●「NMB48」のエース、白間美瑠(22)が始球式を行った。ピンク色の縦じまユニホームに身を包み、ピンク色のグラブを手に豪快に振りかぶった。ボールはベースの手前で弾んだが、見事なコントロールを披露した。
●阪神が「今季5度目の2桁得点」で、「2カード連続の勝ち越し」を決めた。阪神は、 2回にジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)の 2試合連発となる「11号ソロ」で先制。先発オネルキ・ガルシア投手(31)は 3回まで無安打投球。中日の先発福谷浩司投手(29)は 3回まで 1失点。中日は 5回に郡司裕也捕手(22)の適時打、 6回にダヤン・ビシエド外野手(30)の犠飛で逆転。阪神は 6回、陽川尚将内野手(29)の「3ラン」、ボーアのこの日 2発目となる「2ラン」で再びリードを奪った。阪神は 7回にも 4点を追加。終盤に大量リードを奪い、「2カード連続の勝ち越し」を決めた。阪神ガルシアは本拠地甲子園で「初勝利」、中日は先発の福谷が粘れず「2敗」目。「5カード連続勝ち越し」中だった中日に連勝し、「3位」に浮上した。
●阪神が今季 5度目の「2桁得点」で、 2カード連続の勝ち越しを決めた。 2回、ボーアの「2試合連発」となる「11号ソロ」で先制。その後 2点を失ったが、 6回に「3番」起用された陽川の「今季1号3ラン」で逆転。さらに直後、ボーアにこの日 2発目となる「12号2ラン」が飛び出した。 7回にも木浪聖也内野手(26=亜細亜大學OB)、大山悠輔内野手(25)の適時打などで 4点を奪い、試合を優位に進めた。 6回 2失点で降板した先発のガルシアは、甲子園で先発として「初勝利」。「5カード連続勝ち越し」中だった中日に連勝し、「3位」に浮上した。高々と上がった白球を見ながらゆっくりと歩き出した。ボーアが 2戦連発の「11号ソロ」。ベンチではおなじみの“ファイアボール”が飛び出した。 2回。福谷のフォークを振り抜いた。両チーム通じての初安打が先制アーチとなった。これで阪神は先発投手が 8試合連続でQS(クオリティスタート、 6回以上を投げ自責 3以内)を達成。打線も活気づいており、上位を目指す形が見えてきた。
●阪神がボーアの 2試合連発となる「右越えの11号ソロ」で先制した。 0- 0の 2回二死。フルカウントから先発・福谷の変化球をとらえ、豪快に右翼席へ運んだ。前日25日の同戦でも 3- 1の 6回に右中間席へ「10号2ラン」を放り込んでいた。ボーアの「2試合連発」は 7月26日(中日戦、ナゴヤドーム)と28日(ヤクルト戦、神宮)以来で今季早くも 3度目で、甲子園では「5本」目。今季、「2試合連発」は 3度目となるが甲子園では初めて。 2日とも、上空には右翼から左翼方向へ強い浜風が吹き抜けていた。左打者には不利といわれる甲子園名物も、怪力新助っ人には関係なし。軽々と打球を外野席まで運んだ。ダメ押しの 2本目は 6回だ。陽川が逆転弾を放った後の二死 1塁。福谷の初球、外角 149キロツーシームを左中間に運んだ。チームトップに並ぶ「12号2ラン」で、福谷をノックアウト。「1試合2発」は今季 2度目で、甲子園では初めて。21日ヤクルト戦から「5戦5本」と、アーチ量産中だ。矢野燿大監督(51)は、 1発で終わらず 2発目が出たことを評価。さらなる期待を込めた。ご機嫌のB砲は、お立ち台で代名詞「ファイアボール」をファンと一緒に披露した。パワフルな打撃で、チームの勢いをさらに加速させる。
●虎のゴリラが値千金のアーチを放った。阪神が 2点を追う 6回、陽川尚将内野手の「1号」とジャスティン・ボーア内野手の「12号」で、 5得点のビッグイニングをつくり一気に逆転した。 1点を追う 6回一死から近本光司外野手(25)、木浪の連打で一死 1、 2塁。続く陽川が福谷の真ん中に入ったフォークを捉えた。打球は大歓声とともに、バックスクリーン左横へ。今季「1号」は「逆転3ラン」となった。なおも二死 1塁、今度はボーアが外よりに入った初球のツーシームをとらえ、左中間スタンドへ運んだ。この日は第 1打席で「先制本塁打」。前日25日にも「ダメ押し2ラン」を放ちコメントしていたが、 1試合 2発と絶好調の打撃でチームに勢いを呼び込んだ。中日を打力で圧倒し、「2カード連続の勝ち越し」。「3番」の 1発が相手投手陣にダメージを与え、終盤の猛攻を呼んだ。チームは今季 5度目の2桁得点で「2連勝」。「2カード連続の勝ち越し」で「3位」に浮上し、借金「1」で勝率「5割」も目前に迫った。お立ち台ではご機嫌だった。新「3番」がガムシャラにバットを振り、首位巨人を追う。
●近本光司外野手が大量得点の口火を切った。 4打数 2安打。リードオフマンらしい存在感を見せた。
●木浪聖也内野手が「5打数3安打3打点」で大勝に貢献した。 8回二死 1、 3塁ではダメ押しの右前適時打を放ち「猛打賞」。前日25日にはダイビングキャッチで首を痛めていたが、その影響を感じさせない活躍ぶりだった。
●オネルキ・ガルシア投手が 6回 3安打 2失点で降板した。直後の 6回裏に、陽川の「3ラン」で逆転したため、「勝ち投手の権利」を得た。中日時代の18年からここまで、甲子園で先発した試合は「12戦0勝4敗」。聖地での「初勝利の権利」を持って降板した。力のあるツーシームと直球を主体に、 4回まで無安打投球。 5回一死から京田の 3塁打と郡司のポテン安打で同点に追いつかれ、 6回無死 2、 3塁からビシエドの犠飛で勝ち越されたが、後続を打ち取り踏ん張った。降板後に陽川が逆転の「3ラン」を放つと、ベンチを飛び出して、ベンチの誰よりも喜んだ。
●岩貞祐太投手(28)がわずか 8球で 7回を 3者凡退に抑えた。 一挙 5得点で逆転した直後、先頭の郡司を遊飛に打ち取ると、代打三ツ俣大樹内野手(28)、大島洋平外野手(34)も直球で押し込み 1回無安打無失点。その後の 4得点を呼び込む完璧な投球に、矢野監督もたたえた
記事をまとめてみました。
<阪神11- 3中日>◇11回戦◇阪神 7勝 4敗 0分◇26日◇阪神甲子園球場
「NMB48」のエース、白間美瑠が始球式を行った。ピンク色の縦じまユニホームに身を包み、ピンク色のグラブを手に豪快に振りかぶった。ボールはベースの手前で弾んだが、見事なコントロールを披露した。
白間は「みるるん」の愛称で親しまれ、前日25日には自身のツイッターで「はじめての始球式、、とても緊張しています」と投稿していた。
始球式を行うNMB48の白間美瑠さん=阪神甲子園球場
阪神は、 2回にボーアの 2試合連発となる「11号ソロ」で先制。先発ガルシアは 3回まで無安打投球。中日の先発福谷は 3回まで 1失点。
中日は 5回に郡司の適時打、 6回にビシエドの犠飛で逆転。阪神は 6回、陽川の「3ラン」、ボーアのこの日 2発目となる「2ラン」で再びリードを奪った。
阪神は 7回にも 4点を追加。終盤に大量リードを奪い、「2カード連続の勝ち越し」を決めた。阪神ガルシアは本拠地甲子園で「初勝利」、中日は先発の福谷が粘れず「2敗」目。
2回裏阪神二死、右越えに先制本塁打を放ったボーア内野手=阪神甲子園球場
阪神が「今季5度目の2桁得点」で、「2カード連続の勝ち越し」を決めた。
2回、ボーアの 2試合連発となる「11号ソロ」で先制。その後 2点を失ったが、 6回に「3番」起用された陽川の今季「1号3ラン」で逆転。さらに直後、ボーアにこの日 2発目となる「12号2ラン」が飛び出した。
7回にも木浪、大山の適時打などで 4点を奪い、試合を優位に進めた。 6回 2失点で降板した先発のガルシアは、甲子園で先発として「初勝利」。「5カード連続勝ち越し」中だった中日に連勝し、「3位」に浮上した。
阪神が今季 5度目の「2桁得点」で、 2カード連続の勝ち越しを決めた。
2回、ボーアの「2試合連発」となる「11号ソロ」で先制。その後 2点を失ったが、 6回に「3番」起用された陽川の「今季1号3ラン」で逆転。さらに直後、ボーアにこの日 2発目となる「12号2ラン」が飛び出した。
7回にも木浪、大山の適時打などで 4点を奪い、試合を優位に進めた。 6回 2失点で降板した先発のガルシアは、甲子園で先発として「初勝利」。「5カード連続勝ち越し」中だった中日に連勝し、「3位」に浮上した。
高々と上がった白球を見ながらゆっくりと歩き出した。ボーアが 2戦連発の「11号ソロ」。ベンチではおなじみの“ファイアボール”が飛び出した。
「大好きな甲子園で 2試合連続のホームランが打ててよかったね」
2回。福谷のフォークを振り抜いた。両チーム通じての初安打が先制アーチとなった。
6回、陽川尚将内野手(手前)の「3点本塁打」にガッツポーズの矢野燿大監督=阪神甲子園球場
6回には「3番」の陽川が逆転の「1号3ラン」。「前の 2人(近本、木浪)が良い形でつないでくれたので、その流れに乗って打つことができました」と声を弾ませれば、さらに二死 1塁から、再びボーアだ。
初球を左中間スタンドへ運ぶ「12号2ラン」。「陽川が良いホームランを打ってくれたので、それに刺激されて打つことができた。今日の試合前に秋山からホームランを打ってくれといわれて、『打つよ』と約束していた。約束を果たすことができてよかった」。21日のヤクルト戦(神宮)以来となる 1試合 2発で貴重な追加点。仲間との約束もしっかり果たした。
試合前時点で 8月は「打率0.205(73打数15安打)3本塁打、11打点」。不振に陥り、打順も「7番」まで降格したこともあったが、苦しい期間を乗り越え、上昇の兆しだ。
阪神は中日に11- 3で大勝し、「3位」浮上だ。一時は 1- 2と逆転を許したが 6、 7回だけで「5点、4点」を奪う猛攻でひっくり返した。「5カード連続勝ち越し」で甲子園に乗り込んできた中日に連勝し、「2カード連続勝ち越し」を決めた。
6回裏阪神二死 1塁、左中間へ「2点本塁打」を放ったボーア内野手=阪神甲子園球場
2試合連続で「3番・右翼」に入った陽川が、逆転を許した直後の 6回に値千金の「逆転3ラン」。前日の 2打点に続いて大暴れすると、ボーアも負けじと 2発。先制の「右越えソロ」にとどまらず、 4- 2の 6回二死からも左中間席へ「12号2ラン」を放った。 1試合「2本塁打」は 8月21日のヤクルト戦(神宮)以来で今季 2度目。ここ 5試合で「5本塁打」と、勢いが出てきた。
6回 3安打 2失点でリードを許したまま代打を送られた先発のガルシアだったが、陽川の一発で「2勝目(5敗)」が転がり込んだ。虎加入 2年目でようやく甲子園での「先発白星」だ。
これで阪神は先発投手が 8試合連続でQS(クオリティスタート、 6回以上を投げ自責 3以内)を達成。打線も活気づいており、上位を目指す形が見えてきた。
■オネルキ・ガルシア投手
「初回の立ち上がりを意識してマウンドにあがったよ。抑えることができて、良いリズムで投げられたし、試合を作ることはできたかなと思うね」
6回、「2点本塁打」を放ったボーア内野手=阪神甲子園球場
阪神が今季5度目の2桁得点で、2カード連続の勝ち越しを決めた。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。
-打線が発奮して 2カード連続勝ち越し
矢野監督 途中までは打ち合いって形じゃなかったですけど、いいところでいいホームランが出て、ピッチャーもしっかり投げてくれて。いいゲームでしたね。
-陽川が決勝弾
矢野監督 昨日もいいところで打ってくれましたし、陽川のね、ゴリラパンチがすごくいい場面で出て、本当に最高なホームランでした。
-陽川は少ないチャンスで結果を出している
矢野監督 誰もが通る道なんですけど、出たり出なかったりって本当に難しくて。その中で辛抱強く、陽川も将大(中谷)も控えのメンバーも頑張ってくれているんで。その中で、陽川も本当にそういうような形でやってくれた結果が、こうやって形に出て、僕自身もうれしいですし、陽川の成長もあるかなと思います。
6回裏阪神一死 1、 2塁、矢野燿大監督(中央)は左中間へ「逆転3点本塁打」を放った陽川尚将内野手をゴリラポーズで迎える=阪神甲子園球場
-ボーアが 2本塁打
矢野監督 ( 1本目は)あの場面も長打を打ってほしいなってところで長打を打ってくれたし、もう 1本も続いてセンター方向に打ったのも、しっかりした内容があったと思うし。暑くなって、どんどん、どんどんね。ボーアにも打ってもらいたいです。
-若手が奮起
矢野監督 そうですね。いいところでね。聖也も首の痛みがありながらね、いいヒットを打ってますし。チカも出てるし。まあでも岩貞が代わったイニングをしっかり 3人で抑えてくれたというのは、本当に流れがこっちに来て得点できたという部分はある。チーム全体でいいゲームができたとかな思います。
-ガルシアに勝ちがついた
矢野監督 そうですね。本当にいい投球をして、先頭打者を四球であの 1点というのはちょっともったいなかったのはあるし。僕も代打を送ったんでね。あそこで逆転してくれたというのはガルシア自身にも勝ちが付くというのは、本当に大きなことなんで。打者陣が頑張ってくれたと思います。
中日に快勝しガッツポーズをみせる矢野燿大監督(右奥)=阪神甲子園球場
-小幡がプロ初スタメン
矢野監督 積極的に打席でもどんどん打ちにいってましたし。( 5回郡司の)タイムリーになったセンター前に落ちたヤツも、本当にすごい勢いで追いかけてもうちょっとで捕れるのかなというところまでいった。本当に小幡らしさというのはしっかり出してくれましたし、見ていて気持ちいい、すがすがしいプレーをしたと思います。
-明日勝てば「3連勝」
矢野監督 そうですね、 2つ勝って明日勝たないと乗っていけないんで。どんどんいかないとダメなんで、そのつもりで明日も全員で取りにいきます。
-打順の巡りがいい
矢野監督 試行錯誤しながらどう点を取るかっていうのがチームの課題のところなんで。それぞれがいい働きをしてくれて、今日みたいな形になれば、これでいいのかなっていう形が見えてくる。
試合に勝利した阪神ナイン=阪神甲子園球場
阪神は「3本塁打」と打線が爆発し、中日に11- 3で大勝し、「3位」に浮上した。以下、矢野監督の主な一問一答。
--11安打11得点でカード勝ち越し
「途中までは打ち合いって形じゃなかったですけど、いいところでいいホームランが出て、ピッチャーもしっかり投げてくれて。いいゲームでしたね」
--陽川が決勝弾
「きのうもいいところで打ってくれましたし、陽川のね、ゴリラパンチがすごくいい場面で出て、本当に最高なホームランでした」
試合に勝利し、バナナを手に陽川尚将内野手を迎えるガルシア投手=阪神甲子園球場
--陽川は少ないチャンスで結果を出している
「誰もが通る道なんですけど、(試合に)出たり出なかったりって本当に難しくて。その中で辛抱強く、陽川も将大(中谷)も控えのメンバーも頑張ってくれているんで。その中で、陽川も本当にそういうような形でやってくれた結果が、こうやって形に出て、僕自身もうれしいですし、陽川の成長もあるかなと思います」
--ボーアが2本塁打
「(1本目は)あの場面も長打を打ってほしいなってところで長打を打ってくれたし、もう一本も続いてセンター方向に打ったのも、しっかりした内容あったと思うし。暑くなって、どんどん、どんどんね、ボーアにも打ってもらいたいです」
--ガルシアにも白星がついた
「本当にいい投球をして、先頭打者を四球であの1点というのはちょっともったいなかったのはあるし。僕も代打を送ったんでね、あそこで逆転してくれたというのはガルシア自身にも勝ちが付くというのは、本当に大きなことなので。打者陣が頑張ってくれたと思います」
試合に勝利し、出迎えたガルシア投手からバナナを受け取った陽川尚将内野手=阪神甲子園球場
--小幡を先発起用
「積極的に打席でもどんどん打ちにいってましたし。(守備でも)タイムリーになったセンター前に落ちたやつも本当にすごい勢いで追いかけて、もうちょっとで捕れるのかなというところまでいった。本当に小幡らしさというのはしっかり出してくれました。見ていて気持ち良い、すがすがしいプレーをしたと思います」
--打順も組み替えているが、巡りがよくなったのでは
「試行錯誤しながらどう点を取るかっていうのがチームの課題のところなんで。それぞれがいい働きをしてくれて、今日みたいな形になれば、これでいいのかなというような形が見えてくる。そういうところでは悠輔(大山)が四回(1死一、二塁)か。あの場面であいつが打ってかえす、また(守備でも二回に失策)サードゴロを普通に捕って、普通にアウトにできるプレーなんで。やっぱりあいつには中心になって引っ張っていくところをこっちも期待しているし。最後も打ったというのは価値あるヒット、タイムリーやし。でも俺としてはあそこ(四回)で決めて欲しいな。守備でも悠輔に引っ張ってもらわないと駄目なんで、そこは課題かな」
2回、本塁打を放ったボーア内野手=阪神甲子園球場
阪神がボーアの 2試合連発となる「右越えの11号ソロ」で先制した。
「打ったのはフォーク。大好きな甲子園で『2試合連続のホームラン』が打ててよかった」
0- 0の 2回二死。フルカウントから先発・福谷の変化球をとらえ、豪快に右翼席へ運んだ。前日25日の同戦でも 3- 1の 6回に右中間席へ「10号2ラン」を放り込んでいた。ボーアの「2試合連発」は 7月26日(中日戦、ナゴヤドーム)と28日(ヤクルト戦、神宮)以来で今季早くも 3度目で、甲子園では「5本」目。「いい先制点になったし、まだまだ点を取れるようにがんばる」と広報を通じてコメントを寄せた。
2回、本塁打を放ちポーズをとるボーア内野手=阪神甲子園球場
こちらは担々麺パワーでおかわり 2発! ジャスティン・ボーア内野手が、甲子園の公式戦では初となる「1試合2本塁打」を放った。先制の 1本目は、浜風を切り裂いた。 2回二死無走者。先発福谷の真ん中 139キロフォークを仕留め、右翼席に突き刺す「11号ソロ」。打った瞬間に確信したように、 1塁に歩を進めた。
「大好きな甲子園で、 2試合連続のホームランが打てて良かったよ」
6回裏阪神二死 1塁、ボーア内野手は左中間に「2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
今季、「2試合連発」は 3度目となるが甲子園では初めて。 2日とも、上空には右翼から左翼方向へ強い浜風が吹き抜けていた。左打者には不利といわれる甲子園名物も、怪力新助っ人には関係なし。「ライナーで強い打球を打つことを考えています」と、軽々と打球を外野席まで運んだ。
ダメ押しの 2本目は 6回だ。陽川が逆転弾を放った後の二死 1塁。福谷の初球、外角 149キロツーシームを左中間に運んだ。チームトップに並ぶ「12号2ラン」で、福谷をノックアウト。お立ち台では「陽川さんが本塁打を打って刺激された」と、笑顔を見せた。「1試合2発」は今季 2度目で、甲子園では初めて。21日ヤクルト戦から「5戦5本」と、アーチ量産中だ。
ヒーローインタビューを終え、バナナを手に笑顔を見せる、左からガルシア投手、陽川尚将内野手、ボーア内野手=阪神甲子園球場
試合後、報道陣から日本の猛暑を乗り切る好物を聞かれると即答した。「担々麺です。今日も食べました」。遠征先などでも各地のご当地担々麺をテークアウトで食べ比べするほどだ。この日の試合前もダブルサイズの担々麺を食べて、2本のアーチをおかわりした。
矢野監督は、 1発で終わらず 2発目が出たことを評価。「暑くなって、どんどんボーアにも打ってもらいたい」と、さらなる期待を込めた。ご機嫌のB砲は、お立ち台で代名詞「ファイアボール」をファンと一緒に披露した。日本語で「タイガースファン、メチャメチャイイ」とご満悦。パワフルな打撃で、チームの勢いをさらに加速させる。
阪神が 6回、陽川尚将内野手の「1号」とジャスティン・ボーア内野手の「12号」で、 5得点のビッグイニングをつくり一気に逆転した。
1点を追う 6回一死から近本、木浪の連打で一死 1、 2塁。続く陽川が福谷の真ん中に入ったフォークを捉えた。打球は大歓声とともに、バックスクリーン左横へ。「前の 2人がいい形で繋いでくれたので、その流れに乗って打つことができました。ガルシアもすごく頑張ってくれていたので、最高の結果になって良かったです」。今季「1号」は「逆転3ラン」となった。
なおも二死 1塁、今度はボーアが外よりに入った初球のツーシームをとらえ、左中間スタンドへ運んだ。この日は第 1打席で「先制本塁打」。前日25日にも「ダメ押し2ラン」を放ち「大好きな甲子園で2試合連続のホームランが打てて良かったね」とコメントしていたが、 1試合 2発と絶好調の打撃でチームに勢いを呼び込んだ。
6回、3点本塁打を放った陽川尚将内野手=阪神甲子園球場
阪神が陽川の今季「1号3ラン」で逆転に成功した。
「前の 2人が良い形で繋いでくれたので、その流れに乗って打つことができました。ガルシアもすごく頑張ってくれていたので、最高の結果になって良かったです」
甲子園での「初勝利」を目指した先発ガルシアが逆転を許し、 1- 2で迎えた 6回だった。一死から近本、木浪が連続安打で 1、 2塁とし、続いて打席に入ったのが 2試合連続で「3番・右翼」に座った陽川だった。
カウント 1- 1から福谷のフォークを左中間席に運んだ。今季68打席目での待望の本塁打。昨年 9月29日の中日戦(甲子園)以来 332日ぶりのアーチとなった。
さらに 6回二死 1塁からボーアにもこの日 2本目となる左中間への「12号2ラン」が出て 6- 2と一気に突き放した。「陽川が良いホームランを打ってくれたので、それに刺激されて打つことができた」。ボーアの 1試合 2発は 8月21日のヤクルト戦(神宮)以来で来日 2度目。ここ 5試合で「5発目」となり、一気に打球の角度を上げてきた。
6回裏阪神一死 1、 2塁、左中間へ「逆転3点本塁打」を放った陽川尚将内野手=阪神甲子園球場
虎のゴリラが値千金のアーチを放った。 2点を追う 6回に、「3番」陽川尚将内野手が逆転の今季「1号3ラン」。この1発がチームを勢いづけ、11安打11得点の猛攻につながった。中日を打力で圧倒し、「2カード連続の勝ち越し」。「3位」浮上で、勝率「5割復帰」に王手を掛けた。
◇ ◇ ◇
虎のゴリラが一振りで流れを引き戻した。 6回に勝ち越された直後だ。近本、木浪が連打でつないで、一死 1、 2塁。「3番」陽川が中日福谷のフォークを完璧にとらえた。美しい放物線を描き、打球は左中間席に着弾。「前の 2人がいい形でつないでくれたので、その流れに乗って打つことができた。長打力が自分の持ち味。結果としてよかったと思います」。今季1号は値千金の「逆転3ラン」。 2戦連続の「3番」起用で結果を残した。
6回裏阪神一死 1、 2塁、左中間に「逆転3点本塁打」を放った陽川尚将内野手(右)はガルシア投手(左)らに迎えられ笑顔でゴリラポーズ=阪神甲子園球場
「ゴリラ」の愛称を持つ29歳は、ダイヤモンドを 1周すると、恒例の「ゴリラポーズ」を控えめに披露。開幕前から「無観客でもそういったパフォーマンスは続けていきたい」と公言していたが、この日球場に駆け付けた4957人の観客の前で力強く胸をたたいた。矢野監督も「陽川のね、ゴリラパンチがすごくいい場面で出て、本当に最高なホームランでした」と大絶賛だった。
プロ 7年目を迎える今季は、虎視眈々(たんたん)とスタメンの座を狙っていた。「去年はどうしても結果が出ない中でずっと結果がほしくて…」と悩んだ末、まずは視界を変えた。今季からコンタクトレンズを目に装着。「ボールがよく引きつけられるようになった」と効果を実感した。ボールを確実に捉えられるようになり、打席から見える世界も変わった。
6回裏阪神一死 1、 2塁、ガルシア投手(左)は「逆転3点本塁打」を放った陽川尚将内野手(中央)を手荒く迎える。右は坂本誠志郎捕手=阪神甲子園球場
「気持ちだけが先走ってしまって体がついてきていなかった」。精神を安定させるため、 6月の開幕前からモチベーション維持のため、読書にふけり、 1時間の入浴でリラックスに努めた。「今年は(コロナもあって)考える時間があった。そこが今プラスになってできているのかなと思います」。心身を整え、巡ってきたチャンスをつかんだ。「3番」の 1発が相手投手陣にダメージを与え、終盤の猛攻を呼んだ。チームは今季 5度目の2桁得点で「2連勝」。「2カード連続の勝ち越し」で「3位」に浮上し、借金「1」で勝率「5割」も目前に迫った。お立ち台では「久々のGP(ゴリラパンチ)なので良かったです」とご機嫌だった。新「3番」がガムシャラにバットを振り、首位巨人を追う。
8回裏阪神二死 1塁、中前安打を放った近本光司外野手=阪神甲子園球場
近本光司外野手が大量得点の口火を切った。
6回一死から 1塁強襲の内野安打を放ち逆襲の先陣を切ると、 7回無死 1、 2塁ではきっちり投前犠打を決め、この回 4得点につなげた。 8回二死 1塁では中前打を放ち、ダメ押しの好機をつくるなど、 4打数 2安打。リードオフマンらしい存在感を見せた。
8回裏阪神二死 1、 3塁、右前適時打を放ちガッツポーズする木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
木浪聖也内野手が「5打数3安打3打点」で大勝に貢献した。 6回一死 1塁で中前打を放ち、 7回一死 2、 3塁の好機では、岡田の内角高めフォークをとらえて「2点右前適時打」。「チカ(近本)がバントでいい形でつないでくれたので、なんとかランナーをかえしたいという気持ちで打席に入りました」。
8回二死 1、 3塁ではダメ押しの右前適時打を放ち「猛打賞」。前日25日にはダイビングキャッチで首を痛めていたが、その影響を感じさせない活躍ぶりだった。
力投も 6回 2失点で降板となるオネルキ・ガルシア投手=阪神甲子園球場
オネルキ・ガルシア投手が 6回 3安打 2失点で降板した。直後の 6回裏に、陽川の「3ラン」で逆転したため、「勝ち投手の権利」を得た。中日時代の18年からここまで、甲子園で先発した試合は「12戦0勝4敗」。聖地での「初勝利の権利」を持って降板した。
力のあるツーシームと直球を主体に、 4回まで無安打投球。 5回一死から京田の 3塁打と郡司のポテン安打で同点に追いつかれ、 6回無死 2、 3塁からビシエドの犠飛で勝ち越されたが、後続を打ち取り踏ん張った。
2回表中日無死、高橋周平内野手の打球に素早く反応するオネルキ・ガルシア投手=阪神甲子園球場
降板後に陽川が逆転の「3ラン」を放つと、ベンチを飛び出して、ベンチの誰よりも喜んだ。「初回の立ち上がりを特に意識してマウンドに上がったよ。初回を抑えることが出来ていいリズムで投げることが出来たし、試合をつくることはできたかなと思うね」と仕事を果たした。
7回表、阪神「2番手」で登板した岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
岩貞祐太投手がわずか 8球で 7回を 3者凡退に抑えた。
一挙 5得点で逆転した直後、先頭の郡司を遊飛に打ち取ると、代打三ツ俣、大島も直球で押し込み 1回無安打無失点。その後の 4得点を呼び込む完璧な投球に、矢野監督も「岩貞が代わったイニングをしっかり 3人で抑えてくれたというのは、本当に流れがこっちに来て得点できた」とたたえた。
※ 8月27日の予告先発は、阪神・青柳晃洋投手(26)ー中日・柳裕也投手(26)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (08月)
2020年 公式戦日程と 結果 (09月)
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決済方法は、クレ ジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をな かなか見ることができない方、中継を何度 も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強を したい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見た い方、タイガースファン必見です!!
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