●阪神は 1回、ジェフリー・マルテ内野手(29)の適時 2塁打、大山悠輔内野手(26)の中犠飛、山本の押し出し四球で 3点を先制した。DeNAは 3回一死満塁で無得点。阪神は 6回に 6得点。佐藤輝明外野手(22=近畿大學)が右翼場外へ「3号ソロ」。近本光司外野手(26)の 2塁打、マルテの中前打、大山の 2塁打、ジェリー・サンズ外野手(33)の右前打で加点した。DeNAは 7回に関根大気外野手(25)が「2ラン」。阪神は先発の藤浪晋太郎投手(26)が 7回 2失点で今季「初勝利」。DeNAは 4カード連続の「初戦黒星」。DeNA濵口遥大投手(26)が「2敗目」。藤浪晋太郎投手が登板 3戦目で、待望の「今季初勝利」をつかんだ。白星は昨季 8月21日ヤクルト戦(神宮)以来、22戦ぶりとなった。序盤に 4四球を出しながらも、尻上がりに調子を上げて 7回 4安打 2失点。最速は 155キロ、 121球の熱投だった。
●藤浪晋太郎投手が登板 3戦目で、待望の「今季初勝利」をつかんだ。白星は昨季 8月21日ヤクルト戦(神宮)以来、22戦ぶりとなった。序盤に 4四球を出しながらも、尻上がりに調子を上げて 7回 4安打 2失点。初回に 2四球でいきなり二死 2、 3塁のピンチを招くも、無失点で切り抜けるとその後は粘りの投球。 7回に関根に 2ランを浴びたが、流れを呼び込み試合をつくった。最速は 155キロ、 121球の熱投だった。今季は、 3月26日のヤクルトとの開幕戦(神宮)で 5回 2失点、続く 2日中日戦(京セラドーム大阪)でも 6回 1失点と粘投したが、勝ち星はついていなかった。好相性の横浜スタジアムで「白星」を挙げ、これで通算「8勝1敗」。15年 7月 5日から「7連勝」で、チームも藤浪が登板した横浜スタジアムの試合で「9連勝」となった。藤浪晋太郎投手が「今季初白星」を手にし、ハマスタのお立ち台に立った。 7回 4安打 2失点にまとめ振り返った。インタビュアーから佐藤輝の場外弾について聞かれると率直に語って笑いを誘った。その瞬間のベンチの様子について「全員どん引きです」」と笑顔で内幕を明かした。ルーキーの特大弾に味方も驚きだったようだ。
●阪神の「1番」近本光司外野手がいきなり先制機を演出した。初回、濵口の直球をとらえて左前打。糸原健斗内野手(26)の 1ゴロの間に 2塁に進むと、続くマルテへの 4球目に 3盗に成功し、先制のホームを踏んだ。大量得点の 6回には左翼へ 5点目の「適時2塁打」。同学年の右腕を援護した。
●阪神「3番」ジェフリー・マルテ内野手が今季初の「猛打賞」を記録した。 1回一死 3塁で濵口のカーブを左翼へはじき返し、先制の「適時2塁打」。 5回に左前打、 6回には中前適時打で 6点目をたたき出した。
●阪神の「ドラフト1位」佐藤輝明内野手がハマの夜空に衝撃のアーチをかけた。 6回に右中間の場外へ特大の「3号ソロ」。過去に横浜スタジアムではフィルダー、巨人松井秀喜氏(46)、横浜DeNA筒香嘉智外野手(29=現タンパベイ・レイズ)ら超一流スラッガーが場外弾を放っており、プロ 1年目のルーキーが早くも飛距離で肩を並べた。猛虎打線はDeNAを圧倒し、「貯金5」で首位をガッチリと守った。どこまで飛ぶのか。打球の行方を確認する必要はなかった。 6回先頭。国吉の 3球目カットボールを捉えると、佐藤輝はゆっくり歩みを進めた。 1歩、 2歩…。 3歩目でバットをそっと手放し、感触をかみしめるように下を向き、走り出した。放物線は右中間場外へ消えた。納得の「3号ソロ」は球場外の通路まで到達する推定 140メートル弾。この回一挙 6点の口火を切った。「レジェンド助っ人」をほうふつとさせる弾道だ。89年 8月13日の大洋戦。セシル・フィルダー元内野手(57)が放った 1発は左翼スタンドを越え、球場外の公園をかすめ、さらに奥の道路まで飛んでいったという。この試合でフィルダーは「1試合3本塁打」、うち 2本が「場外アーチ」と驚異的なパワーを披露。シーズンでは「38本塁打」を放った。まだ22歳のルーキーが「レジェンド助っ人」級の衝撃を残した。首位を走る虎には頼もしすぎるルーキーがいる。
●ジェリー・サンズ外野手がダメ押しの適時打を放った。 6回二死 2塁で、国吉佑樹投手(29)の初球を捉えて 9点目の右前適時打。ここまで「打率3割2分5厘、得点圏打率4割5分5厘」。
●阪神の「4番」大山悠輔内野手が今季初の「3安打3打点」で打線を引っ張った。初回に 1点を先制し、なおも一死 3塁で中犠飛。 6回の 6点を奪ったビッグイニングでは二死 1、 2塁から、鋭く 3塁線を破る「2点適時2塁打」を放った。 8回にもこの日 3本目の安打を放ち、今季初の「猛打賞」。開幕からなかなか調子が上がらず、前日 8日まで 2日連続で矢野燿大監督(52)から打撃指導を受けていた。開幕から自己最長の「55打席ノーアーチ」が続いているが、今季最多の 3打点と勝負強さを発揮。矢野監督も一安心だ。相性のいい球場で、このまま復調する。打率は「0.255」まで上昇。あとはいまだゼロの本塁打だけ。主砲が調子を取り戻していく。
●10日DeNA戦に先発する青柳晃洋(27)が、地元横浜で「今季2勝目」をつかむ。ここまで 2戦はともに 5回以上を投げてチームも勝利。 3戦連続で好投を目指す。
記事をまとめてみました。
<阪神 9- 2横浜DeNA>◇ 1回戦◇阪神 1勝 0敗 0分◇ 9日◇横浜スタジアム
阪神は 1回、マルテの適時 2塁打、大山の中犠飛、山本の押し出し四球で 3点を先制した。DeNAは 3回一死満塁で無得点。
阪神は 6回に 6得点。佐藤輝が右翼場外へ「3号ソロ」。近本の 2塁打、マルテの中前打、大山の 2塁打、サンズの右前打で加点した。
DeNAは 7回に関根が「2ラン」。阪神は先発の藤浪が 7回 2失点で今季「初勝利」。DeNAは 4カード連続の「初戦黒星」。
DeNA濵口が「2敗目」。
佐藤輝明内野手(右)に打撃指導をする矢野燿大監督。左は井上一樹ヘッドコーチ=横浜スタジアム
藤浪晋太郎投手が登板 3戦目で、待望の「今季初勝利」をつかんだ。白星は昨季 8月21日ヤクルト戦(神宮)以来、22戦ぶりとなった。序盤に 4四球を出しながらも、尻上がりに調子を上げて 7回 4安打 2失点。最速は 155キロ、 121球の熱投だった。
◇ ◇ ◇
◆阪神矢野監督
-藤浪に粘り強さなどメンタル面の成長は
矢野監督 すごくマウンド上で堂々として見えるっていうか。いつでも“変わったな”っていう姿が見えない。いつもある意味、一緒。それって難しいんだけど。でもそれが今の晋太郎はしっかりできていると思う。まあ内容自体はまだまだ上げていかないと本当の安定っていうのは出てこないと思うけど。もちろん勝った、この 3試合の中でマウンドでの態度、しぐさっていうのは俺も満足している。
-バントもしっかり
矢野監督 いやデカいね。追い込まれたのもあったんかな? その中でしっかり送れて。もともと晋太郎はうまい方やと思うけど、その中で流れの中でしっかりバントを決めたっていうのはピッチングにもどっちにも影響するんでね。うん、良かったです。
-佐藤輝の特大弾
矢野監督 (看板の)鳩サブレー越えたん見たことない、ホンマ(笑い)。鳩サブレーからなんかあるんちゃうの?
今季初勝利の藤浪晋太郎投手(中央)はチームメートをエアタッチで迎える=横浜スタジアム
-「当たれば」というのが過去にあった
矢野監督 昔は? 当てるより越えてるで。しかもアゲンストやからね、今日。 2本( 9回の中飛)もアゲンストじゃなかったらいっているから。あの(本塁打)時は若干(風は)弱かったけど、中堅に打った方が(風は)強かったけど、でも、それでもさフォローじゃないんだからさ。伝説というか、そういうものがまたひとつスタートしたというか、そういう本塁打じゃないの。
-連勝ストップから再スタート
矢野監督 いい試合だったし、ピッチャーも勝ちパターンじゃなくても勝つというね。 1年間の中で理想的な勝ちなんだけど。そうじゃない勝ちというのもあるしね。投げられていないピッチャーも、こうやって投げられたりとか、全員を使って試合を勝つということは、今のタイガースの総合力からしたら、そういう試合は必要なんでね。本当にいい勝ちになったと思います。
-途中交代の糸原は
矢野監督 ちょっとボールが当たったり、足が張ったりとか、今日もみんなずっと出ているから。そういうところではちょっと。外国人選手も早めに代えたりとか。そんな大きなものではないです。
-明日は
矢野監督 明日もスタメンでいく予定です。
力投する藤浪晋太郎投手=横浜スタジアム
藤浪晋太郎投手が登板 3戦目で、待望の「今季初勝利」をつかんだ。白星は昨季 8月21日ヤクルト戦(神宮)以来、22戦ぶりとなった。序盤に 4四球を出しながらも、尻上がりに調子を上げて 7回 4安打 2失点。
初回に 2四球でいきなり二死 2、 3塁のピンチを招くも、無失点で切り抜けるとその後は粘りの投球。 7回に関根に 2ランを浴びたが、流れを呼び込み試合をつくった。最速は 155キロ、 121球の熱投だった。
今季は、 3月26日のヤクルトとの開幕戦(神宮)で 5回 2失点、続く 2日中日戦(京セラドーム大阪)でも 6回 1失点と粘投したが、勝ち星はついていなかった。好相性の横浜スタジアムで「白星」を挙げ、これで通算「8勝1敗」。15年 7月 5日から「7連勝」で、チームも藤浪が登板した横浜スタジアムの試合で「9連勝」となった。
7回裏の登板を終え指を立てる藤浪晋太郎投手=横浜スタジアム
藤浪晋太郎投手が「今季初白星」を手にし、ハマスタのお立ち台に立った。 7回 4安打 2失点にまとめ「なんとか勝ちつけてもらって良かったと思います」と振り返った。
インタビュアーから佐藤輝の場外弾について聞かれると「ちょっと引きましたね、さすがに。横浜スタジアムのあそこに場外に打ったのは、自分見たことなかったので、ちょっとベンチで引いてました」と率直に語って笑いを誘った。その瞬間のベンチの様子について「全員どん引きです」」と笑顔で内幕を明かした。
ルーキーの特大弾に味方も驚きだったようだ。
今季初勝利でヒーローインタビューに答える藤浪晋太郎投手=横浜スタジアム
藤浪晋太郎投手が 7回 4安打 2失点で「今季初白星」を手にした。ヒーローインタビューは以下の通り
-今季初勝利
開幕からちょっと勝てていなかったので何とか勝ちをつけてもらって良かったと思います。
- 7回は今季最長
正直、いい内容とは言いがたいんですけど、何とか何とか粘れたかなと。ここ最近、ピンチも多いんですけど、何とか粘りのピッチングが出来ているので、そういうところがいい風に出たかなと思っています。
- 3回無死満塁の場面は
何とか最小の点数でとそういうことを考えながら投げていました。
- 4回からセットポジション
ちょっとフォーム的にタイミングが合っていないなと思ったので、セットの方がタイミングが合いそうだったのでセットに変えました。
今季初勝利を挙げた藤浪晋太郎投手はヒーローインタビューを終えファンに感謝=横浜スタジアム
-ルーキー佐藤輝が場外アーチ
ちょっと引きましたね。さすがに(笑い)。横浜スタジアムのあそこに場外打ったのは見たことなかったので、ベンチで見ていて引いてました。
-ベンチ内の雰囲気は
全員、ドン引きでした(笑い)。
-チームは首位キープ。チームの様子は
そうですね。今日もたくさん援護をもらいましたし、野手の方、たくさん点を取ってくれたおかげで自分も何とか立て直すことが出来ましたし、感謝したいと思います。チームとしてすごく雰囲気もいいですし、いい勝ち方も出来ていると思いますし、このままいい雰囲気で野球できたらと思います。
-ハマスタで通算「14勝3敗」
そうなんですか。抑えていると言うよりは毎回援護をもらっているなというイメージが強いので。周りに助けられているなと思います。
1回表阪神無死、近本光司外野手は左前打を放った=横浜スタジアム
阪神の「1番」近本光司外野手がいきなり先制機を演出した。初回、濵口の直球をとらえて左前打。糸原の 1ゴロの間に 2塁に進むと、続くマルテへの 4球目に 3盗に成功し、先制のホームを踏んだ。
大量得点の 6回には左翼へ 5点目の「適時2塁打」。「晋太郎(藤浪)がしっかり送ってくれましたし、ランナーをかえすことができてよかったです」。同学年の右腕を援護した。
1回表阪神一死 3塁、ジェフリー・マルテ内野手は左翼へ「適時2塁打」を放った=横浜スタジアム
阪神「3番」ジェフリー・マルテ内野手が今季初の「猛打賞」を記録した。 1回一死 3塁で濵口のカーブを左翼へはじき返し、先制の「適時2塁打」。 5回に左前打、 6回には中前適時打で 6点目をたたき出した。
マルテは「結果が出ているのはうれしいし、感覚もいい。自分だけじゃなくチーム全体がいいバッティングをしていい守備をして、晋太郎も粘って投げてくれているから、チームとしていい戦いができているね」と振り返った。
4回裏阪神無死、遊撃への内野安打を放った佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
阪神の「ドラフト1位」佐藤輝明内野手がハマの夜空に衝撃のアーチをかけた。 6回に右中間の場外へ特大の「3号ソロ」。過去に横浜スタジアムではフィルダー、巨人松井秀喜、DeNA筒香ら超一流スラッガーが場外弾を放っており、プロ 1年目のルーキーが早くも飛距離で肩を並べた。猛虎打線はDeNAを圧倒し、「貯金5」で首位をガッチリと守った。
◇ ◇ ◇
どこまで飛ぶのか。打球の行方を確認する必要はなかった。 6回先頭。国吉の 3球目カットボールを捉えると、佐藤輝はゆっくり歩みを進めた。 1歩、 2歩…。 3歩目でバットをそっと手放し、感触をかみしめるように下を向き、走り出した。放物線は右中間場外へ消えた。
「十分でしたね。十分だったので、ちょっとバットを投げちゃいました。場外という意味では初めてかもしれないです。すごい良い当たりで良い感触だったんで、しっかり当たれば、あそこまで飛ぶなというのは分かりました」
6回表阪神無死、「右越え本塁打」を放った佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
納得の「3号ソロ」は球場外の通路まで到達する推定 140メートル弾。この回一挙 6点の口火を切った。
試合前まで12試合に出場し、「打率1割6分3厘」と苦しんでいた。試合前には矢野監督から 5分間、井上ヘッドコーチから10分間の密着指導。「自分では分からない“割れ”が出てないんじゃないかと言われて」と修正に励んだ。期待に応える 7試合、24打席ぶりのアーチ。「矢野監督と井上ヘッドに指導いただいたおかげです。いつも同じ位置から見てくれている監督だったりコーチの助言はありがたい」と感謝。指揮官は「伝説というか、そういうものがまたひとつスタートした」と最大級の賛辞を送った。
「レジェンド助っ人」をほうふつとさせる弾道だ。89年 8月13日の大洋戦。フィルダーが放った 1発は左翼スタンドを越え、球場外の公園をかすめ、さらに奥の道路まで飛んでいったという。この試合でフィルダーは「1試合3本塁打」、うち 2本が「場外アーチ」と驚異的なパワーを披露。シーズンでは「38本塁打」を放った。まだ22歳のルーキーが「レジェンド助っ人」級の衝撃を残した。
6回表阪神無死、佐藤輝明内野手は右中間越え本塁打を放ちベンチのナインとエアタッチする=横浜スタジアム
昨季対戦チーム別トップの打率を記録した相性のいいDeNAから 9得点。いきなり打ちまくり、貯金は「5」に増えた。勝っても負けても、連日話題の中心になることを問われると「そこに対してのプレッシャーはあんまないです。しっかりどんな場面でも自分のやるべきことをやるだけというのはいつも思っていることなので、そこにたいしてのプレッシャーはない」と言い切った。首位を走る虎には頼もしすぎるルーキーがいる。
▼佐藤輝が「3号」。 4月までに「3本塁打」を放った阪神の新人は、田淵幸一69年 4月19日中日戦、近本光司19年 4月18日ヤクルト戦に次ぎ、 2リーグ分立後 3人目。
▼このペースで佐藤輝が本塁打を打ち続ければ、年間「33本塁打」に達する。プロ野球新人最多は「31本塁打」で、59年桑田武(大洋)86年清原和博(西武)の 2人。更新はなるか。
6回表阪神無死、右越え本塁打を放った佐藤輝明内野手を迎える矢野燿大監督(奥中央)ら阪神ベンチ=横浜スタジアム
阪神の「ドラフト1位」佐藤輝明内野手がハマの夜空に衝撃のアーチをかけた。 6回に右中間の場外へ特大の「3号ソロ」。過去に横浜スタジアムではフィルダー、巨人松井秀喜、DeNA筒香ら超一流スラッガーが場外弾を放っており、プロ 1年目のルーキーが早くも飛距離で肩を並べた。猛虎打線はDeNAを圧倒し、貯金「5」で首位をガッチリと守った。
◇ ◇ ◇
矢野監督も佐藤輝の弾道に目を丸くさせた。場外弾について「(看板の)鳩サブレー越えたん見たことない、ホンマ。鳩サブレーからなんかあるんちゃうの?」と笑うしかなかった。16年にDeNA筒香(現レイズ)が右翼最上段にある同看板を直撃する特大弾をマーク。鳩サブレー 1年分が贈られたことはあった。だが、今回はまさかの「鳩サブレー越え」。同監督は「しかもアゲンストやからね。 2本目( 9回の中飛)もアゲンストじゃなかったら、いっているから」と驚きを隠せなかった。
6回表阪神二死 2塁、右適時打を放ったジェリー・サンズ外野手=横浜スタジアム
ジェリー・サンズ外野手がダメ押しの適時打を放った。
6回二死 2塁で、国吉の初球を捉えて 9点目の右前適時打。「あの回は本当にみんな、いい攻撃をしていたし、(大山)悠輔が得点圏にいたから流れに乗って、いいボールがきたらしっかり強く打とうと思っていたよ」。ここまで「打率3割2分5厘、得点圏打率4割5分5厘」。存在感抜群の助っ人は「本当はテル(佐藤)くらい飛ばそうと思っていたんだけどね」とジョークも飛ばした。
6回、 2点 2塁打を放った大山悠輔内野手。3安打&3打点の大暴れだ=横浜スタジアム
阪神の「4番」大山悠輔内野手が今季初の「3安打3打点」で打線を引っ張った。初回に 1点を先制し、なおも一死 3塁で中犠飛。「いい流れを切らさずに、最低限の仕事ができてよかった」とサラリ。 6回の 6点を奪ったビッグイニングでは二死 1、 2塁から、鋭く 3塁線を破る「2点適時2塁打」を放った。「点は何点あってもいいのでしっかり走者をかえすという気持ちで打ちました。(藤浪)晋太郎を援護することができてよかったです」と、キャプテンらしく頼もしかった。
8回にもこの日 3本目の安打を放ち、今季初の「猛打賞」。開幕からなかなか調子が上がらず、前日 8日まで 2日連続で矢野監督から打撃指導を受けていた。開幕から自己最長の「55打席ノーアーチ」が続いているが、今季最多の 3打点と勝負強さを発揮。矢野監督も「悠輔も、これで吹っ切れると思うんでね」と一安心だ。
大山に引っ張られるように「3番」マルテは 3安打 2打点、「5番」サンズも 1安打 1打点と、今季13試合目でクリーンアップそろい踏みで打点を稼いだ。大山は昨季横浜スタジアムでは「打率3割6分6厘、3本塁打、12打点」と得意としている。相性のいい球場で、このまま復調する。
6回表阪神二死 1、 2塁、大山は左翼線に「2点適時2塁打」を放った=横浜スタジアム
3塁線を鋭い打球が抜けていく。阪神・大山が「適時2塁打」を含む「3安打&3打点」。開幕から湿っていた「4番」のバットが雨の降る横浜で復調の兆しをみせた。
「点は何点あってもいいのでしっかりランナーをかえすという気持ちで打ちました。(藤浪)晋太郎を援護することができてよかった」
6回二死 1、 2塁。 6- 0と押せ押せムードの中、打席に立つと、国吉の初球を引っ張った。飛び込んだ 3塁・宮崎のグラブの先を抜け、左翼線への 2点 2塁打。 2塁上で左手を挙げた。 1回にはマルテの先制打で 1- 0とした直後、 一死 3塁で中堅への犠飛。しっかり打点を挙げて、役割を果たした。
6回表阪神二死2塁、 2塁走者の大山悠輔内野手はサンズ外野手の右前適時打で生還=横浜スタジアム
「良い流れで回ってきたので、その流れを切らさずに打つことができました。最低限の仕事ができてよかったです」
3回と 8回にも左前打。「4打数3安打3打点」で今季初の「猛打賞」を記録した。前日 8日の巨人戦で「4打数無安打」に終わるなど、波に乗れなかったが上向き。矢野監督も 2安打の近本とともに「チカ(近本)も『2本』。悠輔(大山)は『3本』。そういうところが結果として出ているというのはチームとしてつながる。悠輔もこれで吹っ切れると思う」と爆発に期待を込めた。
打率は「0.255」まで上昇。あとはいまだゼロの本塁打だけ。主砲が調子を取り戻していく。
横浜スタジアムのマウンドをチェックする青柳晃洋投手
10日DeNA戦に先発する青柳晃洋が、地元横浜で「今季2勝目」をつかむ。「地元で投げられるということはうれしいことですし、勝てるように頑張ります」。ここまで 2戦はともに 5回以上を投げてチームも勝利。「 1人 1人を抑えるという意識で投げているので、勝負どころでしっかり粘れていることが結果につながっているのかなと思います」。 3戦連続で好投を目指す。
※ 4月10日の予告先発は、横浜DeNA・上茶谷大河投手(24)ー阪神・青柳晃洋投手(27)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
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