●米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国の「新型コロナウイルス感染者」が24日、累計で2500万人を超えた。死者は41万人超でいずれも世界最多。今月上旬に約30万人に上ることもあった 1日当たりの「新規感染者数」は減少傾向にある。一方、英国で広まった感染力が強いとされる変異種への感染例が各地で確認されており、収束に向かうかどうかは見通せない。バイデン政権で「新型コロナ対策」の中心を担う「ファウチ国立アレルギー感染症研究所」長は24日、CBSテレビで、政権発足 100日以内に 1億回分のワクチン接種を目指す方針を述べ、接種促進を強調した。クレイン大統領首席補佐官は24日、NBCテレビで、トランプ前政権を批判した。
●ロンドン警視庁は24日、「新型コロナウイルス対策」で敷かれた「ロックダウン(都市封鎖)」の規則に違反し、 300人規模の大人数を集めて開かれたパーティーを摘発したと発表した。参加者の多くは逃走したが、取り押さえた約80人に総額 1万 5千ポンド(約 210万円)以上の罰金が通知された。ロンドンなどでの現行の規制下では外出や同居家族以外との接触が厳しく制限されている。BBC放送によると、大規模な集まりは後を絶たず、17日にはロンドンで 200人規模のパーティーを解散させた際、警官ら 2人がけがをした。
●「新型コロナウイルス感染拡大」で飛行機が大量に減便する一方で、自宅で食べる「リアル機内食」が人気だ。ANAは 4回目となる「国際線エコノミークラス機内食」を26日から期間限定で発売する。高級ホテルで料理長を務めた経歴を持ち、実際にメニュー開発に携わる「ANAケータリングサービス」の清水誠総料理長は「雇用を守ると同時に新たなチャンス」と捉えている。今回発売分の定番人気は「ビーフハンバーグステーキ デミグラスソース」と「牛すき焼き丼」だという。「ANAケータリングサービス」ではANAのほか、海外航空会社計 9社の「国際線機内食」も請け負う。清水氏によると、多い時は、羽田と成田の 2工場で 1日計 3万食を製造。「コロナ感染拡大」で今はピーク時の 1~ 2割程度に落ち込んだ。通販は12月11日に開始。第 1~ 3回発売分は数日で完売。26日発売分の食材は一部増産するなど、新たな「機内食通販ビジネス」は好調が続く。
記事をまとめてみました。
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国の「新型コロナウイルス感染者」が24日、累計で2500万人を超えた。死者は41万人超でいずれも世界最多。今月上旬に約30万人に上ることもあった 1日当たりの「新規感染者数」は減少傾向にある。一方、英国で広まった感染力が強いとされる変異種への感染例が各地で確認されており、収束に向かうかどうかは見通せない。
20日に就任したバイデン大統領は「新型コロナ対策」を最優先課題に挙げ、ワクチン接種の加速に取り組む。米国では 2回接種が必要なワクチン 2種類が実用化されている。疾病対策センター(CDC)によると、これまでに計4100万回分以上を配布し、1700万人余りに接種。約 300万人は 2回目を終えた。
バイデン政権で「新型コロナ対策」の中心を担う「ファウチ国立アレルギー感染症研究所」長は24日、CBSテレビで、政権発足 100日以内に 1億回分のワクチン接種を目指す方針は「最低限であり、上限ではない」と述べ、接種促進を強調した。
クレイン大統領首席補佐官は24日、NBCテレビで、トランプ前政権には「老人ホームや病院以外で広く一般にワクチンを普及させる手順は存在しなかった」と批判した。
ロンドン警視庁は24日、「新型コロナウイルス対策」で敷かれた「ロックダウン(都市封鎖)」の規則に違反し、 300人規模の大人数を集めて開かれたパーティーを摘発したと発表した。参加者の多くは逃走したが、取り押さえた約80人に総額 1万 5千ポンド(約 210万円)以上の罰金が通知された。
ロンドンの鉄道高架下の施設で、音楽に合わせて踊り明かす闇パーティーが開かれているとの情報を得て警察が23日夜から24日未明にかけて出動。内側から施錠して抵抗されたため、強制的に屋内に踏み込んだ。現場には警察犬やヘリコプターも投入され、周辺は騒然となった。
ロンドンなどでの現行の規制下では外出や同居家族以外との接触が厳しく制限されている。BBC放送によると、大規模な集まりは後を絶たず、17日にはロンドンで 200人規模のパーティーを解散させた際、警官ら 2人がけがをした。
26日発売分の「ANA国際線エコノミークラス機内食」について説明する「ANAケータリングサービス」の清水誠総料理長
「新型コロナウイルス感染拡大」で飛行機が大量に減便する一方で、自宅で食べる「リアル機内食」が人気だ。ANAは 4回目となる「国際線エコノミークラス機内食」を26日から期間限定で発売する。高級ホテルで料理長を務めた経歴を持ち、実際にメニュー開発に携わる「ANAケータリングサービス」の清水誠総料理長は「雇用を守ると同時に新たなチャンス」と捉えている。
◇ ◇ ◇
26日から通信販売される「ANA国際線エコノミークラス機内食メインディッシュ」。上段が洋食詰め合わせ、下段が和食詰め合わせ
ANAの公式ECサイトなどで、26日から新たに通信販売される「ANAエコノミークラス機内食メインディッシュ」は「和食」「洋食」の各詰め合わせ。それぞれ 3種類計12食で9000円(税込み)。 1食 750円の計算だ。冷凍で配送され、フタをしたまま電子レンジで温められる。見た目も味も機内で配られる食事と同じ仕様だ。すべて機内で提供実績のあるメニュー。味のアレンジはしていない。清水総料理長はおすすめの食べ方を「食べる24時間前に冷凍庫から冷蔵庫に移し、自然解凍させてから電子レンジで温めること。機内でも同様にお出ししています」とアドバイスした。今回発売分の定番人気は「ビーフハンバーグステーキ デミグラスソース」と「牛すき焼き丼」だという。
26日から通信販売される「ANA国際線エコノミークラス機内食メインディッシュ洋食詰め合わせ」の中で、人気が根強い「ビーフハンバーグステーキ デミグラスソース」
清水氏に「エコノミー機内食メニュー」開発のポイントを聞くと「衛生面とそれに負けないくらいのおいしさの両方を追求すること」。こだわりは「気圧の関係で上空では味覚が鈍くなるので、だしを利かせるなどメリハリのある味付けが好まれます。機内が暗いので彩りにもこだわりますし、機内では食べることが楽しみになるので、食べた満足感も必要」などと挙げた。
26日から通信販売される「ANA国際線エコノミークラス機内食メインディッシュ和食詰め合わせ」の中で、人気が根強い「牛すき焼き丼」
「ANAケータリングサービス」ではANAのほか、海外航空会社計 9社の「国際線機内食」も請け負う。清水氏によると、多い時は、羽田と成田の 2工場で 1日計 3万食を製造。「コロナ感染拡大」で今はピーク時の 1~ 2割程度に落ち込んだ。通販は12月11日に開始。「旅行に行けないから家で機内食を食べたい」との声に応えると同時に、当初は大量の食材在庫を抱えており、フードロスをなくす側面もあった。第 1~ 3回発売分は数日で完売。26日発売分の食材は一部増産するなど、新たな「機内食通販ビジネス」は好調が続く。
26日から通信販売される「ANA国際線エコノミークラス機内食メインディッシュ和食詰め合わせ」に含まれる「シーフードのトマト煮 バジル風味」
清水氏は「第 2、 3、 4弾のオーダーが入ってくるとは」と反響の大きさに驚くと同時に「会社を立て直さないといけないし、雇用を守る上でも助かります。社員の間でも活気が出てきている」と明かす。さらに「『エコノミー機内食はおいしくない』イメージがある。これだけおいしいと少しでも知ってほしい。新たなビジネスチャンスだと思っています」と話している。
26日から通信販売される「ANA国際線エコノミークラス機内食メインディッシュ和食詰め合わせ」に含まれる「赤ワインで煮込んだハッシュドビーフ」
○…26日発売の「ANA国際線エコノミー機内食メインディッシュ」は約1000セットを販売予定。今後も販売を継続していく。「ビジネスやファーストクラスの機内食も食べたい」との声も上がっているが、ANA担当者は「未定です」。通販では、空港ラウンジで提供されるチキンカレー 3キロ(税込み4500円)や機内用品も順次販売しており、ビジネス及びファーストクラスのお皿やカップの各セットを販売中(税込み6000~ 2万3000円)。昨春の大増便に向けて用意したもので、すべて新品。今後の増便時はあらためて購入する予定だという。
26日発売分の「ANA国際線エコノミークラス機内食」をPRする「ANAケータリングサービス」の清水誠総料理長
○…JALも「コロナ禍」の影響によるフードロスの削減を図るため、機内食の通信販売を手掛けている。現在、同社の公式ECサイトで国際線ビジネスクラス向けラーメン「『九州じゃんがら』豚骨風らあめん」を販売中だ。 1セット10食で6480円(税込み)で、 1月30日以降の発送となるという。