●「Go To トラベル」の割引額縮小を巡り、旅行各社は15日、低い割引額で予約、宿泊した人に、本来の割引額との差額分は独自ポイントを付与すると発表した。 ●東京メトロは16日、2017年からリニューアル工事を進めていた銀座駅を報道陣に公開した。改札内の天井に銀座の街を象徴する建物を映し出し、コンコースには芸術作品を展示。優雅さと高級感を演出し、エレベーターなどの新設で利便性も向上させた。エレベーターや多機能トイレを設置し、ホームをかさ上げして列車のドアとの段差をなくすなど、バリアフリーにも配慮した。
●九州各地を巡るJR九州の新観光列車「36ぷらす3」の運行が16日始まり、鹿児島中央駅(鹿児島市)で出発式が開かれた。1「新型コロナウイルス」や「豪雨被害」といった痛手が続く中、観光業の再生に向けて九州の魅力を詰め込んだ新列車の活躍に期待がかかる。黒い外観の6両編成で全席がグリーン席。熊本産のイ草を使った畳敷きの個室も用意した。九州各地の地酒に加えて、海の幸や黒毛和牛などを盛り込んだ豪華な料理も堪能できる。当初は 5日かけて九州を一周する行程だったが、 7月の豪雨で熊本県内の一部区間が被災したため、当面は博多-鹿児島間は運休する。
●政府の「新型コロナ対策分科会」は15日、感染が広がった全国 5カ所の歓楽街で実施したさまざまな対策の効果を分析した中間結果を公表した。地域によって違いはあったが、営業時間の短縮による人出の減少と、飲食店などを対象にした重点的な検査が感染者の減少に影響していた。歓楽街とは異なり、スーパーや博物館、テーマパークなどでは、人出が増えても感染者は増えていなかった。「3密(密閉、密集、密接)」回避やマスク着用といった対策が浸透しているのが理由と考えられる。
●総務省は15日、「新型コロナウイルス対策」で国民 1人当たり10万円を配った特別定額給付金を巡り「2回目の給付が決定した」とのうその情報を伝える不審メールが不特定多数に送付されているとして、注意を呼び掛けた。差出人を総務省と装い、「給付金のオンライン申請手続き」をかたる偽サイトを紹介し、氏名や生年月日のほか入金用のカード番号や有効期限、運転免許証の番号などの入力を求めている。送信元は特定できておらず、実際に被害に遭った人がいるかどうかは把握していないという。
記事をまとめてみました。
「Go To トラベル」の割引額縮小を巡り、旅行各社は15日、低い割引額で予約、宿泊した人に、本来の割引額との差額分は独自ポイントを付与すると発表した。予約取り直しでキャンセル料が発生した場合も対象。
赤系の色にライトアップされた東京メトロ丸ノ内線銀座駅の改札口付近=東京都
東京メトロは16日、2017年からリニューアル工事を進めていた銀座駅を報道陣に公開した。
改札内の天井に銀座の街を象徴する建物を映し出し、コンコースには芸術作品を展示。優雅さと高級感を演出し、エレベーターなどの新設で利便性も向上させた。
銀座駅は地下鉄 3路線が乗り入れており、改札を銀座線は黄、丸ノ内線は赤、日比谷線は銀にライトアップした。銀座三越や有楽町マリオンなど周辺施設の写真を天井に示し、地下でも場所が分かりやすいようにした。
リニューアルし、報道公開された東京メトロ銀座駅。天井には銀座の街を映し出している=東京都
「東京オリンピック(五輪)・パラリンピック」の聖火リレーのトーチをデザインしたアーティスト吉岡徳仁さんの新作をコンコースに展示。六角形のクリスタルガラス 636個を縦約 1.6メートル、横約 3.5メートルに並べた。吉岡さんは報道陣に「乱反射する光で世界地図を表現した。見る人の毎日に輝きを与えたい」と語った。
エレベーターや多機能トイレを設置し、ホームをかさ上げして列車のドアとの段差をなくすなど、バリアフリーにも配慮した。東京メトロの担当者は「50年先まで愛着を持って使われる駅になるよう心掛けた」と話した。
九州各地を巡るJR九州の新観光列車「36ぷらす3」の運行が16日始まり、鹿児島中央駅(鹿児島市)で出発式が開かれた。1「新型コロナウイルス」や「豪雨被害」といった痛手が続く中、観光業の再生に向けて九州の魅力を詰め込んだ新列車の活躍に期待がかかる。
黒い外観の6両編成で全席がグリーン席。熊本産のイ草を使った畳敷きの個室も用意した。九州各地の地酒に加えて、海の幸や黒毛和牛などを盛り込んだ豪華な料理も堪能できる。料金は区間やプランによって異なるが、食事付きで大人 1区間 1万2000円から 3万円。
JR鹿児島中央駅で開かれた新観光列車「36ぷらす3」の出発式=鹿児島県
JR九州が新しい観光列車を走らせるのは約 3年半ぶり。出発式に出席した同社の青柳俊彦社長があいさつ。
鹿児島を出発した列車は宮崎、大分を回って福岡・博多へ。佐賀を経由して長崎と博多を往復。熊本を通って鹿児島に戻る。当初は 5日かけて九州を一周する行程だったが、 7月の豪雨で熊本県内の一部区間が被災したため、当面は博多-鹿児島間は運休する。
政府の「新型コロナ対策分科会」は15日、感染が広がった全国 5カ所の歓楽街で実施したさまざまな対策の効果を分析した中間結果を公表した。地域によって違いはあったが、営業時間の短縮による人出の減少と、飲食店などを対象にした重点的な検査が感染者の減少に影響していた。
月内に分析を終え、重点的な検査を始めたり、地域を限定して営業時間の短縮を要請したりするタイミングを見極める目安を示す方針。
名古屋市の繁華街・栄と福岡市・中洲は営業時間を短くしたことで人出が減り、感染の広がりが収まったとした。一方、東京都の歌舞伎町は人出が減っていなかったが、重点的な検査によって感染者が減った。
大阪市のミナミは両方とも効果を上げていた。札幌市のススキノはいずれの対策も徹底しておらず、感染者が出続けている。
また、歓楽街とは異なり、スーパーや博物館、テーマパークなどでは、人出が増えても感染者は増えていなかった。「3密(密閉、密集、密接)」回避やマスク着用といった対策が浸透しているのが理由と考えられる。
総務省は15日、「新型コロナウイルス対策」で国民 1人当たり10万円を配った特別定額給付金を巡り「2回目の給付が決定した」とのうその情報を伝える不審メールが不特定多数に送付されているとして、注意を呼び掛けた。個人情報をだまし取ろうと偽サイトに誘導する内容で、加藤勝信官房長官は記者会見で「犯罪に用いられる可能性がある。決してリンクにアクセスしないようお願いしたい」と述べた。
総務省によると、不審メールは15日未明ごろから送られたとみられる。差出人を総務省と装い、「給付金のオンライン申請手続き」をかたる偽サイトを紹介し、氏名や生年月日のほか入金用のカード番号や有効期限、運転免許証の番号などの入力を求めている。
総務省には、不審メールを受け取った人から事実関係を確認する問い合わせが同日午前までに 100件ほど寄せられた。送信元は特定できておらず、実際に被害に遭った人がいるかどうかは把握していないという。