●東京都は18日、「新型コロナウイルスの感染者」が新たに 207人報告されたと発表した。直近 7日間の平均では約 261.4人となり、依然として高水準。18日時点の入院患者数は1641人で、前日より25人減。うち重症患者は31人で 4人増えた。重症患者が30人台となるのは、 5月30日以来。年代別では、20代と30代が計 111人で半数以上を占めた。感染者の累計は 1万8082人となった。都は警戒度を「4段階の指標」で最も深刻な「感染が拡大している」に位置付けている。酒類を提供する飲食店やカラオケ店には今月31日まで午後10時閉店の「時短営業」も求めている。お盆の時期は旅行や帰省を控えるよう都民に要請していた。
●奈良県と奈良市は18日、10~70代の男女37人が「新型コロナウイルス」に感染したと発表した。同県の 1日当たりの感染確認数としては最多。このうち29人は、クラスター(感染者集団)が発生している天理大(同県天理市)のラグビー部員。県内での感染確認は計 429人になった。鳥取県は18日、鳥取市の鳥取砂丘で17日に男性が死亡しているのが見つかったと発表した。目立った外傷はなく、県警が身元や死因を調べている。同日の天候は晴れで最高気温は35.2度だった。県は「熱中症」の可能性もあるとみている。
●大阪府の吉村洋文知事(45)が18日、大阪府公館で取材に応じた。「新型コロナウイルス重症者数」が急増していることについて、分析なども含めて、19日に本部会議を開催すると明かした。大阪市の繁華街・ミナミへの休業要請は20日まで。吉村知事は、これまでの成果は出ているとした。
●観光庁は18日、観光支援事業「Go To トラベル」の対象施設で、「新型コロナウイルス感染者」による宿泊が 6件あったと明らかにした。旅行後に感染が分かった事例も含まれる。観光庁は宿泊施設の感染対策を確認するため19、20日に 2回目の現地調査を実施する。 6人のうち、「GoTo」による割引利用者は 1人で、割引分の事後還付の対象になる人も 3人いたという。宿泊施設の地域などは公表していないが、利用した施設は運営事務局が調べた結果、感染防止策は取られていたととしている。現地調査は、地方運輸局の職員らが小規模な施設に出向き、「3密(密閉、密集、密接)対策」の状況をチェックする。
●暴力団員による金銭の不当要求行為などに対し、大阪府警が 1~ 7月に発した「中止命令」が86件に上り、既に昨年 1年間の73件を超えたことが18日、府警への取材で分かった。府警幹部は「新型コロナウイルスの感染拡大」や、山口組と神戸山口組が特定抗争指定暴力団に指定されたことで「しのぎ」(資金獲得活動)が厳しくなっていることが背景にあるとみている。中でも「みかじめ料」の要求に対する命令は、2018年と19年が通年でもそれぞれ10件と 5件だったのに対し、今年は18件に急増した。
●JR旅客 6社は18日、お盆期間の 7~17日の新幹線と在来線特急の主要線区の利用者は前年同期比76%減の 354万9000人だったと発表した。同様の統計を始めた1990年以降で過去最低の落ち込みになった。「新型コロナウイルスの感染拡大」に伴い、全国的に「帰省や旅行の自粛」、夏恒例の「花火大会」などを中止する動きが広がったのが影響した。
●日本列島は18日も猛暑が続いた。九州を中心に高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上昇。最高気温が35度以上の「猛暑日」となった観測地点が続出し、30度以上の真夏日の地点も東北から西日本にかけて広がった。高知県四万十市と宮崎県都城市は39.4度。都城市は観測史上最高となった。気象庁によると、気温が高かった場所は、宮崎県西米良村39.3度、同県えびの市と美郷町39.2度、徳島県那賀町が39.0度と続いた。鹿児島県肝付町の38.5度や大分県佐伯市と宮崎県小林市の38.3度など、九州では観測史上最高となる地点があった。
●左ヒラメに右カレイ-。腹を下に顔が左にくるのがヒラメ、右にくるのがカレイ。古くからの見分け方だが、北海道豊浦町の内浦湾でこのほど水揚げされたヒラメは右を向いていた。17日に水揚げされた魚の写真と動画を「道立総合研究機構栽培水産試験場」が分析し、体形や色、鋭い歯から右向きのヒラメと分かった。このヒラメはすでにセリにかけられ、出荷された。
記事をまとめてみました。
東京都は18日、「新型コロナウイルスの感染者」が新たに 207人報告されたと発表した。直近 7日間の平均では約 261.4人となり、依然として高水準。18日時点の入院患者数は1641人で、前日より25人減。うち重症患者は31人で 4人増えた。重症患者が30人台となるのは、 5月30日以来。
都によると、90代の男女 3人の死亡も報告され、累計は 344人となった。新規感染者の 6割に当たる 132人の感染経路が不明。年代別では、20代と30代が計 111人で半数以上を占めた。感染者の累計は 1万8082人となった。
感染経路が判明した中では、家庭内が24人で最多。帰省先の母親から感染した30代の夫婦や、20人規模の飲み会で感染した20代の男性の事例が報告された。
都は警戒度を「4段階の指標」で最も深刻な「感染が拡大している」に位置付けている。酒類を提供する飲食店やカラオケ店には今月31日まで午後10時閉店の「時短営業」も求めている。お盆の時期は旅行や帰省を控えるよう都民に要請していた。
奈良県と奈良市は18日、10~70代の男女37人が「新型コロナウイルス」に感染したと発表した。同県の 1日当たりの感染確認数としては最多。このうち29人は、クラスター(感染者集団)が発生している天理大(同県天理市)のラグビー部員。県内での感染確認は計 429人になった。
県によると、天理大ラグビー部のクラスターは計53人になった。部員は 168人で、全員が寮で暮らしている。県は、マネジャーや指導者を含め、感染の可能性があった計約 180人の検査を終えた。同部は期限を定めず活動を休止している。
鳥取県は18日、鳥取市の鳥取砂丘で17日に男性が死亡しているのが見つかったと発表した。目立った外傷はなく、県警が身元や死因を調べている。同日の天候は晴れで最高気温は35.2度だった。県は「熱中症」の可能性もあるとみている。
県や地元消防によると、17日午後 6時ごろ、観光客から砂丘の中央部で「40代くらいの男性が倒れており、意識がない」と 119番があった。県の担当者は「砂丘内部で死亡した人が見つかるのは聞いたことがない」と話している。
大阪府の吉村洋文知事が18日、大阪府公館で取材に応じた。
「新型コロナウイルス重症者数」が急増していることについて、分析なども含めて、19日に本部会議を開催すると明かした。「高齢者にうつさないことが重要」と繰り返し、自身の推測として、大阪は「高齢者と若者の距離が東京より近いんじゃないか」と話した。その上で「ただそれだけでははかれないし、いろんな要因がある。できるだけ高齢者の方には早めの受診を」と呼びかけた。
大阪府の吉村洋文知事=大阪府公館 (2020年 8月14日撮影)
大阪市の繁華街・ミナミへの休業要請は20日まで。吉村知事は「若い世代の感染拡大は右肩上がりではない。ミナミの協力もあって、一定程度は抑えられてるのかな」と、これまでの成果は出ているとした。「今後も注意しながら」とした上で「ミナミは強烈なダメージを受けている。20日以降、休業要請の継続は考えていない」と説明した。
5人以上のコンパや飲み会の自粛については、「そこが緩まってくると、また高齢者にうつる可能性も」。その意味で「 5人以上の自粛を引き続きお願いするべきではないかと」と述べた。
観光庁は18日、観光支援事業「Go To トラベル」の対象施設で、「新型コロナウイルス感染者」による宿泊が 6件あったと明らかにした。旅行後に感染が分かった事例も含まれるといい「宿泊施設での感染や、クラスター(感染者集団)が発生したとの報告は受けていない」としている。観光庁は宿泊施設の感染対策を確認するため19、20日に 2回目の現地調査を実施する。
立憲民主など野党が18日開いた「合同ヒアリング」で説明した。事業に参加するホテルや旅館に対し、旅行客の感染が分かった場合は報告を求めており、事業を始めた 7月22日以降の宿泊分について、 8月17日時点の報告をまとめた。
6人のうち、「GoTo」による割引利用者は 1人で、割引分の事後還付の対象になる人も 3人いたという。宿泊施設の地域などは公表していないが、利用した施設は運営事務局が調べた結果、感染防止策は取られていたととしている。
現地調査は、地方運輸局の職員らが小規模な施設に出向き、「3密(密閉、密集、密接)対策」の状況をチェックする。
ヒアリングで野党議員からは、沖縄県の感染拡大を懸念する声が続出。沖縄の対象除外を求める意見のほか「(感染者の)療養に必要なホテルの部屋が旅行で埋まっている」との指摘もあった。
暴力団員による金銭の不当要求行為などに対し、大阪府警が 1~ 7月に発した「中止命令」が86件に上り、既に昨年 1年間の73件を超えたことが18日、府警への取材で分かった。
府警幹部は「新型コロナウイルスの感染拡大」や、山口組と神戸山口組が特定抗争指定暴力団に指定されたことで「しのぎ」(資金獲得活動)が厳しくなっていることが背景にあるとみている。
中でも「みかじめ料」の要求に対する命令は、2018年と19年が通年でもそれぞれ10件と 5件だったのに対し、今年は18件に急増した。
暴力団対策法は、暴力団員が「あいさつ料」や「みかじめ料」を要求したり、因縁を付けて金品を求めたりすることなど27類型を「暴力的要求行為」と規定。組への加入の強要や、組からの脱退を妨害する行為などとともに禁止し、発覚すると公安委員会や警察が「中止命令」を発令する。
府警によると、 6月中旬には神戸山口組系組幹部が知人男性に「俺に迷惑かけたやろ。『コロナの給付金』が入ったら、俺に回せ」などと要求。 1月下旬には山口組系幹部が公共料金の支払いを不法に先延ばしにしようとした事案もあった。 4~ 6月には組員 2人の脱退を妨害した山口組系組長に発令。組長は府警に「組員が減ったら運営が大変になる」と説明した。
府警幹部は「山口組と神戸山口組は特定抗争指定暴力団となり、大阪市内で組員が 5人以上集まることができない。さらに、『コロナ』で主な活動場所の繁華街からも人が減った。『中止命令』が増えたということは、それだけ向こうはしのぎが難しくなっているということではないか」と話した。
JR旅客 6社は18日、お盆期間の 7~17日の新幹線と在来線特急の主要線区の利用者は前年同期比76%減の 354万9000人だったと発表した。同様の統計を始めた1990年以降で過去最低の落ち込みになった。
「新型コロナウイルスの感染拡大」に伴い、全国的に「帰省や旅行の自粛」、夏恒例の「花火大会」などを中止する動きが広がったのが影響した。
今年 4~ 5月のゴールデンウイークは前年同期比95%減の91万6000人だった。
日本列島は18日も九州を中心に広く高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上昇した。最高気温が35度以上の「猛暑日」となった観測地点が続出。高知県四万十市と宮崎県都城市では39.4度を記録した。気象庁は19日も気温が高い状態が続くと予想しており、熱中症への対策を呼び掛けている。
気象庁によると、気温が高かった場所は、宮崎県西米良村39.3度、同県えびの市と美郷町39.2度、徳島県那賀町が39.0度と続いた。
日本列島は18日も猛暑が続いた。九州を中心に高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上昇。最高気温が35度以上の「猛暑日」となった観測地点が続出し、30度以上の真夏日の地点も東北から西日本にかけて広がった。高知県四万十市と宮崎県都城市は39.4度。都城市は観測史上最高となった。
列島は19日も高気圧に覆われて暖かい空気が入り込み、気温が高くなる見通し。東海から西日本では厳しい暑さになるとみられ、気象庁は熱中症対策や体調管理に注意するよう呼び掛けている。
気象庁によると、気温が高かった場所は、宮崎県西米良村39.3度、同県えびの市と美郷町39.2度、徳島県那賀町が39.0度と続いた。
鹿児島県肝付町の38.5度や大分県佐伯市と宮崎県小林市の38.3度など、九州では観測史上最高となる地点があった。
発見された右向きのヒラメ(噴火湾とようら観光協会提供)
左ヒラメに右カレイ-。腹を下に顔が左にくるのがヒラメ、右にくるのがカレイ。古くからの見分け方だが、北海道豊浦町の内浦湾でこのほど水揚げされたヒラメは右を向いていた。
17日に水揚げされた魚の写真と動画を「道立総合研究機構栽培水産試験場」が分析し、体形や色、鋭い歯から右向きのヒラメと分かった。
発見された右向きのヒラメ(上)と腹を上にした通常の個体 (噴火湾とようら観光協会提供)
放流や養殖の魚だと右向きのヒラメは 1万匹に 1匹の割合で発見され、遺伝的要因や飼育環境の影響が考えられるという。同試験場の森立成調査研究部長は「今回は天然のヒラメである可能性が高く、非常に珍しい」と話している。
このヒラメはすでにセリにかけられ、出荷された。