25日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」で張本勲氏がキューバに 2連勝した侍ジャパンに「あっぱれ」を出した。
来年 3月に開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表の山本浩二監督(66)とコーチ陣は28日、東京都内でスタッフ会議を開き、33人の代表候補選手を決めた。選手名は明かされなかったが、出場を辞退したレンジャーズのダルビッシュ有投手(26)やヤンキースからフリーエージェントになったイチロー外野手(39)ら米大リーガーは選ばれなかった。
「一芸」を買われて代表入りした選手が複数いる模様。燕を率いる“扇の要”相川亮二捕手(36)が、来年 3月の第 3回WBCの日本代表の予備登録メンバーに入る可能性が濃厚に。WBC 3連覇に挑む侍ジャパンの『頭脳』になる。相川は、主将をつとめる巨人・阿部慎之助捕手(33)のサポート役として、さらに元監督の野村克也氏(77=サンケイスポーツ専属評論家)から脈々と受け継ぐ『ID野球』の頭脳役としても 3連覇達成に貢献する。注目の北海道日本ハム・中田翔内野手(23)もメンバー入り。
侍ジャパンの山本監督は 4番についての質問に、「もう(心の中で)決めています」と答えた。記事をまとめてみました。
張本勲氏がキューバに 2連勝した侍ジャパンに「あっぱれ」を出した。
25日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。「あっぱれをあげてください。点をやっていない。ピッチャーのコントロールが素晴らしかった」と 2試合でわずか 1失点の戦いぶりを称えた。WBCについては「勝てると思いますよ。面白いゲームになる」と話した。
またMLBから日本球界に復帰した阪神西岡については厳しかった。
「 2年前、『行ってもダメだよ』と私は言ったんですよ。そしたら 3年契約を 1年残して自分で帰ってきた。アメリカ旅行じゃないんだから。アメリカに行った選手は 2年くらいプレーできないようにすればいいんですよ。日本のプロ野球が荒らされます」。
来年 3月に開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表の山本浩二監督とコーチ陣は28日、東京都内でスタッフ会議を開き、33人の代表候補選手を決めた。30日までに暫定の28選手を大会主催者に登録した後、12月 4日に候補選手が発表される。
ヤクルトの相川亮二捕手が、来年 3月の第 3回WBCの日本代表の予備登録メンバーに入る可能性が濃厚になった。2006年の第 1回大会出場経験もある相川は、主将をつとめる巨人・阿部慎之助捕手のサポート役として、さらに元監督の野村克也氏から脈々と受け継ぐ『ID野球』の頭脳役としても 3連覇達成に貢献する。
選手名は明かされなかったが、出場を辞退したレンジャーズのダルビッシュ有投手やヤンキースからフリーエージェントになったイチロー外野手ら米大リーガーは選ばれなかった。山本監督は「完全に国内の選手で行く。(候補の)投手陣に故障者がいる。何人か増えるかもしれない」と追加する可能性も示唆した。
候補選手は来年 2月15日から21日まで宮崎市で合宿を行い、28人の最終メンバーが決定する。合宿中に広島、西武と練習試合を行うほか、大会前に海外の代表チームとの強化試合などを実施し、 3連覇が懸かる本大会に備える。
山本監督は候補選手に対し「選手は代表に選ばれたいと思っていたはず。その意気込みを十分に示してほしい」と期待を掛けた。
WBC代表候補予想選手
燕を率いる“扇の要”が、WBC 3連覇に挑む侍ジャパンの『頭脳』になる。相川が、日本代表の予備登録メンバー入りする見込みになった。代表候補のうち捕手枠は 4人。主将をつとめる阿部に加え、嶋(楽天)、炭谷(西武)、そして相川が名を連ねている。
経験豊富な36歳の抜擢(ばってき)は、両足に不安の残る主将・阿部の単なるバックアップ要員としてだけではない。技術、精神両面のサポート役を担ってほしいという山本監督の期待の表れだ。
第 1回大会、第 2回大会でともに主将的役割を果たしたイチローには、宮本(ヤクルト)、稲葉(日本ハム)らベテランが補佐役となり、時に孤独な存在となる大黒柱を支え、チーム内のパイプ役を担った。
相川は、日本代表として2004年のアテネ五輪に出場し、銅メダル獲得に貢献。2006年第 1回WBCでは、出場は 1次リーグ・台湾戦で正捕手・里崎(ロッテ)に代わり途中出場した 1試合にとどまったが、裏方仕事や対戦相手のデータ分析など黒子に徹した。その献身的な姿にチームの結束も高まった。
当時は横浜(現DeNA)だったが、2009年に移籍後はヤクルトの『ID野球』にも触れてきた。27日に行われた野村克也元監督の特別講義でも熱心に耳を傾け、ノートにメモ。講義後は「チームの勝利を第一に考える。その伝統を継承していきたい」と熱く語っていた。 1次ラウンドから優勝候補のキューバと対戦する侍ジャパン。今回のスタッフにはヤクルト時代に野村氏からデータの重要性を学び、今季は巨人の 3年ぶり日本一に貢献した橋上秀樹戦略コーチも入閣。多角的な野村流IDの“注入”は浩二ジャパンにとっても大きな武器となるはずだ。
スタッフ会議を終えた山本監督。 3連覇に向けていよいよメンバーの絞り込みに入った
「一芸」を買われて代表入りした選手が複数いる模様だ。
選考会議にはシビアな側面もあった。16、18日のキューバ戦では12球団からまんべんなく選手が選ばれたが、本大会に向けては違った。山本監督が「全球団ではない? そうなる可能性はある」と示唆した通り、DeNAとオリックスという両リーグの最下位球団からの選出はゼロ。キューバ戦で 2試合ともクローザーを務めたDeNA・山口や、初戦で 4番を張ったT―岡田がメンバーから漏れた。キューバ戦のメンバーだった楽天・嶋も外れて、代わりに経験豊富な広島・石原の選出が有力だ。
基本的に堅実なメンバー構成となった中で、楽天のベテラン・松井が、豊富な経験と、遊撃と 2塁を守れるユーティリティー性を評価されて候補に残った。同様に、 2ポジションをこなせる阪神・鳥谷もメンバー入りの方向だ。
また「足を使った野球を大事にしたい」という山本監督の方針を体現できるパ・リーグ盗塁王の楽天・聖沢も選出が濃厚。また、投手陣でも巨人・沢村や、広島・今村のような 150キロ超の剛球で勝負できるタイプがリストアップされたと見られる。「一芸」に秀でたプレーヤーが、浩二ジャパンの貴重なアクセントになりそうだ。
また、故障からの回復を計算に入れて巨人・杉内、中日・吉見らが選出確実。だが、主軸候補だった西武・中村は手術した左ひざが大会までに間に合わないと判断され、招集は見送られたようだ。また、FAでメジャー移籍を目指す西武・中島も外れた。
注目の北海道日本ハム・中田翔内野手もメンバー入り。同会議後の表彰イベント「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式で同席した中田に、山本監督は「代表選手としての心得」を早くも示すなど、野手最年少となる1989年生まれのスラッガーに大きな期待を寄せた。代表候補選手は来月 4日に正式発表される。
スタッフ会議後、山本監督は同じホテルで行われた「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式にプレゼンターとして出席した。壇上には、パ・リーグの年間大賞に選ばれた中田翔。侍ジャパンの指揮官と若き侍の 2ショットが実現した。
侍ジャパンのメンバーについて、一切個人名を明らかにしなかった山本監督だが、同郷・広島の後輩、中田翔へのあふれる思いは「公開アドバイス」という形になって口をついた。明らかにWBCを意識したものだった。
表彰式後に侍ジャパンの山本監督(右)から握手を求められた北海道日本ハム・中田翔は、慌てて手をスーツで拭ってから握手する
「初球から何でも振りにいくのではなく“ 1球勝負”という気持ちでいけばもっともっと伸びていく。打ちにいって(バットを)止める技術も必要だぞ」
初球からフルスイングする中田翔のスタイルにさらなる進化を求めた山本監督。「とにかくボール球を振らないように」との金言を贈られた23歳の若き主砲は「レベルを上げていかないといけない。 1日でも早く期待に応えられるような選手になりたい」と応えた。
熱望していた侍ジャパン入りだった。日本シリーズで受けた死球の影響で左手甲を骨折。 4番での起用が予定されていた今月16、18日のキューバとの国際強化試合を辞退した。その時点で代表入りは半ば諦めていた。この日の表彰式後も「悔しいけどアピールする場を失った時点で(代表入りが)あるとは思っていない。外野手もいっぱいいるし」と肩を落としていた。しかし「控えでも構わないから」と訴えていた熱い思いは、山本監督ら首脳陣に届いていた。
今回選出されたメンバーで中田は野手最年少となる。外野だけでなく、一塁を守れるのもチーム編成上では大きな利点だ。山本監督は「あの振り切るスイングは驚異」と話す。DHでの起用が濃厚だが、スモール・ベースボールを掲げ、長距離砲が少ない侍ジャパンにとっては、そのパンチ力は大きな武器となる。
中田翔は例年よりも早くトレーニングを再開。骨折した左手も完治し、バットも振り込んでいる。「一応(WBCに)合わせていきたいからね。しっかり体をつくり上げてキャンプに入りたい」。日本ハム・栗山監督が常々口にしてきた「日本を代表する4番」になるために――。若きスラッガーが大きな第一歩を踏み出す。
≪中田翔と日本代表≫
☆中学時代 広島鯉城シニアに所属していた国泰中時代、 3年時に日本代表入り。米国遠征に参加し、 4番で 4本塁打。
☆ブーイング(セ・パ誕生60周年記念試合、2009年11月22日)大学日本代表とU―26NPB選抜の対戦でNPB選抜の「 8番・DH」で出場し 3打数 1安打。 5回に左中間を破る安打を放つも 2塁に走らず、ファンからブーイングを浴び「恥ずかしい」と猛省した。
☆最年少(震災復興支援試合、2012年 3月10日)初の「フル代表」に選出され、台湾代表との試合に途中出場。 6回一死満塁から左翼線適時打を放つなど 3打数 2安打 2打点と活躍。22歳はチーム最年少。背番号「6」は巨人・坂本が付けたため誕生日( 4月22日)と同じ「22番」を背負った。
DHでの起用も期待される阿部(左)と侍ジャパン・山本監督
スタッフ会議後に行われた会見。侍ジャパンの山本監督は 4番についての質問にだけは、こう答えた。
「もう(心の中で)決めています」――。監督就任直後から大黒柱に決めていた巨人・阿部。 4番だけではない。主将で捕手。だから最大限に力を発揮させたい。山本監督は阿部フル回転のためのプランを明かした。DH起用について「当然、それも考えんといけんわな。基本は捕手として全てに出てもらうことが希望。ただ、彼のコンディション的な部分も出てくるやろ」と明言。試合によって守備の負担を軽減させるつもりだ。
1次ラウンドからフル出場すれば最大 9試合となる可能性がある。山本監督が「打線に欠かせない存在」という阿部。だが、日本シリーズでは第4、第5戦を欠場したように下半身に不安を抱えている。現在33歳。 3月初旬の本大会に「 4番・捕手」で全試合に出場すれば、決勝ラウンドで打撃に影響しかねない。どう守備の負担を減らし、打力をフルに生かすか。今季は交流戦もシリーズもDH出場はないが、世界一 3連覇はその力をどれだけチームに生かせるかにかかっている。阿部自身は「 3連覇はそんなに甘いものじゃないと思っている。自分ができることをやる。それだけしか考えていない」と語る。主将に全能力を発揮させるDH起用。それが侍ジャパンの鍵を握る。
侍ジャパン日程
第 3回WBC組み合わせと日程
25日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」で張本勲氏がキューバに 2連勝した侍ジャパンに「あっぱれ」を出した。というが、虎ちゃんはNPO・東京都ウオーキング協会主管の大会に参加していたために見る事ができなかった。非常に残念な気持ちです。
山本浩二監督率いる侍ジャパンのメンバーがほぼ決まった。その中に、広島・マエケンの名前は当然入っているが、阪神・能見がはいっているのにはいくら予想とはいえ、少々「?マーク」ではないだろうか。
阪神からの選手を見てみると、投手部門:能見,内野手部門:鳥谷が入っているだけだ。いくら弱小球団からは選ばないと言っても少なすぎると感じました。
いくらあくどい事を行って日本シリーズで優勝したからと言っても、 5人も 6人も選出する事は無いだろう。正々堂々と戦っても下位球団となった球団にも多少は良い選手はいるだろう。そう事も考えて、選出してほしいですね。
ガンバレ!侍ジャパン!イケイケ!侍ジャパン!
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
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プロ野球はシーズンオフに入りましたが、これからもニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、契約更改情報、移籍情報、キャンプ情報、そして、WBC情報など、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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来年 3月に開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表の山本浩二監督(66)とコーチ陣は28日、東京都内でスタッフ会議を開き、33人の代表候補選手を決めた。選手名は明かされなかったが、出場を辞退したレンジャーズのダルビッシュ有投手(26)やヤンキースからフリーエージェントになったイチロー外野手(39)ら米大リーガーは選ばれなかった。
「一芸」を買われて代表入りした選手が複数いる模様。燕を率いる“扇の要”相川亮二捕手(36)が、来年 3月の第 3回WBCの日本代表の予備登録メンバーに入る可能性が濃厚に。WBC 3連覇に挑む侍ジャパンの『頭脳』になる。相川は、主将をつとめる巨人・阿部慎之助捕手(33)のサポート役として、さらに元監督の野村克也氏(77=サンケイスポーツ専属評論家)から脈々と受け継ぐ『ID野球』の頭脳役としても 3連覇達成に貢献する。注目の北海道日本ハム・中田翔内野手(23)もメンバー入り。
侍ジャパンの山本監督は 4番についての質問に、「もう(心の中で)決めています」と答えた。記事をまとめてみました。
張本勲氏がキューバに 2連勝した侍ジャパンに「あっぱれ」を出した。
25日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。「あっぱれをあげてください。点をやっていない。ピッチャーのコントロールが素晴らしかった」と 2試合でわずか 1失点の戦いぶりを称えた。WBCについては「勝てると思いますよ。面白いゲームになる」と話した。
またMLBから日本球界に復帰した阪神西岡については厳しかった。
「 2年前、『行ってもダメだよ』と私は言ったんですよ。そしたら 3年契約を 1年残して自分で帰ってきた。アメリカ旅行じゃないんだから。アメリカに行った選手は 2年くらいプレーできないようにすればいいんですよ。日本のプロ野球が荒らされます」。
来年 3月に開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表の山本浩二監督とコーチ陣は28日、東京都内でスタッフ会議を開き、33人の代表候補選手を決めた。30日までに暫定の28選手を大会主催者に登録した後、12月 4日に候補選手が発表される。
ヤクルトの相川亮二捕手が、来年 3月の第 3回WBCの日本代表の予備登録メンバーに入る可能性が濃厚になった。2006年の第 1回大会出場経験もある相川は、主将をつとめる巨人・阿部慎之助捕手のサポート役として、さらに元監督の野村克也氏から脈々と受け継ぐ『ID野球』の頭脳役としても 3連覇達成に貢献する。
選手名は明かされなかったが、出場を辞退したレンジャーズのダルビッシュ有投手やヤンキースからフリーエージェントになったイチロー外野手ら米大リーガーは選ばれなかった。山本監督は「完全に国内の選手で行く。(候補の)投手陣に故障者がいる。何人か増えるかもしれない」と追加する可能性も示唆した。
候補選手は来年 2月15日から21日まで宮崎市で合宿を行い、28人の最終メンバーが決定する。合宿中に広島、西武と練習試合を行うほか、大会前に海外の代表チームとの強化試合などを実施し、 3連覇が懸かる本大会に備える。
山本監督は候補選手に対し「選手は代表に選ばれたいと思っていたはず。その意気込みを十分に示してほしい」と期待を掛けた。
WBC代表候補予想選手
燕を率いる“扇の要”が、WBC 3連覇に挑む侍ジャパンの『頭脳』になる。相川が、日本代表の予備登録メンバー入りする見込みになった。代表候補のうち捕手枠は 4人。主将をつとめる阿部に加え、嶋(楽天)、炭谷(西武)、そして相川が名を連ねている。
経験豊富な36歳の抜擢(ばってき)は、両足に不安の残る主将・阿部の単なるバックアップ要員としてだけではない。技術、精神両面のサポート役を担ってほしいという山本監督の期待の表れだ。
第 1回大会、第 2回大会でともに主将的役割を果たしたイチローには、宮本(ヤクルト)、稲葉(日本ハム)らベテランが補佐役となり、時に孤独な存在となる大黒柱を支え、チーム内のパイプ役を担った。
相川は、日本代表として2004年のアテネ五輪に出場し、銅メダル獲得に貢献。2006年第 1回WBCでは、出場は 1次リーグ・台湾戦で正捕手・里崎(ロッテ)に代わり途中出場した 1試合にとどまったが、裏方仕事や対戦相手のデータ分析など黒子に徹した。その献身的な姿にチームの結束も高まった。
当時は横浜(現DeNA)だったが、2009年に移籍後はヤクルトの『ID野球』にも触れてきた。27日に行われた野村克也元監督の特別講義でも熱心に耳を傾け、ノートにメモ。講義後は「チームの勝利を第一に考える。その伝統を継承していきたい」と熱く語っていた。 1次ラウンドから優勝候補のキューバと対戦する侍ジャパン。今回のスタッフにはヤクルト時代に野村氏からデータの重要性を学び、今季は巨人の 3年ぶり日本一に貢献した橋上秀樹戦略コーチも入閣。多角的な野村流IDの“注入”は浩二ジャパンにとっても大きな武器となるはずだ。
スタッフ会議を終えた山本監督。 3連覇に向けていよいよメンバーの絞り込みに入った
「一芸」を買われて代表入りした選手が複数いる模様だ。
選考会議にはシビアな側面もあった。16、18日のキューバ戦では12球団からまんべんなく選手が選ばれたが、本大会に向けては違った。山本監督が「全球団ではない? そうなる可能性はある」と示唆した通り、DeNAとオリックスという両リーグの最下位球団からの選出はゼロ。キューバ戦で 2試合ともクローザーを務めたDeNA・山口や、初戦で 4番を張ったT―岡田がメンバーから漏れた。キューバ戦のメンバーだった楽天・嶋も外れて、代わりに経験豊富な広島・石原の選出が有力だ。
基本的に堅実なメンバー構成となった中で、楽天のベテラン・松井が、豊富な経験と、遊撃と 2塁を守れるユーティリティー性を評価されて候補に残った。同様に、 2ポジションをこなせる阪神・鳥谷もメンバー入りの方向だ。
また「足を使った野球を大事にしたい」という山本監督の方針を体現できるパ・リーグ盗塁王の楽天・聖沢も選出が濃厚。また、投手陣でも巨人・沢村や、広島・今村のような 150キロ超の剛球で勝負できるタイプがリストアップされたと見られる。「一芸」に秀でたプレーヤーが、浩二ジャパンの貴重なアクセントになりそうだ。
また、故障からの回復を計算に入れて巨人・杉内、中日・吉見らが選出確実。だが、主軸候補だった西武・中村は手術した左ひざが大会までに間に合わないと判断され、招集は見送られたようだ。また、FAでメジャー移籍を目指す西武・中島も外れた。
注目の北海道日本ハム・中田翔内野手もメンバー入り。同会議後の表彰イベント「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式で同席した中田に、山本監督は「代表選手としての心得」を早くも示すなど、野手最年少となる1989年生まれのスラッガーに大きな期待を寄せた。代表候補選手は来月 4日に正式発表される。
スタッフ会議後、山本監督は同じホテルで行われた「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式にプレゼンターとして出席した。壇上には、パ・リーグの年間大賞に選ばれた中田翔。侍ジャパンの指揮官と若き侍の 2ショットが実現した。
侍ジャパンのメンバーについて、一切個人名を明らかにしなかった山本監督だが、同郷・広島の後輩、中田翔へのあふれる思いは「公開アドバイス」という形になって口をついた。明らかにWBCを意識したものだった。
表彰式後に侍ジャパンの山本監督(右)から握手を求められた北海道日本ハム・中田翔は、慌てて手をスーツで拭ってから握手する
「初球から何でも振りにいくのではなく“ 1球勝負”という気持ちでいけばもっともっと伸びていく。打ちにいって(バットを)止める技術も必要だぞ」
初球からフルスイングする中田翔のスタイルにさらなる進化を求めた山本監督。「とにかくボール球を振らないように」との金言を贈られた23歳の若き主砲は「レベルを上げていかないといけない。 1日でも早く期待に応えられるような選手になりたい」と応えた。
熱望していた侍ジャパン入りだった。日本シリーズで受けた死球の影響で左手甲を骨折。 4番での起用が予定されていた今月16、18日のキューバとの国際強化試合を辞退した。その時点で代表入りは半ば諦めていた。この日の表彰式後も「悔しいけどアピールする場を失った時点で(代表入りが)あるとは思っていない。外野手もいっぱいいるし」と肩を落としていた。しかし「控えでも構わないから」と訴えていた熱い思いは、山本監督ら首脳陣に届いていた。
今回選出されたメンバーで中田は野手最年少となる。外野だけでなく、一塁を守れるのもチーム編成上では大きな利点だ。山本監督は「あの振り切るスイングは驚異」と話す。DHでの起用が濃厚だが、スモール・ベースボールを掲げ、長距離砲が少ない侍ジャパンにとっては、そのパンチ力は大きな武器となる。
中田翔は例年よりも早くトレーニングを再開。骨折した左手も完治し、バットも振り込んでいる。「一応(WBCに)合わせていきたいからね。しっかり体をつくり上げてキャンプに入りたい」。日本ハム・栗山監督が常々口にしてきた「日本を代表する4番」になるために――。若きスラッガーが大きな第一歩を踏み出す。
≪中田翔と日本代表≫
☆中学時代 広島鯉城シニアに所属していた国泰中時代、 3年時に日本代表入り。米国遠征に参加し、 4番で 4本塁打。
☆ブーイング(セ・パ誕生60周年記念試合、2009年11月22日)大学日本代表とU―26NPB選抜の対戦でNPB選抜の「 8番・DH」で出場し 3打数 1安打。 5回に左中間を破る安打を放つも 2塁に走らず、ファンからブーイングを浴び「恥ずかしい」と猛省した。
☆最年少(震災復興支援試合、2012年 3月10日)初の「フル代表」に選出され、台湾代表との試合に途中出場。 6回一死満塁から左翼線適時打を放つなど 3打数 2安打 2打点と活躍。22歳はチーム最年少。背番号「6」は巨人・坂本が付けたため誕生日( 4月22日)と同じ「22番」を背負った。
DHでの起用も期待される阿部(左)と侍ジャパン・山本監督
スタッフ会議後に行われた会見。侍ジャパンの山本監督は 4番についての質問にだけは、こう答えた。
「もう(心の中で)決めています」――。監督就任直後から大黒柱に決めていた巨人・阿部。 4番だけではない。主将で捕手。だから最大限に力を発揮させたい。山本監督は阿部フル回転のためのプランを明かした。DH起用について「当然、それも考えんといけんわな。基本は捕手として全てに出てもらうことが希望。ただ、彼のコンディション的な部分も出てくるやろ」と明言。試合によって守備の負担を軽減させるつもりだ。
1次ラウンドからフル出場すれば最大 9試合となる可能性がある。山本監督が「打線に欠かせない存在」という阿部。だが、日本シリーズでは第4、第5戦を欠場したように下半身に不安を抱えている。現在33歳。 3月初旬の本大会に「 4番・捕手」で全試合に出場すれば、決勝ラウンドで打撃に影響しかねない。どう守備の負担を減らし、打力をフルに生かすか。今季は交流戦もシリーズもDH出場はないが、世界一 3連覇はその力をどれだけチームに生かせるかにかかっている。阿部自身は「 3連覇はそんなに甘いものじゃないと思っている。自分ができることをやる。それだけしか考えていない」と語る。主将に全能力を発揮させるDH起用。それが侍ジャパンの鍵を握る。
侍ジャパン日程
第 3回WBC組み合わせと日程
25日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」で張本勲氏がキューバに 2連勝した侍ジャパンに「あっぱれ」を出した。というが、虎ちゃんはNPO・東京都ウオーキング協会主管の大会に参加していたために見る事ができなかった。非常に残念な気持ちです。
山本浩二監督率いる侍ジャパンのメンバーがほぼ決まった。その中に、広島・マエケンの名前は当然入っているが、阪神・能見がはいっているのにはいくら予想とはいえ、少々「?マーク」ではないだろうか。
阪神からの選手を見てみると、投手部門:能見,内野手部門:鳥谷が入っているだけだ。いくら弱小球団からは選ばないと言っても少なすぎると感じました。
いくらあくどい事を行って日本シリーズで優勝したからと言っても、 5人も 6人も選出する事は無いだろう。正々堂々と戦っても下位球団となった球団にも多少は良い選手はいるだろう。そう事も考えて、選出してほしいですね。
ガンバレ!侍ジャパン!イケイケ!侍ジャパン!
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