●東京都は 2日、「新型コロナウイルスの感染者」が新たに 556人報告されたと明らかにした。累計は10万 790人となった。直近 7日間の 1日当たりの平均も 3桁に下がったが、「医療提供体制の逼迫(ひっぱく)」が続いており、「自宅療養」中の死亡例が複数出ている。
●政府は 2日、「新型コロナウイルス特別措置法」に基づく「緊急事態宣言」の延長を決定する。発令中の「11都府県」のうち「首都圏4都県、東海2県、近畿3府県、福岡県」は継続し、栃木県のみ解除する方針。 7日の期限を 3月 7日まで延長する予定だ。政府の専門家組織は、「コロナ禍」で宣言には一定の効果があったとしながらも「重症者数、死亡者数は過去最多の水準で、減少につながるには一定の時間が必要」との分析結果をまとめた。一部地域で「医療体制が逼迫(ひっぱく)」する沖縄県は宣言対象に追加しない方向。延長後、政府は感染状況次第で期限前でも地域によって解除する構えだ。厚労省は、「新型コロナ変異株」に 2人が新たに感染したと発表した。政府の「新型コロナ感染症対策分科会」の尾身茂会長(71)は衆院内閣委員会で強調した。西村康稔経済再生担当相(58)は衆院の「内閣、厚生労働両委員会」の連合審査で、解除の是非は専門家の意見を踏まえて最終判断するとも強調した。政府は 1月 7日、東京、埼玉、千葉、神奈川の「首都圏4都県」に「緊急事態宣言」を再発令した。
●政府は「緊急事態宣言」を今月 7日までの期限から 3月 7日まで延長すること、ならびに対象地域から栃木県を除外して「10都府県」とすることを決めた。 2日午後の「衆院議院運営委員会」の冒頭で菅義偉首相(72)は「諮問委員会」を開催し語った。
●千葉県成田市の「成田山新勝寺」で 2日、恒例の「節分会」が行われ、「新型コロナウイルスの早期収束」や「五穀豊穣(ほうじょう)」などを願って年男らが豆まきをした。今年は感染防止のため規模を縮小、1969年から続いた大相撲力士や俳優ら著名人の参加を初めて取りやめた。例年多くの人で埋め尽くされる境内も人影は少なかった。曇り空の下、マスク姿の年男らが「福は内」の掛け声で勢いよく豆をまくと、参拝客は一斉に手を伸ばした。埼玉県越谷市から訪れた飲食業経営井上弘己さん(65)は「神頼みではないが、一日も早く収束することを願う」と話した。今年の節分の日は例年より 1日早い。地球が太陽の周りを回る公転の周期が 365日ぴったりではないことが影響したためで、 2日となるのは1897年以来、 124年ぶり。
●交通安全祈願で知られる大阪府寝屋川市の「成田山大阪別院」で 2日、「節分祭」が行われた。今年は「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため、恒例の著名人による特設大舞台からの豆まきは中止にし、規模を縮小した。「成田山大阪別院」によると、大舞台からの豆まき中止は初めてという。
記事をまとめてみました。
東京都は 2日、「新型コロナウイルスの感染者」が新たに 556人報告されたと明らかにした。累計は10万 790人となった。
都内は「首都圏1都3県」を対象として「緊急事態宣言」が発令された 1月 7日に過去最多の2447人に上り、以降は減少傾向で推移。直近 7日間の 1日当たりの平均も 3桁に下がったが、「医療提供体制の逼迫(ひっぱく)」が続いており、「自宅療養」中の死亡例が複数出ている。
政府は 2日、「新型コロナウイルス特別措置法」に基づく「緊急事態宣言」の延長を決定する。
発令中の「11都府県」のうち「首都圏4都県、東海2県、近畿3府県、福岡県」は継続し、栃木県のみ解除する方針。 7日の期限を 3月 7日まで延長する予定だ。政府の専門家組織は、「コロナ禍」で宣言には一定の効果があったとしながらも「重症者数、死亡者数は過去最多の水準で、減少につながるには一定の時間が必要」との分析結果をまとめた。
一部地域で「医療体制が逼迫(ひっぱく)」する沖縄県は宣言対象に追加しない方向。延長後、政府は感染状況次第で期限前でも地域によって解除する構えだ。
2日午後、専門家で構成する「諮問委員会」で政府が宣言の「延長方針」を説明する。その後、菅義偉首相が衆参の「議院運営委員会」に事前報告。「政府対策本部」で正式決定して記者会見する見通し。宣言の発令や延長を巡り、菅首相が国会報告に出席するのは初めて。野党からの出席要求に加え、与党幹部の東京・銀座のクラブ訪問に批判が高まる中、自ら説明せざるを得ないと判断したもようだ。
「緊急事態宣言」の延長に関し、記者の質問に答える菅義偉首相=首相官邸
首相は 1日夜、延長に関し田村憲久厚生労働相ら関係閣僚と官邸で協議後、記者団に「感染者数は減少傾向にある。しかし、しばらくは警戒が必要だ」と述べた。
厚労省は、「新型コロナ変異株」に 2人が新たに感染したと発表した。
政府の「新型コロナ感染症対策分科会」の尾身茂会長は衆院内閣委員会で「地域ごとに見るとまだ感染の水準が高く、医療の逼迫は相変わらず続いている」と強調した。
西村康稔経済再生担当相は衆院の「内閣、厚生労働両委員会」の連合審査で、栃木県について「感染状況がかなり改善してきているのは事実だ」と述べた。解除の是非は専門家の意見を踏まえて最終判断するとも強調した。
政府は 1月 7日、東京、埼玉、千葉、神奈川の「首都圏4都県」に「緊急事態宣言」を再発令した。13日には栃木、岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の「7府県」を追加した。期限はいずれも 2月 7日までとし、「不要不急の外出自粛」や飲食店の「営業時間短縮」を求めた。
政府は「緊急事態宣言」を今月 7日までの期限から 3月 7日まで延長すること、ならびに対象地域から栃木県を除外して「10都府県」とすることを決めた。 2日午後の「衆院議院運営委員会」の冒頭で菅義偉首相は「諮問委員会」を開催し、「感染の状況や医療提供態勢等を総合的に勘案した上で緊急事態宣言の 1カ月の期間延長、および緊急事態宣言を実施すべき区域を10の都府県に変更する公示案についてご了解をいただいた」と語った。
千葉県成田市の「成田山新勝寺」で 2日、恒例の「節分会」が行われ、「新型コロナウイルスの早期収束」や「五穀豊穣(ほうじょう)」などを願って年男らが豆まきをした。今年は感染防止のため規模を縮小、1969年から続いた大相撲力士や俳優ら著名人の参加を初めて取りやめた。
例年多くの人で埋め尽くされる境内も人影は少なかった。曇り空の下、マスク姿の年男らが「福は内」の掛け声で勢いよく豆をまくと、参拝客は一斉に手を伸ばした。埼玉県越谷市から訪れた飲食業経営井上弘己さん(65)は「『コロナ』で経営が逼迫(ひっぱく)している。神頼みではないが、一日も早く収束することを願う」と話した。
「成田山新勝寺」の節分会で豆をまく年男ら=千葉県成田市
成田山によると、本尊の不動明王の慈悲は鬼さえも改心させるとされ、「鬼は外」とは言わず「福は内」とだけ声を掛けるのが習わし。例年は大本堂前に設置した特設舞台から大相撲力士や大河ドラマ出演の俳優らが豆をまき、多くの参拝者が訪れていた。
今年の節分の日は例年より 1日早い。地球が太陽の周りを回る公転の周期が 365日ぴったりではないことが影響したためで、 2日となるのは1897年以来、 124年ぶり。
「成田山大阪別院」で参拝客に福豆を配布する巫女(みこ)=大阪府寝屋川市
交通安全祈願で知られる大阪府寝屋川市の「成田山大阪別院」で 2日、「節分祭」が行われた。今年は「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため、恒例の著名人による特設大舞台からの豆まきは中止にし、規模を縮小した。
「成田山大阪別院」で無料で配布される福豆=大阪府寝屋川市
本堂で僧侶らが本尊に向けて豆をまく。一般参拝客向けには大豆や落花生を詰め「新型コロナ 終息祈願」と書かれた 3万2000袋の福豆を用意し、無料で配布。
「成田山大阪別院」によると、大舞台からの豆まき中止は初めてという。