快進撃が止まった。高木竜の破竹の勢いがついに止まった。中日は星の上でまだ 1勝リードし、あと 1つ勝てば日本シリーズに進出できる。
井端弘和内野手(37)が 4回に先頭で中前打を放ち、 2- 0の 7回には大島、荒木の連打でつかんだ無死 1、 3塁の好機で初球をたたき再び中前にはじき返して 1点を返し 2安打 1打点と気を吐いた。
2点を追う 6回二死満塁の好機で代打に起用された山崎武司内野手(43)は、空振り三振に倒れた。
4回 4安打 2失点で黒星を喫した先発・川上憲伸投手(37)は先頭の長野を内野安打で出し、送りバントで一死 2塁。続く坂本に左翼線 2塁打されて先制を許し、阿部にも左前に運ばれ 2点目を失った。
高木守道監督(71)は「うちの試合はできたんじゃないか。ピッチャーはよく抑えたし」と、言葉では強がったが、阿部に 2安打 2打点を許し、相手のキーマンをよみがえらせた。
第 3戦まで 3試合連続で打点を挙げていた谷繁元信捕手(41)が、 2回二死 1、 2塁で三振、 4回二死満塁で右飛と一本が出ず。一転してブレーキに。厳しい表情で、あと 1勝をもぎ取る決意を示した。
本拠地を埋め尽くしたG党はこの時を待っていた。今シリーズ 4戦目にして、ようやく 1塁側の観客席に向いたお立ち台に。第 3戦を終えた時点で打率 0.154。 4番に本塁打と打点はなかった。リーグ優勝の原動力となった打棒は発揮できず、チームも 3連敗していた。
巨人・長野久義外野手(27)が好守備で、先発沢村の立ち上がりを助けた。 1回、先頭大島の右翼線にポトリと落ちそうな飛球を、足からスライディングして捕球し、日本シリーズ進出への意欲をみせた。
20日に出場選手登録された小笠原道大内野手(38)が今CS初登場。 7回二死走者なし、代打で出番はやってきた。初球を大胆な空振り。 2球目で、正面を突く一直に倒れた。
岡崎郁ヘッドコーチ(51)が、打線について上げ潮の手ごたえを口にした。記事をまとめてみました。
巨人は 3回一死 2塁から、坂本の左越え適時 2塁打で先制すると、阿部も左前適時打で続き、リードを 2点に広げた。
中日は 7回、大島が内野安打で出塁すると、荒木がエンドランを決め、井端が中前適時打を放ち 1点を返した。
巨人は 8回一死 1、 2塁から阿部が左前適時打を放った。追いすがる中日を突き放し、<巨人 3- 1中日>としてファイナルステージ初勝利を挙げた。
高木竜の破竹の勢いがついに止まった。中日は星の上でまだ 1勝リードし、あと 1つ勝てば日本シリーズに進出できる。それでも指揮官は歯切れが悪かった。
「大変心配ですよ。私は心配性だから。そんなにうまくいかんよ。きのう(第 3戦)まではうまくいきすぎた」
巨人( 6安打)の倍近い11安打を放ちながら、つながりを欠いて11残塁。第 2戦からは 3試合連続 2けた安打& 2けた残塁で、ファイナルステージ 4試合合計43残塁となった。レギュラーシーズンと同じくホームが遠かった。
ベンチの高木守道監督
「うちの試合はできたんじゃないか。ピッチャーはよく抑えたし」と、言葉では強がったが、阿部に 2安打 2打点を許し、相手のキーマンをよみがえらせた。
試合前、ベンチで右翼席後方にある長嶋茂雄・巨人終身名誉監督の広告看板を見ながら「過去のことは過去のこと」とつぶやいた。1994年10月 8日、ナゴヤ球場。当時の高木監督は勝った方が優勝という最終戦同率決戦で長嶋巨人に敗戦。監督としてリーグ優勝を果たせないまま翌1995年のシーズン途中にユニホームを脱いだ。監督復帰 1年目も 2位に終わったが、CSのおかげで、日本一のチャンスが生まれた。
敵地での 5戦目が決まったことには「ジャイアンツに、もうけさせたらいいよ。うちは関係ない」とそっけなかった。だが、打倒巨人に燃える71歳は思い直してこう締めた。「やられちゃったけど、もちろん勝つためにやる。(私の)顔を見てください」。言葉にしなくても、闘志は顔に書いてあるということか。
4回二死満塁で右飛に倒れた谷繁元信捕手
第 3戦まで 3試合連続で打点を挙げていた谷繁が、一転してブレーキ。 2回二死 1、 2塁で三振、 4回二死満塁で右飛と一本が出ず。マスクをかぶっても、坂本に 2安打 1打点、阿部に 2安打 2打点と中軸に打たれた。「そりゃいつか打つでしょ。打率 3割いくつも打ってるんだから。(それでも)やらなきゃいけないでしょ」。厳しい表情で、あと 1勝をもぎ取る決意を示した。
7回表中日無死 1、 3塁、井端弘和内野手は適時打を放った
井端が 2安打 1打点と気を吐いた。 4回に先頭で中前打を放ち、 2- 0の 7回には大島、荒木の連打でつかんだ無死 1、 3塁の好機で初球をたたき再び中前にはじき返して 1点を返した。「打ったのは真っすぐ。ストライクなら、何でもいこうと思っていました」。 1点差まで迫ったが、結局試合は<巨人 3- 1中日>。
ファイナルステージでは第 3戦までの 3試合で計10打数 1安打とバットが湿りがちだったが、「引っ張ったり、流したりはいつでもできる。投手のことだけ考えていこう」とセンター返し中心の打撃で復調のきっかけをつかんだようだった。
対戦成績は中日の 3勝 2敗(巨人のアドバンテージ 1勝含む)となった。
6回、空振り三振に倒れた山崎武司内野手
2点を追う 6回二死満塁の好機で代打に起用された山崎は、空振り三振に倒れた。沢村の速球にタイミングが合わず追い込まれると、最後は内角高めの 146キロにバットが空を切った。
このCSでは、ファーストステージから計 4打数無安打と振れていない。「皆がお膳立てしてくれたのに打てなかった。力不足にほかならない」と言い訳しなかった。
4回 4安打 2失点で黒星を喫した先発・川上憲伸は「あの回だけ」と 3回の投球を振り返った。先頭の長野を内野安打で出し、送りバントで一死 2塁。続く坂本に左翼線 2塁打されて先制を許し、阿部にも左前に運ばれ 2点目を失った。
坂本、阿部に打たれたのはともに初球の変化球だった。右腕は「もう少し僕に余裕があればよかった。点が取れない中、先取点を許して、 2点目を阿部君に取られてしまった」と相手の中軸を勢いづかせたことを悔やんだ。
3回、 2点先制され谷繁元信捕手と話す先発の川上憲伸投手
試合後は「ちょっとチグハグやったですね。 1点目をともかく 2点目を取られたのがね。坂本君のはスローカーブ。あれは自分では勝負している球ではなかったけど、若干高かった。慎之助のはそれなりの球を投げないといけないと思ったけど、彼がうまいこと打った」と話した。
3回裏巨人一死 2塁、阿部に左前適時打を許し打球を見つめる先発・川上憲伸投手
権藤博投手コーチ(73)が先発川上憲伸の 3回までの投球を分析した。
同コーチは「コントロールがいいからね。狙われてきっちり打たれている。ランナーが出たら(相手打者は)踏み込んでくる。阿部は緩い球を逆方向に打ってきた。ジャイアンツがこういう攻撃をしてきたら手ごわい。何とか粘るよ」。
宇野勝打撃コーチ(54)が巨人先発沢村の攻略法に触れた。「ストレートがまあまあ走っている。低めのボールになる変化球をしっかり見逃して、ストレートをはじき返す」とコメントした。
大勢の記者に囲まれ引き揚げる高木守道監督
快進撃が止まった。王手をかけての重圧があったのか、打線が11安打しながら11残塁で 1得点と拙攻。 4連勝で一気の日本シリーズ進出に失敗した高木守道監督は「投手はよく抑えたけど、打線がつながらなかった。打ったら勝てるというので、少し力が入ったね」と苦い表情を浮かべた。
「口は災いの元」だった。無欲で臨んだはずの最終Sで 3連勝。宿舎でのミーティングでは「色気を出すなよ」と選手に話したが、当の指揮官はその気になっていた。試合前に日本シリーズの話題を振られ、「先発は一から考え直す。そんなこと言うなんて、まだ早いって!」と自らツッコミを入れるほど、上機嫌だった。
初黒星にも余裕の笑顔を見せながら帰りのバスに乗り込む高木守道監督
71歳の高木監督は試合後、自身を戒めるように「(試合を行うことで)巨人にもうけさせたらいいじゃない。もちろん勝つためにやるけど、やられりゃ、やられたでいいじゃん」と淡々と話した。
ベンチ裏から出てきた指揮官は「戻ってきたんじゃない? 昨日までと違って。力みが入っていた。だからつながらなかった」。11安打でわずか 1得点。11残塁の打線をそう評した。それでも、先発川上憲伸が 4回 2失点と踏ん張り、救援陣もなんとか 1失点でしのぐ展開。「うちの試合はできたんじゃない?」とショックはなかった。バスに乗り込む際には「私の顔を見てください」と報道陣を振り返り、悟ったようなサバサバした笑顔を見せた。失うものはなかったはずの戦い。最後までのびのび野球を貫き、活路を開く。
ジャビットにキスされる原監督
本拠地を埋め尽くしたG党はこの時を待っていた。今シリーズ 4戦目にして、ようやく 1塁側の観客席に向いたお立ち台。主将の阿部がチーム全体の気持ちを代弁すると、場内を満たす空気の振動が増した。
「またあした、野球ができます! 思い切ってやりたいと思います!!」
第 3戦を終えた時点で打率 0.154。 4番に本塁打と打点はなかった。リーグ優勝の原動力となった打棒は発揮できず、チームも 3連敗。前夜の敗戦直後に仲間を鼓舞しようとしたが「次の日、気持ちを切り替えてきてからにしよう」と思い直し、この日のミーティングで全員に告げた。
「いい意味で開き直って何とかきょう勝とう」
そして有言実行。 4番らしい一打が生まれたのは 3回だった。先制 2塁打の坂本を 2塁に置いての第 2打席。一気に畳み掛けたい場面で川上憲伸の初球を左前に運び、 2点目を奪った。 3、 4番の連打は今シリーズ初めて。ようやく負の流れを断ち切った。
坂本(中列中央)、阿部(同右)ら巨人ナインに、 4戦目でようやく笑顔が並んだ。さあ、逆襲だ!
長野が好守備で、先発沢村の立ち上がりを助けた。 1回、先頭大島の右翼線にポトリと落ちそうな飛球を、足からスライディングして捕球した。「東京ドームではスライディングキャッチした覚えがあまりないんです。取れてよかったです」と笑顔で話した。連敗を逃れて 2勝 3敗となったことには「いつも阿部さんにつなげばと思っている。今日もそう思って打席に入りました。明日勝てば、中日もプレッシャーがかかると思うので、頑張ります」と、日本シリーズ進出への意欲をみせた。
7回裏巨人二死、代打で打席に向かう小笠原道大内野手
20日に出場選手登録された小笠原が今CS初登場だ。 7回二死走者なし、代打で出番はやってきた。初球を大胆な空振り。 2球目で、正面を突く一直に倒れた。 9月16日阪神戦以来の復帰に、球場はこの日 1番の大歓声だった。「結果はアウトでしたが、歓声には感謝したい。違和感なく入れたのは良かった」と話した。
岡崎郁ヘッドコーチが、打線について上げ潮の手ごたえを口にした。 3本の適時打はともに初球。「一番甘い確率が高い初球を逃さず、積極的に打った」と評価した。「松本が大きかった」と続け「送りバントもそうだが、 8回に選んだ四球。四球から 1点をもぎ取った。シーズン中にやってきたウチの形が、出来つつある」とした。
巨人が、苦し紛れの勝利と来た。「中日は星の上でまだ 1勝リードし、あと 1つ勝てば日本シリーズに進出できる」位置に有る中日の方が一歩上だろう。
中日の手の中には、「愛知県・名古屋 - 東京 - 愛知県・名古屋」のキップがどっちにしても有るのだが、「勝っての帰りの便」と言うのが本当は良いだろう。
今日(21日)の試合で決着をつけて、「勝っての帰りの便」として欲しい。
ガンバレ!守道ドラゴンズ!G軍団をやっつけろ!
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
メールアドレス:89@1242.com
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2点を追う 6回二死満塁の好機で代打に起用された山崎武司内野手(43)は、空振り三振に倒れた。
4回 4安打 2失点で黒星を喫した先発・川上憲伸投手(37)は先頭の長野を内野安打で出し、送りバントで一死 2塁。続く坂本に左翼線 2塁打されて先制を許し、阿部にも左前に運ばれ 2点目を失った。
高木守道監督(71)は「うちの試合はできたんじゃないか。ピッチャーはよく抑えたし」と、言葉では強がったが、阿部に 2安打 2打点を許し、相手のキーマンをよみがえらせた。
第 3戦まで 3試合連続で打点を挙げていた谷繁元信捕手(41)が、 2回二死 1、 2塁で三振、 4回二死満塁で右飛と一本が出ず。一転してブレーキに。厳しい表情で、あと 1勝をもぎ取る決意を示した。
本拠地を埋め尽くしたG党はこの時を待っていた。今シリーズ 4戦目にして、ようやく 1塁側の観客席に向いたお立ち台に。第 3戦を終えた時点で打率 0.154。 4番に本塁打と打点はなかった。リーグ優勝の原動力となった打棒は発揮できず、チームも 3連敗していた。
巨人・長野久義外野手(27)が好守備で、先発沢村の立ち上がりを助けた。 1回、先頭大島の右翼線にポトリと落ちそうな飛球を、足からスライディングして捕球し、日本シリーズ進出への意欲をみせた。
20日に出場選手登録された小笠原道大内野手(38)が今CS初登場。 7回二死走者なし、代打で出番はやってきた。初球を大胆な空振り。 2球目で、正面を突く一直に倒れた。
岡崎郁ヘッドコーチ(51)が、打線について上げ潮の手ごたえを口にした。記事をまとめてみました。
巨人は 3回一死 2塁から、坂本の左越え適時 2塁打で先制すると、阿部も左前適時打で続き、リードを 2点に広げた。
中日は 7回、大島が内野安打で出塁すると、荒木がエンドランを決め、井端が中前適時打を放ち 1点を返した。
巨人は 8回一死 1、 2塁から阿部が左前適時打を放った。追いすがる中日を突き放し、<巨人 3- 1中日>としてファイナルステージ初勝利を挙げた。
高木竜の破竹の勢いがついに止まった。中日は星の上でまだ 1勝リードし、あと 1つ勝てば日本シリーズに進出できる。それでも指揮官は歯切れが悪かった。
「大変心配ですよ。私は心配性だから。そんなにうまくいかんよ。きのう(第 3戦)まではうまくいきすぎた」
巨人( 6安打)の倍近い11安打を放ちながら、つながりを欠いて11残塁。第 2戦からは 3試合連続 2けた安打& 2けた残塁で、ファイナルステージ 4試合合計43残塁となった。レギュラーシーズンと同じくホームが遠かった。
ベンチの高木守道監督
「うちの試合はできたんじゃないか。ピッチャーはよく抑えたし」と、言葉では強がったが、阿部に 2安打 2打点を許し、相手のキーマンをよみがえらせた。
試合前、ベンチで右翼席後方にある長嶋茂雄・巨人終身名誉監督の広告看板を見ながら「過去のことは過去のこと」とつぶやいた。1994年10月 8日、ナゴヤ球場。当時の高木監督は勝った方が優勝という最終戦同率決戦で長嶋巨人に敗戦。監督としてリーグ優勝を果たせないまま翌1995年のシーズン途中にユニホームを脱いだ。監督復帰 1年目も 2位に終わったが、CSのおかげで、日本一のチャンスが生まれた。
敵地での 5戦目が決まったことには「ジャイアンツに、もうけさせたらいいよ。うちは関係ない」とそっけなかった。だが、打倒巨人に燃える71歳は思い直してこう締めた。「やられちゃったけど、もちろん勝つためにやる。(私の)顔を見てください」。言葉にしなくても、闘志は顔に書いてあるということか。
4回二死満塁で右飛に倒れた谷繁元信捕手
第 3戦まで 3試合連続で打点を挙げていた谷繁が、一転してブレーキ。 2回二死 1、 2塁で三振、 4回二死満塁で右飛と一本が出ず。マスクをかぶっても、坂本に 2安打 1打点、阿部に 2安打 2打点と中軸に打たれた。「そりゃいつか打つでしょ。打率 3割いくつも打ってるんだから。(それでも)やらなきゃいけないでしょ」。厳しい表情で、あと 1勝をもぎ取る決意を示した。
7回表中日無死 1、 3塁、井端弘和内野手は適時打を放った
井端が 2安打 1打点と気を吐いた。 4回に先頭で中前打を放ち、 2- 0の 7回には大島、荒木の連打でつかんだ無死 1、 3塁の好機で初球をたたき再び中前にはじき返して 1点を返した。「打ったのは真っすぐ。ストライクなら、何でもいこうと思っていました」。 1点差まで迫ったが、結局試合は<巨人 3- 1中日>。
ファイナルステージでは第 3戦までの 3試合で計10打数 1安打とバットが湿りがちだったが、「引っ張ったり、流したりはいつでもできる。投手のことだけ考えていこう」とセンター返し中心の打撃で復調のきっかけをつかんだようだった。
対戦成績は中日の 3勝 2敗(巨人のアドバンテージ 1勝含む)となった。
6回、空振り三振に倒れた山崎武司内野手
2点を追う 6回二死満塁の好機で代打に起用された山崎は、空振り三振に倒れた。沢村の速球にタイミングが合わず追い込まれると、最後は内角高めの 146キロにバットが空を切った。
このCSでは、ファーストステージから計 4打数無安打と振れていない。「皆がお膳立てしてくれたのに打てなかった。力不足にほかならない」と言い訳しなかった。
4回 4安打 2失点で黒星を喫した先発・川上憲伸は「あの回だけ」と 3回の投球を振り返った。先頭の長野を内野安打で出し、送りバントで一死 2塁。続く坂本に左翼線 2塁打されて先制を許し、阿部にも左前に運ばれ 2点目を失った。
坂本、阿部に打たれたのはともに初球の変化球だった。右腕は「もう少し僕に余裕があればよかった。点が取れない中、先取点を許して、 2点目を阿部君に取られてしまった」と相手の中軸を勢いづかせたことを悔やんだ。
3回、 2点先制され谷繁元信捕手と話す先発の川上憲伸投手
試合後は「ちょっとチグハグやったですね。 1点目をともかく 2点目を取られたのがね。坂本君のはスローカーブ。あれは自分では勝負している球ではなかったけど、若干高かった。慎之助のはそれなりの球を投げないといけないと思ったけど、彼がうまいこと打った」と話した。
3回裏巨人一死 2塁、阿部に左前適時打を許し打球を見つめる先発・川上憲伸投手
権藤博投手コーチ(73)が先発川上憲伸の 3回までの投球を分析した。
同コーチは「コントロールがいいからね。狙われてきっちり打たれている。ランナーが出たら(相手打者は)踏み込んでくる。阿部は緩い球を逆方向に打ってきた。ジャイアンツがこういう攻撃をしてきたら手ごわい。何とか粘るよ」。
宇野勝打撃コーチ(54)が巨人先発沢村の攻略法に触れた。「ストレートがまあまあ走っている。低めのボールになる変化球をしっかり見逃して、ストレートをはじき返す」とコメントした。
大勢の記者に囲まれ引き揚げる高木守道監督
快進撃が止まった。王手をかけての重圧があったのか、打線が11安打しながら11残塁で 1得点と拙攻。 4連勝で一気の日本シリーズ進出に失敗した高木守道監督は「投手はよく抑えたけど、打線がつながらなかった。打ったら勝てるというので、少し力が入ったね」と苦い表情を浮かべた。
「口は災いの元」だった。無欲で臨んだはずの最終Sで 3連勝。宿舎でのミーティングでは「色気を出すなよ」と選手に話したが、当の指揮官はその気になっていた。試合前に日本シリーズの話題を振られ、「先発は一から考え直す。そんなこと言うなんて、まだ早いって!」と自らツッコミを入れるほど、上機嫌だった。
初黒星にも余裕の笑顔を見せながら帰りのバスに乗り込む高木守道監督
71歳の高木監督は試合後、自身を戒めるように「(試合を行うことで)巨人にもうけさせたらいいじゃない。もちろん勝つためにやるけど、やられりゃ、やられたでいいじゃん」と淡々と話した。
ベンチ裏から出てきた指揮官は「戻ってきたんじゃない? 昨日までと違って。力みが入っていた。だからつながらなかった」。11安打でわずか 1得点。11残塁の打線をそう評した。それでも、先発川上憲伸が 4回 2失点と踏ん張り、救援陣もなんとか 1失点でしのぐ展開。「うちの試合はできたんじゃない?」とショックはなかった。バスに乗り込む際には「私の顔を見てください」と報道陣を振り返り、悟ったようなサバサバした笑顔を見せた。失うものはなかったはずの戦い。最後までのびのび野球を貫き、活路を開く。
ジャビットにキスされる原監督
本拠地を埋め尽くしたG党はこの時を待っていた。今シリーズ 4戦目にして、ようやく 1塁側の観客席に向いたお立ち台。主将の阿部がチーム全体の気持ちを代弁すると、場内を満たす空気の振動が増した。
「またあした、野球ができます! 思い切ってやりたいと思います!!」
第 3戦を終えた時点で打率 0.154。 4番に本塁打と打点はなかった。リーグ優勝の原動力となった打棒は発揮できず、チームも 3連敗。前夜の敗戦直後に仲間を鼓舞しようとしたが「次の日、気持ちを切り替えてきてからにしよう」と思い直し、この日のミーティングで全員に告げた。
「いい意味で開き直って何とかきょう勝とう」
そして有言実行。 4番らしい一打が生まれたのは 3回だった。先制 2塁打の坂本を 2塁に置いての第 2打席。一気に畳み掛けたい場面で川上憲伸の初球を左前に運び、 2点目を奪った。 3、 4番の連打は今シリーズ初めて。ようやく負の流れを断ち切った。
坂本(中列中央)、阿部(同右)ら巨人ナインに、 4戦目でようやく笑顔が並んだ。さあ、逆襲だ!
長野が好守備で、先発沢村の立ち上がりを助けた。 1回、先頭大島の右翼線にポトリと落ちそうな飛球を、足からスライディングして捕球した。「東京ドームではスライディングキャッチした覚えがあまりないんです。取れてよかったです」と笑顔で話した。連敗を逃れて 2勝 3敗となったことには「いつも阿部さんにつなげばと思っている。今日もそう思って打席に入りました。明日勝てば、中日もプレッシャーがかかると思うので、頑張ります」と、日本シリーズ進出への意欲をみせた。
7回裏巨人二死、代打で打席に向かう小笠原道大内野手
20日に出場選手登録された小笠原が今CS初登場だ。 7回二死走者なし、代打で出番はやってきた。初球を大胆な空振り。 2球目で、正面を突く一直に倒れた。 9月16日阪神戦以来の復帰に、球場はこの日 1番の大歓声だった。「結果はアウトでしたが、歓声には感謝したい。違和感なく入れたのは良かった」と話した。
岡崎郁ヘッドコーチが、打線について上げ潮の手ごたえを口にした。 3本の適時打はともに初球。「一番甘い確率が高い初球を逃さず、積極的に打った」と評価した。「松本が大きかった」と続け「送りバントもそうだが、 8回に選んだ四球。四球から 1点をもぎ取った。シーズン中にやってきたウチの形が、出来つつある」とした。
巨人が、苦し紛れの勝利と来た。「中日は星の上でまだ 1勝リードし、あと 1つ勝てば日本シリーズに進出できる」位置に有る中日の方が一歩上だろう。
中日の手の中には、「愛知県・名古屋 - 東京 - 愛知県・名古屋」のキップがどっちにしても有るのだが、「勝っての帰りの便」と言うのが本当は良いだろう。
今日(21日)の試合で決着をつけて、「勝っての帰りの便」として欲しい。
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