●東京都は28日、「新型コロナウイルスの感染者」が新たに60人報告されたと発表した。27日の57人を超え、 2日連続で「緊急事態宣言」解除後の最多を更新した。直近7日間の平均では1日当たり約47・7人に上る。累計は6114人となった。新規感染者の60人のうち、20代が33人、30代が12人で、合わせて全体の 7割以上を占めた。ホストクラブなど夜の繁華街関連が約半数となる31人で、ホストが18人含まれる。家庭内感染は 4人。友人との会食で数人が感染した。経路が不明なのは39人だった。都内では 5月25日の宣言解除後に感染者が増加。今月 2日に「東京アラート」を発令し、11日に解除した。19日には「夜の繁華街」関連の店舗を含む全ての休業要請が解除された。最近は夜の街に加えて同一職場や会食での感染が目立っている。
●さいたま市は28日、いずれも同じ大宮区のキャバクラに勤務する20~30代の男女 3人の「新型コロナウイルス感染」が判明したと明らかにした。同店で確認された感染者は計 8人となり、市は店内でのクラスター(感染者集団)が発生した可能性が高いとしている。埼玉県では28日、このキャバクラ店の 3人を含む、男女計 8人の「新型コロナウイルス感染」が確認された。県とさいたま市、川口市が発表した。
●米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、「新型コロナウイルス感染症」による死者が28日、世界全体で50万人を超えた。規制を緩和し経済活動再開を急いだ南部や西部の各州で急増しており、警戒感が強まっている。中南米で急増するなど、世界各地で被害が拡大しており、沈静化の気配はまったく見えないままとなっている。感染者は28日に1000万人を上回った後も増え続けている。死者は、最初の感染例が「世界保健機関」(WHO)に報告されてから約 3カ月後の 4月10日に10万人に達した。早期に規制を緩和した南部や西部州の増加が目立ち、フロリダ州は28日、新たに約8500人、アリゾナ州は約3900人の感染を確認した。一方、当初、感染被害が大きかったニューヨーク州など北東部は横ばいか減少傾向となっている。国別の死者は、米国が群を抜いて多く12万 5千人超で、次いで南米ブラジルが 5万 7千人台。西欧諸国では鈍化傾向にあるが、メキシコが 2万6000人、インドが 1万6000人と増加基調が続いている。中東のイランでも 1万人台に上っており、死者が 1万人を超えたのは計 9カ国。米メディアは、ペンス副大統領がフロリダと西部アリゾナで近く予定していた選挙集会を中止したと報じた。両州ともコロナ感染者が急増しており、感染拡大を招きかねない集会を中止し、州知事や保健当局者らと会うことに予定を変更した。
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東京都は28日、「新型コロナウイルスの感染者」が新たに60人報告されたと発表した。27日の57人を超え、 2日連続で「緊急事態宣言」解除後の最多を更新した。直近7日間の平均では1日当たり約47・7人に上る。累計は6114人となった。
新規感染者の60人のうち、20代が33人、30代が12人で、合わせて全体の 7割以上を占めた。ホストクラブなど夜の繁華街関連が約半数となる31人で、ホストが18人含まれる。家庭内感染は 4人。友人との会食で数人が感染した。経路が不明なのは39人だった。
最近は感染者数が50人前後の高い水準で推移しているが、重症者はおらず、無症状のケースも目立っている。都の担当者は、夜の街関連や若年層が多いといった傾向が続いており、高齢者など重症化のリスクが指摘される世代に飛び火しないよう注視が必要だと説明。「引き続き感染防止に努めてほしい」と求めた。第 2波の可能性については専門家の意見を基に改めて否定した。
都内では 5月25日の宣言解除後に感染者が増加。今月 2日に「東京アラート」を発令し、11日に解除した。19日には「夜の繁華街」関連の店舗を含む全ての休業要請が解除された。最近は夜の街に加えて同一職場や会食での感染が目立っている。
さいたま市は28日、いずれも同じ大宮区のキャバクラに勤務する20~30代の男女 3人の「新型コロナウイルス感染」が判明したと明らかにした。同店で確認された感染者は計 8人となり、市は店内でのクラスター(感染者集団)が発生した可能性が高いとしている。
同市によると、26日に東京都から、都内に住む同店従業員が陽性だったと連絡があり、27日から他の従業員の検査を始めた。店の従業員は約70人で、順次検査を進める。
埼玉県では28日、このキャバクラ店の 3人を含む、男女計 8人の「新型コロナウイルス感染」が確認された。県とさいたま市、川口市が発表した。
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、「新型コロナウイルス感染症」による死者が28日、世界全体で50万人を超えた。中南米で急増するなど、世界各地で被害が拡大しており、沈静化の気配はまったく見えないままとなっている。感染者は28日に1000万人を上回った後も増え続けている。
死者は、最初の感染例が「世界保健機関」(WHO)に報告されてから約 3カ月後の 4月10日に10万人に達した。その後、10万人増に要した日数は15日、19日、24日と、被害拡大のペースは若干鈍化してきた。だが今回は 6月中旬以降の感染者の急増も反映し、21日で10万人増となっており、今後の展開が懸念される状況となっている。
国別の死者は、米国が群を抜いて多く12万 5千人超で、次いで南米ブラジルが 5万 7千人台。西欧諸国では鈍化傾向にあるが、メキシコが 2万6000人、インドが 1万6000人と増加基調が続いている。中東のイランでも 1万人台に上っており、死者が 1万人を超えたのは計 9カ国。
WHOの28日付状況報告によると、感染者の50%、死者の49%は米州地域事務局管内(南北米大陸)が占めている。前日から増加した感染者の62%、死者の69%も同管内からで、特に中南米が感染者の38%、死者の55%を占めており、現在最も被害が拡大している地域となっている。
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米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国の「新型コロナウイルスの累計感染者」は27日、 250万人を超え、死者は約12万5000人に上った。規制を緩和し経済活動再開を急いだ南部や西部の各州で急増しており、警戒感が強まっている。
米紙ワシントン・ポスト電子版は27日、米国内の「新型コロナ感染者」が同日、約 4万4800人に上り、 2日連続で 4万人を超えたと独自集計を基に報じた。
南部のフロリダ、ジョージア、サウスカロライナと西部ネバダの計 4州で最多記録を更新。南部テキサス州ではコロナ感染による入院患者が16日連続で最多を更新したという。
米メディアは、ペンス副大統領がフロリダと西部アリゾナで近く予定していた選挙集会を中止したと報じた。両州ともコロナ感染者が急増しており、感染拡大を招きかねない集会を中止し、州知事や保健当局者らと会うことに予定を変更した。
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米国で「新型コロナウイルス感染」の再拡大に拍車が掛かっており、CNNテレビは28日、全米50州のうち36州で先週より感染者が増えたと伝えた。少なくとも12州で予定していた「営業規制緩和」を中止、または規制の再強化に踏み切った。
早期に規制を緩和した南部や西部州の増加が目立ち、フロリダ州は28日、新たに約8500人、アリゾナ州は約3900人の感染を確認した。一方、当初、感染被害が大きかったニューヨーク州など北東部は横ばいか減少傾向となっている。
先週より感染者が減ったのはコネティカットなど 2州だけだった。「米疾病対策センター」(CDC)幹部は米メディアに対し「検査数が増えたのが原因でなく事実、感染が増えている」と述べた。
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国の累計の感染者は 253万人、死者は12万5000人に達している。