気に勢いに乗るかもしれない。

矢野燿大監督はサンズ弾につながった植田海内野手を激賞した。大山がカウント2-1になったところで、植田はDeNA山崎康晃投手(27=亜細亜大學OB)から 2度の 1塁けん制を受けた。迎えた4球目。スタートを切り、今季初盗塁に成功。DeNAベンチからリプレー検証が要求されるほど際どいタイミングだったが、セーフで得点圏に進み、重圧をかけた。結果、大山の四球にも結びつき、劇的なサンズ弾が飛び出した。連敗が続く中、あと1アウトの状況からの盗塁が、大きな勝利への糸口となった。

開幕から 2軍調整を続けていたジェリー・サンズ外野手が 1軍昇格し、即スタメンで劇的な「逆転3ラン」を放った。「6番左翼」で先発。 4打席凡退後、 1点を追う 9回二死 1、 2塁で守護神山崎のツーシームを完璧にとらえ、ライナー性の大飛球を左翼席に運んだ。あと 1アウトでゲームセットという場面で値千金の「来日初安打&初本塁打&初打点」。開幕から苦しむチームの救世主となった。阪神は開幕からここまで 7戦で「1勝6敗」。「単独最下位」に沈んでいる。特に打線の低迷は深刻で、 7戦計10得点しかできていない。前夜はDeNAの左腕今永に対して、先発野手 8人のうち右打者 6人が並ぶ打線に大幅に組み替えたが、今季初の完封負け。新外国人のサンズを緊急招集し、現状打開を目指す。伊藤和雄投手(30)もこの日、 1軍合流。荒木郁也内野手(32)は 2軍降格した。「4番」マルテ、「5番」ボーア、「6番」サンズの「MBS砲」が機能した。開幕から初めて助っ人 3人がスコアボードに並んだ。マルテは先制犠飛と 3塁打。ボーアは初タイムリーなど 2安打。先発の助っ人トリオ全員が安打、打点を記録したのは「球団史上初めて」だ。「MBS砲」の活躍で、貧打だっだ打線が元気づいて今季最多の 8得点。明るい光を感じずにはいられない横浜ナイトになった。

糸井嘉男外野手が「今季1号」を「勝ち越し2ラン」で決めた。「2番」糸原の同点打が飛び出した直後の 5回一死 1塁、右腕ピープルズから右中間席に「2ラン]を運んだ。 1発を放った直後には広報を通じて「絶対勝つ!」と必勝を宣言。その言葉通り、チームは「劇的勝利」を収めた。前日26日DeNA戦は左腕今永対策でスタメンを外れたが、開幕から好調をキープしている。昨年10月に左足首を手術。「新型コロナウイルス」の影響で開幕が大幅に遅れたこともあり、万全の状態でシーズンインしていた。これで開幕 2戦目の20日巨人戦から出場 6試合連続安打。開幕戦の「1番」から「3番」に打順が代わっても存在感は変わらず、打線全体が苦しむ中での「打率3割4分5厘」はさすがだ。

岩貞祐太投手(28)が、 4回73球 3失点でマウンドを降りた。初回にマルテの犠飛、ボーアの適時打で 2点の援護をもらったが、すぐにその裏、同点に追いつかれた。 2回は 3人で抑え、3回二死 1、 2塁のピンチもホセ・ロペス内野手(35)を抑えて無失点で切り抜けた。だが 4回に 3安打を浴び、DeNAに勝ち越しを許した。相手にリードを許した状況で降板となった。

能見篤史投手(41)が、 3試合目の登板で今季初めて失点した。 5回に 5- 3と味方打線が逆転し、その裏に「2番手」で登板した。能見は20日巨人戦(東京ドーム)、24日ヤクルト戦(神宮)でいずれも 1イニングを投げ、無失点で切り抜けてきたが、この日は 1失点。 6回の打席で代打・梅野を送られ、交代となった。

伊藤和雄が 2年ぶりの 1軍マウンドで、「プロ初勝利」を挙げた。 5- 6の 8回に「6番手」で登板し、 3人を相手に完全投球。 1軍では18年10月 1日DeNA戦(甲子園)以来となる登板を振り返った。その好投が 9回の味方打線の逆襲を呼び、うれしい「1勝」につながった。この日、今季 1軍初昇格。 1点ビハインドの 8回裏に「6番手」で登板し、 3人を相手に完全投球した。 9回表に「6番」サンズの「逆転3ラン」が飛び出し、白星を手にした。19年 4月に腰椎椎間板摘出術を受け、昨季は 1軍登板なし。今春の 1軍キャンプも右ふくらはぎ筋挫傷で途中離脱していた。 1軍シーズンでは18年10月 1日DeNA戦(甲子園)以来となるマウンドで、苦しむチームを勝利に導いた。

藤川球児投手(39)が、雪辱の「今季初セーブ」を挙げた。サンズの劇的な「逆転3ラン」で 2点リードを奪った直後の 9回裏、満を持して登板。先頭のネフタリ・ソト内野手(30)への四球後、タイラー・オースティン内野手(28=ブルワーズ)に 3遊間を破られて無死 1、 2塁。そこから宮崎敏郎内野手(30)への死球などで2死満塁の大ピンチを招いた。絶体絶命の危機で代打・楠本泰史外野手(24)を左飛に取り、チームの連敗を「3」で止めた。自身も、「日米通算250セーブ」まで残り「6」に迫った。抑えなければならないイニング、勝たなければならない試合だった。何度も劣勢に立たされながらも打線は粘り強く食らいつき、 9回にサンズの「1号3ラン」で逆転。最後のイニングは当然、藤川の出番だった。今季 3試合目の登板で、最後は大ピンチを招きながらも踏みとどまった。サンズの「来日1号」、 8回を投げた伊藤和の「プロ初勝利」も守った守護神の大仕事。矢野監督も喜んだ逆転勝利だった。

記事をまとめてみました。

 

 

 <横浜DeNA 6- 8阪神>◇ 2回戦◇阪神 1勝 1敗 0分◇27日◇横浜スタジアム

 矢野燿大監督の執念采配が土壇場の逆転劇を呼んだ。 1点ビハインドの 9回二死走者なし。あと 1人という場面で「3番」マルテが四球で出塁すると、代走に植田をコール。続く伊藤和に代打大山を送ると、その 4球目に植田が盗塁成功。大山も四球を選び、 1、 2塁の場面を作ってサンズの「劇的逆転3ラン」の舞台が出来上がった。

 スコアボードを見つめる矢野燿大監督=横浜スタジアム

 用兵がズバリ当たった。左翼には昇格したばかりのサンズを起用。「4番」マルテ、「5番」ボーア、「6番」サンズと今季初めて「MBS砲」を並べた。阪神の外国人 3野手が同一試合に出場は15年マートン、ゴメス、ペレス以来の 2組目。7試合でわずか10得点と沈黙する打線をテコ入れした。

 序盤から積極的に動いた。初回には一死から「2番」糸原が左前打で出塁。一死 1塁から糸原が「3番」糸井の 6球目にスタートを切った。糸井は 1、 2塁間を抜き、ランエンドヒットに成功。 1、 3塁とチャンスを拡大し、続くマルテの先制犠飛、ボーアの来日初タイムリーにつなげた。

 藤川球児投手を迎える矢野燿大監督=横浜スタジアム

 継投でも先発岩貞が本調子ではないと見て 4回73球でスイッチ。能見、谷川、岩崎、スアレス、伊藤和と中継ぎ陣を惜しみなくつぎ込んだ。 2点リードした 9回には25日ヤクルト戦(神宮)で「あと 1人」で「サヨナラ弾」を許した守護神藤川を投入。チームを奮い立たすように最後までタクトを振るった。

 勝利の瞬間、矢野監督は右手を突き上げて満面の笑顔を浮かべた。前夜の敗戦後は「打つ方の責任は明らかだと思います」と嘆いていた指揮官。積極的な采配で連敗を「3」で食い止めた。

  1回表阪神二死 3塁、ジャスティン・ボーア内野手は左適時打を放った。投手マイケル・ピープルズ=横浜スタジアム

 初めて並んだ「MBS砲」が連敗ストップへ導いた。 1点を追う 9回二死 1、 2塁、「6番」サンズがDeNA山崎の 4球目、低めのツーシームを振り抜いた。

 打球は左中間スタンドへ一直線。試合をひっくり返す「来日1号」の 3ランに、ベンチは喜びを抑えきれない。「正直に言ってうれしいよ。早い回にヒットを打ちたかったが駄目だった。最後に本塁打という形になって良かった」。この日、開幕後初昇格したばかりの新助っ人が、チームを窮地から救った。

  5回表阪神一死、ジェフリー・マルテ内野手は右翼フェンス直撃の 3塁打を放った。投手マイケル・ピープルズ=横浜スタジアム

 助っ人 3人が存在感を見せた。初回一死 2、 3塁、まずは「4番」マルテの右犠飛で先制に成功。続く二死 3塁から「5番」ボーアが、 3遊間を抜ける 2点目の左前適時打。「みんながいい形でつないでくれたし、マルテも流れを作ってくれたから、その流れに乗ることができて良かったよ」。開幕から 8戦目、24打席目にして待望の「来日初適時打」だった。勢いに乗ったボーアはサンズへの 4球目に、大きな体を揺らして 2塁へスライディング。「初盗塁」をゲットし、 8回には左翼フェンス直撃の安打で「初マルチ安打」も記録。前日26日はベンチスタートだった助っ人が大奮闘した。

  9回表阪神二死 1、 2塁、「逆転3点本塁打」を放ったサンズ外野手を大喜びで迎える阪神矢野燿大監督ら=横浜スタジアム

 開幕から初めてスコアボードに並んだ 3人が、貧打に苦しんだ打線を上昇させた。阪神の外国人 3野手が同一試合に先発したのは15年マートン、ゴメス、ペレス以来 2組目。マルテも 5回に来日初の 3塁打を放ち、 3人がそろって安打、打点を記録したのは「球団史上初」だった。

 サンズは 4回一死 1塁で、伊藤光のレフト線への飛球をスライディングで好捕し守備でも救った。「チームと一緒にみんなと喜びを分かち合うことが楽しかったので、良かったよ」。「MBS砲」の活躍で今季「2勝」目。歓喜の瞬間をここからたくさん味わいたい。

 

  1回表阪神二死 3塁、左前に適時打を放ったジャスティン・ボーア内野手=横浜スタジアム

 ジャスティン・ボーア内野手が来日初の「マルチ安打」を記録した。

 「5番1塁」でスタメン復帰し、1打席目は開幕後24打席目で来日「初打点」を記録した。「4番」マルテの右犠飛で先制した直後の 1回二死 3塁、右腕ピープルズの外角高めチェンジアップをミートし、 3遊間を抜く来日初適時打を決めた。

 「みんながいい形でつないでくれたし、マルテも流れを作ってくれたから、その流れに乗ることができて良かったよ」

 さらに 1回二死 1塁からは来日初盗塁となる 2盗にも成功。 1点を追う 8回には先頭で右腕国吉から左翼フェンス直撃の安打を放ち、代走を送られた。

  1回表阪神二死 1塁、ジャスティン・ボーア内野手は 2塁盗塁成功。 2塁手ネフタリ・ソト内野手=横浜スタジアム

 ある意味、ゲーム序盤でもっとも衝撃的なシーンだった。阪神新助っ人ボーアが「来日初アーチ」を架ける前に、まさかの「来日初盗塁」を決めた。

 「5番1塁」で 2日ぶりにスタメン復帰。 1点先制直後の 1回二死 3塁、右腕ピープルズの外角高めチェンジアップに逆らわず、 3遊間を抜いた。来日初適時打で「初打点」をマークすると、直後の二死 1塁から 2盗に成功。 1度はリクエストされたが判定は覆らなかった。

 「自分は足は速くないけど…。 1塁にいて長打でホームまでかえるチャンスが高い訳ではないから、投手に隙があれば、いつでも次の塁を狙っている。それが今日はうまくいって良かったよ」。メジャーでは「通算3盗塁」。サプライズに成功してニンマリだ。

  1回表阪神二死 1塁、ジャスティン・ボーア内野手は 2塁盗塁成功。 2塁手ネフタリ・ソト内野手=横浜スタジアム

  8回には先頭で右腕国吉から左翼フェンス直撃の安打を放ち、これまた来日初の「マルチ安打」も記録。初物尽くしの 1日を「劇的勝利」で終え、試合後は「勝ってうれしい! とにかく、それだけだよ。最高の勝利だね!」と興奮気味だった。

 開幕から「18打席連続ノーヒット」。開幕 3戦目には「4番」から「6番」に降格した。前日26日DeNA戦は左腕今永対策で初めてスタメンも外れたが、先発した直近 3試合はすべて「H」ランプをともしている。

 矢野監督は「おもしろいこと(盗塁)もしてくれた。打席の中でもだいぶ雰囲気が出てきている。楽しみになってきた」と期待。いまだ実戦で「25打席連続無安打」の左腕からも 1本が出れば、一気に勢いに乗るかもしれない。

 

  9回表阪神二死 1塁、2盗を決める植田海内野(左)=横浜スタジアム

 矢野燿大監督はサンズ弾につながった植田海内野手を激賞した。

  1点ビハインドの9回。2死から4番マルテが四球を選んだ。矢野監督は代走植田をコール。次打者大山がカウント2-1になったところで、植田はDeNA山崎から 2度の 1塁けん制を受けた。迎えた4球目。スタートを切り、今季初盗塁に成功。DeNAベンチからリプレー検証が要求されるほど際どいタイミングだったが、セーフで得点圏に進み、重圧をかけた。結果、大山の四球にも結びつき、劇的なサンズ弾が飛び出した。

 矢野監督は「あそこで盗塁は超スペシャルな(働き)。あそこでいけるのは(植田)海の強さ。あの展開作ったっていうのは。1面でもいいんじゃないかと思うくらいの走塁やと思う」。連敗が続く中、あと1アウトの状況からの盗塁が、大きな勝利への糸口となった。

 

 開幕から 2軍調整を続けていたジェリー・サンズ外野手(32)が 1軍昇格し、即スタメンで劇的な「逆転3ラン」を放った。

 「6番左翼」で先発。 4打席凡退後、 1点を追う 9回二死 1、 2塁で守護神山崎のツーシームを完璧にとらえ、ライナー性の大飛球を左翼席に運んだ。

 あと 1アウトでゲームセットという場面で値千金の「来日初安打&初本塁打&初打点」。開幕から苦しむチームの救世主となった。

 ジェリー・サンズ外野手 (2020年 6月 3日撮影)

  2軍調整を続けていたジェリー・サンズ外野手が27日、 1軍に合流した。開幕メンバーから外れていたが、前日26日DeNA戦(横浜)で完封負けを喫した後、矢野監督が「サンズは呼ぶ予定だった。誰かが突破口を開いてくれないと。ちょっと点を取りたい」と、サンズの 1軍昇格を明言していた。

 阪神は開幕からここまで 7戦で「1勝6敗」。「単独最下位」に沈んでいる。特に打線の低迷は深刻で、 7戦計10得点しかできていない。前夜はDeNAの左腕今永に対して、先発野手 8人のうち右打者 6人が並ぶ打線に大幅に組み替えたが、今季初の完封負け。新外国人のサンズを緊急招集し、現状打開を目指す。

  9回表阪神二死 1、 2塁、ジェリー・サンズ外野手は逆転3点本塁打を放った。投手山崎康晃=横浜スタジアム

 サンズは24日のウエスタン・リーグオリックス戦(甲子園)でけんせい球が頭部に直撃したが、25日に兵庫県内の病院で検査を受け「脳に異常なし」と診断された。26日は福岡遠征をしている 2軍とは別調整を行い、鳴尾浜でティー、フリー打撃で状態を確認。フリー打撃では、28スイング中3本の柵越えを見せ「問題なくできたので大丈夫」と話していた。

 また伊藤和雄投手もこの日、 1軍合流。荒木郁也内野手は 2軍降格した。

  9回表阪神二死 1、 2塁、ジェリー・サンズ外野手は逆転3点本塁打を放った。投手山崎康晃=横浜スタジアム

 阪神が新外国人ジェリー・サンズ外野手の「劇的な逆転3ラン」で連敗を「3」で止めた。

 敗戦まであと一死と追い込まれた 9回二死 1、 2塁。この日昇格した昨季の韓国打点王が、DeNA守護神山崎康晃を打ち砕いた。阪神デビュー戦でチームを救うスーパー弾。ジャスティン・ボーア内野手も「初タイムリー&初盗塁」をマークするなど、「4番」ジェフリー・マルテ内野手から並ぶ「MBS砲」が全員打点を挙げる大活躍だ。活気づいた打線は今季最多の 8得点。さあ、反攻だ。

◇   ◇   ◇

 土壇場で劇的弾が飛び出した。 1点を追う 9回、あと一死で「4連敗」という二死 1、 2塁。この日初昇格した「6番」サンズが打席に立った。守護神山崎が投じた 4球目、低めのツーシームを振り抜くと、打球は左中間スタンドへ一直線。「すごくうれしかったし、楽しかった。チームで一緒にみんなと喜びを分かち合うことが楽しかったので、良かったよ」。試合を一気にひっくり返す「来日1号3ラン」。観客からの歓声はなくとも、ベンチの大きな祝福が助っ人を包み込んだ。

  9回表阪神二死 1、 2塁、ジェリー・サンズ外野手(手前)が「逆転3点本塁打」を放ち、大喜びで迎える阪神ベンチ=横浜スタジアム

 この日緊急招集され、「6番」でスタメン起用されたが 8回まで 4打数無安打。だが集中力は切らさなかった。「スプリットとかツーシームがすごくいいピッチャーと聞いていたので、それに全部対応できるように準備をしていた」。合流即、チームメートの会話を聞き、コーチのアドバイスやスコアラーの話に耳を傾けて情報収集。山崎の特徴をインプットし、昨季の「韓国打点王」が勝負強さを発揮した。

  6月の練習試合の不調もあり、阪神新外国人の中で唯一の「開幕2軍スタート」。「すごく寂しい部分はあったけど。いつでも 1軍に呼ばれてもいいようにずっと心も体も準備していたよ」。自身のビデオを見てコーチと話し合い、前かがみになっていたフォームを、軸が真っすぐに保てるように修正。貪欲な向上心で劇的弾につなげた。

 矢野燿大監督も絶賛した。「みんなにとって、大きなホームランだったと思います。どうしても外国人は枠がある。その中でももちろんまじめに、取り組む姿勢とかも。今日のレフトのあのプレーも、いいプレーを見せてくれている」。 4回一死 1塁では、伊藤光のレフト線への飛球をスライディングで好捕。攻守でチームを救った。

 球団史上初の助っ人 3人とも安打、打点を記録した左からサンズ外野手、マルテ内野手、ボーア内野手=横浜スタジアム

 「4番」マルテ、「5番」ボーア、「6番」サンズの「MBS砲」が機能した。開幕から初めて助っ人 3人がスコアボードに並んだ。マルテは先制犠飛と 3塁打。ボーアは初タイムリーなど 2安打。先発の助っ人トリオ全員が安打、打点を記録したのは「球団史上初めて」だ。「MBS砲」の活躍で、貧打だっだ打線が元気づいて今季最多の 8得点。明るい光を感じずにはいられない横浜ナイトになった。

▼阪神の外国人が来日初戦で本塁打を放ったのは、ソラーテが昨年 7月26日の巨人戦の 7回に「決勝2ラン」を記録して以来 5人目。それ以前の 3人はいずれも開幕戦で、89年 4月 8日広島戦は 8回にフィルダー、91年 4月 6日の大洋戦は 4回オマリー、95年 4月 7日の中日戦は 4回グレンが打った。なお、「決勝逆転本塁打」は、89年のフィルダー以来31年ぶり。阪神の新外国人が来日初戦の 9回に「決勝逆転本塁打」を放ったのは「史上初」だった。

▼なお阪神の選手が最終回二死から逆転本塁打を放ったのは、近本が昨年 4月25日横浜でのDeNA戦 9回二死 1、 3塁で山崎から「3ラン」を打って以来。対戦相手、球場、イニング、相手投手とも今回のサンズと同じだった。

 

  5回表阪神一死 1塁、右中間越えに「2点本塁打」を放った糸井嘉男外野手=横浜スタジアム

 糸井嘉男外野手が「今季1号」を「勝ち越し2ラン」で決めた。  「2番」糸原の同点打が飛び出した直後の 5回一死 1塁、右腕ピープルズから右中間席に「2ラン]を運んだ。

  5回表阪神一死 1塁、右中間越えに「2点本塁打」を放った糸井嘉男外野手=横浜スタジアム

 糸井嘉男外野手が一時は勝ち越し弾となる「今季1号」を決めた。  「2番」糸原の同点打が飛び出した直後の 5回一死 1塁。 2ボールから外角低めのチェンジアップを完璧にとらえ、右中間席に「2ラン」を運んだ。 1発を放った直後には広報を通じて「絶対勝つ!」と必勝を宣言。その言葉通り、チームは「劇的勝利」を収めた。

 5回表阪神一死 1塁、糸井嘉男外野手は右中間に「2点本塁打」を放った=横浜スタジアム

 前日26日DeNA戦は左腕今永対策でスタメンを外れたが、開幕から好調をキープしている。昨年10月に左足首を手術。「新型コロナウイルス」の影響で開幕が大幅に遅れたこともあり、万全の状態でシーズンインしていた。この日は 1回一死 1塁から右前打でランエンドヒットを決め、直後の一死 1、 3塁から今季「初盗塁」となる 2盗にも成功。初回 2点先制をお膳立てしていた。

 これで開幕 2戦目の20日巨人戦から出場 6試合連続安打。開幕戦の「1番」から「3番」に打順が代わっても存在感は変わらず、打線全体が苦しむ中での「打率3割4分5厘」はさすがだ。

  5回表阪神一死 1塁、右中間越えに「2点本塁打」を放った糸井嘉男外野手=横浜スタジアム

 

  4回裏DeNA二死 1、 2塁、梶谷隆幸外野手に勝ち越しの中前適時打を許し、しゃがみながら打球を見つめる岩貞祐太投手=横浜スタジアム

 岩貞祐太投手が、 4回73球 3失点でマウンドを降りた。初回にマルテの犠飛、ボーアの適時打で 2点の援護をもらったが、すぐにその裏、同点に追いつかれた。 2回は 3人で抑え、3回二死 1、 2塁のピンチもロペスを抑えて無失点で切り抜けた。だが 4回に 3安打を浴び、DeNAに勝ち越しを許した。

 今季初登板の20日巨人戦(東京ドーム)は、 6回 3失点で敗戦投手。この日も相手にリードを許した状況で降板となった。

 

 

 能見篤史投手=阪神甲子園球場(2020年6月4日撮影)

 能見篤史投手が、 3試合目の登板で今季初めて失点した。 5回に 5- 3と味方打線が逆転し、その裏に「2番手」で登板した。先頭のオースティン 2塁打を打たれ、佐野の 2塁ゴロで一死 3塁。ロペスにカウント 2- 2から 3球ファウルで粘られ、 8球目の遊ゴロの間に 3塁走者の生還を許した。

 能見は20日巨人戦(東京ドーム)、24日ヤクルト戦(神宮)でいずれも 1イニングを投げ、無失点で切り抜けてきたが、この日は 1失点。 6回の打席で代打・梅野を送られ、交代となった。

 

 「プロ初勝利」を挙げた伊藤和雄投手=横浜スタジアム

 伊藤和雄が 2年ぶりの 1軍マウンドで、「プロ初勝利」を挙げた。 5- 6の 8回に「6番手」で登板し、 3人を相手に完全投球。

 「自分のボールをしっかり投げ込むことができました。これを続けていくことが大事だと思うので、与えてもらった場面でしっかり腕を振っていきたいです」と 1軍では18年10月 1日DeNA戦(甲子園)以来となる登板を振り返った。その好投が 9回の味方打線の逆襲を呼び、うれしい「1勝」につながった。

 「プロ初勝利」を挙げた伊藤和雄投手(左)は矢野燿大監督の祝福に笑顔を見せる=横浜スタジアム

 プロ 9年目の伊藤和雄投手が 2年ぶりの 1軍マウンドで「プロ初勝利」をあげた。この日、今季 1軍初昇格。 1点ビハインドの 8回裏に「6番手」で登板し、 3人を相手に完全投球した。 9回表に「6番」サンズの「逆転3ラン」が飛び出し、白星を手にした。

 試合後は「初勝利」について「今更って感じで恥ずかしいんですけど、素直に勝てたことはうれしいです」と照れ笑い。「去年は悔しいシーズンだった。今年こそと思っている。今日は良かったけど、また明日から切り替えて、これを継続できるように頑張っていきたいです」と力を込めた。

 19年 4月に腰椎椎間板摘出術を受け、昨季は 1軍登板なし。今春の 1軍キャンプも右ふくらはぎ筋挫傷で途中離脱していた。 1軍シーズンでは18年10月 1日DeNA戦(甲子園)以来となるマウンドで、苦しむチームを勝利に導いた。

 

 藤川球児投手が、雪辱の「今季初セーブ」を挙げた。サンズの劇的な「逆転3ラン」で 2点リードを奪った直後の 9回裏、満を持して登板。先頭のソトへの四球後、オースティンに 3遊間を破られて無死 1、 2塁。そこから宮崎への死球などで2死満塁の大ピンチを招いた。絶体絶命の危機で代打・楠本を左飛に取り、チームの連敗を「3」で止めた。自身も、「日米通算250セーブ」まで残り「6」に迫った。

 抑えなければならないイニング、勝たなければならない試合だった。何度も劣勢に立たされながらも打線は粘り強く食らいつき、 9回にサンズの「1号3ラン」で逆転。最後のイニングは当然、藤川の出番だった。

  9回裏DeNA二死満塁、藤川球児投手は楠本泰史外野手を左飛に打ち取り雄たけびをあげる=横浜スタジアム

 ソトを歩かせても、オースティンに打たれても、顔をしかめている暇はない。百戦錬磨の守護神は、懸命に腕を振った。二死満塁でしぶとい楠本を抑え、味方ベンチからわきあがった歓声をマウンドで聞いた。

 「絶対にやり返します」と誓った雪辱の登板だった。今季初のセーブ場面だった前回25日ヤクルト戦。 1点リードの 9回にヤクルト西浦に「逆転サヨナラ3ラン」を浴びて、チームの「2カード連続負け越し」を招いた。それでも矢野監督は不変の信頼で、必勝を託してくれた。

 今季 3試合目の登板で、最後は大ピンチを招きながらも踏みとどまった。サンズの「来日1号」、 8回を投げた伊藤和の「プロ初勝利」も守った守護神の大仕事。矢野監督も「最後、踏ん張れたのは大きい。あそこで踏ん張れたからこそ、明日から落ち着いて全体的に野球をやれる」と喜んだ逆転勝利だった。

  9回裏DeNA二死満塁、代打楠本泰史外野手を左飛に打ち取って梅野隆太郎捕手(左)と拳を合わせる藤川球児投手=横浜スタジアム

 藤川球児投手が、雪辱の「今季初セーブ」を挙げた。 2点リードの 9回裏、満を持して登板。先頭ソトへの四球後、オースティンに 3遊間を破られ無死 1、 2塁。そこから二死満塁を招くも、代打・楠本を左飛に取り、連敗を「3」で止めた。阪神史上初となる40歳シーズンでのセーブをマークし、「日米通算250セーブ」まで残り「6」に迫った。

 二死 1、 3塁から、あと 1アウトが遠かった。宮崎への死球で二死満塁。のしかかるピンチを、力と意地ではねのけた。「自分も 1回失敗して、チームが苦しい中で、なんとか勝てたことがよかったです」。藤川の表情が、やっと緩んだ。

 25日のヤクルト戦(神宮)。 1点リードの 9回に西浦に「逆転サヨナラ3ラン」を浴び、チームの「2カード連続負け越し」を招いた。「絶対にやり返します」と雪辱を誓い、相手チームは違っても 1試合でやり返した。

  9回裏DeNA二死満塁、楠本泰史外野手を左飛に仕留めて勝利を決めた藤川球児投手(右から)ら阪神ナインは、ほっとした表情でグータッチ=横浜スタジアム

 12日の練習試合・オリックス戦の練習開始前。京セラドーム大阪 3塁側ベンチ前で、藤川は投手陣に「ボーアとマルテはバント処理に戸惑うところがあるから、ちゃんとフォローしていこう」と伝えた。助っ人投手だけではなく、野手にも配慮する。チームを 1つにするための心遣いだ。

 この日は伊藤和の「初勝利」も守りきった。矢野監督が「最後、踏ん張れたのは大きい。あそこで踏ん張れたからこそ、明日から落ち着いて全体的に野球をやれる」と喜んだ「逆転勝利」。球児で勝ち試合を締める。その形が戻ってきた。「球場でファンの方々の声援に支えてもらって自分たちが力を出せるということを、強く感じています。この状況が続きますが、 1試合 1試合しっかり集中して投げていきます」と約束した藤川。ファンが球場に戻る日まで、勝利を支えるセーブを積み重ねる。

▼阪神藤川が今季初セーブ。 7月21日に40歳になるが、40歳以上シーズンでセーブは岩瀬(中日)が44歳を迎えた18年に「3セーブ」を挙げて以来。阪神では球団史上初めて。

 

※ 6月28日の予告先発は、DeNA・平良拳太郎投手(24)ー阪神・中田賢一投手(38=福岡ソフトバンク)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。

 これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。

 そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。

 

 2020年 オープン戦 最終順位表

 

 2020年 公式戦 順位表

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (06月)

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (07月)

 

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