18日、甲子園に集まった往年の名選手が 4万4000人を超える大観衆を沸かせた。
阪神の江夏豊氏(64)が登板すると、巨人は代打に王貞治OB会長(72)を起用。江川卓氏(57)、掛布雅之氏(57=野球評論家)の両氏の対戦は、掛布氏が右前打。さらに今季限りで引退したアニキ・金本知憲氏(44)が江川氏から、この日のために設置された右翼ラッキーゾーンへ 3ランを放った。清原和博氏(45)が乱闘騒ぎを起こす演出もあった。
巨人・原辰徳監督(54)は 2安打 4打点と活躍。
阪神・ジェフ・ウィリアムス駐米スカウト(40)が18日、甲子園で行われた巨人とのOB戦で「復活登板」を果たした。
イニング間の大型ビジョンに元阪神の新庄剛志氏(40=タレント)がサプライズ登場して会場を沸かせた。記事をまとめてみました。
18日、甲子園に集まった往年の名選手が 4万4000人を超える大観衆を沸かせた。
阪神の江夏氏が登板すると、巨人は代打に王OB会長を起用。右寄りに守備を敷く“王シフト”に対抗して左前打を放った。江川卓氏(57)、掛布雅之氏(57=野球評論家)の両氏の対戦は、掛布氏が右前打。さらに今季限りで引退したアニキ・金本知憲氏が江川氏から、この日のために設置された右翼ラッキーゾーンへ 3ランを放ち「ラッキーゾーンはええね」とコメントした。清原氏が乱闘騒ぎを起こす演出もあった。
現在の両指揮官も躍動した。巨人・原監督は 2安打 4打点と活躍し「あれ以上はできない」と笑顔。阪神和田豊監督(50)は好守や得意の右打ちを披露し「特に勝ちたい相手だし、みんな気合が入っていた」と話した。
両チームによる甲子園でのOB戦は12年ぶり。
阪神対巨人OB戦の 4回裏、アニキ・金本氏に 3点本塁打を浴びた江川氏
阪神OBの掛布雅之氏は、かつて火花を散らした巨人のエース江川卓氏から右前打を放った。 4回裏、打席に向かうと巨人も投手交代。同氏がマウンドに立つと甲子園は拍手喝采だ。
掛布氏:「江川、掛布」とコールされてスタンドが沸く。何とも言えないね。球の速さ、うんぬんではない。彼の存在自体がね。マウンドに上がって昔を思い出す。当時の血が騒ぐ…。
全盛期をほうふつさせる伸びやかなフォロースルーだった。 6球目、緩い球を強振し、ライナーで 1、 2塁間を破る。この日は 2安打。通算 349本塁打をマークした 4番打者、ミスタータイガースの華やかさは変わらなかった。現役時代は剛腕の怪物江川と名勝負を展開し、伝統の一戦を彩った。「巨人に彼がいてくれてよかった。彼の背中を見て野球をしたかったんだよ。阪神OBだからね(笑い)」と冗談を交えながらもノスタルジーに浸った。
4回裏阪神一死 1塁、江川から右安打を放った掛布
縦じまのユニホームに身を包み、後輩にも愛情を注ぐ。今季は 5位に沈み、ツインズFAの西岡獲得が決定的な情勢。「もう決まったの?」と興味を示しつつも、思いを寄せた。
掛布氏:(西岡加入は)阪神にとってすごくプラスになる。でも、ポジションを与えてほしくない。今年、上本と大和を使って結果も出した。西岡選手といえどもポジション争いするくらいなら、チームのレベルも上がる。生え抜きの若い選手に意地を見せてほしい。押しのけるくらいにね。
今季奮闘した上本や大和にとってメジャー帰りの西岡は強敵だ。境遇を察するからこそ、あえて生え抜きの若手に活を入れた。自身も壮絶な練習を課し、高卒 2年目でレギュラー奪取。自力で勝ち取り、意地でスターダムを駆け上がった。プロとしての生きざまがある。甲子園で大きな背中を示した。
◆掛布対江川:同じ1955年(昭30)生まれで、巨人江川が現役として活躍した1979~1987年に、ライバル球団のエースと主砲として名勝負を繰り返した。1979年 7月 7日(後楽園)のプロ初対決は 1回、カーブを右翼席に運ぶ先制ソロアーチ。1983年 6月30日(後楽園)で満塁本塁打も見舞っている。通算対戦成績は 167打数48安打の打率 2割 8分 7厘、14本塁打。江川の引退試合となった1988年 3月18日オープン戦(東京ドーム)では掛布が打席に立ち、83キロの山なり直球を空振りしている。
痛烈江川撃ち!OBになりたての阪神・金本が巨人江川から“ 3ラン”を放った。引退試合から40日ぶりの甲子園、タテジマのユニホームで、巨人のエースから痛打する千両役者ぶり。 5勝15敗 4分けと大きく負け越した「伝統の一戦」の輝きを取り戻すため、来季の猛虎に必要なのは金本魂だ。
巨人の背番号「30」が、首をかしげてがっくりと肩を落とす。甲子園のトラファンが最も興奮するシーンを導いたのは、OB 1年生のアニキ・金本だった。掛布、田淵…との超世代クリーンアップが組まれた 4回裏。マウンドに上がった巨人・江川に、右越えライナーを浴びせた。白球は、特設フェンスで仕切られた復活ラッキーゾーンに飛び込んだ。
現役だった40日前までなら、右翼フェンスに達する長打か。いや、深めに守られていたら右翼手に抑えられていたかも知れない。記念すべきOB 1号に「ラッキーゾーンはええねえ」と笑った。目の前で田淵を抑えた江川はマウンドを降りようとしたが、 3塁ベンチから押し戻されて続投。時空を超えた巨人エース対トラの主砲対決が実現し「あのクラスの方に投げてもらえたら、緩い球でも、対戦できただけでうれしい」とどっぷり浸り、 2球目直球をぶち抜いた。
4回裏阪神二死 1、 2塁、江川から右ラッキーゾーンへ 3点本塁打を放ったアニキ・金本
バットを握るのはもちろんのこと、本格的に体を動かしたのは10月 9日、引退試合となったDeNA戦以来。「スイングもしていないし、走ってもいない。腹筋すらしていないからね」。昨年までならオフと同時に自分を追い込むトレーニングに没頭していた。引退して生活スタイルは一変しても、グラウンドに立てば野球選手に戻っていた。
3塁ベンチの王監督が「金本の 1発は見事でしたな」と目を見開いた。 3塁原、 2塁篠塚と巨人内野陣からも冷やかされながらダイヤモンドを回った。ホームインの前で掛布から抱きつかんばかりのハイタッチで出迎えられた。 6回に槙原、 8回に斎藤と歴代エースとも対し、ラッキーゾーンを背負った左翼守備でもかけずり回った。
OB戦なのに、 4万人以上の観衆が集まった。味方にも相手ベンチにも座っているのは伝説の戦士たちばかり。その仲間入りをして「阪神だからこそできる体験だった」としびれていた。甲子園で巨人にぶつかる。全力で倒す。OB戦デビューでアニキ・金本がトラの後輩たちにあるべき姿を示した。
9回に登板した最後を締めガッツポーズを見せるジェフ・ウィリアムス氏
阪神・ジェフ・ウィリアムス駐米スカウトが18日、甲子園で行われた巨人とのOB戦で「復活登板」を果たした。 9回を無失点で抑えると、左腕を突き上げてガッツポーズ。セーブも挙げた。
ウィリアムスは2003年から2009年まで阪神でプレー。左肩痛のために退団し、リハビリして復帰を目指したが、志半ばで2011年 2月に現役引退していた。それだけに「チームが『OB戦に来てほしい』という思いを持ってくれてうれしい。現役でもう 1度、阪神でプレーしたい思いがかなわず、こういう形で戻ってこれて光栄」と感無量だった。
かつてJFK(ジェフ - 藤川球児 - 久保)の継投リレーを組んだ久保田とも再会。「抑えの経験もある。強いハートを持っている。そのポジション(抑え)に戻って投げられれば本当にいいと思う」と活躍を期待していた。
6回無死、代打の清原氏は背中を通過する投球に藪氏を睨みつける
和やかなムードが一転、一触即発となった。 6回、巨人の清原氏が阪神の藪氏からの背中を通過する暴投に激高。両軍入り乱れての「乱闘騒ぎ」となった。清原氏は現役時代に藪氏から幾度となく死球を受け「今度やったら、シバき倒したる!」と激怒したこともあった。
2人は15年ぶりの因縁の対決を「再現」させ、ファンを喜ばせた。結局、歩かせた藪氏は「対戦を楽しみにしていた。面白かったよ。お互い体形も変わっちゃったけどね」と笑った。
6回無死、投球を巡って清原氏が乱闘騒ぎとなる
イニング間の大型ビジョンに元阪神の新庄剛志氏(40=タレント)がサプライズ登場して会場を沸かせた。南国の雰囲気を漂わせる背景の中、「ボクは残念ながら行けませんが、楽しんでください!じゃあ!」とさわやかな笑顔。
阪神時代につけた背番号「5」を見せながらバイクで去っていった。思わぬ登場にファンは大喜びだった。
ビデオメッセージで登場した新庄氏
両球団のOBの人達、お疲れ様でした。
記事をまとめてましたが、なんだか面白いゲーム展開が行われたみたいですね。この次は、いつ行われるのかな?という気持ちになりました。
ただ、懐かしの清原氏の乱闘事件見たかったな…
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