●広島遠藤淳志投手(21)と阪神西勇輝投手(29)の投げ合い。広島は 2回、坂倉将吾捕手(22)の内野ゴロで 1点先制。阪神は 3回、ジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)の「2号満塁弾」などで 5点を奪い逆転。広島は 4回、鈴木誠也外野手(25)の「6号ソロ」で反撃。阪神は 5回に大山悠輔内野手(25)、ジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)の 1発で 3点を追加。広島は 6回松山竜平内野手(34)の適時打で 1点を返した。広島は 7回以降得点を奪えず、「4連敗」。阪神先発の西が 8回 3失点と力投し、今季「初勝利」。阪神は今季初の「2連勝」となった。広島遠藤が「1敗」目。打線は勢いづき、 5回一死 1塁から大山が 2戦連発となる「2ラン」を放つと、二死走者なしからサンズが「ソロ本塁打」を放ちこの回 3点を追加。左ふくらはぎの張りで欠場したジェフリー・マルテ内野手(28)に代わって「4番」に入った大山について、指揮官は期待を込めた。打線だけでなく、西勇も奮闘するなど投打がかみ合い、連勝を飾った。阪神は 6日の広島戦で開幕から「5カード連続ビジター」の日程を消化し、 7日に本拠地の甲子園初戦を迎える。
●阪神が 3本の本塁打を含む 8得点で広島に快勝し、開幕 5カード目で今季「初連勝と初のカード勝ち越し」を決めた。今季最多の15安打 9得点で勝利した前日 4日に続いて打線が爆発。先発の西勇は 8回 6安打 3失点で 122球を投げ抜き、今季「初勝利」を挙げた。 0- 1の 3回二死満塁から大山の押し出し死球で同点に追いつくと、なおも二死満塁でボーアが右翼へ特大の満塁弾を放った。打線は勢いづき、 5回一死 1塁から大山が 2戦連発となる「2ラン」を放つと、二死走者なしからサンズが「ソロ本塁打」を放ちこの回 3点を追加した。先発の西勇は開幕から 3戦目の先発で今季初の白星。昨季は完封で「移籍後初勝利」をつかんだマウンドで、この日も好投を見せた。 6月19日の巨人との開幕戦は 6回 1失点、同26日DeNA戦は 7回 1失点と好投を続けており、待望の初白星。余韻に浸ることなく、すぐに次戦へ目を向けた。昨季は 4月 7日にマツダスタジアムで「移籍後初勝利」を挙げ、チームトップの「10勝」。今年もここから、白星を積み重ねる。
●近本光司外野手(25)が 2試合連続、今季 5つ目となる盗塁を決めた。「1番中堅」で先発。 3回に併殺崩れで 1塁に残り一死 1、 3塁から 2盗に成功した。連続試合安打は「4」でストップも守備では守備範囲の広さを示すように 7つの飛球をグラブに収めた。前日 4日は 4回に盗塁を企図した際に 2塁で田中広輔内野手(31)と接触して左膝を痛めたものの、 7回には成功させ、加えて「猛打賞」の活躍を見せていた。
●阪神の新助っ人ジャスティン・ボーア内野手が特大の「勝ち越しグランドスラム」を放った。「5番1塁」で先発し、同点の 3回二死満塁の第 2打席。広島先発の右腕・遠藤淳志投手(21)の 0- 2から真ん中に入った 129キロ変化球を、完璧に捉えた。打った瞬間スタンドインの当たりに、右翼鈴木誠の足は 1歩も動かず。右翼席中段に「2号満塁弾」が突き刺さった。ゆっくりとダイヤモンドを回るB砲は代名詞のかめはめ波風ポーズ「ファイアポーズ」を何度も披露し、喜びを表現した。前日 4日には来日初の「猛打賞」も放っており、ようやく「本領発揮モード」。広島戦も相性が良く、練習試合が再開となった 6月 2日からの甲子園 3連戦では「3戦連発」も放っていた。ボーアの一振りで勢いづいた打線は、今季最多の1試合3本のアーチを懸け、ともに初となる連勝とカード勝ち越し。期待の大砲がようやく本領を発揮してきた。
●ジェリー・サンズ外野手がジャスティン・ボーア内野手と初の新助っ人アベック弾を決めた。 5回の第 3打席。遠藤の高め変化球を捉え、左中間スタンドにソロを運んだ。 3回にボーアが満弾、 5回には「4番」に入った大山が本塁打を放っており、ダメ押しの 1発となった。デビュー戦となった 6月27日からの 3試合では「11打数1安打1四球」だったが、直近の出場 3試合は「10打数3安打2四球」で「3戦連続安打」もマークした。対応し始めたサンズの打撃も、虎の反攻には欠かせない。
●ジェフリー・マルテ内野手が左ふくらはぎの張りのため今季初めて欠場した。前日 4日に負傷。一夜明けて球場入りしたが、試合前練習でグラウンドに姿を現すことなくベンチメンバーからも外れた。
●中田賢一投手(38=福岡ソフトバンク)が「移籍後勝利とチームの3連勝」を懸けて 6日広島戦に先発する。前回 6月28日のDeNA戦では初回に 3失点し敗戦。チームは広島に連勝して「今季初のカード勝ち越し」と勢いがあり、意欲を燃やした。
●藤浪晋太郎投手(26)が先発し、 5回無安打無失点と快投した。序盤から大きな抜け球はなく、丁寧にストライクを低めに集めた。最速 151キロで球数は64にまとめ、 6奪三振 2四球と安定。大阪桐蔭の後輩でもある「3番」根尾昂内野手(20)は内野ゴロ 2本、「ドラフト1位」の「4番」石川昂弥内野手(19=東邦高校)は 2打席連続空振り三振に抑えた。 1回は一死から四球を与えたが、「3番」根尾を遊ゴロ併殺打に仕留めた。 2回、 3回、 4回はともに完全投球。 5回二死から四球を与えたが、難なく「7番」石岡諒太内野手(28)を空振り三振に仕留めた。「右胸の軽度の筋挫傷」から実戦復帰した前回 6月26日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦は最速 157キロを計測し、 3回 1安打無失点。先発予定だった 4日中日戦がグラウンドコンディション不良で中止となり、この日スライド登板していた。
記事をまとめてみました。
<広島 3- 8阪神>◇ 2回戦◇阪神 2勝 0敗 0分◇ 5日◇Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称:「マツダスタジアム」)
広島遠藤と阪神西の投げ合い。広島は 2回、坂倉の内野ゴロで 1点先制。阪神は 3回、ボーアの「2号満塁弾」などで 5点を奪い逆転。
広島は 4回、鈴木誠の「6号ソロ」で反撃。阪神は 5回に大山、サンズの 1発で 3点を追加。広島は 6回松山の適時打で 1点を返した。
広島は 7回以降得点を奪えず、「4連敗」。阪神先発の西が 8回 3失点と力投し、今季「初勝利」。阪神は今季初の「2連勝」となった。広島遠藤が「1敗」目。
3回表阪神二死満塁、「右越えの勝ち越し満塁本塁打」を放ち生還したボーア内野手=マツダスタジアム
阪神が 3本の本塁打を含む 8得点で広島に快勝し、開幕 5カード目でともに初となる「連勝とカード勝ち越し」を決めた。
今季最多の15安打 9得点で勝利した前日 4日に続いて打線が爆発。先発のエース西勇は 8回 6安打 3失点で 122球を投げ、今季「初勝利」を挙げた。
0- 1の 3回二死満塁から大山の押し出し死球で同点に追いつくと、なお二死満塁でボーアが右翼へ特大の満塁弾を放った。矢野監督は「ホームランは今日の展開でもそうだが、やっぱり大きい。しかも満塁ホームランでね」と、「大砲の破壊力抜群のグランドスラム」を振り返った。
5回表阪神二死、左中間へ本塁打を放ったジェリー・サンズ外野手=マツダスタジアム
打線は勢いづき、 5回一死 1塁から大山が 2戦連発となる「2ラン」を放つと、二死走者なしからサンズが「ソロ本塁打」を放ちこの回 3点を追加。左ふくらはぎの張りで欠場したマルテに代わって「4番」に入った大山について、指揮官は「本当に中身もしっかりしている。楽しみ」と期待を込めた。打線だけでなく、西勇も奮闘するなど投打がかみ合い、連勝を飾った。
阪神は 6日の広島戦で開幕から「5カード連続ビジター」の日程を消化し、 7日に本拠地の甲子園初戦を迎える。
5回表阪神一死 1塁、大山悠輔内野手は「左越え2点本塁打」を放った=マツダスタジアム
阪神が、「本塁打攻勢」で広島を突き放した。 3点リードの 5回、広島先発の 2年目遠藤をまた捉えた。一死 1塁で「4番」大山が 115キロカーブを拾い、左翼席へ運ぶ2号2ラン。
「相手に流れを渡したくない中で、次の1点を先に取りたいと思っていたので、チャンスを広げようという気持ちで打席に入りました。しっかりいいスイングができましたし、次の打席も守備も頑張っていきます」
左ふくらはぎの張りで欠場したマルテに代わり、今季初めて「4番」でスタメン起用された男が、 2試合連続アーチで点差を広げた。
広島に連勝しタッチを交わすボーア内野手(左)と大山悠輔内野手=マツダスタジアム
二死となり、「6番」サンズも続いた。高めに浮いた 127キロスライダーをたたいて、中堅席左に運ぶ「2号ソロ」。
「グラウンドが暑すぎてあまり走りたくなかったから、スタンドインしてくれて良かったよ…というのはジョークで。(大山)悠輔とジャスティン(・ボーア)がいい仕事をしていたし、それに続くことができて良かったね。次の打席もしっかり集中していくよ」
3回には「5番」ボーアの満塁弾で勝ち越しており、 5回までに 3発のアーチなどで 8点を先発西勇にプレゼントした。
5回表阪神一死 1塁、「左越え2点本塁打」を放った大山悠輔内野手を迎える矢野燿大監督=マツダスタジアム
阪神が 3本の本塁打を含む 8得点で広島に快勝し、開幕 5カード目でともに初となる「連勝とカード勝ち越し」を決めた。
今季最多の15安打 9得点で勝利した前日 4日に続いて打線が爆発。先発のエース勇輝投手は 8回 6安打 3失点で 122球を投げ、今季「初勝利」を挙げた。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。
-ボーアについて開幕直後との違い、良くなっている点は
振りにいっている。打ちにいっている、どう対応するかというところが良くなってきている。
-大山も打った
内容、中身もすごいある。最後のヒットもすばらしい。ホームランもああいう打ち方ができれば、もっともっと打てそう。中身もしっかりしている。楽しみ。
-ボーアはコンパクトに打っても飛距離が出る
追い込まれたら甘い球は来ないからね。ホームランの後にヒットが出てないので、もう 1本最低でも打つ。結果をとがめるとかじゃないけど、本当の状態を上げていくところでいうと、もう 1本出てくれたら本人も乗っていけると思う。
-あと1戦で甲子園に戻れる
もちろんそれも頭にあるけど、苦しい状況なんで。その中でもみんな気配をちょっとずつ出してつなげられたので。あまり甲子園っていうよりは明日頑張ろうっていうことが強いかな。
6回裏広島二死 3塁、アレハンドロ・メヒア内野手を空振り三振に仕留める西勇輝投手=マツダスタジアム
阪神が 3本の本塁打を含む 8得点で広島に快勝し、開幕 5カード目で今季「初連勝と初のカード勝ち越し」を決めた。今季最多の15安打 9得点で勝利した前日 4日に続いて打線が爆発。先発の西勇は 8回 6安打 3失点で 122球を投げ抜き、今季「初勝利」を挙げた。
0- 1の 3回二死満塁から大山の押し出し死球で同点に追いつくと、なおも二死満塁でボーアが右翼へ特大の満塁弾を放った。打線は勢いづき、 5回一死 1塁から大山が 2戦連発となる「2ラン」を放つと、二死走者なしからサンズが「ソロ本塁打」を放ちこの回 3点を追加した。
先発の西勇は開幕から 3戦目の先発で今季初の白星。昨季は完封で「移籍後初勝利」をつかんだマウンドで、この日も好投を見せた。
7回裏広島一死、野間峻祥外野手を遊ゴロに抑える西勇輝投手=マツダスタジアム
阪神の先発西勇輝投手が、 8回 6安打 3失点にまとめ、開幕 3戦目で今季「初勝利」を挙げた。昨季完封で移籍後初勝利を挙げるなど「3勝、防御率1.50」と好相性のマウンドで、この日も白星をつかんだ。
初回は 6球で 3者凡退。 2回は、先頭の「4番」鈴木に中堅への 2塁打を浴びると、「5番」松山の打球は右翼ライン際への飛球となり、追いかけた右翼手糸井と 2塁手上本の間に落ちる安打となった。それでも 2ゴロの間の 1点と最少失点でしのぐと、直後の 3回表にボーアの満塁弾を含む 5点を味方が援護。 4回は鈴木に「ソロ本塁打」を浴び、 6回にも 1点を失ったが、粘りの投球を続け 1イニングでの複数得点は許さなかった。
8回 3失点の好投で今季初勝利を挙げた西勇輝投手=マツダスタジアム
西勇輝投手が今季 3戦目の先発で「初勝利」をつかんだ。広島戦で 8回 6安打 3失点の力投で、チームの「初連勝」にも貢献。
「流れを感じながら、チームの得点も意気に感じて、最少失点で切り抜けるように頑張っていました」。 2回先頭の「4番」鈴木誠に 2塁打を浴び、無死 1、 3塁から内野ゴロの間に先制を許すも 1失点で踏ん張った。 4回も鈴木誠にソロ、 6回に松山に適時打を許したが、各イニング傷口を最小にとどめて最後まで粘った。「投手として完投を目指すのは当たり前だと思いますし。最低限の仕事をしただけかなと思います」。 122球の力投には、エースの責任感が込められていた。
阪神先発の西勇輝投手(右)を迎える矢野燿大監督=マツダスタジアム
6月19日の巨人との開幕戦は 6回 1失点、同26日DeNA戦は 7回 1失点と好投を続けており、待望の初白星。「ほっとはしないです。次が大事ですし。こうやって 3戦、ゲームをつくれていると思いますんで、スキを出さないようにやっていきたい」。余韻に浸ることなく、すぐに次戦へ目を向けた。
矢野監督は「 9連戦なんで、粘ってくれてちょっとでも長く投げてくれたというのは助かった。西らしさは随所に出してくれた」と。昨季は 4月 7日にマツダスタジアムで「移籍後初勝利」を挙げ、チームトップの「10勝」。今年もここから、白星を積み重ねる。
3回表阪神一死 1、 3塁、 2盗を決める近本光司外野手。右は遊撃手田中広輔内野手=マツダスタジアム
近本光司外野手が 2試合連続、今季 5つ目となる盗塁を決めた。「1番中堅」で先発。 3回に併殺崩れで 1塁に残り一死 1、 3塁から 2盗に成功した。
連続試合安打は「4」でストップも守備では守備範囲の広さを示すように 7つの飛球をグラブに収めた。前日 4日は 4回に盗塁を企図した際に 2塁で田中広と接触して左膝を痛めたものの、 7回には成功させ、加えて「猛打賞」の活躍を見せていた。
3回表阪神一死 1、 3塁、 2盗を決めた近本光司外野手=マツダスタジアム
阪神の新助っ人ジャスティン・ボーア内野手(32)が特大の「勝ち越しグランドスラム」を放った。
「5番1塁」で先発し、同点の 3回二死満塁の第 2打席。広島先発の右腕・遠藤の 0- 2から真ん中に入った 129キロ変化球を、完璧に捉えた。打った瞬間スタンドインの当たりに、右翼鈴木誠の足は 1歩も動かず。右翼席中段に「2号満塁弾」が突き刺さった。
ゆっくりとダイヤモンドを回るB砲は代名詞のかめはめ波風ポーズ「ファイアポーズ」を何度も披露し、喜びを表現した。前日 4日には来日初の「猛打賞」も放っており、ようやく「本領発揮モード」。広島戦も相性が良く、練習試合が再開となった 6月 2日からの甲子園 3連戦では「3戦連発」も放っていた。
3回表阪神二死満塁、「右越えの勝ち越し満塁本塁打」を放ったボーア内野手=マツダスタジアム
ジャスティン・ボーア内野手が「来日2号の決勝グランドスラム」を放った。
3回に広島遠藤から右翼席中段へ運び、今季初の連勝に導いた。
開幕から[18打席連続無安打」と一時は悩みの底にいたが、前日 4日の「猛打賞」に続いて復調の兆しだ。開幕から「最下位」にいるチーム浮上のカギはこの男が握る。 6日も勝利して「3連勝」で甲子園に帰ってくるで~。
◇ ◇ ◇
すさまじい打球音が、無観客のマツダスタジアムに響き渡る。ボーアは確信して歩きだし、右翼の鈴木誠は 1歩も動かなかった。「最高の仕事ができて良かったね」」。 3試合ぶりの「2号」は決勝の満塁弾になった。
3回表阪神二死満塁、ボーア内野手は右越え満塁本塁打を放った=マツダスタジアム
失投を逃さなかった。 3回。大山が押し出し死球で同点に追いついた直後だった。広島の先発遠藤に 0- 2と追い込まれ、 3球目だ。ど真ん中に甘く入った 129キロチェンジアップを振り抜いた。「追い込まれて、より一層集中したんだ」。打球は一直線に右翼席中段へ届いた。ベンチ前では代名詞のかめはめ波風ポーズ「ファイアポーズ」も連発。チームは12球団で唯一満塁機で安打が出ていなかったが、最高の形で負のデータを吹き飛ばした。
3回表阪神二死満塁、ボーア内野手が「満塁本塁打」を放ち、手をあげて喜ぶ矢野燿大監督ら阪神ベンチ=マツダスタジアム
「バースの再来」と期待されながら、 1年目のバースの開幕から15打席を上回る「18打席無安打」が続いた。対左腕には「実戦38打席無安打」と苦しみ、打開策を練ってきた。井上打撃コーチと行うスタンドティー打撃では、ボールを乗せるスタンドの高低、置く位置を内外角を細かく変える。同コーチは「『You Choice』と言われるから、俺が『多分この辺にくるよ』と思っているものを合わせてやっている」と明かす。「メジャー通算92発」の実績をかなぐり捨て、日本式のさまざまな配球に対応できるよう振り込んできた。 3安打した 4日の勢いを持ち込むような 1発に、矢野監督も「やっぱり振りにいっている。どう対応するかというところが良くなってきている感じ」と評価した。
3回表阪神二死満塁、右越え満塁本塁打を放ったボーアを迎える矢野燿大監督=マツダスタジアム
開幕から約2週間続く長期遠征。関西ではヘイリー夫人や、1歳に満たない息子ジミー君が待っている。「早く会いたいけど、テレビ電話で話をしているよ。子供が起きていたらできるだけ話をするようにしている。ナイターのときはだいたい寝ちゃっていて話せないけどね」。デーゲーム。起きている最愛の息子にパパの姿を見せられた。
ボーアの一振りで勢いづいた打線は、今季最多の1試合3本のアーチを懸け、ともに初となる連勝とカード勝ち越し。「まだまだ長いシーズンなのでこの勢いを続けていきたいね」。期待の大砲がようやく本領を発揮してきた。
3回表阪神二死満塁、右越えの「勝ち越し満塁本塁打」を放ち生還するジャスティン・ボーア内野手=マツダスタジアム
阪神の新助っ人ジャスティン・ボーア内野手が特大の勝ち越し「グランドスラム」を放った。
「5番1塁」で先発。 3回に大山の押し出し死球で同点とし、なお二死満塁の第 2打席。広島先発の右腕・遠藤の 0- 2から真ん中に入った 129キロチェンジアップを、完璧に捉えた。打った瞬間スタンドインと分かる当たりに、右翼鈴木誠の足は 1歩も動かず。右翼席中段に「来日2号」が突き刺さった。
▼阪神打者の満塁本塁打は、19年 5月29日巨人戦で、高山が「代打サヨナラ」で記録して以来。外国人では、ロサリオが18年 8月 7日に巨人戦で打って以来、 2年ぶり。
▼ボーアは来日50打席目の「初満弾」。阪神で日本球界にデビューした助っ人としては、96年グレンの 51打席目を更新し球団最速となった。
▼ボーアの本塁打は、今季チーム満塁での初安打。前試合まで延べ 6人の打者が連続で凡退していた。
ジェリー・サンズ外野手は左越え本塁打を放った=マツダスタジアム
ジェリー・サンズ外野手がジャスティン・ボーア内野手と初の新助っ人アベック弾を決めた。
5回の第 3打席。遠藤の高め変化球を捉え、左中間スタンドにソロを運んだ。 3回にボーアが満弾、 5回には「4番」に入った大山が本塁打を放っており、ダメ押しの 1発となった。
「グラウンドが暑すぎてあまり走りたくなかったから、スタンドインしてくれて良かったよ(笑い)、というのはジョークで(大山)悠輔とジャスティン(ボーア)がいい仕事をしていたし、それに続くことができて良かったね」
左中間へ本塁打を放ち生還したジェリー・サンズ外野手=マツダスタジアム
冗談も飛び出すアーチで、チームにとって今季初の「1イニング2発&1試合3発」を記録した。
まだ打率は「1割9分」だが、打席内容は確実に良化している。デビュー戦となった 6月27日からの 3試合では「11打数1安打1四球」だったが、直近の出場 3試合は「10打数3安打2四球」で「3戦連続安打」もマークした。対応し始めたサンズの打撃も、虎の反攻には欠かせない。
ジェフリー・マルテ内野手=明治神宮野球場 (20年 6月23日撮影)
ジェフリー・マルテ内野手が左ふくらはぎの張りのため今季初めて欠場した。前日 4日に負傷。一夜明けて球場入りしたが、試合前練習でグラウンドに姿を現すことなくベンチメンバーからも外れた。
矢野監督は「今一番大事なのは早く治すこと。それに専念した」と説明。出場選手登録の抹消に及ぶ可能性については「それはないんちゃうかな」とし、離脱は避けられそうだ。
キャッチボールで調整する中田賢一投手=マツダスタジアム
中田賢一投手が「移籍後勝利とチームの3連勝」を懸けて 6日広島戦に先発する。前回 6月28日のDeNA戦では初回に 3失点し敗戦。「立ち上がりから全力で腕を振って、 1人 1人、 1イニングずつの積み重ねをしていく意識で投げていきたいと思います」。
チームは広島に連勝して「今季初のカード勝ち越し」と勢いがあり、「チームの勝ちに貢献できるような投球をしていきたい」と意欲を燃やした。
ウエスタン・リーグ<中日 2- 2阪神>◇ 5日◇ナゴヤ球場
藤浪晋太郎投手(26)が先発し、 5回無安打無失点と快投した。
序盤から大きな抜け球はなく、丁寧にストライクを低めに集めた。最速 151キロで球数は64にまとめ、 6奪三振 2四球と安定。大阪桐蔭の後輩でもある「3番」根尾は内野ゴロ 2本、「ドラフト1位」の「4番」石川昴は 2打席連続空振り三振に抑えた。
1回は一死から四球を与えたが、「3番」根尾を遊ゴロ併殺打に仕留めた。 2回、 3回、 4回はともに完全投球。 5回二死から四球を与えたが、難なく「7番」石岡を空振り三振に仕留めた。
「右胸の軽度の筋挫傷」から実戦復帰した前回 6月26日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦は最速 157キロを計測し、 3回 1安打無失点。
先発予定だった 4日中日戦がグラウンドコンディション不良で中止となり、この日スライド登板していた。
藤浪晋太郎投手=タマスタ筑後 ( 6月26日撮影)
藤浪晋太郎投手が先発し、 5回無安打無失点と快投した。
序盤から大きな抜け球はなく、丁寧にストライクを低めに集めた。最速 151キロで球数は64にまとめ、 6奪三振 2四球と安定。大阪桐蔭の後輩でもある「3番」根尾は内野ゴロ 2本、「ドラフト1位」の「4番」石川昴は 2打席連続空振り三振に抑えた。
【1回】
1番岡林… 2ストライクから低め 150キロ直球で空振り三振。
2番シエラ…フルカウントから外角低め 150キロが外れて四球。
3番根尾…一死 1塁。 2ボール 2ストライクから外角低めカットボールで遊ゴロ併殺打。
【2回】
4番石川昴…フルカウントから高め 148キロ直球で空振り三振。
5番藤井… 2ボール 1ストライクから内寄り 146キロ直球で右飛。
6番石垣…初球の外角 151キロ直球で中飛。
【3回】
7番石岡… 1ボール 1ストライクから 147キロ直球で遊飛。
8番石橋… 2ストライクから外角低め 146キロ直球で空振り三振。
9番滝野… 2ボール 2ストライクから外角低めカットボールで中飛球。
3回裏、力投する阪神先発の藤浪晋太郎投手=ナゴヤ球場
3回終了時点で39球を投げ、無安打1四球無失点。
【4回】
1番岡林… 1ボール 2ストライクから外角 145キロ直球で 3ゴロ。
2番シエラ… 1ボール 2ストライクから外角低めスライダーで空振り三振。
3番根尾…初球の内角低めスライダーを中途半端なスイングで 2ゴロ。
【5回】
4番石川昴… 2ストライクから低めフォークで空振り三振。
5番藤井…初球の内角低めスライダーで右飛。
6番石垣…フルカウントから外角低め変化球に反応させたが、スイングは取られず四球。
7番石岡… 1ボール 2ストライクから低めフォークで空振り三振。
5回で 6三振を奪い、無安打 2四球無失点。
5回裏中日二死 1塁、力投する阪神先発の藤浪晋太郎投手=ナゴヤ球場
藤浪晋太郎投手が 5日、ウエスタン・リーグ中日戦に先発し、 5回無安打無失点と快投した。ストライクを低めに集め、 6奪三振2四球と安定。
■平田勝男 2軍監督(浪晋太郎投手の無安打投球について)
「カットボールもフォークもいい。完璧に近い。ストライクの質が違うし、四球の内容も違う。四球を出しても、崩れるかなという心配がない。いい時の晋太郎に戻っているね」
※ 7月 6日の予告先発は、広島・床田寛樹投手(25)ー阪神・中田賢一投手(38=福岡ソフトバンク)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (06月)
2020年 公式戦日程と 結果 (07月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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