●小幡竜平内野手(20)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 380万円アップの年俸1100万円でサインした。会見では初々しく笑みを浮かべた。高卒 2年目の今季は 8月下旬に 1軍デビューし、阪神では25年ぶりの｢１０代野手｣による打点も記録した。54試合出場で｢打率２割２分、７打点、３盗塁｣と奮闘。チームが｢新型コロナウイルス禍｣に揺れる中、シーズン終盤はスタメン出場の機会も増えた。それでも慢心はない。 ｢みやざきフェニックス・リーグ｣では 2遊間だけでなく 1塁守備も経験。今後は 1軍定着を目指し、鳴尾浜で走り込み、ウエートトレを軸に体を作っていく。猛虎では｢１番遊撃｣に吉田義男氏(87)ら名手が名を連ねた。今年は｢ドラフト６位｣で三菱自動車岡崎・中野拓夢内野手(24)、巨人から金銭トレードで山本泰寛内野手(27)が移籍。ライバルも増えるが、開幕スタメンへ勝負を譲るつもりはない。オフは下半身強化に取り組み、持ち味の守備力に磨きをかける。刺激になる存在もいる。｢日本シリーズ｣に登板した巨人戸郷翔征投手(20)は、高校時代に宮崎選抜でチームメート。今季は 5打席の対戦で 2安打 1打点。来季もスタメンとなれば対戦機会は自然と増えるはず。チーム内の争いを勝ち抜き、良きライバルにも打ち勝つ。 (金額は推定)
●来季 4年目の熊谷敬宥内野手(25)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 100万円増の年俸1000万円でサインした。 (金額は推定)
●自己最多の43試合に出場した島田海吏外野手(24)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 100万円アップの年俸 900万円でサインした。今季は 8月 3日のＤｅＮＡ戦(甲子園)で｢プロ初盗塁｣。17年ドラフトの同期で｢１位｣の馬場に｢プロ初勝利｣をアシストした。矢野監督も絶賛するほどだったが慢心はない。今季日本新記録の｢１３試合連続盗塁｣を樹立したソフトバンク周東佑京外野手(24)にも刺激を受けていた。球界屈指のスピードスターを参考に、来季は走りまくる。 (金額は推定)
●来季 6年目の望月惇志投手(23)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸1150万円でサインした。 (金額は推定)
● 3試合の登板に終わった守屋功輝投手(27)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、減額制限いっぱいの25％ダウンに迫る約24％ダウンの年俸1750万円でサインした。昨季は中継ぎ57試合登板でブレークしたが、今季は開幕直後に右肩関節炎で戦線離脱した。 (金額は推定)
● 4年目で初の 1軍登板なしに終わった小野泰己投手(26)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 500万円ダウンの年俸1700万円でサインした。18年に｢７勝｣を挙げたが、今季はプロ 4年目で初めて 1軍登板なしに終わった。｢みやざきフェニックスリーグ｣では先発に再挑戦し、26日のＤｅＮＡ戦では 6回 2安打 1失点(自責 0)と好投した。 (金額は推定)
●小林慶祐投手(28)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 100万円ダウンの年俸1300万円でサインした。小林は今季 8月下旬に交換トレードでオリックスから阪神へ移籍。 1軍定着を目指したが、 9月下旬のチームの｢コロナ禍｣で球団独自の｢濃厚接触者｣扱いとなって離脱した。今オフは社会人野球時代に所属した日本生命で自主トレを行う予定。 (金額は推定)
●巨人と阪神は30日、山本泰寛内野手の巨人から阪神へのトレード移籍について合意に達したと発表した。阪神谷本修球団副社長兼本部長(56)は巨人から金銭トレードでの獲得が決まった山本についてコメントした。
●北條史也内野手(26)が、来年 1月に巨人・坂本勇人内野手(31)の｢合同自主トレ｣に参加することが30日、分かった。通算｢２０００安打｣を今季達成した光星学院(現八戸学院光星)高の 6学年上の偉大な先輩に弟子入りを志願。結果が求められる勝負の 9年目に向け、｢ＴＧ合同自主トレ｣で新境地に挑む。もう若くない。殻を破るチャンスは自ら手繰り寄せるしかない。来季 9年目を迎える北條が覚悟の一歩を踏み出す。来年 1月の｢合同自主トレ｣で、球界の若手が背中を追うプレーヤーの門をたたくことを決めた。師匠に選んだのは巨人・坂本だ。同じ光星学院高ＯＢの大スター。過去にオフの行事に同行するなどの交流はあったが、ついに“弟子入り”を志願した。自ら頼み、快諾を得た。今年 1月まで 5年連続で山田哲人内野手(28)らヤクルトの選手の｢合同自主トレ｣に参加も、くすぶったまま。何か変えたい－。その一心で心機一転を決めた。
記事をまとめてみました。
小幡竜平内野手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 380万円アップの年俸1100万円でサインした。会見では｢(金額を)上げていただきました。(会見場に)来る前にすごく緊張しました｣と初々しく笑みを浮かべた。
高卒 2年目の今季は 8月下旬に 1軍デビューし、阪神では25年ぶりの｢１０代野手｣による打点も記録した。54試合出場で｢打率２割２分、７打点、３盗塁｣と奮闘。チームが｢新型コロナウイルス禍｣に揺れる中、シーズン終盤はスタメン出場の機会も増えた。それでも慢心はない。
｢スタメンで出させてもらう機会も多かった。チャンスの中で勝ち取れなかったのが一番悔しかった。(課題は)走攻守すべてですけど、守備で( 1軍に)上がってきて守備ですごく迷惑をかけた。もう 1度守備を見直して、まずは守れる選手になれるように自分に言い聞かせて取り組んでいきたいです｣
｢みやざきフェニックス・リーグ｣では 2遊間だけでなく 1塁守備も経験。今後は 1軍定着を目指し、鳴尾浜で走り込み、ウエートトレを軸に体を作っていく。
この日は金銭トレードで巨人から山本が加入することも発表された。同じ 2遊間を争うライバルがまた増えるが、｢毎年のこと。絶対に負けないように、レギュラーを取れるように頑張ります。自分の将来像としては『１番ショート』を目標として頑張っていきたい。(開幕から)レギュラー争いに食い込んでいけるように｣と力を込めた。 (金額は推定)
小幡竜平内野手＝阪神鳴尾浜球場 (2020年11月14日撮影)
レジェンドに続け！ 目指すは｢１番遊撃｣！ 小幡竜平内野手が11月30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 380万円増の年俸1100万円でサインした。今季は球団高卒 2年目以内の選手では75年掛布以来の｢シーズン２０安打｣を記録するなど、来季の遊撃レギュラー候補に浮上。新戦力の加入でポジション争いはさらに激しくなるが、遊撃にこだわり、開幕スタメンを目標に掲げた。 (金額は推定)
◇ ◇ ◇
ストライプのスーツに身を包んだ小幡は、緊張も解けないまま会見場にやってきた。｢来るまでも、ものすごく緊張していました。思ったよりも、上げていただきました｣。高卒 2年目は｢コロナ禍｣で始まった異例のシーズン。来季の飛躍を感じさせる内容が評価され、 380万円アップを勝ち取った。
今季は 8月下旬に 1軍デビューし、阪神では25年ぶりとなる｢１０代野手｣の打点を記録。 9月下旬にはチーム内で複数の感染者を出す非常事態が発生。そこで結果を残し、遊撃のレギュラー候補に浮上した。今季は出場54試合のうち、遊撃26試合、 2塁11試合の計37試合で先発起用。｢自分としてはそういったチャンスの中で勝ち取れなかったっていうのが一番悔しかった｣。口を突いたのは満足感よりも悔しさ。目標はもっと先にある。
年俸1100万円で契約更改し、会見場入りをする小幡竜平内野手＝阪神球団事務所
｢フェニックスリーグ｣では、人生初の一塁守備も経験。｢相手のことをより考えられる時間になった｣と学びは多かったが、こだわるのは遊撃の定位置だ。｢自分の将来像としては『１番ショート』を目標にして、頑張っていきたい｣。猛虎では｢１番遊撃｣に吉田義男氏ら名手が名を連ねた。今年は｢ドラフト６位｣で三菱自動車岡崎・中野、巨人から金銭トレードで山本が移籍。ライバルも増えるが、開幕スタメンへ勝負を譲るつもりはない。｢毎年競争なので、そこは絶対負けないように。(開幕から)レギュラー争いに食い込んでいけるように｣。オフは下半身強化に取り組み、持ち味の守備力に磨きをかける。
刺激になる存在もいる。｢日本シリーズ｣に登板した巨人戸郷は、高校時代に宮崎選抜でチームメート。｢やっぱり戸郷の登板はしっかり見てました。自分も本当に頑張らないといけないなと思わされました｣。今季は 5打席の対戦で 2安打 1打点。来季もスタメンとなれば対戦機会は自然と増えるはず。｢戸郷と(対戦)するとなると、注目はされると思うので、負けたくないですね｣。チーム内の争いを勝ち抜き、良きライバルにも打ち勝つ。
年俸1100万円で契約更改し、笑顔で会見する小幡竜平内野手＝阪神球団事務所
◆阪神の遊撃争い
今季84試合に先発出場した木浪が本命だ。失策数を19年の｢１５個｣から｢８個｣まで減らした。今季 1軍デビューを果たした小幡も26試合に先発し、存在感を見せた。他にも北條が 9試合、熊谷が 1試合。植田や高卒 1年目の遠藤も守れる。さらに巨人から金銭トレードで山本を獲得。｢ドラフト６位｣の三菱自動車岡崎・中野が即戦力として加入し、｢同７位｣の上田西・高寺もいる。来季は競争が激しくなりそうだ。
＜阪神の主な｢１番・遊撃手｣＞
◆吉田義男：史上最高の遊撃手は、俊足巧打も売りだった。通算｢３５０盗塁｣は｢球団歴代２位｣で、｢盗塁王｣も 2度獲得。
◆藤田 平：広角打法で吉田の後継者に。通算｢２０６４安打｣は｢阪神歴代２位｣で、鳥谷に抜かれるまで最多だった。
◆真弓明信：大型トレードで阪神入り。長打力と強肩好守を併せ持ち、85年の外野コンバートまで内野を引き締めた。
◆和田 豊：狙ったところに打球を落とす卓越したバットコントロールで、低迷期に孤軍奮闘を見せた。通算｢１７３９安打｣は｢球団４位｣。
◆鳥谷 敬：赤星憲広との｢１、２番コンビ｣で相手をかく乱。抜群の選球眼で阪神最多の｢１０４６四球｣を選び、ひたすら塁に出続けた。
来季 4年目の阪神・熊谷は30日、 100万円増の年俸1000万円で更改した。｢ 1軍にいる機会がすごく多かったので。(コロナ禍で)こういう状況下でも(年俸を)上げていただきました｣。今季は自己最多の38試合に出場。守備固めや代走などがほとんどで、17打席と少ないが、｢打率０．３１３(16打数 5安打)｣を残した。｢守備と走塁はミスをしない。来年はスタメンで出るぐらいの気持ちで頑張っていきたい｣と気合を入れた。
契約更改を終えて、会見をする熊谷敬宥内野手＝阪神球団事務所
熊谷敬宥内野手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 100万円増の年俸1000万円でサインした。
プロ 3年目の今季は主に代走として38試合に出場し、｢３盗塁｣。限られた打席数だったが｢少ない打席の中でどうやったら打てるのかを常に考えていた｣と熟考し、｢１６打数５安打｣で｢打率３割１分３厘｣とアピールした。｢去年と違って 1軍にいる機会がすごく多かったですし、そういった面ではよかった｣。
今オフは中日や巨人で活躍した井端弘和氏の打撃を研究する。｢井端さんは右打ちがすごく参考になる。そこを意識して動画とかを見ながら吸収できたらいいかなと思います｣と話した。 (金額は推定)
自己最多の43試合に出場した阪神・島田は30日、 100万円増の年俸 900万円でサイン。｢いいプレーも悪いプレーも自分の中でたくさんあった。まだまだ課題があるので、来年に向けて克服していきたい｣。 8月 3日のＤｅＮＡ戦(甲子園)で｢プロ初盗塁｣を決めるなど、今季｢３盗塁｣。俊足が武器の外野手はソフトバンク・周東に刺激を受けたといい、｢思い切りのよさは見習っていかないといけない｣と力を込めた。
100万円アップの年俸 900万円で契約更改した島田海吏外野手＝阪神球団事務所
島田海吏外野手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 100万円アップの年俸 900万円でサインした。
今季は 8月 3日のＤｅＮＡ戦(甲子園)で｢プロ初盗塁｣。17年ドラフトの同期で｢１位｣の馬場に｢プロ初勝利｣をアシストした。矢野監督も｢ＭＶＰは島田の盗塁｣と絶賛するほどだったが｢いい場面で走ることができたけど、盗塁以外での走塁。状況判断でまだまだ足りないところが目立ったので走塁に関しては落ち着いて周りを見て判断する｣と慢心はない。
今季日本新記録の｢１３試合連続盗塁｣を樹立したソフトバンク周東にも刺激を受けていた。｢大事な場面で思い切っていける思い切りの良さは本当に見習っていかないといけない｣。球界屈指のスピードスターを参考に、来季は走りまくる。 (金額は推定)
来季 6年目の阪神・望月は30日、現状維持の年俸1150万円で契約を更改した。｢(ダウンを)覚悟していた。感謝しています｣。16試合で｢０勝０敗、防御率５．２１｣。 7月の初登板から｢８試合連続無失点｣も、 1軍に定着できなかった。 1月に｢合同自主トレ｣を行った藤川球児氏が引退。課題の制球力向上に向けて｢球児さんにキャッチボールの大切さを教わった｣と振り返り、｢引退が決まった後も、すごく指導してもらった。もう 6年目。自分で考えてやらないと｣と誓った。
現状維持の年俸1150万円で契約更改し、会見で笑顔を見せる望月惇志投手＝阪神球団事務所
望月惇志投手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸1150万円でサインした。
プロ 5年目の今季は16試合登板で｢防御率５．２１｣。｢本当に悔しいシーズン。思うようなパフォーマンスを出せなかった｣と反省。来季に向けて｢先発なら勝ち、中継ぎならホールドにこだわりたい。試合のいい場面で投げていけるように頑張りたい｣と力を込めた。 (金額は推定)
3試合の登板に終わった阪神・守屋が30日、 550万円減の年俸1750万円で契約を更改した。減額制限の25％に迫る約24％ダウンも｢仕方ないかなというのが一番です｣と受け入れた。開幕直後に右肩を痛め、自己最多だった昨季の57試合から激減。｢フェニックス・リーグ｣では｢５試合無失点｣も｢まだ納得できる球は少ない。まだ上がる。キャンプから『守屋がいるぞ』というのを見せたい｣と奮起を誓った。
550万円ダウンの年俸1750万円で契約更改した守屋功輝投手＝阪神球団事務所
守屋功輝投手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、減額制限いっぱいの25％ダウンに迫る約24％ダウンの年俸1750万円でサインした。会見では｢がっつりダウンです。しょうがないかなというのが一番です｣と現実を受け止めた。
昨季は中継ぎ57試合登板でブレークしたが、今季は開幕直後に右肩関節炎で戦線離脱し、わずか 3試合登板に終わった。｢ケガをして自分を見つめ直す時間がたくさんできた。後々、このケガをしていろんなことが分かって良かったと思えるようになれば｣。来季に向けて｢去年(19年)よりいい成績は残せると思っている。期待に応えられるように頑張ります｣と再起を誓った。 (金額は推定)
4年目で初の 1軍登板なしに終わった阪神・小野は 500万円ダウンの年俸1700万円でサイン。｢ 2軍でも思うような投球ができないことが多かった。苦しいシーズンだった｣。それでも｢フェニックス・リーグ｣では11月26日のＤｅＮＡ戦で 6回 2安打 1失点と復活の兆しもみせた。｢『しっかり続ける』、『逃げない』と平田( 2軍)監督からも言われた。今年の経験を忘れずに、今後の野球人生につなげていければ｣と力を込めた。
小野泰己投手＝阪神鳴尾浜球場
小野泰己投手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 500万円ダウンの年俸1700万円でサインした。
18年に｢７勝｣を挙げたが、今季はプロ 4年目で初めて 1軍登板なしに終わった。｢ 2軍でも思うような投球ができないことが多かった。本当に苦しいシーズンだった」と絞り出すように話した。それでも、｢みやざきフェニックスリーグ｣では先発に再挑戦し、26日のＤｅＮＡ戦では 6回 2安打 1失点(自責 0)と好投した。
500万円ダウンの年俸1700万円で契約更改をした小野泰己投手＝阪神球団事務所
｢最後にしっかり投球できたのは来年につながると思うので、そこは継続してやっていけるように。うまくいかないときでも『しっかり続ける』『逃げない』ということを平田( 2軍)監督からもよく言われた。今年 1年の経験を忘れずに、今後の野球人生につなげれば｣。
今オフは鳴尾浜球場で自主トレを行う予定。｢しっかりブルペンで投げ込んで走りこむ。もっともっと鍛えないといけない。休むことなくじゃないですけど、できるだけしっかり練習はやっていきたい｣と来季へ向けて意気込んだ。 (金額は推定)
100万円ダウンの年俸1300万円で契約更改した小林慶祐投手＝阪神球団事務所
小林慶祐投手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、 100万円ダウンの年俸1300万円でサインした。
小林は今季 8月下旬に交換トレードでオリックスから阪神へ移籍。 1軍定着を目指したが、 9月下旬のチームの｢コロナ禍｣で球団独自の｢濃厚接触者｣扱いとなって離脱した。 1軍登板は 2試合のみに終わり｢思ったようなシーズンを送れなかった。悔しい 1年でした｣と振り返った。今オフは社会人野球時代に所属した日本生命で自主トレを行う予定で｢もう本当にがむしゃらにやって、『チームの勝利』に貢献できるようにやっていきたい｣と語気を強めた。 (金額は推定)
巨人と阪神は30日、山本泰寛内野手の巨人から阪神へのトレード移籍について合意に達したと発表した。
阪神谷本球団副社長兼本部長は巨人から金銭トレードでの獲得が決まった山本について｢(守備力に加えて)バッティングも。右打ちですし。競争の中でしかいいものが出てこないと思う。さらに、内野の競争を激化させるために、こちらからお願いして来てもらった。山本君はまだ若いし、伸びていく選手だと思っています｣とコメントした。
巨人山本泰寛内野手＝東京ドーム (19年 5月 6日撮影)
◆山本泰寛(やまもと・やすひろ)
1993年10月10日、東京生まれ。慶応高から慶大に進学し、15年｢ドラフト５位｣で巨人に入団。内野全ポジションをこなすユーティリティープレーヤー。プロ 5年で通算 186試合に出場し、｢打率２割３分４厘、３本塁打、２２打点、５盗塁｣。 176センチ、76キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2600万円。
坂本勇人内野手への弟子入りが判明した北條史也内野手。来季こそ結果を残す
覚悟の弟子入り！ 阪神・北條史也内野手が、来年 1月に巨人・坂本勇人内野手の｢合同自主トレ｣に参加することが30日、分かった。通算｢２０００安打｣を今季達成した光星学院(現八戸学院光星)高の 6学年上の偉大な先輩に弟子入りを志願。結果が求められる勝負の 9年目に向け、｢ＴＧ合同自主トレ｣で新境地に挑む。
もう若くない。殻を破るチャンスは自ら手繰り寄せるしかない。来季 9年目を迎える北條が覚悟の一歩を踏み出す。来年 1月の｢合同自主トレ｣で、球界の若手が背中を追うプレーヤーの門をたたくことを決めた。
｢ここ何年も成績を残せていないので、もう一回レベルアップしたいという気持ちがあった。何か環境を変えたいなという思いで、お願いさせてもらいました｣
今季｢２０００安打｣を達成した先輩・坂本勇人内野手から貪欲に吸収する
師匠に選んだのは巨人・坂本だ。同じ光星学院高ＯＢの大スター。過去にオフの行事に同行するなどの交流はあったが、ついに“弟子入り”を志願した。自ら頼み、快諾を得た。今年 1月まで 5年連続で山田哲らヤクルトの選手の｢合同自主トレ｣に参加も、くすぶったまま。何か変えたい－。その一心で心機一転を決めた。
｢(学びたいことは)すべて、です｣
巨人の主将は11月 8日に、｢歴代２番目｣の若さとなる31歳10カ月で通算｢２０００安打｣を達成した。2016年に｢首位打者｣に輝き、19年は｢リーグＭＶＰ｣。昨季まで 5度の｢ベストナイン｣、 3度の｢ゴールデングラブ賞｣。語り尽くせない実績以上の経験と存在感が際立つ。
若手時代は阿部 2軍監督との｢合同自主トレ｣で学び、18年に“坂本組”を立ち上げた。今度は自身が後輩の手本となり、19年 1月の沖縄では、ほぼ休憩なしの 6時間の猛練習を公開した。厳しいメニューだけでなく、専属の調理師を同行させて食生活も管理。何よりも、寝食をともにして会話を重ねることで得られるヒントは計り知れない。
昨年 5月14日の試合前練習で坂本勇人内野手(右)にあいさつする北條史也内野手＝東京ドーム
今季、阪神は巨人戦に｢８勝１６敗｣で｢９年連続の負け越し｣。来季こそ永遠のライバルを倒すことが求められる中、北條が覚悟を決めて相手に飛び込む。国内が拠点となる｢合同自主トレ｣には、巨人から湯浅、増田陸らも参加する予定。リーグ連覇のチームで必死に 1軍の扉をこじ開けようとする若手から刺激を受けながら、球界最高峰の選手の言動に触れる。これ以上ない環境だ。
高校時代に｢世代ナンバーワン内野手｣と注目された北條は13年に｢ドラフト２位｣で入団し、レギュラーを奪えないまま 8年が経過した。今季出場は最近 5年で最少の40試合。｢打率０．１９２、２本塁打｣に終わった。本職の遊撃では同級生の木浪に押され、小幡も台頭。植田や熊谷らライバルは多く、出場機会を増やすために｢みやざきフェニックス・リーグ｣では 1塁にも挑戦した。
この日はトレードで巨人から山本の加入が発表され、｢Ｄ６位・中野｣(三菱自動車岡崎)も仮契約を結んだ。内野の競争がさらに激化する中、北條が先輩との｢ＴＧ合同自主トレ｣で変わる。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！来季こそ勝利を掴め！
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time！オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と結果 (11月)
2021年 公式戦日程表と結果(03月)
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