●阪神は 1回に大山悠輔内野手(25)の適時打で先制。 2回は近本光司外野手(25)の適時打で追加点を挙げた。先発秋山は 3回まで無安打無失点に抑えた。阪神は 5回に陽川尚将内野手(29)の「5号2ラン」で 2点を追加した。先発秋山は 6回まで「3安打無失点」。巨人は先発畠世周投手(26)が 5回 4失点で降板した。阪神が「2連勝」。先発秋山は自身「3連勝」で「9勝」目を挙げた。巨人は 9回に丸佳浩外野手(30)が「24号2ラン」を放つも、「2連敗」を喫した。
●秋山拓巳投手(29)が今季 2度目の「完投勝利」で、2戦連続でチームの「V逸」を阻止した。秋山拓巳投手が、 2年ぶりの「巨人戦勝利」を挙げた。今季「9勝」目を目指したマウンド。持ち味の制球力を十分に発揮した。 3回まで打者 9人を相手に完全投球。 4回二死から「3番」坂本に初安打となる 2塁打を許したが、崩れることなく後続を断った。 9回二死 1塁まで、 2年ぶりの完封ペース。しかし、「5番」丸に 2ランを浴びて、完封は逃した。それでも続く「6番」若林を一直に打ち取り、 6安打無四球 2失点で今季 2度目の「完投勝利」。今季最後の東京ドームを「2勝1敗」で終え、敵地では今季初の勝ち越し。19年 7月26~28日以来、約 1年半ぶりに勝ち越した。今季の東京ドーム最終戦を「白星」で締め、 1年間応援を届けてくれたファンに、感謝のメッセージを送った。「9勝」目を挙げ、17年の「12勝」以来 3年ぶりの「2桁勝利」に王手をかけた。今季は残り 1試合か 2試合に登板する見込み。18年は「5勝」、19年は「4勝」と苦しんできた。
●大山悠輔内野手が 7試合ぶりの打点で「打撃2冠」へ食らいついた。大山悠輔内野手が先制タイムリーを放った。 1回に糸原健斗内野手(27)、ジェフリー・マルテ内野手(29)の 2連打で一死 1、 2塁の好機。先発畠の初球カットボールを左翼前に運ぶ先制打。この一打が決勝点となり、巨人丸と並んで「リーグトップ」13度目の「勝利打点」となった。打点を「75」とした。「26本」で岡本和真内野手(24)と並ぶトップの「本塁打王」争いと合わせ、「2冠奪取」に挑む。
●坂本誠志郎捕手(26)がプロ 5年目で初盗塁を決めた。先発マスクをかぶり、 1点リードの 1回一死からスキを突いて 2盗を成功させた。「プロ初盗塁」から 2点目のホームを踏み、守っても秋山の「完投勝利」を好リード。
●チーム内の「コロナ禍」で離脱していた木浪聖也内野手(26=亜細亜大學OB)が、再昇格即「7番遊撃」でスタメン出場し、 2安打を放った。球団独自の「濃厚接触者」扱いで登録を抹消され、 1カ月ぶりに 1軍復帰。 2回の第 1打席で先発畠からいきなり右前打を放つと、 7回にも桜井俊貴投手(26)から中前に運んだ。
●近本光司外野手が追加点となる適時打を放った。 1点リードの 2回二死 2塁。先発畠の外角フォークを右前に運んだ。 2塁走者坂本をかえし、点差を広げた。近本は「2試合連続安打」。10月 5日巨人戦(甲子園)以来の打点となった。
●陽川尚将内野手が「新型コロナウイルス感染」から 1軍復帰後初アーチをかけた。 2点リードの 5回二死 2塁。畠のカットボールを左翼席上段まで届かせた。 9月18日中日戦以来の 1発は流れを引き寄せる「5号2ラン」。自画自賛の 1発で、宿敵巨人を突き放した。
●今季限りで現役を引退する藤川球児投手(40)が、今季東京ドーム最終戦で、東京のファンに別れを告げた。試合後に藤川の登場曲、リンドバーグの「every little thing every precious thing」が流れる中、駆け足で左翼席方向へ向かい、ファンに手を振りながら歩いた。巨人ファンのいる 1塁側と右翼側へも一礼。 3連戦の登板機会はなかったが、穏やかな笑顔を浮かべた。東京ドームもまた、藤川の伝説を彩った球場だ。05年 4月21日、「500号本塁打」に王手をかけていた清原和博元内野手(53=西武-巨人-オリックス)をフォークで三振に仕留めると痛烈に批判された。因縁の再戦だった 6月25日は甲子園で、「5球連続ストレート勝負」などで三振を奪った。絶対的な「火の玉ストレート」を磨く一因になったシーンだった。この日の試合前練習では、藤川のおなじみの登場曲が流れるサプライズもあり感謝していた。「打倒巨人」に執念を燃やし、さまざまな思い出がつまった敵地東京ドーム。最後は温かい拍手で送り出された。
●阪神が25日、ドラフト前日会議を行い、矢野燿大監督がオンライン取材に応じた。「1位候補」について明かさなかった。数球団が「1位指名」を公表している、近大・佐藤輝明内野手( 4年=仁川学院)について問われると高評価。畑山俊二アマスカウト統括(56)は、「1位指名選手」の絞り込みについて語るにとどまった。
記事をまとめてみました。
<巨人 2- 4阪神>◇23回戦◇阪神 8勝15敗 0分◇25日◇東京ドーム
阪神は 1回に大山の適時打で先制。 2回は近本の適時打で追加点を挙げた。先発秋山は 3回まで無安打無失点に抑えた。
阪神は 5回に陽川の「5号2ラン」で 2点を追加した。先発秋山は 6回まで「3安打無失点」。巨人は先発畠が 5回 4失点で降板した。
阪神が「2連勝」。先発秋山は自身「3連勝」で「9勝」目を挙げた。巨人は 9回に丸が「24号2ラン」を放つも、「2連敗」を喫した。
2回裏巨人無死、岡本和真内野手は空振り三振に倒れる。投手:秋山拓巳投手=東京ドーム
秋山拓巳投手が今季 2度目の「完投勝利」で、 2戦連続でチームの「V逸」を阻止した。
9回二死 1塁で、「5番」丸に右中間へ 2ランを浴びて完封は逃したが、 7月28日ヤクルト戦(神宮)以来 3カ月ぶりの完投。今季「9勝」目とし、 3年ぶりの「2桁勝利」に大手をかけた。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-秋山が好投
本当に秋山らしく丁寧に。ベース上での強さもあったすばらしい投球でした。
-坂本とのバッテリー
アキ(秋山)の持ち味を誠志郎(坂本)がしっかり引き出したかなっていうのが、この完投につながったと思います。
-打線も追加点
( 5回の)陽川の 2ランは試合の流れの中で大きかった。すばらしいホームランでした。
力投する阪神先発の秋山拓巳投手=東京ドーム
-今季の東京ドームでの戦いを振り返って
ちょっといい思い出が少なかったですけど、本当にここでなかなか勝てなくて。でも最後なんとかね、多少ですけど 2つ勝って東京ドーム終われたのはよかったと思います。
-次に向けて
ここまできたら 1戦 1戦その試合を全力で勝つのをしっかりチーム全体としてやっていきます。
-秋山が素晴らしい投球
いやいや、もうね。あそこまでいったら完封してほしかったけど。
-惜しかった
勝負いった結果やからさ。
-直球で押す場面も多かった
コントロールと切れというところと、誠志郎(坂本)の配球もあったと思う。そういうのがかみ合わないとこういうふうな抑え方ってできないと思うので。
巨人に勝利しインタビューに答える阪神矢野燿大監督=東京ドーム
-坂本はリードだけでなく2回に盗塁も
チームとして大事にしてるので。思い切って。ああやって得点につながったので、流れの中で相手に嫌な 1点にはなったかなと。
-内角を使って的を絞らせなかったリードは
もともとそういうインサイドワークというのもアイツの特長。 1個 1個、アキと「こういう考えでいってるのかな?」「ああ、そうきたか」とね。俺もキャッチャーやから、何を投げるのかなというのは、リュウ(梅野)がかぶっていてもいつも思いながら見てるんやけど。「そういったか」という部分は、うまく引き出していたかなと思う。岡本に対しても、変化球がくるのかなというところで結構真っすぐ続けてたりしていたので。そういう誠志郎のリードというのは、もちろんあると思う。
-初回はつないで大山が先制打
あそこが 1点で終わるというのが、うちとしては(課題)というところがあるけど。やっぱり攻撃は陽川のホームランが。先制できて、中盤で効果的だった。最後、もう 1本打ったし。チームにとっても、陽川自身にとってもいい 1日にやったなと思う。
7回表阪神二死 1塁、中前打を放った木浪聖也内野手=東京ドーム
-木浪が 1軍復帰
竜平(小幡)がずっと出ていて。危機感まではいかないんかもしれないけど、 1軍の試合で出たいという思いを持ってファームで調整していたと思う。ずっと言っている競争という部分でそうやっていい意味で緊張感、危機感というか、そういうのを今日は持ちながら臨んだと思う。本当に竜平と、もちろん他にもショートいるけど、そういう形でどんどん切磋琢磨(せっさたくま)していって、チーム力を上げていけたらな、と。
-東京ドーム今季最後のカードで勝ち越し
まあね。やられっぱなしという感じになってしまったんで。いろんな部分で課題も、ジャイアンツとの差というのも戦っていく上で、見たり、感じたりする部分が多かった。またそこは課題として、またチームとして成長していく部分というのは見えたかなと思います。
秋山拓巳投手が今季 2度目の「完投勝利」で、2戦連続でチームの「V逸」を阻止した。
9回二死 1塁で、「5番」丸に右中間へ 2ランを浴びて完封は逃したが、 7月28日ヤクルト戦(神宮)以来 3カ月ぶりの完投。今季「9勝」目とし、 3年ぶりの「2桁勝利」に大手をかけた。
打線も大山が「27打席ぶり」に適時打。「新型コロナウイルス感染」から回復した陽川も特大の「5号2ラン」を放つなど、得点を重ねた。
今季最後の東京ドームを「2勝1敗」で終え、敵地では今季初の勝ち越し。19年 7月26~28日以来、約 1年半ぶりに勝ち越した。試合後、矢野監督は「(今季は)ちょっといい思い出が少なかったですけど、最後なんとか 2つ勝って東京ドームを終われたのはよかったと思います。ここまできたら一戦一戦その試合を全力で勝つっていうのをしっかりチーム全体としてやっていきます」と気を引き締めた。
5回裏を投げ終え、笑顔を見せながらベンチへ戻る秋山拓巳投手=東京ドーム
秋山拓巳投手が、 2年ぶりの「巨人戦勝利」を挙げた。今季「9勝」目を目指したマウンド。持ち味の制球力を十分に発揮した。 3回まで打者 9人を相手に完全投球。 4回二死から「3番」坂本に初安打となる 2塁打を許したが、崩れることなく後続を断った。
9回二死 1塁まで、 2年ぶりの完封ペース。しかし、「5番」丸に 2ランを浴びて、完封は逃した。それでも続く「6番」若林を一直に打ち取り、 6安打無四球 2失点で今季 2度目の「完投勝利」。「「キャッチャー(の坂本)もテンポ良くリードしてくれてたので、いいリズムで最後まで投げることができました」
6回裏巨人の攻撃を封じた秋山拓巳投手(中央)は笑顔でサンズ外野手を迎える=東京ドーム
18年 5月 8日(東京ドーム)以来となる「巨人戦勝利」で、 3年ぶりの「2桁勝利」にも王手をかけた。
直球の球速は 140キロ後半と決して早くはない。それでも坂本、岡本ら強力打線相手にどんどん真っすぐを投げ込んだ。「スピードは出ないんですけど、ストレートピッチャーだと思っているので。ストレート軸のピッチャーになれるようにこれからも務めていきたいと思います」。今季の東京ドーム最終戦を「白星」で締め、 1年間応援を届けてくれたファンに「ちょっと東京ドームの対戦成績は悪かった(3勝9敗)ですけど、最後こうしていい姿を見せれたので。来年以降も熱い応援をよろしくお願いします」と、感謝のメッセージを送った。
9回裏巨人二死 1塁、丸佳浩外野手に「2点本塁打」を浴び、悔しそうに謝る秋山拓巳投手=東京ドーム
意地の「G倒2連発」だ。秋山拓巳投手が今季 2度目の完投で「9勝」目を挙げ、 3年ぶりの「2桁勝利」に王手をかけた。負けか引き分けで「優勝」の可能性が消滅した崖っぷちだったが、前日の高橋に続く快投で、ライバルの前での屈辱を阻止した。チームは20年最後の東京ドームで初の勝ち越し。今季限りで現役を引退する藤川球児投手(40)も長年戦った敵地に別れを告げた。
◇ ◇ ◇
直球は 140キロ前後。だが、巨人打線はとらえきれない。「スピードは出ないんですけど、ストレートピッチャーだと思っています」。負けか引き分けで「優勝」の可能性が完全に消滅した一戦で 112球の熱投。秋山が東京ドームでで仁王立ちした。
投球の合間に右足を大きく振り上げる秋山拓巳投手=東京ドーム
主砲には気合が入る。「本塁打王」争いで大山と並ぶトップの岡本には真っ向勝負を仕掛けた。 4打席対峙(たいじ)し、21球中15球で直球を投じた。「ジャイアンツの打者がイメージしている軌道じゃない球が投げられたら、有効じゃないかと感じていた」。 2三振を奪うなど無安打に封じ、仕事をさせなかった。
9回は丸 2ランを浴び「(完封を)取りたかったですけど。そういう人間かなと思っているんで」と苦笑い。それでも矢野監督は「勝負にいった結果やからさ。秋山らしく丁寧に。ベース上での(球の)強さというか、そういうものもしっかりあった素晴らしいピッチングでした」とたたえた。 6安打 2失点で今季 2度目の「完投」。「G倒」は18年 5月 8日(東京ドーム)の完封以来、約 2年半ぶりで、チームに今季初の東京ドーム勝ち越しをもたらせた。
「完投勝利」を挙げ、ヒーローインタビューに答える秋山拓巳投手=東京ドーム
「9勝」目を挙げ、17年の「12勝」以来 3年ぶりの「2桁勝利」に王手をかけた。今季は残り 1試合か 2試合に登板する見込み。18年は「5勝」、19年は「4勝」と苦しんできた。「ここまで来た。みんなの期待に応えられるように、あと『1勝』頑張りたいと思います」。背番号「46」は力強く宣言した。
▼阪神秋山が「完投」で「9勝」目を挙げた。17年以来 2度目の「2桁勝利」に王手をかけた。秋山の「完投勝利」は 7月28日のヤクルト戦に次いで今季 2度目で、通算 7度目。巨人戦では18年 5月 8日に完封して以来。巨人戦は通算「4勝8敗」と負け越しているが、防御率は「2.90」と悪くない。
巨人に「完投勝利」を挙げた秋山拓巳投手(左)と坂本誠志郎捕手=東京ドーム
秋山拓巳投手が、 2年ぶりの「巨人戦勝利」を挙げた。 以下はヒーローインタビュー
-投球を振り返って
キャッチャー(の坂本)もテンポ良くリードしてくれてたので、いいリズムで最後まで投げることができました。
-無四球投球で安定していた
特徴でもあるので、無四球で良かったです。
-岡本ら強打者に直球で押していった。どんな気持ちで
スピードは出ないんですけど、ストレートピッチャーだと思っているので。ストレート軸のピッチャーになれるようにこれからも務めていきたいと思います。
「完投勝利」の秋山拓巳投手は右手をあげる=東京ドーム
-自身登板試合は3連勝。いい流れになってきた
終盤で野手の方に助けてもらいながらここまで来られているので、最後まで頑張りたいと思います。
-東京ドーム今季最終戦。チームを代表してファンに一言
ちょっと東京ドームの対戦成績は悪かったですけど、最後こうしていい姿を見せれたので。来年以降も熱い応援をよろしくお願いします。
1回表阪神一死 1、 2塁、大山悠輔内野手は左前適時打を放った=東京ドーム
大山悠輔内野手が先制タイムリーを放った。
1回に糸原、マルテの 2連打で一死 1、 2塁の好機。大山は巨人畠の初球を左前へ運んだ。「打ったのはカットボール。早い回に先制点が欲しかったので、打つことができて良かったです。もっと援護できるように頑張ります」。
「4番」が開始 5分で試合を動かした。
大山の適時打は10月18日のヤクルト戦(甲子園)以来、27打席ぶり。今季75打点とし、キャリアハイだった19年の76打点まであと 1打点とした。
7回表阪神二死一塁、木浪聖也内野手の中前打で 3塁に進塁した大山悠輔内野手(左)は笑顔で岡本和真内野手に何か声をかける=東京ドーム
大山悠輔内野手が 7試合ぶりの打点で「打撃2冠」へ食らいついた。
初回一死 1、 2塁。先発畠の初球カットボールを左翼前に運ぶ先制打。この一打が決勝点となり、巨人丸と並んで「リーグトップ」13度目の「勝利打点」となった。「勢いづけるという意味でも先制点は欲しいですし、そういう仕事はすごく大事だと思っているので。そこ(の気持ち)は持っていきました」。打点を「75」とし、トップの巨人岡本トップまで「6」差に詰めた。「26本」で岡本と並ぶトップの「本塁打王」争いと合わせ、「2冠奪取」に挑む。
二回表阪神一死一塁、坂本誠志郎捕手(左)は 2塁盗塁成功。遊撃手:坂本勇人内野手=東京ドーム
坂本誠志郎捕手がプロ 5年目で初盗塁を決めた。先発マスクをかぶり、 1点リードの 1回一死からスキを突いて 2盗を成功させた。
「プロ初盗塁」から 2点目のホームを踏み、守っても秋山の「完投勝利」を好リード。矢野監督は「アキの持ち味を誠志郎がしっかり引き出したかな」と評価した。
チーム内の「コロナ禍」で離脱していた木浪聖也内野手が、再昇格即「7番遊撃」でスタメン出場し、 2安打を放った。
2回表阪神無死、木浪聖也内野手は右前打を放った。投手:畠世周投手=東京ドーム
球団独自の「濃厚接触者」扱いで登録を抹消され、 1カ月ぶりに 1軍復帰。 2回の第 1打席で先発畠からいきなり右前打を放つと、 7回にも桜井から中前に運んだ。不在の間に小幡が遊撃で存在感を示す中、定位置奪回へ負けじとアピール。
2回表阪神無死、右前打を放ちベンチに向かってガッツポーズの木浪聖也内野手=東京ドーム
矢野監督は「そういう形でどんどん切磋琢磨(せっさたくま)して、チーム力を上げていけたら」とうなずいた。
2回表阪神二死 2塁、右前に適時打を放った近本はベンチに向かってアピールする=東京ドーム
近本光司外野手が追加点となる適時打を放った。 1点リードの 2回二死 2塁。先発畠の外角フォークを右前に運んだ。 2塁走者坂本をかえし、点差を広げた。
「チャンスの場面だったので、ランナーをかえすことに集中しました。打つことができて良かったです」
近本は「2試合連続安打」。10月 5日巨人戦(甲子園)以来の打点となった。
5回表阪神二死 2塁、陽川尚将内野手は「左越え2点本塁打」を放った。投手:畠世周投手=東京ドーム
陽川尚将内野手が「新型コロナウイルス感染」から 1軍復帰後初アーチをかけた。
2点リードの 5回二死 2塁。畠のカットボールを左翼席上段まで届かせた。 9月18日中日戦以来の 1発は流れを引き寄せる「5号2ラン」。「初回のチャンスの場面で打つことができなかったので(空振り三振)、取り返すことができてよかったです。完璧でした」と笑顔を見せた。
5回表阪神二死 2塁、陽川尚将内野手は「左越え2点本塁打」を放った。投手:畠世周投手=東京ドーム
陽川尚将内野手が約 1カ月ぶりの「5号2ラン」で追加点を呼んだ。
2点リードの 5回二死 2塁。巨人畠のカットボールを左翼席上段まで運ぶ特大アーチを放った。「打ったのはカットボール。初回のチャンスの場面で打つことができなかったので、取り返すことができて良かったです。(感触は)完璧でした」。 9月18日中日戦(ナゴヤドーム)以来となる自画自賛の 1発で、宿敵巨人を突き放した。
陽川は 9月末に「新型コロナウイルス」に感染。 9月25日に「出場選手登録」を抹消され、10月21日に 1軍に復帰していた。
今季限りで現役を引退する藤川球児投手が、今季東京ドーム最終戦で、東京のファンに別れを告げた。試合後に藤川の登場曲、リンドバーグの「every little thing every precious thing」が流れる中、駆け足で左翼席方向へ向かい、ファンに手を振りながら歩いた。巨人ファンのいる 1塁側と右翼側へも一礼。「粋な計らいというか、感謝をしなきゃいけない。ずっと巨人の選手を見て、あこがれて野球をやってきた部分もある。最後まさかこうして敵チームで、というのは思わなかったんで。子供の時に戻りました」。 3連戦の登板機会はなかったが、穏やかな笑顔を浮かべた。
試合前練習でキャッチボールする藤川球児投手=東京ドーム
試合前練習時にも、登場曲が流れるサプライズ。登板すれば登場曲を流すように、敵将の原監督からも“サプライズプレゼント”の用意があったという。「原監督ともWBCでも一緒にやりましたし、アメリカ行く時も言葉をいただいて、色紙を書いていただいたりして。まさか自分がそういうふうにしてもらえるというのは思ってもみなかったんで、非常に感謝しています」。引退試合は11月10日、甲子園での巨人戦。「プロ野球の舞台でお恥ずかしい姿を見せることのないように」。決意新たに最後まで戦い抜く。
2020年10月25日 試合後、引退する藤川球児投手はファンに笑顔であいさつする=東京ドーム
今季限りで現役引退する阪神藤川球児投手が、今季東京ドーム最終戦で東京のファンに別れを告げた。
試合終了後に「ただいまから藤川球児投手がファンの皆様にあいさつに向かわれます」のアナウンスが流れ、藤川が登場。登場曲「リンドバーグ」の「every little thing every precious thing」が流れるなか、駆け足で左翼スタンドへ向かい、ファンに手を振りながら歩いた。本塁付近まで向かうと、巨人ファンのいる 1塁側と右翼側へも一礼。最後の東京ドーム 3連戦で登板機会はなかったが、マウンドで記念写真を撮るなど、穏やかな笑顔を見せた。
東京ドームもまた、藤川の伝説を彩った球場だ。05年 4月21日、「500号本塁打」に王手をかけていた清原をフォークで三振に仕留めると「チ○ポコついとんのか」と痛烈に批判された。因縁の再戦だった 6月25日は甲子園で、「5球連続ストレート勝負」などで三振を奪った。絶対的な「火の玉ストレート」を磨く一因になったシーンだった。
東京ドームでの今季最終戦を終え、マウンドで記念撮影する藤川球児投手=東京ドーム
絶頂期のすごみが表れたのは、07年終盤だ。 8月30日広島戦からはセ・リーグ記録の10連投で「10連勝」に導く離れ業。「10連投」目となったのが東京ドームでの巨人戦だ。 9月 9日、「40セーブ」目を挙げた試合後、額に汗を浮かべながら「面白かったんじゃないの。僕も楽しんでました」と振り返った。この年は守護神として、当時の「日本タイ記録」となる「シーズン46セーブ」を挙げた。
この日の試合前練習では、藤川のおなじみの登場曲が流れるサプライズもあり「自分 1人で感傷に浸っていたところを、こうして曲を流してもらえたことで、ゲーム前ですけど、球場全体の皆さんと感情を共有してもらえたことがうれしいですし、感激です。ジャイアンツさんに感謝ですね」と感謝していた。「打倒巨人」に執念を燃やし、さまざまな思い出がつまった敵地東京ドーム。最後は温かい拍手で送り出された。
矢野燿大監督はドラフト前の会議を終えオンラインで話す=都内ホテル
阪神が25日、ドラフト前日会議を行い、矢野燿大監督がオンライン取材に応じた。
「1位候補」については「楽しみなほうが、面白いやん。最後の最後まで楽しみにしてもらえればいいかなと思います」と明かさなかった。数球団が「1位指名」を公表している、近大・佐藤輝明内野手( 4年=仁川学院)について問われると「評判通り、パワーもあるし身体能力も高いし、スケールの大きさはもちろん感じる」と高評価。「スカウトの皆さんのお話、評価を聞かせてもらって、僕もいろいろ映像を見てたんで、それとどうかというのは話をさせていただきました。全員欲しいけど、そういうわけにはいかないんで、いろんな事がからんでくるのがドラフト。いい縁があっていいドラフトになれば、というところですね」と話した。
「1位指名」について最終決定は26日で、競合の場合のくじ引き役も同日に決定するという。
ドラフト前の会議を終えオンラインで話す阪神・畑山俊二統括スカウト=都内ホテル 2020年10月25日
阪神は25日、都内ホテルでドラフト前日会議を開催した。畑山俊二アマスカウト統括は、「1位指名選手」の絞り込みについて「絞り込んだというか、各担当から『1位候補』として推薦できる選手を挙げてもらって報告してもらったという形です」と語るにとどまった。
「1位」決定で重視する点も「当然いろんなことを加味しながら。現場の現状であったり、チームの編成上、いろんなところを加味した中で、最終的に決めたいというところです」。全体の指名人数等も「状況次第。ちょっと幅を持たせています」としていた。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (10月)
2020年 公式戦日程と 結果 (11月)
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