中日の 6番平田良介外野手(24)が 1- 1の 6回に勝ち越しの適時 2塁打を放った。
1点リードの 9回に谷繁元信捕手(41)がポストシーズンでは実に61打席ぶりの安打となる適時 2塁打を放ち、巨人を突き放した。
中日の先発大野雄大投手(24)がポストシーズン初勝利を挙げた。序盤から全力でボールを投げ込み 5回 2/3を 4安打 1失点でまとめた。
高木守道監督(71)が初戦白星に「勝っちゃいましたね」と満面笑みだった。「うちはヤクルト戦で力を使い果たした。今日の試合はみっともない試合はしたくない、 2位のメンツにかけて食らいつく、その思いだけだった。投手陣が頑張ってくれたからこういう試合になった」。ヒーローには大野を挙げ「若い大野が頑張ってくれたのが大きい。今日 1番の大きなポイントですよ」と絶賛していた。記事をまとめてみました。
日本シリーズの出場権を争うファイナルステージ( 6試合制)が開幕。セ・リーグはファーストステージを勝ち上がったレギュラーシーズン 2位の中日が、同王者の巨人を<巨人 1- 3中日>で下し、対戦成績を 1勝 1敗(巨人に 1勝のアドバンテージ)とした。
先発は巨人が内海、中日が大野。中日は 3回に大島の適時打で 1点を先制。巨人は初回二死 2、 3塁を生かせず 回まで無得点。
巨人は 4回に高橋由の適時打で同点に追いついた。中日は 6回に平田が適時 2塁打を放ち、勝ち越しに成功した。
中日は 9回一死 1塁から谷繁の左翼線への適時 2塁打で 1点を追加して逃げ切った。巨人は打線が 1得点に抑えられた。
6回表、勝ち越し適時 2塁打を放った平田
中日の 6番平田が 1- 1の 6回に勝ち越しの適時 2塁打を放った。二死 1、 2塁から、変化球をうまく打った。平田は「『自分がヒーローになるんだ』という気持ちで、失敗を恐れず、思い切っていきました」とコメントした。
谷繁がポストシーズンで一昨年のロッテとの日本シリーズ第 7戦以来、実に61打席ぶりの安打を放った。 2- 1の 9回に巨人山口から 3塁線を破る適時 2塁打を放ち、大きな 1点を加えた。
何より好リードで投手陣を引っ張り、これでクライマックスシリーズはファーストステージのヤクルト戦 3試合と合わせ 4試合で計 4失点と、守りの要として本領を発揮している。
この日は先発の左腕大野雄大投手(24)をポストシーズン初登板初勝利へと導いた。大野の好投を「十分でしょ」と高く評価した。
9回表中日一死 1塁、適時 2塁打を放ちベンチに向かってガッツポーズする谷繁(右)
スコアボードに点灯した61打席ぶりの「H」マークが、中日の勝利を大きく引き寄せた。 9回一死 1塁で打席に谷繁。第 3打席まですべて凡退し、ポストシーズンの連続打席無安打は60に伸びていた。左腕山口が投じた低めのボールに食らいつくと、打球は 3塁線を破る 2塁打。貴重な 3点目が入り、41歳は 2塁ベース上で目尻を下げた。
「やっとみなさん(報道陣)から解放されますね」
値千金の一打は幻になっていたかもしれなかった。高木監督は「あんまり打たなかったから、バントをさせようと思うとった。でもカウントが( 1- 1と)悪くなったので動いた方(ランエンドヒット)がいいかなと…」と、舞台裏を明かした。
「打ったことより、勝ったことの方がうれしい」と谷繁。プロ24年目のベテランは久々の安打も快感だろうが、リーグ随一の打線を好リードで 1点に抑えたことが一番だ。
谷繁は 9回にポストシーズン61打席ぶりの安打となる適時 2塁打。貴重な追加点をもたらした
自身の無安打記録が続いていたときも「今は勝つことがすべて」と相手をいかに抑えるかに心を砕いてきた。第 1戦の先発は大舞台の経験が少ない 2年目左腕の大野。試合前の食堂でのことだった。大野が食べ終えたラーメンの丼をのぞき込むと、チャーシューが残されていた。「お前、緊張しとんのか」。大野は結局、チャーシューを食べることはしなかったが、何気ない言葉に気持ちが少し楽になった。
セの現役最年長捕手は1998年に横浜(現DeNA)を日本一に導き、2002年に中日へ移籍してからもリーグ優勝 4度(日本一 1度)。ファイナルステージには 6年連続の進出だ。
1勝のアドバンテージがある巨人とは、 1勝 1敗のタイ。中日が出場した過去 5度のファイナルステージではすべて、先に 2勝(アドバンテージを含む)したチームが日本シリーズに進出している。試合前に「すべての数字で向こう(巨人)が上」とぼやいていた高木監督も、試合後は「勝っちゃいました」という喜びよう。2007年に続く下克上に挑む高木竜が、大ベテランの力で“王手”をかけた。
1回裏、村田を空振り三振に仕留めガッツポーズする大野
中日の先発大野がポストシーズン初勝利を挙げた。序盤から全力でボールを投げ込み 5回 2/3を 4安打 1失点でまとめた。
2年目の今季は初勝利を含む 4勝。期待の大型左腕は「野手のみなさんのおかげです。クライマックスシリーズ・ファイナルステージ開幕戦の先発を任されたのはもちろんうれしいことですが、ファーストステージを投手と野手が一丸となって突破したので、僕も初戦を取りたいという思いしかありませんでした。何とか後ろにつなげられて良かったと思います」。人柄の良さがにじみ出るようなコメントで振り返った。
高木守道監督が初戦白星に「勝っちゃいましたね」と満面笑みだった。「うちはヤクルト戦で力を使い果たした。今日の試合はみっともない試合はしたくない、 2位のメンツにかけて食らいつく、その思いだけだった。投手陣が頑張ってくれたからこういう試合になった」。ヒーローには大野を挙げ「若い大野が頑張ってくれたのが大きい。今日 1番の大きなポイントですよ」と絶賛していた。
高木守道監督(右)は谷繁の左翼線適時 2塁打で生還した森野を迎える
高木はしてやったりの笑みで、報道陣の前に登場した。「なんか勝っちゃいましたね。勝ちましたというより、勝っちゃいましただわ。ホントによう勝った」。 3連敗での終戦をほのめかすなど、あれほど弱気発言を連発していた前日は、やはり芝居だったのか。会心の「モリミチ節」が東京ドームにさく裂した。
「若い大野が頑張ってくれたのが大きい。今日 1番の大きなポイントですよ」。死んだフリ作戦成功の立役者は 2年目左腕大野雄大投手(24)だった。吉見、ソト、中田賢の 3本柱が離脱する非常事態で、CS初先発を言い渡されたのは前日だった。だが2010年のドラフト 1位は物おじせず、 140キロ台後半の真っすぐとフォークを主体に巨人打線を圧倒。 5回 2/3を 1失点にまとめ、ゲームを支配した。
初戦を制した高木守道監督(左端)はナインを笑顔で出迎え
高木監督は 7月31日の巨人戦で同期の沢村に投げ勝った度胸と相性を買って送り込んだ。見事、期待に応えた24歳は「ファーストステージをみんな一丸で突破した。僕も初戦、やったろうと言う気持ちだけ。全員で勝ち取った 1勝です」と謙虚に振り返った。
試合後の高木監督は、またタヌキに戻った。「一泡吹かせましたね」と振られると、「一泡で終わりや」とにやり。アドバンテージを含めた 1勝 1敗の話題にも「だいたい(強い)巨人にアドバンテージがあるのがおかしい」と笑いを取った。「(これで巨人が慌てる? という問いかけに)慌てん慌てん。試合間隔が空いてたから合わんかっただけ。見とってみ、明日からガラッとかわるから」。死んだフリはまだまだ続くのか。大きな1勝であることは間違いない。
▽中日に敗れた原辰徳監督(54)のコメント:「 1戦終わって、少し肩の力抜いて戦えるでしょう。ドラゴンズとは、こういうゲーム展開。 1本出るか出ないか。今日は向こうが上回ったということ」。
巨人が競り負けた。巨人は 1回裏に1番長野が四球で出塁も、 2番藤村がバント失敗で好機を逸した。 3回二死 2塁で好調の大島を迎えた場面では、外野が前進守備を取らずに適時打を浴び先制点を許した。接戦の中では、どちらも大きな意味を持ってしまった。強力打線も、 4番阿部が無安打など不発に終わった。リーグ優勝のアドバンテージを含めて 1勝 1敗のタイ。この 1敗が今後どう響くか?
敗れても、短期決戦は血わき肉躍る。原辰徳監督は、およそ敗軍の将らしからぬ、すがすがしい顔で会見場に現れた。「 1戦終わって、少し肩の力抜いて戦えるでしょう。ドラゴンズとは、こういうゲーム展開。 1本出るか出ないか。今日は向こうが上回ったということ」と朗らかに話した。そのトーンには、暗さや、負け惜しみはみじんもない。待ちに待った戦いの始まりを、歓迎する原監督がいた。
3回表中日二死 1塁、大島に気合のタッチで 2盗を阻止する内海
敗戦には要因がある。 1点を争う接戦になるのは分かっていた。それだけに、ミスが勝敗を分けた。
1回。いきなりミスが出た。 1番長野の四球で無死 1塁。ベンチは、シーズン同様に犠打のサインを出す。初球。藤村は外角を見逃してストライク。 2球目。インハイの難しいボール球をバントして打ち上げた。走者を送れず一死 1塁。藤村は、 2番打者の役割を果たせなかった。
3回、けん制で 1、 2塁間に挟んだ 1走の大島(右)にタッチする内海。エースらしからぬ投球でリズムを作れなかった
最悪の結果だったが、原監督は「まあまあ、それもカバーしていかないと。みんなでね」とドッシリ構えた。むしろ、次打者・坂本が安打を放ったことを「それでもつなげたでしょ?」と、評価した。
「 1点にこだわる」と話す割には、簡単に先制点を献上した。 3回二死 2塁。大島の適時打の場面。もしも、外野手が前進していれば、 2塁走者の本塁生還は難しかった。このケースも、原監督は結果論と一蹴。「あの時は、チャージはしなかった。あの時はバッターという感じだね」と、大島との真っ向勝負を選択したと話す。
1勝 1敗でアドバンテージは消えても、どこまでも潔い。「まあ、 1点ではいけませんね。もう少し、攻撃的にね」とも言う。 9月21日のリーグ優勝決定から26日。調整期間から打ち勝つ野球、全開モードへ-。原監督はスイッチ・オンを宣言した。
選手の頑張りで、守道ドラゴンズが勝った!が、実際には対戦成績 1勝 1敗(巨人に 1勝のアドバンテージ)となった。守道監督が言うように、強い巨人にアドバンテージは要らない!
今日も勝って、対戦成績 2勝 1敗にして欲しいですね。
ガンバレ!守道ドラゴンズ!G軍団をやっつけろ!
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中日・平田 6回に勝ち越し打!谷繁、61打席ぶり安打!守道監督「勝っちゃいました」
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