●阪神のリーグ戦再開となる18日巨人戦(甲子園)に、大黒柱の西勇輝投手(30)が先発する。西勇は開幕からこれまで、主に火曜日の先発を任されてきた。 4月20日巨人戦を最後に白星が付かないが、大崩れしない投球術は健在。指揮官の信頼は揺るがない。巨人には昨季 5戦で「3勝1敗」、今季も「2連勝」と好相性だ。19日の 2戦目は、「ドラフト2位」 伊藤将司投手(25=JR東日本)の先発が見込まれる。20日の 3戦目は青柳晃洋投手(27)の先発が濃厚。ここまでの防御率は「2.17」。「5勝」を挙げて、「首位快走」に大きく貢献している。安定感抜群の 3人を並べ、「2位」巨人を一気に突き放す。
●梅野隆太郎捕手(29)が「東京オリンピック」(五輪)を戦う「侍ジャパン」に緊急招集される可能性が15日、浮上した。16日に発表される「五輪メンバー」の捕手枠はソフトバンク甲斐拓也捕手(28)と広島會澤翼捕手(33)の 2人体制が有力となっていたが、會沢が15日の西武戦で左足を負傷した模様。長期離脱を余儀なくされた場合、梅野が代役の有力候補となりそうだ。プロ入り後の「日本代表」経験は 1度もないが、その実力は折り紙つきだ。球界屈指のブロッキング能力と強肩に定評があり、昨季まで 3年連続で「ゴールデングラブ賞」を獲得。今年の 4月には「東京五輪」への思いを包み隠さず言葉にしていた。有事となれば、白羽の矢が立つ可能性は高そうだ。
●「マイナビオールスターゲーム2021」( 7月16日=メットライフドーム、同17日=楽天生命パーク)のファン投票の中間発表が15日に行われ、岩崎優投手(29)が中継ぎ部門で「1位」に返り咲いた。阪神は梅野、中野、ロベルト・スアレス投手(30)ら大量 8人が選出圏内に入っている。
●ついに「8回の男」が帰ってくる。岩崎は疲労が蓄積したため 2軍で調整してきた。予定通り18日から合流するかと問われ、矢野監督は期待した。岩崎は開幕から「勝利の方程式」の一角として、主に 8回に登板。「首位快走」に貢献するも、交流戦では登板 5試合で計 3回を投げて「8失点(自責5)、3敗」を喫するなど本調子を欠いた。矢野監督は 6月 4日に「出場選手登録」から岩崎を外し、同時に交流戦後の再合流を想定。約 2週間をたまった疲労を取るためリフレッシュ期間に充て、予定通りの再合流となった。交流戦前の 5月中旬までは、登板22試合で「防御率1.33」。強力左腕の復帰は「首位独走」へ追い風となりそうだ。岩崎不在の間、接戦で登板を続けていた小林慶祐投手(28)も負傷離脱し、守護神スアレスまでつなぐ形は大きく再編された。緊急事態を救ったのが、 2軍で先発調整を続けていた藤浪晋太郎投手(27)の存在だった。剛腕藤浪に 8回を守ってきた左腕が加われば、ブルペンはさらに強固になる。「守護神」スアレスにつなぐ盤石のリレーで白星を積み重ねる。
●青空の甲子園をバックにバット片手にドアップでヌッとにらみを利かせる。いかにもな表情で、阪神「ドラフト1位」佐藤輝明外野手(22=近畿大學)が17日発売のスポーツグラフィック誌「Number」の表紙に登場している。この日発表された「球宴のファン投票中間発表」でも25万6097票と「両リーグトップ」を続けている。18日に巨人戦(甲子園)で再開するリーグ戦でもそのバットが注目され、矢野燿大監督(52)は引き続きクリーンアップを任せる方針を明確にした。この日は遠征先の仙台から空路大阪へ戻って休養。リフレッシュと微調整を経て再びリーグ戦に向かう。
●左肩違和感で別メニュー調整中の井上広大外野手(19)が、15日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(オセアンBS)から実戦復帰する見込みだ。平田勝男 2軍監督(61)が明かしたもので、まずは代打となりそう。ここまで出場した 2軍戦39試合のうち32試合で「4番」を務めた主砲候補が、再び歩みを進める。
記事をまとめてみました。
宿敵に引導ローテだ! 阪神のリーグ戦再開となる18日巨人戦(甲子園)に、大黒柱の西勇輝投手が先発する。矢野監督が「もちろん頭は勇輝でいくよ」と明言した。
西勇は開幕からこれまで、主に火曜日の先発を任されてきた。 4月20日巨人戦を最後に白星が付かないが、大崩れしない投球術は健在。「いろんな調子や状態の中でも、なんとかできるというのが勇輝のいいところ。そういうところでは勇輝しかいない。またカードの頭、いく形で引っ張っていってもらえたらと思っています」と指揮官の信頼は揺るがない。巨人には昨季 5戦で「3勝1敗」、今季も「2連勝」と好相性だ。
矢野燿大監督=阪神甲子園球場 (2021年 6月 2日撮影)
19日の 2戦目は、「ドラフト2位」伊藤将の先発が見込まれる。前回 5月15日巨人戦では「6回5失点」で「プロ初黒星」を喫したが、「防御率2.52」の安定感が武器。「坂本さんも戻ってきて打線もより強力になっていると思いますが、自分は自分のピッチングに集中するだけだと思うので、自分の力が出せるように頑張りたい」。田中将に投げ勝った12日楽天戦から、連勝で「5勝」目を目指す。
20日の 3戦目は青柳の先発が濃厚。ここまでの防御率は「2.17」。「5勝」を挙げて、「首位快走」に大きく貢献している。安定感抜群の 3人を並べ、「2位」巨人を一気に突き放す。
梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場 (2021年 4月 6日撮影)
梅野隆太郎捕手が「東京オリンピック」(五輪)を戦う「侍ジャパン」に緊急招集される可能性が15日、浮上した。
16日に発表される「五輪メンバー」の捕手枠はソフトバンク甲斐と広島會沢の 2人体制が有力となっていたが、會沢が15日の西武戦で左足を負傷した模様。長期離脱を余儀なくされた場合、梅野が代役の有力候補となりそうだ。
15日西武戦で負傷した會澤翼捕手はおぶられてベンチに戻る=MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(略称:マツダスタジアム)
プロ入り後の「日本代表」経験は 1度もないが、その実力は折り紙つきだ。球界屈指のブロッキング能力と強肩に定評があり、昨季まで 3年連続で「ゴールデングラブ賞」を獲得。今季は正捕手としてチームの「首位独走」を支え、「打率2割2分5厘」ながら「リーグトップ」の「得点圏打率3割8分1厘」をマークしている。「6盗塁」の俊足も大きな武器の 1つだ。
04年アテネ五輪、08年北京五輪、21年東京五輪代表メンバー (東京五輪は候補)
今年の 4月には「東京五輪」への思いを包み隠さず言葉にしていた。「変わらず、もちろん出たいなと思う。キャッチャーとして隙のないようにアピールして、入って活躍したいなという気持ちは常に持ち続けている」と意気込んでいた梅野。有事となれば、白羽の矢が立つ可能性は高そうだ。
「マイナビオールスターゲーム2021」( 7月16日=メットライフドーム、同17日=楽天生命パーク)のファン投票の中間発表が15日に行われ、阪神岩崎優投手が中継ぎ部門で「1位」に返り咲いた。
「2位」のDeNA山崎に63票差の、11万6245票で「首位奪還」。佐藤輝明内野手は今回も26万9927票で、「両リーグ最多得票」をキープした。阪神は梅野、中野、スアレスら大量 8人が選出圏内に入っている。
「8回の男」が帰ってくる! 疲労の蓄積で 2軍調整を続けていた岩崎優投手(29)が、18日の巨人戦(甲子園)で再開するリーグ戦で「1軍復帰」する見込みとなった。矢野監督が方針を明かしたもので、「セットアッパー」の帰還は「6連勝」で首位を独走するチームにとって追い風になる。現在 8回を守る藤浪に、強力な左腕も加わり「勝利の方程式」はよりパワーアップする。
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ついに「8回の男」が帰ってくる。岩崎は疲労が蓄積したため 2軍で調整してきた。予定通り18日から合流するかと問われ、矢野監督は「そのつもり」と明言し、「前半、交流戦のところまで優(岩崎)がブルペンを支えていたところが大きかった。いい意味でいつもの優らしく淡々と投げる姿を見られたらいいかなと思っています」と期待した。
岩崎優投手=阪神甲子園球場 (2021年 6月 3日撮影)
岩崎は開幕から「勝利の方程式」の一角として、主に 8回に登板。「首位快走」に貢献するも、交流戦では登板 5試合で計 3回を投げて「8失点(自責5)、3敗」を喫するなど本調子を欠いた。矢野監督は 6月 4日に「出場選手登録」から岩崎を外し、同時に交流戦後の再合流を想定。約 2週間をたまった疲労を取るためリフレッシュ期間に充て、予定通りの再合流となった。交流戦前の 5月中旬までは、登板22試合で「防御率1.33」。強力左腕の復帰は「首位独走」へ追い風となりそうだ。
岩崎不在の間、接戦で登板を続けていた小林も負傷離脱し、守護神スアレスまでつなぐ形は大きく再編された。緊急事態を救ったのが、 2軍で先発調整を続けていた藤浪の存在だった。 4日にリリーフ要員として急きょ再昇格し、 9回に登板して「1安打無失点」。登板5試合でわずか 1失点の安定感で、ここ 3戦は 8回での登板が続いている。
2021年 6月 3日 8回、オリックス・紅林弘太郎内野手に「2点本塁打」を打たれ交代する岩崎優投手(左)は無念の表情で福原忍投手コーチにボールを渡す=阪神甲子園球場
藤浪は13日楽天戦(楽天生命パーク)で「同点ソロ」を浴びるも、直後の 9回に味方が勝ち越して「3勝」目。翌14日には自身のインスタグラムのストーリーに「昨日は一点を守ることができませんでした… 応援してくれた方々、ごめんなさい!! ただ、味方が助けてくれたので 感謝して次からまた頑張ります!!」と投稿。次戦へ気持ちを新たにしていた。
剛腕藤浪に 8回を守ってきた左腕が加われば、ブルペンはさらに強固になる。「守護神」スアレスにつなぐ盤石のリレーで白星を積み重ねる。
青空の甲子園をバックにバット片手にドアップでヌッとにらみを利かせる。いかにもな表情で、阪神「ドラフト1位」佐藤輝明内野手が17日発売のスポーツグラフィック誌「Number」の表紙に登場している。
同編集部によると、新人野手が表紙を飾るのは昭和の清原和博(西武=86年)、平成の松井秀喜(巨人=93年)以来で「令和の“怪物ルーキー”佐藤輝明選手のより一層の活躍を願っています」とコメントを出した。最新号は阪神タイガース特集「猛虎新風伝」で、清原、松井級の大抜てきとなった佐藤輝は巻頭インタビューにも登場する。
この日発表された「球宴のファン投票中間発表」でも25万6097票と「両リーグトップ」を続けている。18日に巨人戦(甲子園)で再開するリーグ戦でもそのバットが注目され、矢野監督は「現状は『5番』でいいのかなと思っています」と引き続きクリーンアップを任せる方針を明確にした。
6月17日木曜日発売の「Number最新号」の表紙と巻頭を飾る佐藤輝明内野手 (Sports Graphic Number提供)
佐藤輝は「DH制」のあるパ・リーグ本拠地で戦った交流戦最後の 6連戦から初めて「5番」に入って「6連勝」に貢献。「24打数7安打、1本塁打、3打点」で、「打率2割9分2厘」は、打席数の違いはあるものの打順別打率で「4番の2割8分6厘」、「6番の2割7分」を上回っている。
この日は遠征先の仙台から空路大阪へ戻って休養。話題を振りまき続ける佐藤輝は「また一からのスタートになるんで、自分自身もう 1回、打撃を見つめ直して、またいいスタートを切れるようにやっていきたい」と語り、リフレッシュと微調整を経て再びリーグ戦に向かう。
井上広大外野手=阪神甲子園球場 (21年 5月29日撮影)
左肩違和感で別メニュー調整中の井上広大外野手が、15日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(オセアンBS)から実戦復帰する見込みだ。平田 2軍監督が明かしたもので、「(15日の)舞洲くらいからまたベンチで。トレーナーとかからゴーが出れば、代打でも機会があれば出してみようかなと思う」とまずは代打となりそう。 2日の同オリックス戦(鳴尾浜)で症状を訴え、12日から屋外フリー打撃を再開した。13日は55スイングで 3連続を含む「6本の柵越え」を放つなど復調の兆しを見せていた。ここまで出場した 2軍戦39試合のうち32試合で「4番」を務めた主砲候補が、再び歩みを進める。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!待っているのは、「三文字」だけだ!今年は行けるぞ!ファイトだ!タイガース!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2021年 オープン戦 最終順位表
2021年 公式戦 順位表
2021年 交流戦 順位表
2021年 公式戦日程表と結果(06月)
2021年 公式戦日程表と結果(07月)