1回に左腕付近に死球を受けた日本ハム陽岱鋼外野手(25)は、最後までフル出場。同じく 1回に死球を受けた中田翔内野手(23は途中交代。
初めての大舞台での先発 2番に 2年目の西川遥輝内野手(20)を起用。完敗した第 1戦は途中出場。練習中から気持ちを高めていた。
小谷野栄一内野手(32)が、 2回の第 1打席で右前打。最終 9回二死 1塁から中前打を放ち一打同点のチャンスを演出、マルチ安打で気を吐いた。
第 1戦で無安打に終わった稲葉篤紀外野手(40)が、 2安打と気を吐いた。
先発・武田勝投手(34)は 1回、巨人長野に先頭打者本塁打を許した。吉井理人投手コーチ(47)は、 2回までの投球を見て｢勝らしく頑張ってほしい｣とコメントした。
石井裕也投手(31)が 7回に今シリーズ初登板。 4番阿部から始まる場面を３者凡退で切り抜けた。増井浩俊投手(28)が 8回に 3番手で登板し、 1回 1安打無失点で抑えた。
連敗スタートとなった栗山英樹監督(51)は｢見せ場をつくっても、勝たなきゃ何にもならない｣と肩を落とした。
巨人・長野久義外野手(27)が、日本ハム武田勝の真ん中に甘く入った球を右中間方向へはじき返し先頭打者弾を放った。
先発沢村拓一投手(24)が自身初の日本シリーズ登板で、 8回を投げ 3安打無失点の好投球を披露したが、初回にけん制のサインを見落とし、阿部慎之助捕手(33)に頭を叩かれた。山口鉄也投手(28)が 9回に今シリーズ初登板も、ピンチを招いて降板した。
巨人坂本勇人内野手(23)が、 2連勝にも気を引き締めた。
原辰徳監督(54)は虎の子の 1点を死守した勝利に、守備力をたたえた。記事をまとめてみました。
巨人は 1回に長野が日本ハム武田勝から先頭打者弾を放ち先制。先発沢村は 1、 2回と得点圏に走者を許しながらも無失点。
日本ハムも武田勝が踏ん張り、中盤まで追加点を許さない。 6回も先頭沢村に 2塁打を許すも、後続を 3者連続三振に打ち取った。
巨人沢村は 8回まで 3安打無失点の好投を見せた。 9回を山口、マシソンで１点を守りきる無失点リレーで 2連勝を収め＜巨人 1－ 0日本ハム＞で2連勝した。
1回に左腕付近に死球を受けた日本ハム陽岱鋼は、最後までフル出場した。同じく 1回に死球を受けた中田翔は途中交代したが、その中田が守る左翼に途中から入るなど奮闘した。試合後は患部にアイシングを施していたが、球場を後にする際は何も付けておらず｢まだちょっと痛いけど、大丈夫です］と話した。
1回表日本ハム二死 2塁、左手甲に死球をうける中田翔内野手
中田翔が、 4回裏の守備からベンチに退いた。
中田翔は 1回の第 1打席で、巨人の沢村拓一投手(24)が投げた直球を左手甲に受けた。 4回表の第 2打席で 1邪飛に倒れ、直後の守備から交代した。試合中に東京都内の病院で検査を受け、左手甲の打撲と診断された。その後、球場に戻ってベンチから試合を見守った。
2番に 2年目の西川を起用した。完敗した第 1戦は途中出場で、初めての大舞台での先発に｢ゲームになれば緊張する。それをいい方向に持っていければ｣と練習中から気持ちを高めていた。
1回無死 1塁では 2球目できっちり犠打を決めて、２番打者としての役割を果たした。ただ、頼みの糸井、稲葉からは快音が聞かれず、先制点には結び付かなかった。
4回表、小谷野栄一内野手は中前打を放った
小谷野が、マルチ安打で気を吐いた。 2回の第 1打席で右前打。最終 9回二死 1塁から中前打を放ち、一打同点のチャンスを演出したが、 1点が遠かった。 4回一死 1塁では中前へ落ちるライナー性の打球を放ったが、 1塁走者が 2塁へ進塁できずに中ゴロとなるなど、運も味方しなかった。小谷野は｢いつもと変わらずにやっている｣と淡々だったが、連敗に表情は厳しかった。
4回表、小谷野の中ゴロで 2塁アウトとなる稲葉篤紀外野手。 2塁手寺内
第 1戦で無安打に終わった稲葉が、 2安打と気を吐いた。ただ、内野安打で出塁した 0－ 1の 4回一死 1塁で、小谷野の中前に落ちるかどうかという当たりでは 2塁で封殺され、好機を広げられなかった。難しい判断を求められる場面での走塁に｢僕の中でも精いっぱいのプレー｣と話した。
チームは巨人の勢いに屈して 2連敗。チームリーダーは｢みんなでやっていかないといけない｣と前向きに語った。
先発・武田勝は 1回、巨人長野に先頭打者本塁打を許した。吉井理人投手コーチ)は、 2回までの投球を見て｢立ち上がりでいきなり 1発やられたけど、いつも通りのピッチングができている。こういう大勝負でもやるべきことは変わらない。『まっすぐは大胆に、変化球は低めに』。勝らしく頑張ってほしい｣とコメントした。
5回裏巨人二死 1塁、ボウカーを三振に打ち取り叫ぶ武田勝投手
武田勝は 6回 4安打 1失点で、日本シリーズは2007年から自身 4連敗となった。
唯一の失点は 1回。先頭の巨人長野に浴びた先頭打者本塁打だけだった。｢過去の日本シリーズに比べたら、自分の投球は出来た。シュートが浮いたところを、打たれてしまった。それからは目が覚めて、低めに投げることが出来ました｣と納得顔。敗戦に笑顔はなかったが、下を向くこともなかった。
石井裕也が 7回に今シリーズ初登板。 4番阿部から始まる場面を３者凡退で切り抜けた。｢狙い通りに行けた｣と、中日時代の2007年以来の大舞台で、きっちり仕事を果たした。しかし、チームは連敗となり｢気持ちを切り替えていく。札幌で連勝します。投手陣は大丈夫です｣と力強かった。
増井が 8回に 3番手で登板し、 1回 1安打無失点で抑えた。これが日本シリーズ初登板となったが｢今日も、いつもと変わらず投げられた｣と振り返った。 1点を追う展開が続くなか、出番が回ってきた。｢何とか攻撃につながればと。勢いをつけたいと思っていたんですけど。 3人でいっていれば、違ったかもしれない｣と、二死から許した 2塁打を反省していた。
連敗にベンチで渋い表情の栗山英樹監督(左)と福良ヘッドコーチ
連敗スタートとなった栗山監督は｢見せ場をつくっても、勝たなきゃ何にもならない｣と肩を落とした。
1点が重くのしかかった。巨人沢村をとらえきれず、 9回は山口から二死 1、 3塁の好機をつくったが、最後は代打二岡智宏内野手(36)が右飛に倒れた。
敵地で完敗したが、30日からは札幌ドームでの戦いが待つ。｢アウェーよりもホームに帰る方がいい｣と、本拠地での巻き返しを誓った。
ヒーローカーに乗ってファンの声援に応える長野久義外野手
長野が先頭打者弾を放った。日本ハム武田勝の真ん中に甘く入った球を右中間方向へはじき返した。そのままスタンドインし、初戦に続き先手を奪った。｢先頭打者なので出塁することを考えていました。しっかりと自分のスイングができました｣とコメントした。
勝利の瞬間、ベンチで絶叫する沢村拓一投手
先発・沢村が自身初の日本シリーズ登板で、 8回を投げ 3安打無失点の好投球を披露した。 1回に 2死球を与えたが、ここを切り抜けると快投劇がスタート。初回にけん制のサインを見落とし、阿部に頭を叩かれた。サインを見落とした沢村のもとに、怒りが頂点に達した阿部が近づく。｢バシッ！｣と右手で頭を叩いた。｢しっかりしろよ、おまえ！｣。日本シリーズという大舞台での公開説教。東京ドームを埋めた 4万4932人の大観衆もざわついた。
｢ああいう場面でサインを見落とすのはあってはならない。興奮状態？関係ないですね｣
強心臓の沢村でも、日本シリーズ初登板は特別だった。第 1球は、いきなり陽岱鋼に死球。さらに 2死から中田翔にも死球を与えて 1、 2塁となった。次打者の稲葉に 1球投じた後に、 2塁けん制のサイン。素早く坂本が 2塁へ入ったが、沢村はプレートを外しただけだった。これを見た阿部がマウンドに向かった。｢やるべきことをやってなかったから。 1点を争うゲームだから｣。あえてベンチではなくマウンドで厳しい行動に出た。
初回二死 1、 2塁、阿部慎之助捕手(右)に頭を叩かれ気合を入れられる沢村拓一投手
｢愛のむち｣に沢村の目が覚めた。 140キロ台後半の直球を駆使し、稲葉を 1ゴロに仕留めると、 2回以降はエンジン全開。 3回以降は得点圏にも走者を進めず。最終登板回の 8回には圧巻の直球で 3者連続空振り三振で仕留めて雄叫びを上げた。｢昨日、内海さんがあれだけ凄い投球をした。負けないような投球がしたかった。いい打者が多いので、なんとか 1人 1人という気持ちで投げた。阿部さんに打者の反応を見ながら一番いいボールを引き出してもらった｣と、納得の表情で振り返った。
全 108球中、約 7割が直球。｢腹をくくった｣と内角をぐいぐい攻めた。 8回を散発 3安打無失点。初回の長野の先頭打者アーチによる 1点を守った。
ヒーローインタビューの最後には、ファンに向かって｢あさっても勝～つ！｣と絶叫していた。
山口が 9回に今シリーズ初登板も、ピンチを招いて降板した。糸井、ホフパワーを打ち取り、簡単に二死を奪った。だが稲葉に右前打、さらに小谷野にセンター前へ運ばれ、 1、 3塁としたところで、マシソンにマウンドを譲った。チームの勝利にも自分の投球には納得がいかない様子で｢力負けをしました。次、頑張ります｣と話した。
巨人・坂本が、 2連勝にも気を引き締めた。本拠地の東京ドームでの 2連勝には｢先手を取れたのは良かった｣と笑顔で振り返った。30日の第 3戦からは敵地札幌ドームが舞台となる。｢札幌に行ったら、向こうも変わると思う。 1戦 1戦大事に頑張りたい｣と話した。
連勝に笑顔でジャビットと抱き合う原辰徳監督
原辰徳監督(54)は虎の子の 1点を死守した勝利に、守備力をたたえた。｢沢村はCSのころから一皮、 1ランク上がった投球をしている。非常に頼もしく感じている。(野手も)本当にしっかり守って、 1点を死に物狂いで、みんなで守った試合だった｣。本拠地で 2連勝と最高の形でシリーズを滑りだした。だが｢東京ドームでいいスタートが切れた。でも 2試合が終わって 2勝した以外、まだまだ分からない。しっかり気持ちを引き締めてフラットな状態で戦う｣と敵地での試合へ、切り替えていた。
接戦を制した原巨人は最高のムードで、30日に第 3戦が行われる敵地・札幌に乗り込む。
≪初球死球は稲尾和久(西鉄)以来54年ぶり≫
沢村拓一投手が 8回無失点でシリーズ初勝利。シリーズ初登板で 8回以上を無失点に切り抜けたのは、2008年第 4戦で岸孝之(西武)が完封勝利を挙げて以来だ。もっとも、この日は初回表先頭の陽岱鋼に初球をいきなり死球。プレーボール直後の 1球目が死球となったのは1958年第 5戦の稲尾和久(西鉄)が広岡達朗(巨人)にぶつけて以来54年ぶり 2度目。初登板では沢村が初めてだ。これで今シリーズの巨人は第 1戦で先発の内海が 7回を無失点に抑え勝利。シリーズ 1、 2戦にいずれも先発投手に白星がついたのは2005年ロッテが第 1戦清水直行(現・横浜DeNAベイスターズ所属)、第 2戦渡辺俊介で記録して以来 7年ぶり14度目。両投手とも 7回以上を無失点は1951年巨人が第 1戦藤本英雄、第 2戦別所毅彦と連続完封勝利を挙げて以来61年ぶり 2度目になった。
また出た！今度は打者つぶし作戦だ！CSでは、投手つぶしを行ったＧ軍団だったが、今度は 1回に陽岱鋼外野手が表左腕付近に死球を受けた。二死 2塁で中田翔の左手甲に死球をぶつける作戦が成功して、点数を取られるのを阻止した。連続して 2人に死球するとは普通考えられない行為だ。どこまで汚い作戦で行くのだろうか…
｢巨人勝たせるには、刃物は要らぬ！相手選手を潰せば良い！｣という考えを、何とか改めて楽しい野球を楽しませて欲しいですね。
今年のＧ軍団の試合では、たまにこういう汚い手で勝って行くという場面が見られた。それが今度も出てきた。これで良いのだろうか…。北海道日本ハムファイターズもやれてばかりは行かない。北海道に戻ったら、Ｇ軍団に負けない何らかの作戦で来るかも知れない。
ガンバレ！北の星！日本ハムファイターズ！
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日本ハム・陽岱鋼が死球、 中田翔が左手甲死球で途中交代…巨人・長野先頭弾｢しっかりスイング｣
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