日本シリーズの出場権を争うファイナルステージ( 6試合制)が17日に開幕し、リーグ優勝の日本ハムが、 3位から勝ち上がってきたソフトバンクを 3― 2と逆転して先勝した。 2点を先制された直後の 7回に糸井嘉男外野手(31)の 2ランで同点とし、さらに二死 1、 3塁の好機で栗山英樹監督(51)は、代打・二岡を起用。右前打で勝ち越した。
日本ハム陽岱鋼外野手(25)が 2点を先制された直後の 7回、先頭で中前打。兄のソフトバンク陽耀勲投手(29)から 3打席目にして初安打をマークしてチャンスメークし逆転勝ちの口火を切った。
中田翔内野手(23)がポストシーズン初安打を放った。 5回先頭で、チーム初安打となる左前打を放つと、 7回には同点に追いついた直後に遊撃への内野安打で出塁。その後、 3塁まで進んで代打・二岡の右前適時打で決勝のホームを踏んだ。糸井嘉男外野手(31)が 2点を先制された直後の 7回、逆転勝ちにつながる値千金の同点 2ランを放った。一死 2塁の好機で、ソフトバンクファンが陣取る右翼席へ運んだ。ポストシーズン自身初本塁打で、攻略に苦しんだソフトバンク先発の陽耀勲投手(29)をマウンドから引きずり下ろした。
吉川光夫投手(24)が、 6回まで、味方打線はわずか 1安打。投手戦の中、 7回に先に 2点を失った。その裏の攻撃で、味方が逆転。7回を 7安打 2失点。先制点を許しながらも、粘りの投球で勝利につなげた。増井浩俊投手(28)が 8回に 2番手で登板し、 1回 2安打無失点でホールドを記録した。記事をまとめてみました。
日本シリーズの出場権を争うファイナルステージ( 6試合制)が17日に開幕し、リーグ優勝の日本ハムが、 3位から勝ち上がってきたソフトバンクを 3― 2と逆転して先勝した。 2点を先制された直後の 7回に糸井の 2ランで同点とし、代打・二岡の右前打で勝ち越した。 1勝のアドバンテージがある日本ハムは 2勝となり、18日の第 2戦に勝てば、日本シリーズ進出に王手がかかる。
日本ハム吉川、ソフトバンク陽耀勲と先発の両左腕が素晴らしい立ち上がり。吉川は 3回 5奪三振、陽耀勲は 3回をパーフェクト。
ソフトバンクは 6回まで 3併殺で好機をつぶした。日本ハムは 5回、先頭の中田がチーム初安打も、得点にはつながらず。
ソフトバンクは 7回、多村の中前打で 2点を先制も、その裏、日本ハムは糸井の 2ランで同点。代打二岡の右前打で<日本ハム 3- 2ソフトバンク>勝ち越した。
吉川(左)ら選手とハイタッチして勝利を喜び合う栗山監督
日本ハムが鮮やかな逆転勝ちで初戦を制した。2点を追う7回に糸井の 2ランで追いつくと、さらに二死 1、 3塁の好機で栗山英樹監督は、代打二・岡を起用。二岡が右前適時打を放って試合を決めた。采配がズバリ的中した栗山監督は「本当に選手が頑張ってくれました。あらためて、感じるものがあった。あんまり喜んではいけないですけど、今日に限っては、今年、一生懸命やってきた(選手の)思いがね。うれしかった」と振り返った。 1勝のアドバンテージを含めて、これで 2勝目。日本シリーズ進出まで、あと 2勝とし「先のことは何も考えていない。とにかくゼロから明日、必死に取りにいきたい」と話した。
日本ハム陽岱鋼外野手が逆転勝ちの口火を切った。 2点を先制された直後の 7回、先頭で中前打。兄のソフトバンク陽耀勲投手から 3打席目にして初安打をマークしてチャンスメークした。糸井の同点 2ランを呼び込み、チームが苦しんだ兄攻略の突破口を開いた。ポストシーズンで初となる投打の兄弟対決は 3打数 1安打に終わり、「 3打席全部、記憶に残っている。お兄ちゃんも、すごいボールが多かった」と振り返っていた。
7回裏日本ハム無死、陽耀勲から中前打を放った陽岱鋼外野手
「弟と対戦することが目標だった」。高卒 2年目の2007年に 1軍に定着した弟と違い、同じ2006年にプロ入り後、度重なる故障で伸び悩んだ。コーチ不在の自主トレは 1カ月で 1日しか練習せず、繁華街を飲み歩いた年もあった。ただ、昨年、通訳を外されてから自立。今季はプロ初完封も果たし「幼い頃、キャッチボールをしてくれた。僕の憧れだった」と弟が語る潜在能力が一気に目覚めた。
今季、初めて相まみえた兄弟対決は、これで計 4試合で 8打数 3安打で被打率 0.375。もつれれば中 4日で第6戦に先発する可能性がある。兄は 5度目の対戦を信じて、チームの勝利を祈り続ける。
9回表、明石の打球をランニングキャッチする中田翔内野手
中田翔がポストシーズン初安打を放った。 5回先頭で、チーム初安打となる左前打を放つと、 7回には同点に追いついた直後に遊撃への内野安打で出塁。その後、 3塁まで進んで代打・二岡の右前適時打で決勝のホームを踏んだ。「自分が 1本、 2本打つことより、今日は本当にいい勝ち方ができた。初戦を取れて、気持ちも乗っていける」と、満足そうに試合を振り返っていた。
糸井が 2点を先制された直後の 7回、逆転勝ちにつながる値千金の同点 2ランを放った。一死 2塁の好機で、ソフトバンクファンが陣取る右翼席へ運んだ。ポストシーズン自身初本塁打で、攻略に苦しんだソフトバンク先発の陽耀勲投手をマウンドから引きずり下ろした。試合後はお立ち台に上がり、第一声は「めっちゃ気持ちいいです」と笑顔。好調の要因は問われ「それは、まさか、やっぱり“規則正しい生活”です」と、お決まりの決め言葉でファンを沸かせていた。
7回裏一死 2塁、同点の右越え 2点本塁打を放ちガッツポーズで 3塁を回る糸井嘉男外野手
日本ハムが誇る「天然スラッガー」が、鮮やかな逆転勝利の伏線になった。糸井嘉男外野手のポストシーズン初アーチがさく裂した。 2点のビハインドを背負った直後の 7回一死 2塁で、高めスライダーを強振。きれいな放物線は右中間席まで伸びた。「めっちゃ気持ちいい!」。一気に振り出しに戻し、勝ち越し打の近大の先輩・二岡をヒーロへと導いた。
大一番に、驚異の脱力ムードで臨んだ。あこがれの選手は、昨季までチームメートだったダルビッシュが所属するレンジャーズの主砲ハミルトン。同じ左打ちの外野手、今季43本塁打の天才打者、「和製ハミルトン」が理想だ。試合前に打撃練習へ向かう際には「ハミルトンが通るよ」と連呼して人波をかきわけ球場入りし、その気になって調整。本家顔負けの会心弾をかけた。
7回裏一死 2塁、 2点本塁打を放ち、ベンチでハイタッチを交わす糸井嘉男外野手
初戦から、 1年前の借りを返した。昨季は 8月に右足への自打球の影響で、小指を「親指みたい腫れた」ままポストシーズンへ突入。強烈な痛み止めを服用し、胃も荒れて体重が激減しても強行出場して第 1Sで 3安打と奮闘したが、敗退した。悲壮な決意を胸に今季は、好調を維持して大舞台に乗り込んだ。お立ち台で快打の要因は「規則正しい生活です」と絶叫。 3万観衆の爆笑を誘うトドメの一撃もかけ、大勝負の号砲を鳴らした。
二岡が 7回、決勝の右前適時打を放った。二死 1、 3塁の好機に代打で登場。ソフトバンク森福の初球を、右前に運んだ。糸井の 2ランで同点に追いついた直後のチャンスをものにした。ヒーローインタビューでは「(糸井の同点 2ランの後で)雰囲気で打たせてもらいました」と振り返り、打った直後に一塁ベース上で笑顔になったことについて、「(CS)初戦なので、あんなに喜んではいけなかった。反省しています」と、すぐに気を引き締めていた。
ポーカーフェースが思わず崩れた。 1塁ベース上、二岡は照れくさそうに三木コーチと握手を交わすと笑みをこぼした。
「まだ初戦。ロッカーに戻ってから、喜んではいけなかったかな、と反省しています」
7回裏、代打で右前適時打を放ち手をたたく二岡智宏内野手
今季レギュラーシーズンで代打に立つこと54度。 5回以降はベンチ裏で気持ちを高めていた二岡も、「その時」が来たことを感じ取っていた。糸井の 2ランで同点に追い付いた 7回、なお二死 1、 3塁。栗山監督が「代打二岡」のカードを切った。マウンド上には森福。その初球。「ある程度(軌道の)イメージはできていた。自然とバットが出た感じ」と外に逃げるシュートを逃さず、体を開き気味に右方向へ運ぶ。得意の打撃で決勝点を挙げた。
巨人時代に天才打者と呼ばれた二岡も14年目の36歳。両ふくらはぎ、太腿など下半身にケガを抱え、全力で走ることもままならない。そんなベテランを栗山監督は 1軍に置き続けた。スポーツキャスター時代から会食するなど親交が深かった二岡について「準備の仕方、ベンチでの姿は尊敬できる」。一振りに懸ける二岡も、打率 0.292、 1本塁打、 9打点と期待に応えてきた。
7回二死 1、 3塁、決勝点となる右前適時打を放った代打・二岡は珍しく!?笑顔でガッツポーズ
CSファーストSを勝ち上がってきたソフトバンク戦を前に、栗山監督は一塁付近にナイン、スタッフ全員を集めて円陣を組んだ。「緊張するに決まっているから、緊張してやってくれ。結果は別として、攻め続けましょう」。力強く訴えた指揮官の思いをくむように、 7回の攻撃に力を結集させた。その姿に指揮官は「心のつながりを感じた」と目を細めた。
日本シリーズ進出まであと 2勝。相手は古巣・巨人となるかもしれない。2008年オフ。巨人から移籍した際には「背番号は『7』以外なら何でもいい。巨人時代のことは忘れてゼロからやりたい」と決別を宣言した二岡。移籍 1年目の2009年の日本シリーズでいきなり古巣と対したが、14打数 3安打と結果を残せず、チームも敗退。口にこそ出さないが、今度こそ巨人を倒して日本一との思いは強い。
「きょうは糸井の本塁打で球場の雰囲気も変わって、それに打たせてもらっただけ」。近畿大學の後輩・糸井を称え、広陵高校(広島)の後輩である吉川に白星をつけた二岡は、帰り際にはいつものクールな職人の顔に戻っていた。
吉川が、7回を 7安打 2失点。先制点を許しながらも、粘りの投球で勝利につなげた。
6回まで、味方打線はわずか 1安打。投手戦の中、 7回に先に 2点を失った。その裏の攻撃で、味方が逆転。「負けられない試合で、先制点を取られてしまったので悔しさはある」と反省も残ったが大役をまっとうし「チームが勝ってくれたのは、自分にとってプラス」と、ホッとした表情を見せた。
7回表に 2点を失いベンチに戻る吉川光夫投手
増井が 8回に 2番手で登板し、 1回 2安打無失点でホールドを記録した。チームが逆転した直後だったが「思ったより、普通に(試合に)入れました」と平常心でマウンドに上がった。二死から連打を浴びたが、得点は許さず「逆転したら、行くのは分かっていて、どうなるのかなと思って見ていた。逆転してからも、気持ちを高める時間はあったので」と振り返った。
昨年のCSは 2戦目に 1回 5失点を喫してチームの敗戦につながった。今年はパ・リーグ新記録の50ホールドポイントを記録し、最優秀中継ぎのタイトルを引っさげてのマウンド。プライドを持って、リベンジの思いも強いが「まだまだ全部終わってからですね」と、日本シリーズ進出を決めるまで、悔しさを胸に投げ続ける。
18時開始予定。予告先発は日本ハムが武田勝、ソフトバンクが新垣。
セ・リーグと違って、 2勝した北海道日本ハム。二岡を代打に使ったのが当たった。しかし、北海道行きのキップを手にして乗り込んで来たホークスは少々怖い所が有るので油断ができないだろう。
ガンバレ!ファイターズ!
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日本ハム・栗山監督、二岡ズバリ!陽が兄攻略突破口開く!二岡 ポーカーフェースも崩れるV打!
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