●東京都で 6日、「新型コロナウイルスの感染者」が新たに 102人報告されたことが関係者への取材で分かった。 3桁の感染者数は 5日連続。都内では20~30代の若年層を中心に感染拡大の傾向が続いている。都内の感染者数は 5月25日の「緊急事態宣言」解除後に増加傾向が続き、今月 2日以降は 100人以上の水準で推移。東京から各地への波及も懸念され、小池百合子知事(67)は「不要不急な他県への移動」を控えるよう都民に呼び掛けている。 6日まで、 5日連続で感染者数が 100人を超えているが、積極的検査によるものだとした。
● 5日の東京都知事選で約 366万票で圧勝し、 2期目の再選を果たした東京都の小池百合子知事が 6日、一夜明け、都庁で会見を開き「現状維持は後退である」と 2期目に意気込んだ。「満員電車ゼロ」など 7つのゼロを「東京大改革」掲げた 1期目。進化版となる「東大改革2.0」を進めていくとした。そのために疑問を持ち、東京から改革を進めるため、都庁の構造改革を進めていくとした。具体的には、業務フロー、役割分担などの見直し、AI・ICTなど最先端技術の徹底的活用、これらの見直しを可能とする規制の見直しを挙げた。その上で「都政が直面する課題に即応できるよう」改革に取り組んでいくとした。
●「新型コロナウイルスの影響」で、 3月末からイベントを休止していたライブハウスが、再開に向けて第 1歩を踏み出した。浜松市中区のライブハウス「浜松窓枠」はこのほど、実験的な公演を行った。観客を 1公演15人に限定。 450人収容の会場に、前後左右 2メートルの間隔で着席してもらった。感染対策を徹底し、電子チケットをネット上での事前決済で販売した。ステージ上にしぶき防止フィルムを設置し、観客との間を仕切った。入り口で来場者にマスク着用や検温、アルコール消毒を実施。30分ずつの 2回公演で、観客の入れ替え時に換気した。同市在住の 3人組音楽ユニットJam9(ジャムナイン)のGiz’Mo(ギズモ=39)がソロで熱唱。浜松窓枠の上嶋潤社長(42)は 3カ月ぶりの公演を見届けて、明るい表情を見せた。今回の公演を検証し、本格的な営業再開を目指す。
●熊本県南部を襲った豪雨で 6日、球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者で心肺停止だった14人を含め、新たに22人の死亡が確認された。県が発表した。行方不明が計10人で、心肺停止状態が 1人。被災地は一時激しい雨となり、川が増水して再び通行できなくなった地区も出た。災害現場で生存率が下がる目安の一つとされる「発生後72時間」が迫る中、警察や消防、自衛隊は懸命に行方不明者の捜索を続けた。球磨川が 1カ所で決壊、11カ所で氾濫し、各地で土砂崩れや大規模な浸水被害が起きたのは 4日午前。国土交通省によると、流域で約6100戸が浸水し、浸水面積は約1060ヘクタールに上るとみられる。11の橋に流失被害を確認した。県によると、死者44人の内訳は球磨村16人、人吉市14人、芦北町10人、八代市 3人、津奈木町1人。行方不明は球磨村で 5人、津奈木町と人吉市でそれぞれ 2人、芦北町 1人。人吉市で 1人が心肺停止となっている。地元消防によると、津奈木町と芦北町、人吉市などの一部地域では、雨の影響で消防と警察の捜索活動開始が遅れた。気象庁は、土砂災害や河川の氾濫、浸水被害への警戒を呼び掛けた。
●九州地方を襲った大雨は、停滞する梅雨前線の影響で猛烈な雨量となり、土砂崩れや川の氾濫が発生した。鹿児島県鹿屋市でも 6日、市内の道路が冠水。障がい児のデイサービスを経営している40代男性は、子供の送迎に苦心している。生活環境や普段のリズムが変化することで落ち着きがなくなる子供もいるため、依頼があれば男性が預かるという。同市では、河川氾濫の危険性があるとして、住民に避難指示を出し、避難所を開設。 100人程度が避難しているという。「新型コロナウイルス感染予防」のため、定員をこれまでの半分にし、入り口では健康状態をチェック。体調が悪い人には別室に移動してもらうなどの対策をとった。同市の人口は10万人程度だが、「コロナの重症患者」を受け入れられる病床は少なく、鹿児島市で「クラスター」が発生するなどしたことから、脅威を身近に感じている。
●停滞する梅雨前線の影響で九州は 7日も各地で猛烈な雨が降った。気象庁は福岡、佐賀、長崎 3県の一部自治体への「大雨特別警報」を維持し、「最大級の警戒」を呼び掛けた。福岡県では今回の豪雨で初めて死者 1人が確認されたほか、大牟田市で避難所が周辺の冠水で孤立し、県は陸上自衛隊に災害派遣を要請した。大分県日田市では筑後川が氾濫した。熊本県ではこれまでに49人が死亡、 3人が心肺停止。行方不明者11人の捜索が続いた。福岡県によると、死亡したのは大牟田市の女性(87)。 6日夜に冠水した自宅で見つかり、病院で死亡が確認された。同市で冠水した避難所は 2カ所で、 7日午前 4時の時点で計 200人以上が身を寄せていたという。熊本県では山間部で多くの集落が孤立し、電話や電気、水道などのインフラが断絶。県などが住民を避難所に運び、孤立状態の解消を図る方針。
●「いつまで雨が続くのか」「どこへ逃げればいいのか」。停滞する梅雨前線の影響で大雨が続いた九州北部では、河川の氾濫や浸水などのほか、避難所に土砂が流入する被害も発生。住民は不安を抱えながら避難所に身を寄せ、自治体の防災担当者は慌ただしく対応に追われた。大規模な冠水が発生した福岡県大牟田市。市役所では、被害を訴える住民からの電話が鳴り続けた。建物1階も浸水した。大牟田市上屋敷町の公民館には、床下浸水などに遭った約160人が避難したが、その後に周囲が増水し孤立。自衛隊が救助に向かった。福岡県久留米市では筑後川が氾濫。災害対策本部には問い合わせが相次ぎ、職員は対応に追われた。大分県九重町では、避難所の公民館に土砂が流れ込んだ。町によると、前日から避難していた住民 3人は無事といい、別の場所へ移動。小学校に設けた避難所も浸水して住民が移った。野上川が氾濫し、JRの鉄橋が濁流に流された。長崎県では、佐世保市の商店が崖崩れで全壊したほか、針尾川の氾濫で道路が冠水。大村市の担当者も緊迫した様子だった。熊本県菊池市は菊池川、合志川の水位が上がり、避難勧告を出した。
●西武鉄道は 6日、 8月31日に閉園する東京都練馬区の遊園地「としまえん」の今夏のプール営業を、13日に始めると発表した。「新型コロナウイルスの感染拡大」を防ぐため、園内全体で事前予約の入場制限を実施する。としまえんは「新型コロナの感染拡大」を受けて 3月から休園し、 6月15日にプールを除き営業を再開していた。
●「新型コロナウイルスの流行」で閉鎖していたパリのルーブル美術館が 6日、約 110日ぶりに見学を再開した。「コロナ」前は混雑が常態化していたが、まだ国外からの観光客はほぼ戻らず、この夏の入場者は昨年の 2~ 3割と見込んでいる。ウイルス対策として、11歳以上の入館者はマスク着用が義務付けられ、日時指定の入場券を事前に購入することが原則必要。人数に余裕がある場合だけ窓口で入場券を買って入ることができる。ジャンリュック・マルティネズ館長は 6月下旬、メディアに対し、美術館は既に 4千万ユーロ(約48億円)超の収入減となっていることを明らかにした。
記事をまとめてみました。
東京都で 6日、「新型コロナウイルスの感染者」が新たに 102人報告されたことが関係者への取材で分かった。 3桁の感染者数は 5日連続。都内では20~30代の若年層を中心に感染拡大の傾向が続いている。
都内の感染者数は 5月25日の「緊急事態宣言」解除後に増加傾向が続き、今月 2日以降は 100人以上の水準で推移。東京から各地への波及も懸念され、小池百合子知事は「不要不急な他県への移動」を控えるよう都民に呼び掛けている。
都知事選から一夜明け、会見を開いた東京都の小池百合子知事=都庁
東京都の小池百合子知事は 6日、この日確認された「新型コロナウイルス感染者」 102人の内訳を明かした。小池氏によると、濃厚接触者が60人、そのうち、夜の街関連が半分。感染経路不明者が42人。20代53人、30代19人。「 7割が20代30代と言うことになります」と話した。
一方で、会食や、家族内での感染も「若干多い数字が出ている」。夜の街関連では、すでに新宿区が積極的検査を実施しており、池袋でも今後積極的に検査をするという。さらに「秋葉原で、メイドカフェの2店舗。働いている従業員 300人以上ですけども、積極的に検査を受けている。今後も調査を続けると聞いている」と話した。
6日まで、 5日連続で感染者数が 100人を超えているが、「ここ 1週間くらいはずっと検査数が2000人を超えており、とても積極的に調査を受け、その数字がある意味検査数にも現れてきていると思う。その結果、陽性者数も多くなっている」と、積極的検査によるものだとした。
5日の東京都知事選で約 366万票で圧勝し、 2期目の再選を果たした東京都の小池百合子知事が 6日、一夜明け、都庁で会見を開き「現状維持は後退である」と 2期目に意気込んだ。
「満員電車ゼロ」など 7つのゼロを「東京大改革」掲げた 1期目。進化版となる「東大改革2.0」を進めていくとした。そのために「もっといいやり方はないだろうか」と疑問を持ち、東京から改革を進めるため、都庁の構造改革を進めていくとした。
具体的には、業務フロー、役割分担などの見直し、AI・ICTなど最先端技術の徹底的活用、これらの見直しを可能とする規制の見直しを挙げた。その上で「都政が直面する課題に即応できるよう」改革に取り組んでいくとした。
再選を果たした都知事選から一夜明け、防護服姿で登庁した小池百合子知事=都庁
5日の東京都知事選で約 366万票で圧勝し、 2期目の再選を果たした東京都の小池百合子知事が 6日、一夜明け、都庁で会見を開いた。
小池氏は、「東京版CDC」の創設時期について問われ「できるだけ速やかに進めていきたい」と話した。
再選を果たした都知事選から一夜明け、防護服姿で登庁した小池百合子知事は、2期目の意気込みを語る=都庁
5日の東京都知事選で約 366万票で圧勝し、 2期目の再選を果たした東京都の小池百合子知事が 6日、一夜明け、都庁で会見を開いた。
都知事選の投票率についての受け止めを問われ「なかなか、専門の方にお聞きいただければ。期日前が15%を占めている。しっかり計算、行動パターンにいれられているのかと思う。オンラインに徹したわけだが、どこの時点で何を発言していくのか、自ずと時代の行動によって変わってくものだと感じる」と話した。
「浜松窓枠」の公演は15人限定とし、席は前後左右2メートルの間隔で設けられた=浜松市中区
「新型コロナウイルスの影響」で、 3月末からイベントを休止していたライブハウスが、再開に向けて第 1歩を踏み出した。浜松市中区のライブハウス「浜松窓枠」はこのほど、実験的な公演を行った。観客を 1公演15人に限定。 450人収容の会場に、前後左右 2メートルの間隔で着席してもらった。
感染対策を徹底し、電子チケットをネット上での事前決済で販売した。ステージ上にしぶき防止フィルムを設置し、観客との間を仕切った。入り口で来場者にマスク着用や検温、アルコール消毒を実施。30分ずつの 2回公演で、観客の入れ替え時に換気した。
熱唱するジャムナインのギズモの目前に、しぶき防止フィルムが立てられた=浜松市中区
同市在住の 3人組音楽ユニットJam9(ジャムナイン)のGiz’Mo(ギズモ=39)がソロで熱唱。 131日ぶりにステージへ上がり、外出自粛期間中に自宅で制作した自身初のソロアルバムから、 5曲を歌い上げた。公演後、「(お客が目前で)笑ってくれ、体を揺らしてくれた。音楽の持つ、人と人をつなぐ力を改めて実感した」と話した。 2公演分のチケットは、販売開始 4分で完売。予想以上の反響に手ごたえをつかんだ様子だった。
浜松窓枠の上嶋潤社長は 3カ月ぶりの公演を見届けて、「まだ先は分からないけど、ひとまず良いスタートが切れた」と明るい表情を見せた。今回の公演を検証し、本格的な営業再開を目指す。
熊本県球磨村で増水した球磨川=熊本県
熊本県南部を襲った豪雨で 6日、球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者で心肺停止だった14人を含め、新たに22人の死亡が確認された。県が発表した。行方不明が計10人で、心肺停止状態が 1人。被災地は一時激しい雨となり、川が増水して再び通行できなくなった地区も出た。災害現場で生存率が下がる目安の一つとされる「発生後72時間」が迫る中、警察や消防、自衛隊は懸命に行方不明者の捜索を続けた。
球磨川が 1カ所で決壊、11カ所で氾濫し、各地で土砂崩れや大規模な浸水被害が起きたのは 4日午前。国土交通省によると、流域で約6100戸が浸水し、浸水面積は約1060ヘクタールに上るとみられる。11の橋に流失被害を確認した。
増水した球磨川の周辺で捜索にあたる自衛隊員=熊本県球磨村
県によると、死者44人の内訳は球磨村16人、人吉市14人、芦北町10人、八代市 3人、津奈木町1人。行方不明は球磨村で 5人、津奈木町と人吉市でそれぞれ 2人、芦北町 1人。人吉市で 1人が心肺停止となっている。
道路が寸断されるなどし、多くの集落で孤立状態が続いた。電気や水道が使えなかったり、電話が通じなかったりしている。県南部を中心に80以上の学校が臨時休校。九州電力によると、県内では 6日、約 4千戸で停電が続いた。
地元消防によると、津奈木町と芦北町、人吉市などの一部地域では、雨の影響で消防と警察の捜索活動開始が遅れた。気象庁は、土砂災害や河川の氾濫、浸水被害への警戒を呼び掛けた。
浸水被害のあった熊本県人吉市の市街地で片付けをする人たち=熊本県人吉市
九州地方を襲った大雨は、停滞する梅雨前線の影響で猛烈な雨量となり、土砂崩れや川の氾濫が発生した。鹿児島県鹿屋市でも 6日、市内の道路が冠水。障がい児のデイサービスを経営している40代男性は、子供の送迎に苦心している。
生活環境や普段のリズムが変化することで落ち着きがなくなる子供もいるため、依頼があれば男性が預かるという。この日の送迎には特に注意を払い「至る所で冠水しているし、崩れているところもあるだろうから、(道を)探しながら、(知人と情報交換し)聞きながら」と明かした。
男性は、子供たちは感染によるリスクが高いと説明したうえで「無症状の人もいるだろうし、(大勢が集まる)避難所に行くよりも、(感染リスクが低そうな)安全な場所で子供(の面倒)を見たい」と話した。
浸水被害でがれきが積み上がる熊本県人吉市の市街地=熊本県人吉市
同市では、河川氾濫の危険性があるとして、住民に避難指示を出し、避難所を開設。 100人程度が避難しているという。「新型コロナウイルス感染予防」のため、定員をこれまでの半分にし、入り口では健康状態をチェック。体調が悪い人には別室に移動してもらうなどの対策をとった。
避難先についても、避難所だけではなく、知人や親戚の家も検討するように呼びかけた。同市の人口は10万人程度だが、「コロナの重症患者」を受け入れられる病床は少なく、鹿児島市で「クラスター」が発生するなどしたことから、脅威を身近に感じている。
停滞する梅雨前線の影響で九州は 7日も各地で猛烈な雨が降った。気象庁は福岡、佐賀、長崎 3県の一部自治体への「大雨特別警報」を維持し、「最大級の警戒」を呼び掛けた。福岡県では今回の豪雨で初めて死者 1人が確認されたほか、大牟田市で避難所が周辺の冠水で孤立し、県は陸上自衛隊に災害派遣を要請した。大分県日田市では筑後川が氾濫した。熊本県ではこれまでに49人が死亡、 3人が心肺停止。行方不明者11人の捜索が続いた。
福岡県によると、死亡したのは大牟田市の女性(87)。 6日夜に冠水した自宅で見つかり、病院で死亡が確認された。同市で冠水した避難所は 2カ所で、 7日午前 4時の時点で計 200人以上が身を寄せていたという。
熊本県では山間部で多くの集落が孤立し、電話や電気、水道などのインフラが断絶。県などが住民を避難所に運び、孤立状態の解消を図る方針。
大雨で増水した筑後川のライブカメラ映像=大分県日田市
気象庁によると、東シナ海から対馬海峡を通って東北に延びる梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が安定せず、前線活動が活発化している。西日本から東北にかけても 8日にかけて非常に激しい雨が降る見通し。
7日は熊本県南小国町で 1時間に82.0ミリ、大分県日田市で80.5ミリの猛烈な雨を観測。24時間降水量は大分県日田市で 490ミリ、福岡県大牟田市で 440ミリ、熊本県山鹿市で 410ミリ、長崎市で 390ミリを超えた。
8日午前6時までの24時間予想雨量はいずれも多い地域で九州北部 250ミリ、四国、中国、東海 200ミリ、九州南部、関東甲信 180ミリ、近畿、北陸 150ミリ、東北 100ミリ。その後も降り続ける見通し。
「いつまで雨が続くのか」「どこへ逃げればいいのか」。停滞する梅雨前線の影響で大雨が続いた九州北部では、河川の氾濫や浸水などのほか、避難所に土砂が流入する被害も発生。住民は不安を抱えながら避難所に身を寄せ、自治体の防災担当者は慌ただしく対応に追われた。
「水が家に入ってきた」。大規模な冠水が発生した福岡県大牟田市。市役所では、被害を訴える住民からの電話が鳴り続けた。建物1階も浸水し、担当者は「今までにない経験。冠水がひどく市民に避難場所を伝えるのも難しかった」。
大牟田市上屋敷町の公民館には、床下浸水などに遭った約160人が避難したが、その後に周囲が増水し孤立。自衛隊が救助に向かい、女性は「物資も少なくスペースも狭くすごく不安だった。助けに来てくれてよかった」と話した。
福岡県久留米市では筑後川が氾濫。災害対策本部には「どの避難所に行けばいいか」「支流の門は閉じているのか」などの問い合わせが相次ぎ、対応に追われた職員は「避難指示が出ているので、安全を確保するようお願いしている」。
福岡県大牟田市で冠水した地域から、自衛隊のボートで救助される人たち
「まだ詳しいことを確認している段階」と話したのは、大分県日田市の防災担当者。土砂崩れなどが発生し、学校など約50カ所の避難所を設置。 250世帯以上の約 500人が不安な時間を過ごし、担当者は「とにかく状況を把握して、住民に情報を発信しなくてはいけない」と語った。
氾濫した玖珠川の近くで民宿を営む玉有勝さん(76)は「40年住んでいるけど、これほど水位が上がったのは初めて」と話した。
大分県九重町では、避難所の公民館に土砂が流れ込んだ。町によると、前日から避難していた住民 3人は無事といい、別の場所へ移動。小学校に設けた避難所も浸水して住民が移った。野上川が氾濫し、JRの鉄橋が濁流に流された。
長崎県では、佐世保市の商店が崖崩れで全壊したほか、針尾川の氾濫で道路が冠水。大村市の担当者も「市民から問い合わせが相次いでいる。警察、消防と協力し、現場で対応に当たっている」と緊迫した様子だった。
熊本県菊池市は菊池川、合志川の水位が上がり、避難勧告を出した。防災交通課の担当者は「市民から、どの道が通れるか問い合わせは入るが、まだ大きな被害はない。落ち着いて状況を整理している」という。
西武鉄道は 6日、 8月31日に閉園する東京都練馬区の遊園地「としまえん」の今夏のプール営業を、13日に始めると発表した。「新型コロナウイルスの感染拡大」を防ぐため、園内全体で事前予約の入場制限を実施する。
入場希望者はとしまえんのホームページを通じ、日付指定の入場券を購入するか、招待券などを持っている場合は来園予約をする必要がある。10日から受け付ける。
としまえんは「新型コロナの感染拡大」を受けて 3月から休園し、 6月15日にプールを除き営業を再開していた。
「新型コロナウイルスの流行」で閉鎖していたパリのルーブル美術館が 6日、約 110日ぶりに見学を再開した。
「コロナ」前は混雑が常態化していたが、まだ国外からの観光客はほぼ戻らず、この夏の入場者は昨年の 2~ 3割と見込んでいる。
ウイルス対策として、11歳以上の入館者はマスク着用が義務付けられ、日時指定の入場券を事前に購入することが原則必要。人数に余裕がある場合だけ窓口で入場券を買って入ることができる。
ルーブル美術館 (2019年11月 1日撮影)
レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」の展示室など一部は一方通行での鑑賞が定められた。約3割の展示室は閉鎖が続き、中世やルネサンス期のフランス彫刻などは見られない。
昨年は約 960万人に上った来館者の75%は外国人。多く訪れる米国や中国からの観光客はフランス入国がまだ制限されている。
ジャンリュック・マルティネズ館長は 6月下旬、メディアに対し、夏の来館者は「良くても昨年の20~30%、 1日 4千~ 1万人程度」との予測を示し、美術館は既に 4千万ユーロ(約48億円)超の収入減となっていることを明らかにした。
※新聞記事では、「レオナルド・ダビンチ」と書かれているが、正確には「レオナルド・ダ・ビンチ」となりますので、書き直しを行いました。
「レオナルド・ダ・ビンチ」とは、昔の人は姓を持たない人がいました。「本人の名・出身の(若しくは、~に住む)・住居の場所」で書いています。従いまして、「ビンチ村出身のレオナルド」というのが本当の名前(若しくはペンネーム)です。
これと同じ人がいます。「徒然草」の著者「吉田兼好」がその人です。「都 (京都)の吉田村に住む兼好(法師)」が本当の名前(場合によってはペンネーム)です。
また、剣豪武蔵で知られる「宮本武蔵」も同じで、「(兵庫県)宮本村出身の武蔵」ですし、清水をおさめていた「次郎長」(=清水の次郎長(本名=長谷川長治郎))の配下で有る「森の石松」も「静岡県森村出身の石松」ですし、「法院大五郎」はお坊さんが元々の姿で、「法院出身の大五郎」になります。
これらは、学校では教えてくれない事ですので、覚えておいて無駄では無いでしょう。