●先発予定だった阪神青柳晃洋投手(27)が「雨柳さん」ぶりをまたも発揮した!?12日に予定されていたヤクルト戦(甲子園)は「雨天中止」となった。青柳はこれまでに自身の登板試合が雨で中止となったケースがあり、「雨柳さん」のタオルも発売されている、球界屈指の雨男。今季も先発予定だった 4月17日ヤクルト戦(甲子園)が「雨天中止」となっていた。この日も雨に勝てなかったが、次回巨人戦は東京ドームでその心配もいらない。「5試合連続クオリティー・スタート(6回以上自責3以内)」を記録中で安定感抜群の右腕が、宿敵にリベンジを果たすべく仕切り直す。指揮官は 6日に背中の張りで「出場選手登録」を抹消され、 2軍調整中の大山悠輔内野手(26)についても話した。今季「5勝とチームの勝ち頭だったジョー・ガンケル投手(29)が10日に右肩張りを訴えて「出場選手登録」を抹消された。指揮官は青柳の次戦について話したが、ローテの谷間となる16日の巨人 3戦目に登板する可能性がある。 4月21日巨人戦(東京ドーム)で 岡本和真内野手(24)に「2本塁打」を浴びて負け投手となった。
●ド迫力打線で、交流戦も突破や! 阪神は12日、有観客試合となった中日戦(甲子園)を雨で流した。矢野燿大監督は、背中の張りで離脱中の大山悠輔内野手について、今週中にも 2軍で「実戦復帰」する見通しを明かした。順調にいけば交流戦から 1軍に復帰。指名打者制のパ・リーグ本拠地では「ドラフト1位」佐藤輝明内野手に助っ人トリオの大砲 5人の共存が可能。超重量打線で、パ相手にも快進撃を続ける。雨は降りやまず、甲子園は内野に全面シートがかけられたまま。この日からスタンドにファンが戻ってくるはずだったが、「雨天中止」となった。矢野監督は残念がり、室内練習場で汗を流すナインを見守った。大山が交流戦で復帰すれば、「夢のオーダー編成」が浮上する。28日からの西武戦(メットライフドーム)では「指名打者制」での戦いとなる。「4番3塁」で大山が戻り、佐藤輝は「6番」に戻り、ジェリー・サンズ外野手(33)が「指名打者」に入ることで「7番」に左翼でロハスが入り、チャンスに強い梅野が「8番」、「9番」中野から「1番」近本につなぐ切れ目のない打線となる。メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)の状態次第では、相手投手の左右によって糸井嘉男外野手(39)や陽川尚将外野手(29)が入っても強力だ。大山がまだ本調子でなければ、佐藤輝に「4番3塁」を継続させ、大山は「6番指名打者」で打撃に専念させることもできる。昨年は「コロナ禍」のため交流戦は中止となったが、矢野政権 1年目の19年は「6勝10敗2分け」と負け越した。パ球団と 3試合ずつの計18試合となった15年以降勝ち越したのは 2シーズンしかない。現在貯金「14」で首位を走る。16年ぶりに「リーグ優勝」を果たすためにも、頼れる主将の戦列復帰で、バリエーション豊かな打線を組み、パ 6球団を打ち負かす。
●秋山拓巳投手(30)が、13日ぶりの 1軍マウンドで「4勝」目を狙う。13日の中日戦で先発する右腕は、12日に甲子園球場の室内練習場でキャッチボールなどで調整。 4月30日の広島戦で 8回途中 2失点で「3勝」目を挙げてから、 1度先発が飛んだ。 7日の 2軍戦で調整登板し、満を持して中日戦に向かう。秋山は意気込む。開幕から「5連勝」のガンケルが右肩の張りで「出場選手登録」を抹消されるなど、先発陣の状況も変わってきている。虎の先発陣は現在、「開幕投手」の藤浪晋太郎投手(27)は 2軍調整中で、「5勝」を挙げているガンケルも右肩の張りで10日に「登録抹消」。チェン・ウェイン投手(35=千葉ロッテ)も「2軍再調整」になった。そんな状況だからこそ、昨季「11勝」を挙げた右腕は、より燃えている。言葉からあふれ出る闘志-。甲子園では 4月25日のDeNA戦以来となる有観客試合に向け、この日はショートダッシュなどで調整した。気持ちを白球に込める。攻めの投球で虎に「勝利」をもたらし、己の価値を証明する。
●佐藤輝明内野手(22=近畿大學)の「甲子園有観客試合」での「4番・3塁」お披露目は雨に流れた。「4番」で「打率3割3分3厘、2本塁打」と結果を残すルーキーに矢野燿大監督(52)はあくまで“4番目の打者”であることを強調。静に評価しながらも、現状の働きには合格点も与えた。セ 5球団との対戦が 3カード目に入った 4月30日の広島戦以降、 8試合で「29打数11安打、打率3割7分9厘」。三振は「7」と減少傾向にある。 5試合で「4番」を務め「2本塁打」を放った。井上一樹ヘッドコーチ(49)は指導内容を明かした。フルスイング継続を指令。聖地ファンの前で、豪快なスイングに期待がかかる。「真の4番」へ。佐藤輝の歩む道が、「猛虎の栄光の歴史」に重なっていく。
●阪神の新外国人メル・ロハス・ジュニア外野手は一定の打席数を与えられる方向だ。前日11日の中日戦で今季「初打点」を挙げたが、ここまで 2試合で「8打数無安打」。井上ヘッドコーチは助っ人を思いやった。
●矢野監督は背中の張りのため 6日に「出場選手登録」を外れた主砲の大山について、遅くとも来週中には 2軍で「実戦復帰」させる方針を示した。井上ヘッドコーチは 5、 6割程度の強度でティー打撃を行っていると報告を受けているといい「完全復活」を期待した。今季は「不動の4番」として31試合に出場し、「打率0.291、24打点、5本塁打」。「1軍再登録」は最短で16日から可能だが、まずは 2軍戦で打席に立ち、万全を期す。
記事をまとめてみました。
<阪神 - 中日=降雨中止>◇12日◇阪神甲子園球場
先発予定だった阪神青柳晃洋投手が「雨柳さん」ぶりをまたも発揮した!?
12日に予定されていたヤクルト戦(甲子園)は「雨天中止」。「非常に残念です。いい調整ができていると思っていたので投げたかったですし、今日からファンが入る予定だったので、久しぶりにファンの方々の前でいいピッチングをしたかった」と嘆いた。阪神は今季 4度目の「雨天ノーゲーム」となった。
雨でグラウンドにシートが敷かれる阪神甲子園球場
矢野監督は「青柳は巨人戦に回そうかな」と明言。前回巨人戦は 4月21日(東京ドーム)に先発し、 6回 3失点で「負け投手」となった右腕は「前回とはスタメンも変わっていますし、気をつけるところはいっぱいありますが、前回はホームランに泣いた試合だったので、そこは気をつけたいです」と引き締めた。
雨でグラウンドにシートが敷かれる阪神甲子園球場
青柳はこれまでに自身の登板試合が雨で中止となったケースがあり、「雨柳さん」のタオルも発売されている、球界屈指の雨男。今季も先発予定だった 4月17日ヤクルト戦(甲子園)が「雨天中止」となっていた。この日も雨に勝てなかったが、次回巨人戦は東京ドームでその心配もいらない。「5試合連続クオリティー・スタート(6回以上自責3以内)」を記録中で安定感抜群の右腕が、宿敵にリベンジを果たすべく仕切り直す。
先発青柳晃洋投手で行われる予定も雨で中止となった阪神甲子園球場
12日に予定されていた中日戦(甲子園)の「雨天中止」決定後、矢野燿大監督が取材に応じ「もちろんやりたかったというのはあるけど、青柳には勝たれへん」と、早くも今季先発予定試合 2度目の「雨天ノーゲーム」となった青柳晃洋投手を冗談交じりにいじった。
雨のため有観客試合再開も中止となった阪神甲子園球場
続けて「青柳は巨人戦に回そうかな」と明言。14日からの巨人 3連戦(東京ドーム)に、「5戦連続クオリティー・スタート(6回以上自責3以内)」を記録している好調右腕をぶつける。登板日は「これから決める」と明かさなかったが、右肩の張りで10日に「出場選手登録」を抹消されたガンケルが担ってきた日曜日(16日)が空いている現状だ。
室内でダッシュする青柳晃洋投手=阪神甲子園球場室内練習場
指揮官は 6日に背中の張りで「出場選手登録」を抹消され、 2軍調整中の大山についても「無理させることはないんだけど」と前置きした上で「体と相談しながら、今週どこかで打席に立つってこともなくはない。来週くらいには確実にどこかで打席に立てるように、今の段階ではそう思っています」話した。
さすが「雨柳さん」は落ち着いてます。雨で試合中止となったが練習では笑顔を見せる青柳晃洋投手=阪神甲子園球場室内練習場
阪神がローテ再編で「G倒」に臨む。12日中日戦(甲子園)が天候不良で今季 4度目の中止。
先発予定だった青柳の次回登板は14日からの巨人 3連戦(東京ドーム)に決まった。 4月17日ヤクルト戦(甲子園)に続き、「雨柳さん」の愛称で知られる右腕が雨に降られ、矢野監督も「まあ青柳には勝たれへんわな」と苦笑い。「青柳は巨人戦にまわそうかなと思う」と明かした。
雨のなかグラウンドでキャッチボールを行う西勇輝投手=阪神甲子園球場
今季「5勝とチームの勝ち頭だったガンケルが10日に右肩張りを訴えて「出場選手登録」を抹消された。指揮官は青柳の次戦について「これからまた決める」と話したが、ローテの谷間となる16日の巨人 3戦目に登板する可能性がある。 4月21日巨人戦(東京ドーム)で岡本和に「2本塁打」を浴びて負け投手となった。「前回はホームランに泣いた試合だったので、そこは気をつけたいです」と力を込めた。
ド迫力打線で、交流戦も突破や! 阪神は12日、有観客試合となった中日戦(甲子園)を雨で流した。
矢野燿大監督は、背中の張りで離脱中の大山悠輔内野手について、今週中にも 2軍で「実戦復帰」する見通しを明かした。順調にいけば交流戦から 1軍に復帰。指名打者制のパ・リーグ本拠地では「ドラフト1位」佐藤輝明内野手に助っ人トリオの大砲 5人の共存が可能。超重量打線で、パ相手にも快進撃を続ける。
◇ ◇ ◇
雨は降りやまず、甲子園は内野に全面シートがかけられたまま。この日からスタンドにファンが戻ってくるはずだったが、「雨天中止」となった。矢野監督は「もちろんやりたかったのはあるけれど」と残念がり、室内練習場で汗を流すナインを見守った。
練習する守屋功輝投手(左)に笑顔で声を掛ける矢野燿大監督=阪神甲子園球場室内練習場
今季 4度目の「雨天中止」となったが、明るい話題がある。開幕から「4番」を張った大山が 6日に背中の張りで「出場選手登録」を抹消。矢野監督は「体と相談しながらやけど、もしかして今週どこかで打席に立つこともなくはない。来週くらいには確実にどこかで打席に立つ」と、早ければ14日からのウエスタン・リーグ広島 3連戦(甲子園)で「実戦復帰」する可能性を明かした。井上ヘッドコーチによると「スイングという形の中で 5割か 6割くらいの力が入ってやれている」という状態。全力でスイングや送球が可能になった段階で 2軍戦に出場する方向だ。来週は鳴尾浜で19日に社会人・マツゲン箕島との練習試合、21日から中日 3連戦の 4試合が予定されている。ここで動きを確認できれば、25日からのセ・パ交流戦からの「1軍復帰」となる。長期離脱という最悪の事態は免れそうだ。
大山悠輔内野手
大山が交流戦で復帰すれば、「夢のオーダー編成」が浮上する。28日からの西武戦(メットライフドーム)では「指名打者制」での戦いとなる。「4番3塁」で大山が戻り、佐藤輝は「6番」に戻り、サンズが「指名打者」に入ることで「7番」に左翼でロハスが入り、チャンスに強い梅野が「8番」、「9番」中野から「1番」近本につなぐ切れ目のない打線となる。ロハスの状態次第では、相手投手の左右によって糸井や陽川が入っても強力だ。大山がまだ本調子でなければ、佐藤輝に「4番3塁」を継続させ、大山は「6番指名打者」で打撃に専念させることもできる。
昨年は「コロナ禍」のため交流戦は中止となったが、矢野政権 1年目の19年は「6勝10敗2分け」と負け越した。パ球団と 3試合ずつの計18試合となった15年以降勝ち越したのは 2シーズンしかない。現在貯金「14」で首位を走る。16年ぶりに「リーグ優勝」を果たすためにも、頼れる主将の戦列復帰で、バリエーション豊かな打線を組み、パ 6球団を打ち負かす。
秋山拓巳投手が、13日ぶりの 1軍マウンドで「4勝」目を狙う。
13日の中日戦で先発する右腕は、12日に甲子園球場の室内練習場でキャッチボールなどで調整。 4月30日の広島戦で 8回途中 2失点で「3勝」目を挙げてから、 1度先発が飛んだ。 7日の 2軍戦で調整登板し、満を持して中日戦に向かう。秋山は「 1回飛んだ悔しい気持ちをしっかりぶつけることができればと思います」と意気込む。
開幕から「5連勝」のガンケルが右肩の張りで「出場選手登録」を抹消されるなど、先発陣の状況も変わってきている。「自分の価値を上げるチャンスと思っているので、そのチャンスをつかみたい」と燃えていた。
秋山拓巳投手=阪神甲子園球場 (2021年 4月 8日撮影)
秋山拓巳投手が12日、甲子園室内で練習。 1度、登板が飛んだ昨季「11勝」の右腕は、13日の中日戦(甲子園)での先発に向けて「悔しい気持ちをぶつける」と強い意気込みを語った。また12日に先発予定だった青柳晃洋投手は、「降雨中止」を受けて14日からの巨人との 3連戦(東京ドーム)に回ることになった。
■「強度のある練習をしてきた」
ローテ投手としての余裕など、ない。目の前の一戦にかける強い覚悟、さらには危機感すら感じさせる決死の雰囲気が、秋山にはあった。
「しっかり強度のある練習もしてきているので、 1回(登板が)飛んだ悔しい気持ちをぶつけることができれば」
キャッチボールに臨む秋山拓巳投手=阪神甲子園球場室内練習場
今季はここまで 5試合で「3勝2敗、防御率3.56」。決して悪い数字ではないが、気合のこもった言葉の裏には、 4月22日の巨人戦(東京ドーム)で「3回6失点」と打ち込まれた悔しさが心に残っていた。さらに同30日の広島戦(甲子園)で「白星」を挙げた後、「雨天中止」によるローテ再編のため登板が 1度、飛ばされる形に。今月 7日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)での調整登板をへて、約 2週間ぶりに 1軍のマウンドに上がる。
■矢野監督も期待「悔しさをプラスに」
ベンチの様々な計算があった上でのローテ再編とはいえ、秋山本人には悔しさ以外ない。伝え聞いた矢野監督も「発奮材料というか、悔しさというのも持ってくれているのがそういうこと(言葉)になってるのかなと思うし、悔しさというのもプラスに変えられるものだと思う。これが秋山のピッチングや、というものを見せてくれたら」と強く期待した。
キャッチボールに臨む秋山拓巳投手=阪神甲子園球場室内練習場
虎の先発陣は現在、「開幕投手」の藤浪は 2軍調整中で、「5勝」を挙げているガンケルも右肩の張りで10日に「登録抹消」。チェンも「2軍再調整」になった。そんな状況だからこそ、昨季「11勝」を挙げた右腕は、より燃えている。
「自分の価値を上げるチャンスだと思っているので、このチャンスをつかみたい」
言葉からあふれ出る闘志-。甲子園では 4月25日のDeNA戦以来となる有観客試合に向け、この日はショートダッシュなどで調整した。
「中日との対戦も(自分は)今年初めてなので後手、後手にならないように各回の先頭(打者)でしっかりアウトを取ることを心がけて頑張りたい」
気持ちを白球に込める。攻めの投球で虎に「勝利」をもたらし、己の価値を証明する。
佐藤輝明内野手の「甲子園有観客試合」での「4番・3塁」お披露目は雨に流れた。「4番」で「打率3割3分3厘、2本塁打」と結果を残すルーキーに矢野監督は「まだ『4番』だとは思っていないよ全然」とあくまで“4番目の打者”であることを強調。一方で「今のメンバーを見ていく中で、テル『4番』でいいんじゃないかなっていうものを見せてくれている」と評価した。
セ 5球団との対戦が 3カード目に入った 4月30日の広島戦以降、 8試合で「29打数11安打、打率3割7分9厘」。三振は「7」と減少傾向にある。 5試合で「4番」を務め「2本塁打」を放った。井上ヘッドコーチは「ストライクを振る、ボール球を見逃すということだけを集中してやりなさいと言っている」と指導内容を明かした。「当てにいくようなバッティングをあいつにはしてほしくないから」とフルスイング継続を指令。聖地ファンの前で、豪快なスイングに期待がかかる。
打撃練習に臨む佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場室内練習場
「4番」として、さらに大きく育て! 中日戦が降雨のため中止となった12日、ここまで5試合で阪神の「4番」を務めている「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」について、井上一樹ヘッドコーチが“三振OK”の育成法を熱く語った。矢野燿大監督も現状の仕事ぶりに合格点。「4番打率0.333」の「怪物ルーキー」が、まだまだ成長を続けて「真の4番」を目指す。
■豪快なスイングを貫いて欲しい
「4番」という肩書きを気にすることはない。今はありのままの姿でいい。豪快なスイングを貫いて欲しい-。「若き4番・佐藤輝」について語る井上ヘッドコーチの言葉は、自然と熱を帯びた。
「三振もある意味、テル(佐藤輝)の魅力だとプラスに捉えれば、『三振が多いからお前ちょっと考えろ』みたいなこと言って、当てに行くようなバッティングをしてほしくない。そこはあまりギャンギャン言わないようにしてます」
快音を響かせ打撃練習する佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場室内練習場
この日の「竜虎対決2001試合目」は、雨のため中止に。甲子園での有観客再開、ファンの前での「4番・佐藤輝」のお披露目は 1日お預けとなった。甲子園室内でフリー打撃などを行い、13日へ気合を入れ直した22歳。新人離れした成長力は、矢野監督が“体験入部”と表現したあの日を境に、明らかに上昇カーブを描いている。
■三振率は改善 選球眼にも磨き
ここまで「リーグワースト」の「50三振」。ただ、「6番」で出場していた 3・ 4月は29試合で「三振率37.7%」だったが、大山の積極的休養でプロ初の「4番」でスタメン出場した 2日の広島戦(甲子園)から、11日までの 5月の計 7試合で三振率は「23.3%」と改善。四球 3・ 4月は 114打席でわずか 7四球だったが、 5月は30打席ですでに 4四球。選球眼にも磨きがかかった。
井上ヘッドは「そんなこと言ってたらまたすぐ三振増えるよ」と笑いながら、その上で“三振OK”の方針を強調した。
藤井彰人バッテリーコーチ(右)と談笑する佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場室内練習場
「『ストライクを振る、ボール球を見逃すというようなことだけを集中してやりなさい』と(言っている)。今は選球眼ナンバーワンの(3番の)マルテの後を打っている。そういったところも学んでいけば(成績は)上がっていく。彼が考えてやってきたところと、こちら側が言っていることがちょっとずつ実践できている」
大山が負傷離脱し、「4番」として計 5試合で「打率0.333、2本塁打、8打点」の堂々たる成績。矢野監督は「 1年目で真の『4番』となるにはまだ期間も短いし、経験も浅いし、まだまだ乗り越えていかないといけないものがある」と冷静に評価しながらも、現状の働きには合格点も与えた。
「今のメンバー見ていく中で、テル『4番』でいいんじゃないかなっていうものをしっかり見せてくれている。アイツらしくやってくれるというのが、結果的に『4番』になっている」
「真の4番」へ。佐藤輝の歩む道が、「猛虎の栄光の歴史」に重なっていく。
左打席で打撃練習するメル・ロハス・ジュニア外野手=阪神甲子園球場室内練習場
阪神の新外国人メル・ロハス・ジュニア外野手は一定の打席数を与えられる方向だ。
前日11日の中日戦で今季「初打点」を挙げたが、ここまで 2試合で「8打数無安打」。井上ヘッドコーチは「一刻も早く結果がほしいところ」とした上で「昨日今日、入ってきた若手でも、慣れるまで長い目で見てあげないといけないという期間。ロハスが慣れて、チームの戦力になってという段階を待ってあげたい」と助っ人を思いやった。
阪神の矢野監督は背中の張りのため 6日に「出場選手登録」を外れた主砲の大山について、「今週打席に立つこともなくはない。来週ぐらいには確実に、打席に立てるようにと思っている」と話し、遅くとも来週中には 2軍で「実戦復帰」させる方針を示した。
井上ヘッドコーチは 5、 6割程度の強度でティー打撃を行っていると報告を受けているといい「大山が不安がなくなるまで待ちたい」と「完全復活」を期待した。
阪神・大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
背中の張りで「2軍調整中」の大山悠輔内野手が、早ければ今週中にも 2軍で実戦に復帰することがわかった。矢野燿大監督が12日、「急がせるつもりではないけど、今週どこかで打席に立つこともなくはないかな、という状況」と、復帰プランを明かした。
「(遅くとも)来週ぐらいには確実に、打席に立てるようにと今の段階では思っています」
大山は 5日のヤクルト戦(神宮)で途中交代し、翌 6日に「登録抹消」。 7日から 2軍に合流し、キャッチボールを行うなど再始動していた。
今季は「不動の4番」として31試合に出場し、「打率0.291、24打点、5本塁打」。「1軍再登録」は最短で16日から可能だが、指揮官は「背中とかなので、また( 1軍に)上がって抹消ではチームも悠輔(大山)も困る。段階を踏まないと無理」と説明。まずは 2軍戦で打席に立ち、万全を期す。
※ 5月13日の予告先発は、阪神・秋山拓巳投手(30)ー中日・ヤリエル・ロドリゲス投手(24)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!待っているのは、「三文字」だけだ!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
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