●広島は 2回表に 1点先制されたが、 2回裏に「7番」菊池涼介内野手(30)が同点犠飛。阪神は 3回二死 3塁から「4番」大山悠輔内野手(25)の「適時3塁打」で勝ち越した。広島先発遠藤淳志投手(21)は制球が安定せず 5回 2失点で降板。阪神先発秋山拓巳投手(29)は 6回を 1安打 1失点で、自身「4連勝」の権利を持って降板した。阪神は 1点リードの 8回、「4番」大山が「10号ソロ」。連敗を「2」で止め、「3位」ヤクルトに「1ゲーム」差とした。広島は連勝が「2」で止まった。阪神秋山が「4勝」目。広島遠藤が「2敗」目。阪神が「4番」大山悠輔内野手の「3安打2打点1本塁打」の活躍で、「同一カード3連敗」を阻止した。大山は8回に、 2戦連発となるダメ押しの「10号ソロ」を放ち、広島を突き放した。先発の秋山拓巳投手も 6回1安打 1失点と好投し、自身「4連勝」。負ければ「5位」転落という危機的状況で、投打がかみ合った。
●大山悠輔内野手が「3年連続2ケタ本塁打」となる「10号ソロ」を放つなど「3安打2打点」で勝利に大きく貢献。単打が出れば、「サイクル安打」の活躍だった。 2- 1で迎えた 8回の第 4打席。広島一岡竜司投手(29)の初球スライダーを左翼へ引っ張った。終盤で 2点差に広げる貴重なアーチ。「3年連続2桁本塁打」を達成し、チーム42試合目での「10号」到達は自己最速となった。 2回の第 1打席では、左中間への 2塁打で先制のホームを踏んだ。 1- 1の 3回二死 3塁では、左翼へ勝ち越しの「適時3塁打」。今季 2度目の「猛打賞」で、あとは単打が出れば「サイクル安打」も達成という躍動ぶりだ。前日 8日の同カードでは、試合前練習で矢野燿大監督(51)ら首脳陣から直接の打撃指導を受けた。そして第 1打席で、15打席ぶりの安打となる「9号ソロ」を放っていた。復調気配を見せている「4番」が、指揮官の期待に応えている。矢野監督は「4番」の連日の活躍にさらに期待した。長期ロードは負け越しスタートとなったが、「4番」の復調は心強い。まだまだ、足りない。大山のバットで、まずは借金返済、そして「Aクラス」再浮上だ。
●「ザ・キャッチ」が追い上げムードを断ち切った。近本光司外野手(25)が気迫のプレーでチームを鼓舞した。「1番中堅」で先発すると、 3回の守備だ。一死で「2番」坂倉将吾捕手(22)の当たりは右中間深くへ飛んだ。近本は背走しながら打球を追う。ジャンピングキャッチでグラブにボールを収めた。勢い余ってフェンスに激突。しばらく起き上がれないほどだった。打球はしっかりとつかんでいた。その後もプレーを続行し、場内の阪神ファンだけでなく広島ファンからも拍手が送られた。 9回二死 3塁では俊足を生かして 1塁への適時内野安打。貴重な 5点目をもぎ取り、連続試合安打も「8」に伸ばした。 8月の月間打率は「4割1分2厘」と絶好調。虎のリードオフマンが攻守で輝いた。 9回の 1塁内野安打で「8試合連続安打」としたリードオフマン。攻守に躍動感があふれた。
●球界最年長の43歳福留孝介外野手が、今季初の「3番」に座り決勝点をアシストした。同点の 3回一死 2塁で走者を 3塁へ進める左飛。直後の大山の「適時3塁打」につなげた。ただ、一死 1塁で回ってきた 5回の第 3打席では広島遠藤淳志投手(21)の前に 2併。無安打に終わり、打率は「1割9分」まで下がった。
●阪神の「6番」ジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)は「2打数無安打2四球」に終わった。 3回二死 1、 3塁の追加点の好機では高め直球に空振り三振。 9回は先頭打者で四球で出塁しダメ押し点につなげた。
●中谷将大外野手(27)がまた代打で結果を出した。 3- 1の 9回1死 2、 3塁で登場。D.J.ジョンソン投手(30)のナックルカーブを確実にミートし、 4点目となる貴重な右犠飛を放った。代打打率は脅威の「5割5分6厘」と勝負強さを発揮しており、井上一樹打撃コーチ(49)も「うなずいた。
●阪神先発の秋山拓巳投手が 6回 1安打 1失点の好投を見せた。中11日で満を持して迎えたマウンド。前回 7月28日ヤクルト戦(神宮)は、 5失点しながらも大量20点の援護を受けて完投勝利。翌日に疲労を考慮され、出場選手登録を抹消された。抹消期間は走り込みを中心としたトレーニングで直球のキレを出し、序盤のリードを守った。完投勝利の前回から中11日での登板。持ち前のコントロールで丁寧にコースを突き、広島打線に的を絞らせなかった。 2回、「6番」堂林に初安打となる 2塁打を許し、「7番」菊池涼の左犠飛で失点。しかし、大きく崩れることはなく、 6回まで許した安打は 1安打のみ。最少失点で、 6回を77球で投げ終えた。 7回の攻撃で代打を送られ交代。チームトップタイとなる「4勝」目の権利を手に、「2番手」以降にマウンドを託した。矢野監督は評価。さらにキレを増した直球がこの日は光った。17年も 7、 8月だけで無傷の「6勝」を挙げるなど、暑さに強い「夏男」。熱のこもった投球でまだまだ「白星」を量産する。
●新助っ人ジョー・ガンケル投手(28=ウェストチェスター大学)が 2回 1安打無失点で今季「3ホールド」目をマークした。 1点リードの 7回から登板し、先頭松山からスライダーで空振り三振を奪うと堂林、菊池涼を内野ゴロ。お役御免かと思われたが、来日初となるイニングまたぎで 8回もマウンドへ。先頭田中広輔内野手(31)に左前打を浴びたが、後続を危なげなく抑えた。昨夜に続き2連投の登板。さらに中継ぎに転向して「7試合連続無失点」という好投。矢野監督から直接、ねぎらいの言葉を掛けられたガンケルはホッとした表情。謙虚な右腕は 8回二死から坂倉の大飛球をキャッチしたチームメートをたたえた。安定感抜群の優良助っ人が、これからも虎を支える。
●阪神抑えのロベルト・スアレス投手(29=福岡ソフトバンクホークス)が一瞬ひやりとさせるも、 9回を無失点に抑えた。一死から鈴木誠也外野手(25)に左前打を浴びると松山竜平内野手(34)、堂林翔太外野手(28)に連続四球で一死満塁。 1発出れば同点のピンチを招いたが、続く菊池涼を3球で空振り三振に仕留め、最後は田中広を右飛に打ち取った。
記事をまとめてみました。
<広島 - 阪神>◇ 回戦◇阪神 勝 敗 分◇ 日◇Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称:「マツダスタジアム」)
広島は 2回表に 1点先制されたが、 2回裏に「7番」菊池涼が同点犠飛。阪神は 3回二死 3塁から「4番」大山の「適時3塁打」で勝ち越した。
広島先発遠藤は制球が安定せず 5回 2失点で降板。阪神先発秋山は 6回を 1安打 1失点で、自身「4連勝」の権利を持って降板した。
阪神は 1点リードの 8回、「4番」大山が「10号ソロ」。連敗を「2」で止め、「3位」ヤクルトに「1ゲーム」差とした。広島は連勝が「2」で止まった。阪神秋山が「4勝」目。広島遠藤が「2敗」目。
好投の秋山拓巳投手=マツダスタジアム
阪神が「4番」大山悠輔内野手の「3安打2打点1本塁打」の活躍で、「同一カード3連敗」を阻止した。
大山は 2回に 2塁打を放ち先制のホームを踏むと、 3回二死 3塁では左翼へ勝ち越しの適時 3塁打。 1点リードのまま迎えた 8回には、 2戦連発となるダメ押しの「10号ソロ」を放ち、広島を突き放した。先発の秋山拓巳投手も 6回1安打 1失点と好投し、自身「4連勝」。負ければ「5位」転落という危機的状況で、投打がかみ合った。
広島に快勝した矢野燿大監督=マツダスタジアム
阪神大山が「3年連続2ケタ本塁打」となる「10号ソロ」を放つなど「3安打2打点」で勝利に大きく貢献。単打が出れば、「サイクル安打」の活躍だった。
矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。
-秋山は制球も安定していた
矢野監督 抹消になってからも、さらにキレが出てくるような調整をしてくれてたし、それがしっかり結果に結びついた。球数も少なかったけど、ちょうどチャンスで(打席が)回ってきたし、アキの責任は十分果たしてくれていた。十分なピッチングしてくれた。
-大山が見事な「4番」の働き
矢野監督 この 2試合か。その前はちょっと(よくなかったけど)。どうしてもシーズンの中で波があるから、どんなバッターでもある。この波を小さくしていくというところでは、昨日、今日のどこかにきっかけっていうのが、何かしら本人にもあると思う。まだまだシーズン続くんで、その波を小さくしてやってくれたら。
2回表阪神無死、左中間へ 2塁打を放った大山悠輔内野手=マツダスタジアム
-大山が打っていい勝ち方
矢野監督 結果だけを見たらいい勝ち方だけど、結局 1点、 1点しか取れていないのはチームとしては…。やっぱりあそこでもっと畳みかけたい。やっぱり点を取れるところでもっと取らないと。この試合もどうなってもおかしくない試合。今日勝ったからいいわというふうには思えない。
-ガンケルがイニングまたぎ
矢野監督 オレはあんまりあれやったけど、福原が「ガンケルが球数も少ないからどうですか?」と言ってくれたんで。どうしようかなと思ったけど。球数も少なかったし、状態も昨日今日と良かったし。そういうところでは。四球がないピッチャーなんでそうしようかなと。
連敗をとめジョー・ガンケル投手(右)らとタッチを交わす矢野耀大監督(中央)=マツダスタジアム
-接戦の中で近本の守備も光った
矢野監督 そうやね、今日はいいところでね。フェンス際っていうのは難しい部分があるけど、すごくいい反応をしてくれた。チカの守備というか、入りもよかったし、追いつける足もあるから。まあ良かったです。
-明日からも遠征が続く
矢野監督 体もみんな疲れているしね。何とかチーム全員でそれを乗り切っていきたいって思う。だからこそ打線が 1点で止まっているところを 2点、 3点と取っていくと、相手ピッチャーも下がったピッチャーが出てくるから得点できると思う。
3回表阪神二死 3塁、左中間を破る「勝ち越し適時3塁打」を放った大山悠輔内野手=マツダスタジアム
大山悠輔内野手が「3年連続2ケタ本塁打」となる「10号ソロ」を放つなど「3安打2打点」で勝利に大きく貢献。単打が出れば、「サイクル安打」の活躍だった。
◇ ◇ ◇
▼大山が「3年連続2桁本塁打」に到達。阪神生え抜きでは、鳥谷が06~10年に 5年連続で達成して以来。
▼大山の、チーム42試合目での「10号到達」は自身最速。18年 123試合目、19年69試合目を大幅に更新した。今季は 120試合で終了するため、現状のペースなら最終的に「28本塁打」となる。例年通り 143試合を行うと仮定すれば、「34本塁打」ペース。
8回表阪神二死、左越え本塁打を放った大山悠輔内野手=マツダスタジアム
大山悠輔内野手が「2戦連発」となるダメ押しの「10号ソロ」を放った。
2- 1で迎えた 8回の第 4打席。広島一岡の初球スライダーを左翼へ引っ張った。終盤で 2点差に広げる貴重なアーチ。「3年連続2桁本塁打」を達成し、チーム42試合目での「10号」到達は自己最速となった。
2回の第 1打席では、左中間への 2塁打で先制のホームを踏んだ。 1- 1の 3回二死 3塁では、左翼へ勝ち越しの「適時3塁打」。「ランナーをかえすことに集中して打ちました。勝ち越すことができて良かったです」。今季 2度目の「猛打賞」で、あとは単打が出れば「サイクル安打」も達成という躍動ぶりだ。
前日 8日の同カードでは、試合前練習で矢野監督ら首脳陣から直接の打撃指導を受けた。そして第 1打席で、15打席ぶりの安打となる「9号ソロ」を放っていた。復調気配を見せている「4番」が、指揮官の期待に応えている。
8回表阪神二死、大山悠輔内野手は「左越え本塁打」を放った=マツダスタジアム
虎の「4番」が完全復活や! 大山悠輔内野手が「3年連続2ケタ本塁打」となる「10号ソロ」を放つなど「3安打2打点」で勝利に大きく貢献。単打が出れば、「サイクル安打」の活躍だった。
チームは「同一カード3連敗」を阻止し、「4位」も守った。一時は打撃不振に陥っていた「4番」が復調し、長期ロードの反撃に打って出る。
◇ ◇ ◇
これが「4番」の仕事だ! 大山が試合を決めた。 1点リードの 8回二死。広島一岡の初球スライダーを一振りで仕留めた。左翼席に飛び込む「10号ソロ」。自己最速の42試合目で「3年連続2ケタ本塁打」に到達。笑みを浮かべることなく、ダイヤモンドを1周した。
8回表阪神二死、大山悠輔内野手は「左越え本塁打」を放った=マツダスタジアム
「勝ったことが一番。チームの流れもあまり良くなかったですけど、流れを変える大事な仕事ができたと思う。今日は今日で終わり。明日また一から始まるので」
「4番」のバットが先制、決勝点を生み出した。 2回に先発遠藤から左中間へ 2塁打を放ち、チャンスメーク。「7番」梅野の遊ゴロの間に先制のホームを踏んだ。同点に追いつかれた直後の 3回二死 3塁では、勝ち越しの「適時3塁打」。単打が出れば、「サイクル安打」という「3安打2打点」。 3本の長打で、「5位転落&同一カード3連敗」を阻止した。
8回表阪神二死、左越え本塁打を放ち生還した大山悠輔内野手と矢野燿大監督=マツダスタジアム
開幕ダッシュ失敗の後、大山の活躍でチームは「V字回復」。しかし、「4番」のバットが湿り、連動するかのように矢野阪神も勢いを失った。 5日巨人戦から「14打席無安打」。苦境で首脳陣の緊急メスが入った。 8日広島戦の試合前練習。矢野監督と井上、新井両打撃コーチが大山を囲み、アドバイスを送った。井上コーチはその内容を明かした。「例えば監督が右バッター、俺は左バッター。長距離砲や短距離砲の選手だったり、それぞれあるけど、『共通して言えるのはこうじゃんか』と。それをまたみんなで話し合いして、再確認をした」。アドバイスの内容もいろいろだが、「たどり着くところは同じ」と目指す場所を再確認。気持ちをクリアにしたことで、同日には15打席ぶりの安打となる「9号ソロ」につながった。
8回表阪神二死、大山悠輔内野手は「左越え本塁打」を放ち、笑顔でエアタッチ=マツダスタジアム
矢野監督は「4番」の連日の活躍に「どんなバッターでも、シーズンの中で波がある。昨日、今日のどこかにキッカケというのが、何かしら本人にもあると思う。まだまだシーズン続くんで、その波を小さくしてやってくれたら」と、さらに期待した。
長期ロードは負け越しスタートとなったが、「4番」の復調は心強い。「(記録は)関係ないです。 3年連続であろうが、打てるところで打たないと意味がないので。しっかり頑張ります」。まだまだ、足りない。大山のバットで、まずは借金返済、そして「Aクラス」再浮上だ。
近本光司外野手はフェンスに激突しながらジャンピングキャッチ=マツダスタジアム
「ザ・キャッチ」が追い上げムードを断ち切った。近本光司外野手が気迫のプレーでチームを鼓舞した。
「1番中堅」で先発すると、 3回の守備だ。一死で「2番」坂倉の当たりは右中間深くへ飛んだ。近本は背走しながら打球を追う。ジャンピングキャッチでグラブにボールを収めた。勢い余ってフェンスに激突。しばらく起き上がれないほどだった。「しっかりボールを取ることの方が大事」。打球はしっかりとつかんでいた。その後もプレーを続行し、場内の阪神ファンだけでなく広島ファンからも拍手が送られた。
3回裏広島一死、坂倉将吾捕手の打球を好捕する近本光司外野手=マツダスタジアム
ビッグプレーだ。その直前には大山が勝ち越し打を放っていた。近本がキャッチできなければ、得点圏で広島のクリーンアップに打席が回っていた。「守備のいいプレーで流れを持ってくる機会は少ないですけど、しっかり自分のできることをやっていきたい」。矢野監督も「フェンス際っていうのは難しい部分があるけど、すごくいい反応をしてくれた」と称賛した。
9回二死 3塁では俊足を生かして 1塁への適時内野安打。貴重な 5点目をもぎ取り、連続試合安打も「8」に伸ばした。 8月の月間打率は「4割1分2厘」と絶好調。虎のリードオフマンが攻守で輝いた。
3回裏広島一死、坂倉将吾捕手の打球を好捕した近本光司外野手。右は福留孝介外野手=マツダスタジアム
激しい衝突も、決してボールは放さない。近本がガッツあふれる好プレーで、勝利に貢献した。
「フェンスが怖くないっていったらあれですけど、しっかりボールを捕ることの方が大事。秋山さんを援護できるように、助けられるようにと思いました」
3回一死、坂倉の打球は右中間最深部へ。ジャンプ一閃、フェンスに激突しながら好捕した。しばらくうずくまって起き上がることができなかったが、駆け寄るトレーナーを制してプレー再開。試合後も「大丈夫です」と胸を張った。
1回二死で長野、 8回二死三塁でも坂倉のフェンス際の打球に難なく追いついた。終盤まで 1点差の展開。広い守備範囲で投手陣を救った、陰のヒーローだ。
「守備で、いいプレーで流れを持ってくる機会は少ないですけど、しっかり自分のできることをやってきたい」
9回の 1塁内野安打で「8試合連続安打」としたリードオフマン。攻守に躍動感があふれた。
5回表阪神一死 1塁、 2ゴロ併殺に倒れる福留孝介外野手=マツダスタジアム
球界最年長の43歳福留孝介外野手が、今季初の「3番」に座り決勝点をアシストした。
同点の 3回一死 2塁で走者を 3塁へ進める左飛。直後の大山の「適時3塁打」につなげた。昨季後半に36試合で出場した打順できっちり仕事。ただ、一死 1塁で回ってきた 5回の第 3打席では広島遠藤の前に 2併。無安打に終わり、打率は「1割9分」まで下がった。
ジャスティン・ボーア内野手=阪神甲子園球場 (2020年 8月 6日撮影)
阪神の「6番」ジャスティン・ボーア内野手は「2打数無安打2四球」に終わった。 3回二死 1、 3塁の追加点の好機では高め直球に空振り三振。
6回二死無走者では中継ぎの菊池保に中飛に打ち取られた。それでも、 2回の第 1打席は四球を選んで好機を広げ、 9回は先頭打者で四球で出塁しダメ押し点につなげた。
9回表阪神一死 2、 3塁、右犠飛を放ち追加点をあげた中谷将大外野手=マツダスタジアム
中谷将大外野手がまた代打で結果を出した。 3- 1の 9回1死 2、 3塁で登場。D.J.ジョンソンのナックルカーブを確実にミートし、 4点目となる貴重な右犠飛を放った。
代打で出場した直近3試合はすべて打点を記録。代打打率は脅威の「5割5分6厘」と勝負強さを発揮しており、井上打撃コーチも「前回、前々回に自分が結果を出したという自信が打たせた。やっぱり自信は人を大きくさせる」とうなずいた。
阪神先発の秋山拓巳投手=マツダスタジアム
阪神先発の秋山拓巳投手が 6回 1安打 1失点の好投を見せた。
完投勝利の前回から中11日での登板。持ち前のコントロールで丁寧にコースを突き、広島打線に的を絞らせなかった。 2回、「6番」堂林に初安打となる 2塁打を許し、「7番」菊池涼の左犠飛で失点。しかし、大きく崩れることはなく、 6回まで許した安打は 1安打のみ。最少失点で、 6回を77球で投げ終えた。
7回の攻撃で代打を送られ交代。チームトップタイとなる「4勝」目の権利を手に、「2番手」以降にマウンドを託した。
4回裏広島2死、堂林翔太外野手に四球を与え袖をまくり上げる秋山拓巳投手=マツダスタジアム
秋山拓巳投手が 6回 1安打 1失点の好投で、チームトップタイの「4勝」目を挙げた。「とにかくストレートで押すというピッチングを心がけていた。今日はしっかりパフォーマンスが出せたのでよかったです」。今季初勝利を挙げた 7月14日ヤクルト戦(甲子園)から無傷の「4連勝」。直球を主体に広島打線を押し込み、終わってみればピンチは 2回だけ。 6イニング中、 4イニングを 3者凡退で終わらせた。
中11日で満を持して迎えたマウンド。前回 7月28日ヤクルト戦(神宮)は、 5失点しながらも大量20点の援護を受けて完投勝利。翌日に疲労を考慮され、出場選手登録を抹消された。「もちろん悔しい思いはあった。今までとの違いが、いい結果につながったかなとは思っています」抹消期間は走り込みを中心としたトレーニングで直球のキレを出し、序盤のリードを守った。
8回、イニングまたぎを無失点に抑えたジョー・ガンケル投手(左)を出迎える秋山拓巳投手=マツダスタジアム
復活の鍵にしていたのは「17年の真っすぐ」。自己最多の「12勝」を挙げた17年の球速は 140キロ台後半で、直球での三振も多かった。ここ 2年はかわすようなピッチングが続き、投げ方が小さくなっていたことも自覚していた。「今は17年以上になれればいいですけど、やっぱり17年みたいなストレートを投げられるように」。開幕延期となった期間は、肩甲骨を中心に動かすことを意識。腕を大きく振ることを心がけ、ブルペンでも直球の質を磨くことに多くの時間を割いていた。
矢野監督は「抹消になってからも、さらにキレが出てくるような調整をしてくれてたし、それがしっかり結果に結びついた」と評価。さらにキレを増した直球がこの日は光った。17年も 7、 8月だけで無傷の「6勝」を挙げるなど、暑さに強い「夏男」。熱のこもった投球でまだまだ「白星」を量産する。
新助っ人ジョー・ガンケル投手が 2回 1安打無失点で今季「3ホールド」目をマークした。
1点リードの 7回から登板し、先頭松山からスライダーで空振り三振を奪うと堂林、菊池涼を内野ゴロ。お役御免かと思われたが、来日初となるイニングまたぎで 8回もマウンドへ。先頭田中広に左前打を浴びたが、後続を危なげなく抑えた。昨夜に続き2連投の登板。さらに中継ぎに転向して「7試合連続無失点」という好投。矢野監督から直接、ねぎらいの言葉を掛けられたガンケルは「(いつも)いい試合をしようと考えています。 2イニング目、左バッターに追っつけられてインコースを攻めたら良かったと思うけど、(最後は)センターの近本が大きなフライを捕ってくれたので良かった」とホッとした表情。謙虚な右腕は 8回二死から坂倉の大飛球をキャッチしたチームメートをたたえた。
7回裏広島、阪神「2番手」のジョー・ガンケル投手=マツダスタジアム
初めてのイニングまたぎでも、冷静だった「2番手」のガンケルが 2回を無失点に抑えて、流れを渡さなかった。
「(常に)いい試合をしようと考えている。 2イニング目に左打者の内角をもう少し攻めればよかった。それでもセンターへの大きなフライを近本が捕ってくれたので、よかった。きょうは助かったよ」
2- 1の 7回は先頭の松山を 3球三振に斬るなど、わずか 8球で三者凡退。これで任務終了かと思われたが、 8回もマウンドへ上がった。中継ぎとなって以降は、初のイニングまたぎ。先頭の田中広に左前打を許し、その後、二死 3塁とされたが、最後は坂倉を中飛に仕留め、 9回のスアレスへとつないだ。
ガンケル投手は中継ぎ転向後は初のイニングまたぎ。 2回を無失点に抑えた=マツダスタジアム
これで中継ぎとして再昇格した 7月24日以降、 7試合に登板し、「8イニング無失点&3ホールド」をマーク。岩崎、守屋らの故障により苦しいブルペン事情のなか、奮闘している。最近ではリードした展開での起用も増えており、首脳陣からの信頼も高まるばかりだ。矢野監督は福原投手コーチの推薦だったことを明かし「( 7回は)球数も少なかったし、状態も昨日今日とよかったし」と 8回続投の理由を説明。続けて「抑え方も狙ってゴロが取れたり、 1球 1球を見ても、質がよくなっている」と評価した。
マツダスタジアムは開幕前の 6月10日に先発し、 2満塁被弾で 4回 8失点と苦い思い出のある舞台。そんな嫌なイメージも、払拭した。
「自分が持っている球種をうまく低めにゴロを打たせたり、空振りをとったり、ストライクゾーンで勝負できている。それがいい結果につながっていると思う」
前日 8日にはこう話していた。安定感抜群の優良助っ人が、これからも虎を支える。
9回裏広島、阪神「3番手」のロベルト・スアレス投手=マツダスタジアム
阪神抑えのロベルト・スアレス投手が一瞬ひやりとさせるも、 9回を無失点に抑えた。
一死から鈴木誠に左前打を浴びると松山、堂林に連続四球で一死満塁。 1発出れば同点のピンチを招いたが、続く菊池涼を3球で空振り三振に仕留め、最後は田中広を右飛に打ち取った。 8月 2日DeNA戦(甲子園)以来の登板も、役割を果たした。
※ 8月10日の予告先発は、DeNA・武藤祐太投手(31)ー阪神・岩貞祐太投手(28)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (07月)
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