●捕手とのサインの交換も内野との会話も楽しむように、笑顔でマウンドを守った。不運の開幕投手に、ようやく援護。西勇輝投手(29)が 3度目の好投で「今季初白星」を手にした。 2回に先制を許したが、なおも一死 1、 3塁を切り抜けた。田中広輔内野手(31)をスライダーで空振り三振。遠藤淳志投手(21)を右飛に打ち取り、直後に味方が逆転した。 5回までに 6点リードをもらい、今季チーム最長の 8回を 122球で 6安打 3失点。 111球を投じて迎えた 8回も打席に立つと、最後の投球も三者凡退で締めた。今季は投球イニング数に強いこだわりを持つ。移籍 1年目の昨季は「10勝」も、 1完投に不満をこぼした(26試合登板で 172回 1/3)。個人はもちろん、投手陣全体に必要なことを考えてきた。昨季チームで規定投球回( 143回)クリアは西勇輝投手と青柳晃洋投手(26)の 2人、 100イニング以上もガルシアと高橋遥を合わせて 4人だけだった。 2年目で視野を広げた目標。まず初勝利で体現した。これで広島戦は通算「7勝1敗」だ。昨季も「初勝利」を完封で飾ったマツダは通算 6試合で「5勝無敗」。大好きな球場でのヒーローインタビューも浮かれず、淡々と言葉を並べた。
●豪快「グランドスラム」でスッキリ爽快! 阪神は広島に 8- 3で快勝。 1- 1の 3回に、ジャスティン・ボーア内野手(32)が右翼へ「2号満塁本塁打」を放った。満塁での今季チーム初安打で「勝ち越し」に成功し、「今季初の連勝&開幕5カード目で初の勝ち越し」。勢いのついた虎が月曜日の 6日も勝って、「3連勝」を決める!!マツダスタジアムの上空に白球が舞い上がる。右翼手・鈴木誠也外野手(25)は一歩も動かない。完璧な手応えに、 3塁ベースを周ったボーアが右手を突き上げた。「今季2号」は勝利を決める「グランドスラム」だ。ノリノリのB砲は、ベンチに戻ると“ファイアボール”を 1回、 2回、 3回! これが「メジャー通算92発」のパワーだ。「開幕18打席無安打」を喫したが、 6月24日のヤクルト戦(神宮)で初安打を放ってからは、前日 4日に「初猛打賞」など28打数10安打、「打率0.357」。本来の力を出し始めた理由は井上一樹打撃コーチ(48)との“マンツーマン特訓”にあった。井上コーチが明かしたのは試合前に行うティー打撃のこと。スタンドの角度や高さ、場所を変えるのが特徴だ。「YOU CHOICE」と頼まれ、セッティングするのは井上コーチの役目。対戦する相手投手の傾向を踏まえ、特に重点的に意識してほしいコースを視覚的にボーアへ伝える-。勝利に不可欠な助っ人の覚醒。不振脱却の陰には井上コーチの献身的な支えがあった。借金は 1つ減って「6」。まだまだ借りは返せていない。本領発揮はこれからだ。
●巡ってきたチャンスで“一発回答”してみせた。 279日ぶりに「4番」でスタメン出場した大山悠輔内野手(25)が「2戦連発」。ジェフリー・マルテ内野手(28)不在の不安をかき消した。鯉の「4番・鈴木誠」の一発で 2- 5と 3点差に迫られた直後の 5回、同学年の虎の「4番」も仕事を果たした。一死 1塁から遠藤のカーブを拾い上げた打球は、左翼フェンスをしぶとく越えた。上段に突き刺した鈴木誠の豪快弾とは対照的に、粘り腰で放った技アリ弾は、 5点差に突き放す貴重な「2号2ラン」だ。 1塁を回ると表情を変えずスピードを落とし、悠々とホームにかえった。昨季は 106試合目に外された「4番」。今季は開幕前から矢野監督が「奪い取ってほしい」と願ったことが実現に近づいている。大山が中心に座り続けることで、真の猛虎打線の完成が見えてくる。
●ダメ押しのS砲が炸裂した。大山弾で 7- 2とした 5回、二死死から阪神の「6番・ジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)」が「2号ソロ」。新助っ人同士の初アベック弾を実現させた。カウント 1- 2と追い込まれてから 4球目、遠藤の高めに浮いた変化球を見逃さなかった。左中間へ豪快な一発。今季チームの 1試合最多となる 3本目で試合を決めた。 3打数 1安打で「打率0.190」ながら、これで出場「3戦連続安打」。ボーアと初の競演は逆襲を予感させる一発となった。
記事をまとめてみました。
<広島 3- 8阪神>◇ 2回戦◇阪神 2勝 0敗 0分◇ 5日◇Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称:「マツダスタジアム」)
捕手とのサインの交換も内野との会話も楽しむように、笑顔でマウンドを守った。不運の開幕投手に、ようやく援護。阪神・西勇が 3度目の好投で「今季初白星」を手にした。
「流れを感じながら、チームの得点も意気に感じて、最少失点で切り抜けられるように頑張りました」
2回に先制を許したが、なおも一死 1、 3塁を切り抜けた。田中広をスライダーで空振り三振。遠藤を右飛に打ち取り、直後に味方が逆転した。 5回までに 6点リードをもらい、今季チーム最長の 8回を 122球で 6安打 3失点。 111球を投じて迎えた 8回も打席に立つと、最後の投球も三者凡退で締めた。
これぞエースの投球! 西勇輝投手が 8イニングを投げ、「今季初勝利」だ=マツダスタジアム
「(援護が)あるとないでは全然違う。気楽というか、自分のペースで投げられました」
開幕投手を務めた 6月19日の巨人戦(東京ドーム)は 6回 1失点で、プロ初本塁打など 2打点も挙げた。同26日のDeNA戦(横浜)も 7回 1失点。ただ、 2試合で野手の援護は「0点」。試合前時点ではリーグトップの「防御率1.38」を残しながら未勝利だった右腕は、やっと得た援護の“お返し”に、 9連戦の 2試合目で救援陣を休ませた。
「点数もたくさん取ってもらった。長いイニングを投げるというのは、先発の役目。最低限の仕事をしただけかな」
今季は投球イニング数に強いこだわりを持つ。移籍 1年目の昨季は「10勝」も、 1完投に不満をこぼした(26試合登板で 172回 1/3)。個人はもちろん、投手陣全体に必要なことを考えてきた。
今季初の連勝を決め、勝利の“肘タッチ”を交わすボーア内野手(左端)ら阪神ナイン=マツダスタジアム
「平均イニングが少ない。ここが阪神の投手のポイントだと思う。 1年間の平均イニングが1回でも伸びたら全然違う。 1人でも25試合で25回」
昨季チームで規定投球回( 143回)クリアは西勇と青柳の 2人、 100イニング以上もガルシアと高橋遥を合わせて 4人だけだった。 2年目で視野を広げた目標。まず初勝利で体現した。
これで広島戦は通算「7勝1敗」だ。昨季も「初勝利」を完封で飾ったマツダは通算 6試合で「5勝無敗」。大好きな球場でのヒーローインタビューも浮かれず、淡々と言葉を並べた。
「ほっとはしないですよね。次が大事。隙を出さないようにやっていきたいと思います」
自身がまだ「1勝」なら、チームも初の連勝。開幕投手の節目を起点に、これからが本番だ。
豪快「グランドスラム」でスッキリ爽快! 阪神は広島に 8- 3で快勝。 1- 1の 3回に、ジャスティン・ボーア内野手が右翼へ「2号満塁本塁打」を放った。満塁での今季チーム初安打で「勝ち越し」に成功し、「今季初の連勝&開幕5カード目で初の勝ち越し」。勢いのついた虎が月曜日の 6日も勝って、「3連勝」を決める!!
マツダスタジアムの上空に白球が舞い上がる。右翼手・鈴木誠は一歩も動かない。完璧な手応えに、 3塁ベースを周ったボーアが右手を突き上げた。「今季2号」は勝利を決める「グランドスラム」だ。ノリノリのB砲は、ベンチに戻ると“ファイアボール”を 1回、 2回、 3回! これが「メジャー通算92発」のパワーだ。
「ランナーをかえすのが自分の仕事だから、より一層集中したよ。みんながつないで塁を埋めてくれて、(大山)悠輔もああいう形で後ろに回してくれて。いい流れを続けたかった。ランナーをかえせたときはいつでも気持ちがいいね」
追い込まれてから、チェンジアップを完璧にとらえた=マツダスタジアム
0- 1で迎えた 3回。二死満塁から大山の押し出し死球で同点とし、出番がきた。広島の 3年目右腕・遠藤に追い込まれてから 3球目。 129キロチェンジアップを一閃した。試合前時点で、チームの得点圏打率は「0.183」。特に満塁の場面ではことごとく安打が出なかった虎だが、チーム 9打席目で待望の初安打が、右翼席中段に突き刺さる特大弾。きれいさっぱり走者を掃除したB砲は、「来日1号」では封印した決めポーズを、大盤振る舞いで 3度も放った。
「開幕18打席無安打」を喫したが、 6月24日のヤクルト戦(神宮)で初安打を放ってからは、前日 4日に「初猛打賞」など28打数10安打、「打率0.357」。本来の力を出し始めた理由は井上打撃コーチとの“マンツーマン特訓”にあった。「あれはボーアのルーティンで、俺が想定するボールはこの辺だ、というものを思い描いてる」。井上コーチが明かしたのは試合前に行うティー打撃のこと。スタンドの角度や高さ、場所を変えるのが特徴だ。
「YOU CHOICE」と頼まれ、セッティングするのは井上コーチの役目。「 2人のなかでコミュニケーション」と対戦する相手投手の傾向を踏まえ、特に重点的に意識してほしいコースを視覚的にボーアへ伝える-。勝利に不可欠な助っ人の覚醒。不振脱却の陰には井上コーチの献身的な支えがあった。
3回、「勝ち越しの満塁アーチ」を放ったボーアはベンチに戻ると“ファイアボール”を連発! 後ろの糸井も笑顔だ=マツダスタジアム
勝利を大きく手繰り寄せた「グランドスラム」に矢野監督は「ホームランはやっぱり大きい。しかも満塁でね」とうなった。ただ、求めるものが大きいからこそ「ホームランの後にヒットが出てない。本当の状態を上げていくっていうところで、もう 1本出てくれたら本人も乗っていける」と注文も忘れなかった。
チームは今季最多の 1試合 3発で初の連勝。開幕 5カード目にして初の勝ち越しを決めた。一気に上昇気流に乗る-。ボーアが力を込めた。
「ホームで長い試合が続くし、その前に連勝できたのは大きい。この勢いを続けてどんどん頑張っていきたいね」
借金は 1つ減って「6」。まだまだ借りは返せていない。本領発揮はこれからだ。
巡ってきたチャンスで“一発回答”してみせた。 279日ぶりに「4番」でスタメン出場した大山が「2戦連発」。マルテ不在の不安をかき消した。
「相手に流れを渡したくない中で、次の 1点を先に取りたいと思っていたので、チャンスを広げようという気持ちで打席に入りました」
鯉の「4番・鈴木誠」の一発で 2- 5と 3点差に迫られた直後の 5回、同学年の虎の「4番」も仕事を果たした。一死 1塁から遠藤のカーブを拾い上げた打球は、左翼フェンスをしぶとく越えた。上段に突き刺した鈴木誠の豪快弾とは対照的に、粘り腰で放った技アリ弾は、 5点差に突き放す貴重な「2号2ラン」だ。 1塁を回ると表情を変えずスピードを落とし、悠々とホームにかえった。
5回、大山が 2戦連発となる「2ラン」。「4番」の仕事を果たした=マツダスタジアム
開幕 3試合目から「4番」を務めてきたマルテが左ふくらはぎ違和感のため欠場。矢野監督は「今の悠輔(大山)なら『4番』においても遜色ない」と迷わず、昨年 9月30日の中日戦(甲子園)以来となる「4番」に置いた。 0- 1の 3回二死満塁では死球で同点に導いてボーアの満弾につなげ、 9回先頭では右前打で「2戦連続マルチ安打」。これで「打率0.389」にまで上がった。先発は今季 3試合目。起用に応えた背番号「3」へ、指揮官は「悔しい思いもぶつけてると思うし。本当に中身もしっかりしている。楽しみ」と称賛を惜しまなかった。
昨季は 106試合目に外された「4番」。今季は開幕前から矢野監督が「奪い取ってほしい」と願ったことが実現に近づいている。大山が中心に座り続けることで、真の猛虎打線の完成が見えてくる。
ダメ押しのS砲が炸裂した。大山弾で 7- 2とした 5回、二死死から阪神の「6番・サンズ」が「2号ソロ」。新助っ人同士の初アベック弾を実現させた。
「悠輔(大山)とジャスティン(ボーア)がいい仕事をしていたし、それに続くことができてよかったね」
カウント 1- 2と追い込まれてから 4球目、遠藤の高めに浮いた変化球を見逃さなかった。左中間へ豪快な一発。今季チームの 1試合最多となる 3本目で試合を決めた。
トドメはサンズ外野手。 5回の一発でボーア内野手との初アベックも完成だ=マツダスタジアム
「グラウンドが暑すぎてあまり走りたくなかったから、スタンドインしてくれてよかったよ(笑)。というのはジョークで」
陽気なアメリカンジョークは、打棒に手応えを感じつつある証に違いない。 3打数 1安打で「打率0.190」ながら、これで出場「3戦連続安打」。ボーアと初の競演は逆襲を予感させる一発となった。
※ 7月 6日の予告先発は、広島・床田寛樹投手(25)ー阪神・中田賢一投手(38=福岡ソフトバンク)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (06月)
2020年 公式戦日程と 結果 (07月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
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