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阪神1位佐藤輝明、ヤクルト1位木沢から先制適時打!ガンケル、初実戦は2回無失点でローテ名乗り!

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阪神「ドラフト1位」佐藤輝明内野手(21=近畿大學)が、驚異的なパワーを見せた。「3番左翼」でスタメン出場し、1回一死 1塁での第 1打席だった。ヤクルト先発、「ドラフト1位」木沢尚文投手」(22=慶應大學)の初球、 151キロを高々と左翼へ打ち上げた。風は右翼から左翼への微風だったが、左翼手中山翔太外野手(24)は目測を誤り、思っていた落下点より打球はグングン伸び、必死に背走する奥へポトリ。ラッキーな「先制適時2塁打」となった。実戦10打席ぶりの「H」ランプをラッキーな形でともした。先制した阪神打線は二死 2塁から、高山俊外野手(27)が中前適時打を放ち、追加点。さらに 1、 2塁とし、糸井嘉男外野手(39)の右前適時打で 3- 0とした。外野のポジション争いを繰り広げる佐藤輝、高山、糸井がそろってアピールした。この日の試合前練習中には左翼守備練習で足を痛めた様子で 1度ベンチへ戻ったが、その後は元気にフリー打撃、走塁練習、シートノックとこなしていた。キャンプでは主に「3番」を打ち続けた。実戦は11試合で「打率3割6分6厘、2本塁打、9打点」。「開幕3番」へ、 5日から始まるオープン戦でも結果を残す。自分のスイングを貫き、レギュラーに突き進む。

定位置を奪い返す意気込みがにじみ出る。糸井が28日、沖縄県浦添市で行われたヤクルトとの練習試合で「適時打2本」。若手と競い合う中、27日の中日戦に続いて快音を響かせた。表情は気迫に満ちていた。 1回、新人木沢(慶大)の直球を強烈に打ち返す。右前適時打とするとベンチに向かって手を突き上げ、喜んだ。 5回には左投げのルーキー山野太一投手(21=東北福祉大)の内寄りの球に詰まりながらも左前適時打。「首位打者」や「盗塁王」に輝いたこともある実力者も、膝痛の影響もあって昨季は出場86試合に終わった。近大の後輩で、内外野を守れる「大型スラッガー」佐藤輝らの加入もあって、起用法は白紙。室内で黙々と打ち込み、実戦にも率先して出場する。矢野監督は貪欲な姿勢に目を細める。力強い振りは、まだ健在だ。 7月には40歳。チーム最年長選手は「自分に勝ちたい」と妥協することなく鍛え、「プロ18年目」のシーズンに向かう。

チェン・ウェイン投手(35=元千葉ロッテ)はヤクルトとの練習試合で先発し、「虎初実戦」に臨み、先発で 2回を「3安打1失点」だった。 1回二死から「3番」山田哲人内野手(28)にチェンジアップをとらえられ、「左越えソロ」を献上。さらに 2連打を浴びたが、最少失点で切り抜けた。 2回は「3者凡退」で締めた。有力視される「開幕ローテ入り」に向けて、無難なスタートを切った。 1回先頭の塩見泰隆外野手(27)の 2球目を皮切りに、 110キロ台の大きなカーブを多投したのだ。塩見を空振り三振、坂口智隆内野手(36)は中飛に斬っると、その直後に山田に「左越えソロ」を浴びた。だが、続く 2回はさらにカーブを増やし、「3者凡退」で下位打線を退けた。先頭だった廣岡大志内野手(23)には初球から 111キロのカーブ。西田には 2、 3球目に連続でカーブ。「9番・中山」は 1、 2球目に続けてカーブ。カーブ計 6球で、「ファウル1、見逃しストライク2、空振り1、ボール2」と、アクセントを効かせた。

阪神のジョー・ガンケル投手(29)が「2番手」で 2イニングを投げ「2安打無失点」に抑えた。 3回から登板し、先頭の塩見をこの日の最速の 148キロ直球で空振り三振。二死から連打を浴び二死 1、 3塁のピンチをつくったが、「5番」内川聖一内野手(38=元福岡ソフトバンク)を詰まらせた 2ゴロに仕留めた。 4回は「3者凡退」に抑えた。先発、中継ぎの両方できる右腕は、 2年目の今季もチームを支えてくれそうだ。矢野燿大監督(52)は起用法について冷静に話した。

開幕ローテを目指す阪神「ドラフト2位」の伊藤将司投手(24=JR東日本)が、対外試合デビューで 1回「1安打無失点」に抑えた。最速は 143キロながら、出どころの見にくいフォームから打者を差し込む場面が目立った。実戦は 4日の「紅白戦」以来24日ぶりだったが、しっかり鍛えてきた。矢野監督も評価。高橋遥人投手(25=亜細亜大學OB)が離脱の中、即戦力左腕への期待は大きい。

梅野隆太郎捕手(29)が「無敗の男」を刺した。ファウルチップを受けて右足を負傷していたが、キャンプ最終実戦で先発復帰。 5回裏二死 1塁から代走出場した「ドラフト5位」並木秀尊外野手(21=獨協大学)の 2盗を「梅バズーカ」で阻止した。並木は獨協大学時代に通算「24盗塁」で 2盗失敗がなかった「無敗の男」。開幕カードを戦う「ツバメ軍団の韋駄天(いだてん)」にプロの洗礼を浴びせた。「虎の正捕手」が放った矢のような送球が、「サニブラウンに勝った男に勝った男」の足を完璧に封じた。 5回二死 1塁。代走の並木が 2球目でスタートを切ると、高め直球を捕球してすかさず“梅バズーカ”がさく裂! 梅野が自慢の強肩を見せつけた。初バッテリーのチェンとも呼吸を合わせた。実戦復帰した梅野が今年も矢野虎の中心にどっしり座る。

阪神の守護神ロベルト・スアレス投手(29)とセットアッパー岩崎優投手(29)が、宜野座の残留練習でシート打撃に初登板した。スアレスはスライダー、チェンジアップを交えながら20球を投げ、打者 6人で安打性の当たりは 1本。岩崎は打者 6人に25球を投げて安打性 1本だった。長いシーズン完走を見据え、徐々に状態を上げていく。

阪神 2軍は28日、四国IL高知と練習試合(安芸)を行い、 7- 0で快勝した。「ドラフト7位」の高寺望夢(たかてら・のぞむ)内野手(18=上田西高校)は「7番・DH」でスタメン出場し、「4打数1安打」だった。キャンプ実戦全 6試合で安打を放った。「7番DH」で出場して 7回に右前打。通算「15打数7安打、打率4割6分7厘」の好成績につなげた。 4回の守備からはプロ初の「3塁守備」へ。投手では、岩田稔投手(37)が実戦初登板し、 1回を「3者凡退」に仕留めて順調な仕上がりを見せた。「2番手」の浜地真澄投手(22)も 4回 1安打と好投。後続の投手も無失点でつないで完封した。

阪神 6年目の板山祐太郎外野手(26=亜細亜大學OB)が「4番2塁」で出場し、「2安打3打点」と気を吐いた。 3回と 8回の得点圏で適時打を放ち、キャンプ実戦は 6試合で「25打数12安打10打点」。「5割」に迫る打率を残した。平田勝男 2軍監督(61)は今後の「1軍昇格」への可能性を問われ推薦候補に挙げた。

記事をまとめてみました。

 

 練習試合<東京ヤクルト 3- 4阪神>◇28日◇ANAボールパーク浦添

 阪神「ドラフト1位」佐藤輝明内野手(近大)が、驚異的なパワーを見せた。

 「3番左翼」でスタメン出場し、1回一死 1塁での第 1打席だった。ヤクルト先発、「ドラフト1位」木沢の初球、 151キロを高々と左翼へ打ち上げた。風は右翼から左翼への微風だったが、左翼手中山が思っていた落下点より打球はグングン伸び、必死に背走する奥へポトリ。ラッキーな「先制適時2塁打」となった。

 この日の試合前練習中には左翼守備練習で足を痛めた様子で 1度ベンチへ戻ったが、その後は元気にフリー打撃、走塁練習、シートノックとこなしていた。

  1回表阪神一死 1塁、佐藤輝明内野手は左越え適時二塁打を放った、左は木沢尚文投手=ANAボールパーク浦添

 阪神の「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」が「3番・左翼」で出場。 1回の第 1打席で左越えの「適時2塁打」を放った。

 一死 1塁で打席に向かうと、ヤクルトの「ドラフト1位・木沢尚文投手」(慶大)と対戦。初球の 151キロ直球を振り切った。高く舞い上がった白球に、左翼手・中山は目測を誤り、捕球できず。実戦10打席ぶりの「H」ランプをラッキーな形でともした。

 先制した阪神打線は二死 2塁から、高山が中前適時打を放ち、追加点。さらに 1、 2塁とし、糸井の右前適時打で 3- 0とした。外野のポジション争いを繰り広げる佐藤輝、高山、糸井がそろってアピールした。

  1回、「適時2塁打」を放った佐藤輝明内野手=ANAボールパーク浦添

 阪神の「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」が「3番・左翼」で出場。 1回の第 1打席で左越えの「適時2塁打」を放った。

 一死 1塁で打席に向かうと、ヤクルトの「ドラフト1位・木沢尚文投手」(慶大)と対戦。初球の 151キロ直球を振り切った。高く舞い上がった白球に、左翼手・中山は目測を誤り、捕球できず。実戦10打席ぶりの「H」ランプをラッキーな形でともした。

 先制した阪神打線は二死 2塁から、高山が中前適時打を放ち、追加点。さらに 1、 2塁とし、糸井の右前適時打で 3- 0とした。外野のポジション争いを繰り広げる佐藤輝、高山、糸井がそろってアピールした。

  1回、「適時2塁打」を放った佐藤輝明内野手。後ろは大山悠輔内野手=ANAボールパーク浦添

 阪神「ドラフト1位」の佐藤輝明内野手が、規格外のパワーで26日の開幕戦で対戦する「ツバメ倒デモ」を敢行した。

 キャンプ最終実戦のヤクルトとの練習試合(浦添)に「3番左翼」で出場。その第 1打席で、高々と上げた飛球を左翼手に浅い左飛と勘違いさせて前進させた後、慌ててバックさせて頭上を越す「先制2塁打」にした。佐藤輝だからこそなせるパワー長打で、これが決勝点。相手投手が小川に決定した開幕戦も勝利の一撃、頼んまっせ!

◇   ◇   ◇

 佐藤輝が相手野手の想像を超えるパワーを発揮した。ヤクルト先発木沢尚文投手(慶大)との「ドラフト1位対決」。 1回一死 1塁、初球の 151キロ直球をたたいた打球は、ちょっと詰まった感じで高々と左翼へ舞い上がった。左翼中山は浅い左飛と思い、 1度前に出た。だが、打球はその姿をあざ笑うようにグングン伸びた。中山は慌てて背走してグラブを差し出したが、打球はその頭上を越え、フェンス手前で弾んだ。

  1回表阪神一死 1塁、打球が左翼手の頭上を越えたのを確認した佐藤輝明内野手は 1塁を回り 2塁へ=ANAボールパーク浦添

  3戦10打席ぶりの安打で、これが先制の「決勝タイムリー」。26日の開幕戦で当たるヤクルトとの前哨戦で相手に規格外のパワーを見せつけ、白星予行を敢行した。だが佐藤輝は「まあ、普通のフライだったんで」と不満顔。この時、風は右翼から左翼へ、スコアボードの旗はなびく程度にしか吹いていなかった。それでも左翼手が打球判断を誤るほど、予想外の伸びだった。

 日刊スポーツのストップウオッチで、打って打球が落ちるまでを計測すると 6秒68。近大時代、あるスカウトがこの日のように高々と上がった飛球を見て言った。「飛球の滞空時間が 6秒を超えるのが、強打者としての私の中でのひとつの基準。佐藤輝はその打球が打てる」と。滞空時間の長さが、長距離砲の指標のひとつ。かつての本塁打王、田淵幸一も滞空時間の長いアーチが特徴だった。佐藤輝の場合、それが逆方向にも伸びるから恐ろしい。

  1回、佐藤輝明内野手の打球はレフトの中山の目測のはるか後方へ=ANAボールパーク浦添

 試合前練習ではヒヤリとする場面もあった。左翼守備で足を滑らせて痛めた様子で、しばらくうずくまり、トレーナーとベンチに戻った。だが、10分後には笑顔で打撃練習に戻る体の強さも見せた。試合では 1つ年下ながらヤクルトで「4番」を務める村上の 3安打を肌で感じた。「追い込まれてから逆方向にいいファウルとか打っていた。見ていて、ちょっと甘めに来たら安打にしていた。それは見習うところかなと思います」。日本を代表する左の強打者のよさも貪欲に学ぶ。

 キャンプでは主に「3番」を打ち続けた。実戦は11試合で「打率3割6分6厘、2本塁打、9打点」。「開幕3番」へ、 5日から始まるオープン戦でも結果を残す。「しっかり調整してアピールしていきたい。しっかり強く振ってが自分の持ち味なので貫いていきたい」。自分のスイングを貫き、レギュラーに突き進む。

▽中日金子丈スコアラー(佐藤輝明内野手について)

 「もともと逆方向に伸びる打球は打てる。疲れはあると思うが、結構フル出場していて本当に体も強い。打撃はずばぬけているし、いいキャンプだったんじゃないか」

  1回表阪神一死 1塁、佐藤輝明内野手の打球を追う中山翔太外野手だが届かず、「適時2塁打」となる=ANAボールパーク浦添

<佐藤輝明内野手のキャンプ実戦>

◆底知れぬ怪力:対外試合デビューの 2月 9日の北海道日本ハム戦(宜野座)でプロ初アーチ。16日の東北楽天戦(宜野座)ではバットを真っ二つに折りながら、右翼ファウルゾーンの柵の向こうへ運んだ。18日の横浜DeNA戦(宜野湾)では 9回に、電光掲示板を超える推定 140メートル弾をぶっ放した。

◆ 3塁で好成績: 4試合に 3塁で出場し、「17打数7安打、1本塁打、4打点、打率4割1分2厘」。外野での「3割3分3厘(244打数8安打)」を大きく上回った。

◆左腕も苦にせず:12日の「紅白戦」では高橋から 2塁打を放つなど、左投手に「14打数4安打」で「2割8分6厘」。昨年の近本の対左腕シーズン打率と同じだった(140打数40安打)。

◆固め打ち:全11試合中、複数安打は 4度あった。 2月 9日の北海道日本ハム戦 3安打、18日の横浜DeNA戦で 4安打と「猛打賞」も 2度。第 1打席に強く、安打と四死球を合わせ 8試合で塁に出た。

 

 定位置を奪い返す意気込みがにじみ出る。阪神の糸井が28日、沖縄県浦添市で行われたヤクルトとの練習試合で「適時打2本」。若手と競い合う中、27日の中日戦に続いて快音を響かせた。「先を見据える立場ではない。開幕しているつもりでやっている」と言った表情は気迫に満ちていた。

  1回、新人木沢(慶大)の直球を強烈に打ち返す。右前適時打とするとベンチに向かって手を突き上げ、喜んだ。 5回には左投げのルーキー山野(東北福祉大)の内寄りの球に詰まりながらも左前適時打。ただ、浸ることなく「集中して行けた」とさらりと言った。

 「首位打者」や「盗塁王」に輝いたこともある実力者も、膝痛の影響もあって昨季は出場86試合に終わった。近大の後輩で、内外野を守れる「大型スラッガー」佐藤輝らの加入もあって、起用法は白紙。室内で黙々と打ち込み、実戦にも率先して出場する。矢野監督は「打席に立たせろ、立たせろとアピールしてくる」と貪欲な姿勢に目を細める。

 力強い振りは、まだ健在だ。 7月には40歳。チーム最年長選手は「自分に勝ちたい」と妥協することなく鍛え、「プロ18年目」のシーズンに向かう。

  1回、適時打を放った糸井嘉男外野手=ANAボールパーク浦添

 糸井嘉男外野手が「7番・DH」で出場し、「2安打2打点」をマークした。外野の定位置を確約されていない中で結果を残し、「開幕のつもりでやっている」と本番モードを強調。背水のシーズンとなる超人が、死に物狂いでレギュラーをつかみ取る。

◆定位置なき背水のシーズン

 死に物狂いの姿勢がバットに表れた。浦添に快音が響き、外野の芝生で白球が弾む。沖縄最後の試合で、意地とプライドで放った「2本の適時打」。このまま黙ってキャンプを終えるわけにはいかない。ライバルに負けじと、糸井が存在感を示した。

 「もう開幕のつもりでやっているんで。今までと立場も違うし、自分に対して挑戦している部分もある。自分に勝ちたい」  目の前で外野の定位置を争う「D1位・佐藤輝」(近大)と高山が適時打を放つ中で迎えた 1回二死 1、 2塁だ。ヤクルトの「D1位・木沢」(慶大)の 149キロ直球を捉え、打球は鋭いライナーで右前へ。自身実戦 4試合目で初めての適時打をマークし、 1塁上で右手を挙げた。

  3- 1の 5回二死 2塁では、「D2位・山野」(東北福祉大)から詰まりながらもしぶとく左前へ運び、 2本目の適時打で「初マルチ安打」。「集中してできました」。「3打数2安打2打点」と結果を残した。

  1回、適時打を放った糸井嘉男外野手=ANAボールパーク浦添

 昨季は右膝の不安もあり、2017年の虎入り後で最少となる86試合出場にとどまり、「打率0.268、2本塁打、28打点」と不完全燃焼のシーズンに終わった。球団最大となる年俸 2億1500万円ダウンで迎えた今季は、外野の定位置が確約されていない。今キャンプの実戦で佐藤輝、高山、陽川が次々とアピールする中、糸井自身も「与えられているところで全力を尽くす。先を見据える立場じゃないから」と何が必要かはわかっている。

◆開幕カード・ヤクルト相手に本番モード

 この日の相手は開幕カードでぶつかるヤクルト。本番モードで試合に臨んでいる超人の姿に、矢野監督も「すごい(気持ちを)感じる。打席に立たせろ、立たせろとアピールしてくるし」と気迫を受け止めた。「ベンチ全体に嘉男(糸井)がそういうふうにやるというのは刺激になってくれている」。ただでさえ激しい外野争いが、さらにアツくなっている。

  2月27日の中日戦(北谷)では、阪神に移籍してからは初めてとなる左翼の守備にもついた。打撃では 4試合で「打率0.273(11打数3安打)」と食らいついている。何が何でもレギュラーの座を取り戻す。

◆体調も万全「去年より良好」

 「体自体は順調には来ました。まずは体がしっかりちゃんと、というところはある。そういう面では去年よりは良好ですかね」

 チームは 1日にキャンプ打ち上げ。オープン戦では開幕スタメンに向けた本気のバトルがいよいよ始まる。 7月に40歳を迎える背番号「7」が、野球人生をかけて戦っていく。

 

 チェン・ウェイン投手(元千葉ロッテ)は「虎初実戦」に臨み、先発で 2回を「3安打1失点」だった。

  1回二死から「3番」山田にチェンジアップをとらえられ、「左越えソロ」を献上。さらに 2連打を浴びたが、最少失点で切り抜けた。 2回は「3者凡退」で締めた。

 「基本的には良かったかなと思います。初回は自分のリズムがあまりうまくつかむことができなかったのでちょっと投げ急ぎがあったのですが、 2イニング目からうまく修正できたかなと思います」

 有力視される「開幕ローテ入り」に向けて、無難なスタートを切った。

 阪神先発のチェン・ウェイン投手=ANAボールパーク浦添

 新外国人のチェンがヤクルトとの練習試合で先発し、実戦初登板。 1回に山田に一発を許しても、その後は踏ん張った。 2回を「3安打1失点」に「自分のリズムで投げることを心掛けて投げた」と涼しげに言った。

 速球中心の立ち上がりから一転し、 2回は変化球を主体に 3人で片付け「打者も積極的に振ってきていたので。修正できた」と納得の表情。中日時代のチェンと対戦した経験もある矢野監督は「制球、変化球と投球術のレベルが上がっている」と頼もしく感じていた。

 ヤクルトとの練習試合に先発し、 2回 1失点に抑えたチェン・ウェイン投手=ANAボールパーク浦添

 今季から阪神に加入したチェン・ウェイン投手が先発で実戦初登板。 2回「3安打1失点」と上々のスタートを切った。緩く大きなカーブも多投するなどニュー・チェンへのイメチェンも披露!? 円熟味を増した「日米通算95勝」を誇る左腕に、矢野燿大監督もうなった。

◆実戦初登板 2回「3安打1失点」

 しなやかで強い、世界で戦ってきた左腕から、見慣れぬ軌道を何度も放った。何度も虎を苦しめた、あの強い真っすぐだけじゃない。新たな投球術を、いきなり見せた。虎入り後初の実戦で、チェンが緩やかな弧を描くカーブを多投した。

 阪神先発のチェン・ウェイン投手=ANAボールパーク浦添

 「ずっとカーブは使いたいと思っていた。ただ、シーズンに入ると使える場面が限られてくるというのがあったので。こういう機会でカーブを使っていきたい」

 「新型コロナウイルス」の影響で、 1月14日の日本入国から「2週間の自宅待機」となった。今キャンプには初日から参加。じっくりと調整し、この沖縄での最後の実戦マウンドに登った。そして、新しい自分の姿を見せた。

  1回先頭の塩見の 2球目を皮切りに、 110キロ台の大きなカーブを多投したのだ。塩見を空振り三振、坂口は中飛に斬っると、その直後に山田に「左越えソロ」を浴びた。だが、続く 2回はさらにカーブを増やし、「3者凡退」で下位打線を退けた。先頭だった廣岡には初球から 111キロのカーブ。西田には 2、 3球目に連続でカーブ。「9番・中山」は 1、 2球目に続けてカーブ。カーブ計 6球で、「ファウル1、見逃しストライク2、空振り1、ボール2」と、アクセントを効かせた。

  1回、ヤクルト・山田哲人内野手に本塁打を浴びたチェン投手=ANAボールパーク浦添

◆矢野燿大監督「投球術上がっている」

 2004年からの 5年間で「36勝」を挙げた中日時代は、とにかくチェンといえば強い真っすぐだった。09年に「最優秀防御率」を獲得し、10、11年にはローテの柱として「リーグ連覇」に貢献。虎も散々苦しめられた相手だけに、矢野監督もチェンの“イメチェン”には「コントロールとか変化球とか、投球術とか、そういうレベルはやっぱり上がっているところは見えた」と目を見張った。

 最速は 143キロにとどまったが、チェン自身も「(開幕までに)一番はスピードを上げていきたいなと思います」と意気込む。円熟味に加えて、本来の強さまで出てくれば、あの大きなカーブはさらに、相手にとって目ざわりなものとなる。

 

  3回裏ヤクルトの攻撃から登板したジョー・ガンケル投手=ANAボールパーク浦添

 阪神のジョー・ガンケル投手が「2番手」で 2イニングを投げ「2安打無失点」に抑えた。

  3回から登板し、先頭の塩見をこの日の最速の 148キロ直球で空振り三振。二死から連打を浴び二死 1、 3塁のピンチをつくったが、「5番」内川を詰まらせた 2ゴロに仕留めた。 4回は「3者凡退」に抑えた。

 27日には「自分の状態を確認したい」と話していたが、しっかりと結果も残した。先発、中継ぎの両方できる右腕は、 2年目の今季もチームを支えてくれそうだ。

  4回裏ヤクルトの攻撃を抑え、笑顔でベンチに戻るジョー・ガンケル投手=ANAボールパーク浦添

 21年初実戦のジョー・ガンケル投手が「先発ローテ」に名乗りを上げた。

 「2番手」として 3回から登板。先頭の塩見をこの日の最速 148キロ直球で空振り三振。二死から連打を浴び二死 1、 3塁のピンチをつくったが、「5番」内川を詰まらせた 2ゴロに仕留めた。持ち味の制球力も発揮し、安定感のある投球で 4回は「3者凡退」。 2回無失点に抑えた。

 矢野燿大監督は起用法について「現状は先発としてやってもらっていて、去年みたいなパターンというのもあり得る」とまずは先発としての起用し、チーム状況によって中継ぎもあり得るとした。ガンケルは「初めての実戦としては予想どおりの投球だったかなと思います。まだまだ制球とか突き詰めないといけないことはたくさんあるが、初めての実戦としてはいい出来だったかなと思います」と冷静に話した。

 

  6回から登板し、 1回無失点に抑えた伊藤将司投手=ANAボールパーク浦添

 開幕ローテを目指す阪神「ドラフト2位」の伊藤将司投手(JR東日本)が、対外試合デビューで 1回「1安打無失点」に抑えた。「レベルの高い打者と対戦できて、少し緊張した。球速は出てないが、しっかり指にかかった真っすぐがいっていたのはよかった」。最速は 143キロながら、出どころの見にくいフォームから打者を差し込む場面が目立った。実戦は 4日の「紅白戦」以来24日ぶりだったが、しっかり鍛えてきた。矢野監督も「次はもう少し長いイニングを投げて。先発に入ってくる力は十分に持っている。試運転としてはよかったんじゃないか」と評価。高橋が離脱の中、即戦力左腕への期待は大きい。

 

  5回裏ヤクルト二死 1塁、梅野隆太郎捕手は打者宮本丈内野手のとき 1走の代走並木秀尊外野手を刺す=ANAボールパーク浦添

 梅野隆太郎捕手が「無敗の男」を刺した。ファウルチップを受けて右足を負傷していたが、キャンプ最終実戦で先発復帰。 5回裏二死 1塁から代走出場した「ドラフト5位」並木の 2盗を「梅バズーカ」で阻止した。

 並木は獨協大学時代に通算「24盗塁」で 2盗失敗がなかった「無敗の男」。開幕カードを戦う「ツバメ軍団の韋駄天(いだてん)」にプロの洗礼を浴びせた。

  5回、バズーカを披露する梅野隆太郎捕手。右脚はもう大丈夫だ=ANAボールパーク浦添

 21日の広島戦の守備でファウルを右脚に受けた影響で試合から離れていた梅野隆太郎捕手が、「8番・捕手」で 3試合ぶりに実戦復帰。 5回に陸上男子 100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(21)に「勝った男に勝った男」、ヤクルトの「D5位・並木秀尊外野手」(獨協大)の 2盗を阻止した。

 「虎の正捕手」が放った矢のような送球が、「サニブラウンに勝った男に勝った男」の足を完璧に封じた。 5回二死 1塁。代走の並木が 2球目でスタートを切ると、高め直球を捕球してすかさず“梅バズーカ”がさく裂! 梅野が自慢の強肩を見せつけた。

  5回裏ヤクルト二死 1塁、打者宮本丈内野手のとき 1走の代走並木秀尊外野手は「2塁盗塁失敗」、右は木浪聖也内野手=ANAボールパーク浦添

 「ちゃんとベストなプレーができて、って感じかな。実戦でしかタイミングとか、何かが起きるということはないので。実戦の感覚の中でできたのはよかったですね」

 当たり前といわんばかりに振り返ったが、並木の足はめちゃくちゃ速い。大学日本代表の合宿で、2013年の「全日本中学校選手権」でサニブラウンを抑えて「2冠」に輝いた日本ハムの「D2位・五十幡」(中大)を上回る50メートル 5秒32を計測。しかも、「首都大学リーグ」( 2部)では 2盗失敗が一度もなく通算「24盗塁」を積み重ねた。その韋駄天に“梅の洗礼”を浴びせた。

 初バッテリーのチェンとも呼吸を合わせ「一つの収穫は緩急使えたかなと。速い、遅い、その辺はイメージできたのかな」。実戦復帰した梅野が今年も矢野虎の中心にどっしり座る。

 

 シート打撃で投球するロベルト・スアレス投手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)

 阪神の守護神ロベルト・スアレス投手とセットアッパー岩崎優投手が、宜野座の残留練習でシート打撃に初登板した。サンズ、マルテ、糸原らと対戦。

 スアレスはスライダー、チェンジアップを交えながら20球を投げ、打者 6人で安打性の当たりは 1本。岩崎は打者 6人に25球を投げて安打性 1本だった。スアレスが「体も元気だし肩もいい感じ。あとは試合でどうなるかだね」と納得すれば、岩崎も「まあ順調です。(次は)試合に投げながらという感じです」と笑顔。長いシーズン完走を見据え、徐々に状態を上げていく。

 シート打撃に登板した岩崎優投手=かりゆしホテルズボールパーク宜野座

 

  2軍練習試合<阪神 7- 0四国IL高知>◇28日◇安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 阪神 2軍は28日、四国IL高知と練習試合(安芸)を行い、 7- 0で快勝した。

 「ドラフト7位」の高寺望夢内野手(上田西高)は「7番・DH」でスタメン出場し、「4打数1安打」だった。

  7回二死 2塁で迎えた第 4打席に直球を右前へ運び、好機を拡大した。これでキャンプ中の実戦 6試合連続安打となり、「打率0.467(15打数7安打)」。 2試合連続で盗塁も成功させ、 4回からは今キャンプ初となる 3塁の守備にも就いた。

 投手では、岩田稔投手が実戦初登板し、 1回を「3者凡退」に仕留めて順調な仕上がりを見せた。「2番手」の浜地真澄投手も 4回 1安打と好投。後続の投手も無失点でつないで完封した。

  7回二死 1塁で右前打を放った阪神「ドラフト7位」の高寺望夢内野手=安芸市営球場

 阪神「ドラフト7位」の高寺望夢内野手がキャンプ実戦全 6試合で安打を放った。

 「7番DH」で出場して 7回に右前打。「振りにいけば結果も出る」と納得顔で、通算「15打数7安打、打率4割6分7厘」の好成績につなげた。 4回の守備からはプロ初の「3塁守備」へ。平田 2軍監督は「ショートが中心になるやろうけど、サードもしとけば出場機会も増える」と説明した。

  7回に右前打を放った阪神「ドラフト7位」の高寺。右は中村豊コーチ=安芸市営球場

 阪神「ドラフト7位」の高寺望夢内野手が、出場「全6試合安打」をマークした。

 「7番DH」でスタメン。 7回の第 4打席で右前打を放った。これで通算「15打数7安打」で打率は「4割6分7厘」。阪神新人で唯一の高卒が猛アピールしている。

 ベテラン37歳の岩田稔が先発で今季初実戦登板し、 1回無安打無失点。「2番手」の浜地も 4回「1安打無失点」と好投した。「4番」板山の「2安打3打点」などの活躍もあり、試合は 7- 0で阪神が勝利した。

 

 板山祐太郎外野手は「右前先制2点適時打」を放った=安芸市営球場

 阪神 6年目の板山祐太郎外野手が「4番2塁」で出場し、「2安打3打点」と気を吐いた。

  3回と 8回の得点圏で適時打を放ち、キャンプ実戦は 6試合で「25打数12安打10打点」。「5割」に迫る打率を残し「結果がすべての世界。結果を出すことだけ」と語気を強めた。平田 2軍監督は今後の「1軍昇格」への可能性を問われ「当然そうでしょ。結果も出してるし」と推薦候補に挙げた。

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!  

 

今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。

試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」

そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。

最後に「頂へ」。

これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。

チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。

やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。

このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。

 

 

 

 2020年 オープン戦 最終順位表

 

 2020年 公式戦 順位表

 

 2021年 公式戦日程と結果 (02月)

 

 2021年 公式戦日程表と結果(03月)

 

 

 

 

 

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