●首位阪神は投打がかみ合って今季初の「5連勝」を決めた。矢野燿大監督の就任以来最多の貯金数を「9」に更新した。阪神は初回、「4番」大山悠輔内野手(26)の今季「1号2ラン」で先制。広島は初回に走者を 2塁まで進めるも、先発秋山拓巳投手(29)を前にあと 1本が出なかった。阪神は 4回、佐藤輝明外野手(22=近畿大學)の「2戦連発」となるバックスクリーンへの「5号2ラン」で追加点。広島先発の床田寛樹投手(26)は「4回7安打4失点」で降板した。先発の秋山拓巳投手は、「7回3安打無失点」の好投で今季「2勝」目。チームは 2試合連続の「完封勝利」、そして今季初の「5連勝」飾った。広島は中軸が抑え込まれ、今季初の「3連敗」となった。床田が「1敗」。
●今季「2勝」目を挙げた秋山拓巳投手と今季「1号」を放った大山悠輔内野手が甲子園のお立ち台に上がった。
●「鯉キラー」の本領発揮だ。秋山拓巳投手が粘りの投球で「7回3安打無失点」に抑え、「2勝」目を挙げた。たびたび走者を背負ったものの、「4番」鈴木誠也外野手(26)には「3打数無安打」と仕事をさせなかった。初回、堂林翔太内野手(29)に右前打と盗塁を許して一死 2塁。西川龍馬外野手(26)を中飛に打ち取ると、鈴木誠をフルカウントから外の直球で見逃し三振。27球を要したが、持ち前の丁寧な制球で無失点で切り抜けた。 5回は連続四球から無死 2塁のピンチを招くも、代打安部友裕内野手(31)を外低めの直球で見逃し三振に仕留めた。続く絶好調の菊池涼介内野手(31)、堂林は内野ゴロ。要所で外角へズバッと決まる直球が光った。今季初先発だった 1日広島戦(マツダスタジアム)では、 5回まで完全投球を見せて「7回2失点」で「勝利」。 1日広島戦では、 5回まで完全投球を見せ「7回2失点」で勝利。昨季「4勝0敗」の好相性を今年も継続中だ。
●衝撃の打球音が甲子園に響く。天高く舞い上がった白球は、バックスクリーンへと吸い込まれた。阪神の「D1位・佐藤輝」がプロ初の「2試合連発」。そして、今季初の“100万円弾”に、渾身の「Zポーズ」を決めた。 2- 0で迎えた 4回無死 1塁。左腕・床田の 140キロ直球を完璧にとらえた。打球速度 173キロ、打球角度24度、飛距離 131メートル。114に続く一発は、中押しの「5号2ラン」。今年から「DAZN バックスクリーンホームラン賞」として、甲子園でバックスクリーンへ本塁打を放った阪神の選手には「DAZN」から「賞金100万円」が贈られる。その「第1号」を「黄金ルーキー」がかっさらった。各球団との対戦が一回りし、内角攻めの配球、プロのスピードへの慣れが見える。床田は前回対戦した 3月31日(マツダ)に、「3打数無安打3三振」と封じ込まれた相手。しっかりと修正し結果を残した。この対応力も「規格外のルーキー」と呼ばれる理由だ。この日の主役は「ドラ1」だけではない。「4番・大山」に待望の一発だ。 1回二死 1塁、フルカウントから低めの 137キロツーシームに体勢を崩されながら、最後は左手一本で左翼席へ運んだ。「ドラ1」の覚醒に、「4番」も本領発揮。初の“OSアベック弾”で今季初の「5連勝」。猛虎打線がまた強くなった。
●大山悠輔内野手が開幕から68打席目で待望の今季「初ホームラン」を放った。 0- 0の 1回二死 1塁。フルカウントからの 6球目。先発・床田の低めのツーシームにバットが反応。体勢を崩されながらも打球は左翼スタンド最前列に飛び込む「先制2ラン」となった。今季から甲子園で阪神の選手が本塁打を打った際に高性能弾道測定器「トラックマン」のデータが大型ビジョンに表示されるが「打球速度161キロ、角度24度、飛距離120メートル」だった。プロ 5年目で最も遅い「1号」となった。これまでは19年の48打席目だったが、それを上回る68打席目。セ・リーグの「開幕4番」で最も打席を要した。昨季チーム最多28発を誇った主砲になかなか 1本が出ず、矢野燿大監督(52)も連日、直接指導した。踏み込んだ下半身に上半身を連動させてバットのヘッドを利かせるよう助言してきた。ようやく結果が出て、自分のことのように喜んだ。大山が打点を挙げた試合は昨季から 1分けを挟んで「16連勝」中で、加えて今季チームは先制すれば「12戦全勝」としている。
●名探偵でも推理不能な事件が起こった。犯人は阪神「ドラフト1位」佐藤輝明内野手だ。 2回先頭で広島先発床田から、 2塁手菊池涼の後方へ高い飛球を打ち上げた。右翼鈴木誠が前進したが、そのまま間にポトリ。甲子園はほぼ無風の状態だったが名手 2人が捕球できず右前への 2塁打となった。佐藤輝はこれで「5試合連続安打」とした。この日は試合前のファーストピッチセレモニーに「名探偵コナン」の主人公である江戸川コナンが登場。16日から「劇場版 名探偵コナン 緋色の弾丸」が上映され、猛虎打線の大ヒットも願う投球を見せていた。期待に応え、佐藤輝は「白色の弾丸」を甲子園の夜空へ打ち上げた。カウント 1- 1からの 3球目。床田の 140キロ直球をフルスイングした打球はバックスクリーンに向かって一直線だった。今季から甲子園でバックスクリーンに本塁打を放った阪神選手に贈られる「DAZN バックスクリーン賞」の「適用第1号」となり、「賞金100万円」をゲットした。自身の「5戦連続安打」に息を合わせるようにチームも「5連勝」。貯金は矢野政権最多の「9」と勢いは止まらない。指揮官は手放しでたたえた。このまま「首位街道」を突っ走る。
●阪神「ドラフト6位」の中野拓夢内野手(24)は「4戦連続スタメン」で長打 2本を決め、打率を再び「5割」に乗せた。左腕床田を相手に 2回一死 3塁で見逃し三振。 4点リードの 4回一死、床田との再戦で 2ボール 2ストライクからツーシームに食らいつき、右翼線に 3塁打を放った。 6回一死では右腕R.コルニエル投手(25)から 1塁線を破る 2塁打。引っ張って 2本を積み重ね、打席に立てば「6戦連続安打」、今季通算「24打数12安打」だ。
記事をまとめてみました。
<阪神 4- 0広島>◇ 5回戦◇阪神 3勝 2敗 0分◇15日◇阪神甲子園球場
阪神は初回、「4番」大山の今季「1号2ラン」で先制。広島は初回に走者を 2塁まで進めるも、先発の秋山を前にあと 1本が出なかった。
阪神は 4回、佐藤輝の「2戦連発」となるバックスクリーンへの「5号2ラン」で追加点。広島先発の床田は「4回7安打4失点」で降板した。
阪神は秋山が「7回無失点」で今季「2勝」目を手にし、チーム「5連勝」を飾った。広島は中軸が抑え込まれ、今季初の「3連敗」となった。床田が「1敗」。
4回裏阪神無死 1塁、佐藤輝明内野手は「中越え2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
首位阪神は投打がかみ合って今季初の「5連勝」を決めた。矢野燿大監督の就任以来最多の貯金数を「9」に更新した。
1回裏には「4番」大山悠輔内野手が「先制2ラン」。今季17試合目、68打席目で満を持して「1号」を放ち、チーを勢いづけた。
4回には「ドラフト1位」の「6番」佐藤輝明内野手がプロ初の「2戦連発」となる「5号2ラン」をバックスクリーンに運ぶ。先発の秋山拓巳投手は 7回無失点で今季「2勝目」をあげた。
先発投手陣は12試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)を達成。打線は先制すれば「13連勝」、大山が打点をあげれば引き分けを挟んで「17連勝」となった。
4回、佐藤輝明内野手の「2点本塁打」のデータ=阪神甲子園球場
阪神は「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」の「2ラン」などで広島に快勝。金本監督時代で「2位」に終わった2017年10月10日のシーズン最終戦(対中日、甲子園)以来となる、今季最多の貯金「9」とした。
1回、二死 1塁で大山悠輔内野手の今季「第1号」となる「2ラン」で先制。 5回には無死 1で佐藤輝がバックスクリーンへの一発を放ち、 4点差に広げた。「黄金ルーキー」は15日に続き、 2試合連続で本塁打を記録した。
先発の秋山拓巳投手は、「7回3安打無失点」の好投で今季「2勝」目。チー ムは 2試合連続の「完封勝利」、そして今季初の「5連勝」とした。
今季「2勝」目を挙げた秋山拓巳投手と今季「1号」を放った大山悠輔内野手が甲子園のお立ち台に上がった。主将の大山は「コロナでなかなかいいニュースがない中ですが、僕たちタイガースが頑張ることで、少しでも元気になってもらえればと思っているので、これからも応援よろしくお願いします!」とファンへ呼びかけた。
ヒーローインタビューを終えガッツポーズする大山悠輔内野手(左)と秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
初回に待望の「先制2ラン」を放った主砲。「なかなか 1本出ない中でやってたんですけど、チームのみんながカバーしあいながら、やってくれていたので、今日こそはなんとか自分の仕事をやり遂げる気持ちで試合に入りました」。感触についても「すごい感触は良かったので、入ってくれと思いながら走っていたんですけど、本当に入ってくれて良かったなと思っています」と笑顔で話した。
ヒーローインタビューを終え、スタンドのファンにあいさつする大山悠輔内野手(左)と秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
秋山は「先制すると負けないっていうのと、大山が打点を挙げると負けないっていう、プレッシャーを感じながら、頭には入ってたんで、なんとか試合を作ることができて良かったです」とちゃめっ気たっぷりに「白星」を喜んでいた。
▼阪神の「5連勝」は今季初。矢野監督就任の19年以降の最長は「6連勝」で、19年 9月21日広島戦~30日中日戦、20年10月24日巨人戦~31日DeNA戦( 1分け含む)の 2度。
阪神先発秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
「鯉キラー」の本領発揮だ。秋山拓巳投手が粘りの投球で「7回3安打無失点」に抑え、「2勝」目を挙げた。
「ボール自体は良かったのですが、間延びしてしまう部分がありそこは反省点です。ただ、粘り強く投げることができたのは良かったと思います」。たびたび走者を背負ったものの、「4番」鈴木誠には「3打数無安打」と仕事をさせなかった。
7回表、力投する秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
初回、堂林に右前打と盗塁を許して一死 2塁。西川を中飛に打ち取ると、鈴木誠をフルカウントから外の直球で見逃し三振。27球を要したが、持ち前の丁寧な制球で無失点で切り抜けた。 5回は連続四球から無死 2塁のピンチを招くも、代打安部を外低めの直球で見逃し三振に仕留めた。続く絶好調の菊池涼、堂林は内野ゴロ。要所で外角へズバッと決まる直球が光った。
今季初先発だった 1日広島戦(マツダスタジアム)では、 5回まで完全投球を見せて「7回2失点」で「勝利」。昨季「4勝0敗」の好相性を今年も継続している。
2勝目をあげた秋山拓巳投手(右)とエアタッチする矢野燿大監督=阪神甲子園球場
「鯉キラー」の本領発揮だ。秋山拓巳投手が「7回3安打無失点」で今季「2勝目」を手にした。「際どいところがボールというのが多かったんで、精神的に苦しいところはありましたけど、粘ることができたんで、ひとまず良かったです」。得点圏に走者は背負ったが、広島の「4番」鈴木誠を直球で差し込み3打数無安打と仕事をさせなかった。
お立ち台で笑顔を見せる大山悠輔内野手(左)と秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
初回、堂林に右前打と盗塁を許して一死 2塁。西川を中飛に打ち取ると、鈴木誠をフルカウントから外の直球で見逃し三振。27球を要したが、持ち前の丁寧な制球で切り抜けた。 5回は連続四球から無死 1、 2塁のピンチも、代打安部を外低めの直球で見逃し三振、後続を内野ゴロに打ち取った。「自作自演なピンチばっかりだったんで、本当にずっと必死でした」。 110球で粘投する中、要所で外角へ決まる直球が光った。
ヒーローインタビューでポーズをとる大山悠輔内野手(左)と秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
1日広島戦では、 5回まで完全投球を見せ「7回2失点」で勝利。昨季「4勝0敗」の好相性を今年も継続中だ。大山、佐藤輝の「2ラン2本」の援護も受け、先発陣のクオリティースタート(6回以上、自責3以内)継続を12戦に伸ばした。矢野監督も「先発陣は本当によく頑張ってくれているんでね。最高でした」と絶賛の「白星」だ。「チームの顔にやっと1本出たんで。負けるわけにはいかなかったですし、またこれで大山自身もチームも乗っていくと思う。また次に向けて、僕はしっかり調整していくだけかなと」。チームも秋山もさらに勢いを増した。
▼阪神の「2試合連続完封勝ち」は今季初。19年 9月22日DeNA戦、24日巨人戦、28日DeNA戦の「3試合連続」以来、 2年ぶり。球団最長は 3試合で、19年を含め 9度ある。
衝撃の打球音が甲子園に響く。天高く舞い上がった白球は、バックスクリーンへと吸い込まれた。阪神の「D1位・佐藤輝」がプロ初の「2試合連発」。そして、今季初の“100万円弾”に、渾身の「Zポーズ」を決めた。
「少し詰まりましたが、しっかり振り切ることができたので入ってくれたと思います。中盤で追加点が欲しい場面だったので、最高の形で追加点を取ることができてよかったです」
2- 0で迎えた 4回無死 1塁。左腕・床田の 140キロ直球を完璧にとらえた。打球速度 173キロ、打球角度24度、飛距離 131メートル。114に続く一発は、中押しの「5号2ラン」。今年から「DAZN バックスクリーンホームラン賞」として、甲子園でバックスクリーンへ本塁打を放った阪神の選手には「DAZN」から「賞金100万円」が贈られる。その「第1号」を「黄金ルーキー」がかっさらった。
各球団との対戦が一回りし、内角攻めの配球、プロのスピードへの慣れが見える。床田は前回対戦した 3月31日(マツダ)に、「3打数無安打3三振」と封じ込まれた相手。しっかりと修正し結果を残した。この対応力も「規格外のルーキー」と呼ばれる理由だ。
1回裏阪神二死 1塁、大山悠輔内野手は「左越え2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
この日の主役は「ドラ1」だけではない。「4番・大山」に待望の一発だ。 1回二死 1塁、フルカウントから低めの 137キロツーシームに体勢を崩されながら、最後は左手一本で左翼席へ運んだ。
「追い込まれていた中でうまく打つことができました。ここからチームのために 1本でも多く打てるように頑張ります」
開幕から17試合目、68打席目で待望の今季「初アーチ」。これでチームは先制すれば「13連勝」。大山が打点を挙げれば昨年10月16日のヤクルト戦(甲子園から引き分けを挟んで「17連勝」と、 2つの「不敗神話」を継続させた。
「ドラ1」の覚醒に、「4番」も本領発揮。初の“OSアベック弾”で今季初の「5連勝」。猛虎打線がまた強くなった。
大山悠輔内野手が開幕から68打席目で待望の今季「初ホームラン」を放った。
0- 0の 1回二死 1塁。フルカウントからの 6球目。先発・床田の低めのツーシームにバットが反応。体勢を崩されながらも打球は左翼スタンド最前列に飛び込む「先制2ラン」となった。
「追い込まれていた中で、うまく打つことができました。ここからチームのために 1本でも多く(本塁打を)打てるように頑張ります」
今季から甲子園で阪神の選手が本塁打を打った際に高性能弾道測定器「トラックマン」のデータが大型ビジョンに表示されるが「打球速度161キロ、角度24度、飛距離120メートル」だった。
1回、「2点本塁打」を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
待ちに待った「今季1号」が勝利をたぐり寄せた。
大山悠輔内野手は初回二死 1塁、広島床田の 137キロ低めのツーシームをすくい上げた。体を沈め、最後は左手一本で捉える技術の詰まった「先制2ラン」が左翼席に飛び込んだ。「しっかりうまく打つことができた。結果的に勝利打点、決勝打になっているのですごくいいことだなと思います」。今年初めてゆっくりとダイヤモンドを 1周。ベンチ前で満面の笑みを見せた。
1回裏阪神二死 1塁、大山悠輔内野手は「左越え先制2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
プロ 5年目で最も遅い「1号」となった。これまでは19年の48打席目だったが、それを上回る68打席目。セ・リーグの「開幕4番」で最も打席を要した。昨季チーム最多28発を誇った主砲になかなか 1本が出ず、矢野監督も連日、直接指導した。「手の意識がどうしても強いから」と踏み込んだ下半身に上半身を連動させてバットのヘッドを利かせるよう助言してきた。ようやく結果が出て、自分のことのように喜んだ。「モヤモヤしている中でやっと 1本出た。本当にうれしそうにベースを回っている姿が印象的でしたし、これで乗っていってくれると思います」。
1回裏阪神二死 1塁、大山悠輔内野手は「左越え先制2点本塁打」を放ち、 1塁を回る=阪神甲子園球場
ルーキー佐藤輝も 4回に「2ラン」を放ち、左右の長距離砲が初めてそろい踏みした。昨秋のドラフト時に矢野監督は「右と左のチーム内での本塁打争いが楽しみやし、タイガースファンも楽しみにしてくれる部分。それが一番見てみたい」と語っていた。夢を膨らます「OSアベックアーチ」が初めて甲子園で生まれた。大山が打点を挙げた試合は、昨年から引き分けを挟んで「17連勝」、加えて今季チームは先制すれば「13戦全勝」。ともに「不敗神話」も継続した。今季から主将を務める大山は、お立ち台で「チーム」という言葉を繰り返した。「4番で主将」のバットがこの先も連勝街道に欠かせない。
1回裏阪神二死 1塁、矢野燿大監督(右から 3人目)は「左越え2点本塁打」を放った大山悠輔内野手(右)を出迎える=阪神甲子園球場
昨年「リーグ2位」の「28本塁打」を放った大山悠輔内野手に待望の今季「1号」が飛び出した。
初回二死 1塁から広島床田の 136キロの低めツーシームをすくい上げ、左翼スタンドへ「先制2ラン」を運んだ。今年から甲子園でファンサービスの一環でビジョンに表示される本塁打の打球速度は 161キロ、角度は24度、飛距離 120メートルだった。
今季68打席目の「1号」で、プロ 5年目で「最遅」。これまでは19年の48打席目だった。待望の「1発」に主将は「追い込まれていた中でうまく打つことができました。ここからチームのために 1本でも多く打てるように頑張ります」とコメントした。
1回裏阪神二死 1塁、大山は左越え先制2点本塁打を放ち笑顔を見せる=阪神甲子園球場
大山が打点を挙げた試合は昨季から 1分けを挟んで「16連勝」中で、加えて今季チームは先制すれば「12戦全勝」としている。幸先の良い「1発」となるか。
▼大山が今季68打席目で初本塁打。過去のシーズン1号までの所要打席数は 17年 9打席目 ( 7月 1日ヤクルト戦) 18年 2打席目 ( 3月30日巨人戦) 19年 48打席目 ( 4月11日DeNA戦) 20年 16打席目 ( 7月 4日広島戦) プロ 5年目で「最遅」となった。
名探偵でも推理不能な事件が起こった。犯人は阪神「ドラフト1位」佐藤輝明内野手だ。 2回先頭で広島先発床田から、 2塁手菊池涼の後方へ高い飛球を打ち上げた。右翼鈴木誠が前進したが、そのまま間にポトリ。甲子園はほぼ無風の状態だったが名手 2人が捕球できず右前への 2塁打となった。佐藤輝はこれで「5試合連続安打」とした。
この日は試合前のファーストピッチセレモニーに「名探偵コナン」の主人公である江戸川コナンが登場。16日から「劇場版 名探偵コナン 緋色の弾丸」が上映され、猛虎打線の大ヒットも願う投球を見せていた。期待に応え、佐藤輝は「白色の弾丸」を甲子園の夜空へ打ち上げた。
ファーストピッチする江戸川コナン君=阪神甲子園球場
阪神の「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」が 2- 0の 4回無死 1塁からバックスクリーンに、 2試合連続となる「5号2ラン」を放った。
「少し詰まりましたが、しっかり振り切ることができたので、入ってくれたと思います。中盤で追加点がほしい場面だったので、最高の形で追加点が取ることができてよかったです」
カウント 1- 1からの 3球目。床田の 140キロ直球をフルスイングした打球はバックスクリーンに向かって一直線だった。今季から甲子園でバックスクリーンに本塁打を放った阪神選手に贈られる「DAZN バックスクリーン賞」の「適用第1号」となり、「賞金100万円」をゲットした。
2回裏阪神無死、右 2塁打を放った佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場
阪神の「ドラフト1位」佐藤輝明内野手がプロ初の「2戦連発」となる「5号2ラン」を放った。
2点リードの 4回無死 1塁、 1ボール 1ストライクから床田の内角 140キロをバックスクリーンに運んだ。甲子園での主催試合でバックスクリーンへ本塁打を打った阪神の選手に対して、今季は「DAZN」から「賞金100万円」が贈呈され、その「1号」にもなった。前日14日に広島森下から「甲子園1号」を右中間に放っていた。
ダイヤモンドを 1周すると、お決まりの「Zポーズ」でナインと喜びを分かち合った。守備につく際には帽子を取ってファンの声援に応えた。佐藤輝は「少し詰まりましたが、しっかり振り切ることができたので入ってくれたと思います。中盤で追加点が欲しい場面だったので、最高の形で追加点を取ることができて良かったです」と振り返った。
なお本塁打の打球速度は 173キロ、飛距離 131メートルだった。これで 4月は「月間4本目」。「怪力ルーキー」の 1発でさらに点差を広げた。
4回佐藤輝明内野手が「2点本塁打」放った=阪神甲子園球場
▼佐藤輝がプロ初の「2試合連続本塁打」。阪神の新人では、高山が16年 9月19日巨人戦(甲子園)、22日広島戦(マツダスタジアム)で 2試合連発して以来。甲子園に限ると、江越の15年 7月22日巨人戦、24日DeNA戦「2試合連続」以来。なお 2日連続の本塁打となると、岡田彰布が80年 8月 6、 7日中日戦(ナゴヤ球場)で「2試合連発」して以来、41年ぶりとなった。
▼佐藤輝が 2試合連続の「5号」。阪神の新人で 2戦連発は16年高山以来になる。DeNAのルーキー牧が14日に「5号」を打っているが、 2人ともチーム17試合目で記録。セ・リーグ新人の「スピード5号」を出すと、(1)03年村田(横浜)チーム11試合 (2)59年桑田(大洋)同13試合 (3)59年江藤(中日)同16試合 (4)牧、佐藤輝同17試合。58年長嶋(巨人)の27試合や69年田淵(阪神)の21試合より早く、セ・リーグの新人では「4番目」のスピードだった。
4回裏阪神無死 1塁、佐藤輝明内野手は「中越え2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
100万円もゲットだぞ~ん。阪神「ドラフト1位」佐藤輝明内野手が初の「2戦連発」となる「5号2ラン」をバックスクリーンへ運んだ。 2- 0の 4回に広島床田から 131メートル弾。今季甲子園で本塁打を打った阪神選手に「DAZN」が「賞金100万円」を贈る「バックスクリーン賞」の「1号」となった。「2戦連続マルチ、5戦連続安打」と調子は上向きで、チームも今季初の「5連勝」で「首位キープ」だぞ~ん。
◇ ◇ ◇
佐藤輝がまた打った。 4回無死 1塁。広島の先発床田の 3球目 140キロを捉えると、きれいな放物線を描き、バックスクリーンへ着弾した。口を真一文にしてダイヤモンドを 1周。ナインに迎えられ、ようやく笑顔になった。初の「2戦連発」となる「5号2ラン」。前回 3三振と苦戦した左腕を打ち砕き、貴重な追加点を挙げた。ベンチ前での「Zポーズ」も板についてきた。
「若干詰まってはいましたけど、いくだろうなと。速い系の球をしっかりセンター方向に打てた。しかも左ピッチャーということで、すごい良かったです」
4回裏に「2点本塁打」を放った佐藤輝明内野手(手前)に拍手を送る阪神ファン=阪神甲子園球場
本塁打の打球速度は 173キロ、飛距離 131メートル。前日14日に森下から放った「2ラン」の 168キロ、 125メートルを上回った。それでも「詰まった」というから末恐ろしい。阪神新人が 4月までに「5本塁打」は「2リーグ分立後最多」で「ホームランにはこだわっていきたいのでうれしい」とかみしめた。
思わぬオマケもついてきた。バックスクリーン弾で「DAZN」から「賞金100万円」をゲット。使い道は「これから決めます!」と笑った。連日、打撃指導を受ける井上ヘッドコーチへ恩返しは? と問われ「お世話になった方々に(何かを)配ります」。孝行息子が最高の仕事を果たした。
2回は上空へ高々と打ち上げ、右翼手の鈴木誠が見失って 2塁打となる超弾道でこちらも怪力ぶりを発揮した。「2戦連続マルチ安打」で、甲子園ではともに球場別最高の「打率3割6分8厘、2本塁打」とし“庭”と化しつつある。「ホームで打ったら盛り上がるので、ホームで打つのが一番うれしい」。本塁打後は丁寧にスタンドへお辞儀。虎党の期待に応え、感謝できるから、ファンの拍手もひときわ大きくなる。
自身の「5戦連続安打」に息を合わせるようにチームも「5連勝」。貯金は矢野政権最多の「9」と勢いは止まらない。指揮官は「テルらしい。あの方向がテルのホームランの基本。夢のあるホームランだったんで、追加点としても大きかったし最高」と手放しでたたえた。「怪物ルーキー」は「すごくいい雰囲気で来ているので、このまま突っ走りたい」と宣言。このまま「首位街道」を突っ走る。
4回裏阪神一死、右翼線に 3塁打を放った中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
こちらのルーキーも勢いが止まらない。阪神「ドラフト6位」の中野拓夢内野手は「4戦連続スタメン」で長打 2本を決め、打率を再び「5割」に乗せた。左腕床田を相手に 2回一死 3塁で見逃し三振。「何としても次の打席で1球で仕留めようという気持ちで振りにいけた」。 4点リードの 4回一死、床田との再戦で 2ボール 2ストライクからツーシームに食らいつき、右翼線に 3塁打を放った。
6回裏阪神一死、中野拓夢内野手は右へ二塁打を放った=阪神甲子園球場
6回一死では右腕コルニエルから 1塁線を破る 2塁打。「流すことを意識するとヘッドが下がったり、そういうことが自分の傾向として多いので」。引っ張って 2本を積み重ね、打席に立てば「6戦連続安打」、今季通算「24打数12安打」だ。「右投手の時だけと思われてしまうとチャンスが減る。両方の投手を打てるようにやっていかないとスタメンは取れない」。遊撃先発の座を一気に奪いにかかっている。
※ 4月16日の予告先発は、阪神・藤浪晋太郎投手(26)ー東京ヤクルト・石川雅規投手(41)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2021年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2021年 公式戦 順位表
2021年 公式戦日程表と結果(04月)
2021年 公式戦日程表と結果(05月)