今季のプロ野球の守備で活躍した選手に贈られる「第41回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が29日、東京都内で開かれた。両リーグを通じて史上最年長受賞の42歳のヤクルト・宮本慎也 3塁手は、遊撃手と合わせ10度目の選出。中日・谷繁元信捕手 6度目の受賞。
楽天・田中将大投手(24)が、 3年連続ゴールデングラブ賞受賞。ロッテ・岡田幸文外野手(28)が 2年連続の受賞となった。
表彰選手には金色のグラブをモチーフにしたトロフィーと賞金50万円が贈られた。
来年 3月に開催される「第 3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表入りが確実な巨人・阿部慎之助捕手(33)が29日、山本浩二監督(66)から12月 4日の日本代表候補35人の正式発表を前に電話を受けたことを明かした。
阪神が28日に極秘交渉した前ヤンキース傘下 3Aスクラントンの福留孝介外野手(35)に待望の初対面交渉で阪神が出来高を手厚くした攻勢に出ていた。交渉役の中村勝広GM(63)は福留が、家族の在京球団志向を否定したことも明かした。記事をまとめてみました。
今季のプロ野球の守備で活躍した選手に贈られる「第41回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が29日、東京都内ホテルで開かれた。両リーグを通じて史上最年長受賞の42歳のヤクルト・宮本慎也 3塁手は、遊撃手と合わせ10度目の選出となり「 2ケタはなかなかないこと。うれしい」と笑顔で話した。
宮本と同学年で誕生日が約 1か月半遅い中日・谷繁元信捕手は 6度目の受賞。「来年自分が取って宮本が取れなければ最年長になる」とライバル心をのぞかせた。
パ・リーグで歴代最年長受賞となった40歳の稲葉篤紀 1塁手(日本ハム)は「谷繁さん、宮本さんをいい目標としたい」と話し、ベテラン勢が健在ぶりを示した。
楽天・田中将大投手が、 3年連続ゴールデングラブ賞へ意欲を見せた。「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席。今季は腰痛などで苦しんだが、10勝 4敗の成績でチームをけん引し、 2年連続で選出された。受賞に関して「自分の中では投球と同じくらい守備も大事だと思ってますし、自信を持っていかないといけない。来年も(表彰式に)呼んでいただけるように頑張りたい」と話した。
ゴールデングラブ賞表彰式でトロフィーを受け取る楽天・田中将大投手
WBC日本代表入りが確実な田中将大は“国内組の底力”を示す考えを明言。メジャー組不参加というピンチに立ち向かう。表彰選手には金色のグラブをモチーフにしたトロフィーと賞金50万円が贈られた。
自然体のままで田中は強い決意を口にした。「今回は国内リーグの選手だけ。それでも、ここまでできるというのを見せたい」。イチロー、ダルビッシュらメジャー組が次々と代表を辞退。当然、下馬評は落ちるが、国内組だけで 3連覇を達成することで、日本野球の底力を世界に証明するつもりだ。
その中心は田中ら“88年会”になるが、気負いはない。2008年北京五輪、2009年の第 2回WBCと 2度代表を経験。「いまいちピンとこない。前の 2回とは取材のされ方、聞かれる内容が違いすぎる。ピンとこないですね」と苦笑した。期待の大きさは感じても、冷静に準備を進めていく。
2年連続受賞の楽天・田中将大投手(左)は、記念撮影で前田健と談笑する
もちろん、もうついて行く立場ではないことは分かっている。「チームを引っ張る? 出るとなれば、そういう思いでやりたいですし、やらないといけないと思う。自分ができる範囲のことをしっかりできるように準備して、臨みたいと思います」。投手陣の柱の 1人として、そのパフォーマンスがチームの浮沈を大きく左右する。
同期の広島・前田健太投手について聞かれると「楽しみですね。一緒にやるのは初めてなんで」。しかし、大会については「楽しみ? そこまで余裕はないですよ」と田中。代表としての覚悟を胸に、いつも通りにトレーニングを重ねていく。
ゴールデングラブ賞を受賞したロッテ・岡田幸文外野手
ロッテ・岡田幸文外野手が基本に忠実に来季もゴールデングラブ賞を狙う。29日、都内で表彰式に出席。今年は連続守備機会無失策が 602で止まったが、失策は 3個にとどめ、抜群の守備範囲が評価されて 2年連続の受賞となった。「 3年連続受賞できるように基本を怠らずにやっていきたい」と気を引き締めた。
来年 3月に開催される「第 3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表入りが確実な巨人・阿部慎之助捕手が29日、山本浩二監督から12月 4日の日本代表候補35人の正式発表を前に、早くも「決定 1号」の電話を受けたことを明かした。来年 1月のグアムでの合同自主トレを「視察に行こうかな」と打ち明けられたといい、助監督の役割を担う阿部主将は、山本監督と二人三脚で日本の大会 3連覇に挑む。
信頼の証しだ。この日、都内でテレビ番組の収録に臨んだ阿部は、朝に山本監督から直接、代表候補招集の電話があったことを明かした。
「『いちばん最初に電話させてもらった』と電話がありました」
既にキューバとの国際強化試合のメンバー選考の時点で、山本監督は「 3月(の本大会)にも入る」と明言。主将にも任命され、代表入りは周知の事実。それでも、いの一番での直電は、改めて浩二ジャパンの“助監督”として期待されているがゆえだった。
キューバとの国際強化試合で談笑する山本監督(右)と阿部(左)。指揮官が最も信頼を置く選手だ
「監督は“自主トレする人が多いから、グアムに視察に行こうかな”と言っていた」。山本監督は、阿部に電話で思い切ったプランを明かしたという。今年 1月には阿部だけでなく、坂本、長野、内海、山口、沢村らWBC日本代表に名を連ねることが決定的な巨人勢がグアムで自主トレを行った。中日の井端、浅尾、ソフトバンク・松田らも同時期にグアムで汗を流した。
山本監督にとって、始動したばかりの選手の状態を直接確認できるまたとない機会だ。かねてから「 1月に集まれたらいいと思う」と、代表候補の顔合わせの必要も訴えている。南の島で有志による“侍ジャパン決起集会”が開かれる可能性も出てきた。
「坂本、長野は若いから調子を早く上げられるだろうけど、俺は若くないから、時間をかけてやっていく」
阿部自身も主将としての自覚は十分。例年は年末から体を少しずつ動かし始めるが、今オフはWBCを見据えて、今季痛めた両脚の回復に努めつつ12月中旬の優勝旅行後に始動する予定。 2月15日からの日本代表強化合宿を万全で迎え、山本監督の誠意に応える。
虎の福留誕生の予感だ。阪神が28日に極秘交渉した前ヤンキース傘下 3Aスクラントンの福留孝介外野手に待望の初対面交渉で阪神が出来高を手厚くした攻勢に出ていた。ひとけたの背番号「8」に加え、当初予定していた 2年総額 4億円を超える超大型契約を提示したことが29日、明らかになった。交渉役の中村勝広GMは福留が、家族の在京球団志向を否定したことも明かした。
球団幹部は「本人のモチベーションのため」と手厚い出来高契約の存在を認めた。また、 2年契約終了後には、 1年のオプション契約(バイアウト方式、球団が違約金を払って破棄できる)を付記したという情報もある。DeNAを圧倒する精いっぱいの誠意を示した。
極秘交渉を終えた中村GMは新事実を次々と入手していた。福留の家族が在京球団を希望しているという観測を福留自身が打ち消したことを明らかにした。
「彼自身の言葉からいわせてもらえれば『奥さんは決して横浜志向ではない』と。『一部報道で出されているようなことではありませんので、ご理解ください』。『誤解を受けています』とも」
もしかして…。在京志向がないことが判明した福留孝介外野手に阪神は大型長期契約を提示して揺さぶった
交渉の舞台となった東京都内からこの日午前、西宮市内の球団事務所に戻ると、恋人の伝言を明かした。福留が関東圏への移住にこだわった場合、球団はVIP単身赴任プランを温めていたが、住環境がネックにならないことが分かった。決めゼリフでも揺さぶった。
「巨人と31.5ゲーム差。何とか追いつき、追い越したい。阪神が強くなきゃ、球界全体が盛り上がらない。球界全体のことを考えて、ぜひ力を貸してくれないか」
今季、巨人には 5勝15敗 4分け。平均得点も1.67と決定力に泣いた。福留は中日時代、対巨人 192試合で打率 0.331、40本塁打、 124打点という数字を残した。G倒に力を貸してほしい。話し合いは和やかに進んだ。
福留からは「選手はどの辺に住んでいますか」と逆質問も出た。甲子園のヤジについては中日時代に経験済み。「ライトから随分ヤジられました」という冗談も出たという。
福留は29日、DeNAと交渉。大リーグ残留の可能性も探っており、結論はメジャーの移籍市場が動き出すウインターミーティング(米テネシー州ナッシュビル、日本時間12月 4日から 7日まで)後に出す。
中村GMは「予測がつかないのが本音。タイガースとしては最大限の誠意を示させてもらったつもりですが…。いずれにしても最後の交渉。吉報を待っています」と話した。
まさに人事を尽くして天命を待つ心境。強肩で勝負強い福留が「 5番・右翼」に収まれば、一気にV奪回構想が膨らむ。虎は熟考した末に出されるファイナルアンサーをじっと待つ。
「第41回三井ゴールデン・グラブ賞」受賞が29日に東京都内のホテルで行われた。そう言えば、旧友の古屋英夫氏(現・オリックスバファローズ編成部国内グループ長(スカウト担当))も、かつて現役時代(日本ハム球団(1993 - 2002))に 4回(1982年,1983年,1985年,1986年)受賞しているのです。それほど、守備に優れたと思われる選手が受賞できる賞なんです。
その賞を、熟年選手のヤクルト・宮本慎也 3塁手,中日・谷繁元信捕手がそれぞれ受賞し、若手では楽天・田中将大投手,ロッテ・岡田幸文外野手らが受賞した。熟年選手はともかくとして、若手選手にはこれからも頑張って来年も同じ席に着いて欲しいですね。
来年 3月に開催される「第 3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表入りに巨人・阿部慎之助捕手が確実になったというが、インチキ試合をサインしていた選手が 1番で指名されるとは…。なんと情けない様な気持ちになってしまった。
元・中日の選手だった福留孝介外野手が実際に阪神にサインをしたら、「鬼に金棒」になるだろうと思う。阪神の来年の「二文字」は、彼の動向に左右されるだろう。
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楽天・田中将大投手(24)が、 3年連続ゴールデングラブ賞受賞。ロッテ・岡田幸文外野手(28)が 2年連続の受賞となった。
表彰選手には金色のグラブをモチーフにしたトロフィーと賞金50万円が贈られた。
来年 3月に開催される「第 3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表入りが確実な巨人・阿部慎之助捕手(33)が29日、山本浩二監督(66)から12月 4日の日本代表候補35人の正式発表を前に電話を受けたことを明かした。
阪神が28日に極秘交渉した前ヤンキース傘下 3Aスクラントンの福留孝介外野手(35)に待望の初対面交渉で阪神が出来高を手厚くした攻勢に出ていた。交渉役の中村勝広GM(63)は福留が、家族の在京球団志向を否定したことも明かした。記事をまとめてみました。
今季のプロ野球の守備で活躍した選手に贈られる「第41回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が29日、東京都内ホテルで開かれた。両リーグを通じて史上最年長受賞の42歳のヤクルト・宮本慎也 3塁手は、遊撃手と合わせ10度目の選出となり「 2ケタはなかなかないこと。うれしい」と笑顔で話した。
宮本と同学年で誕生日が約 1か月半遅い中日・谷繁元信捕手は 6度目の受賞。「来年自分が取って宮本が取れなければ最年長になる」とライバル心をのぞかせた。
パ・リーグで歴代最年長受賞となった40歳の稲葉篤紀 1塁手(日本ハム)は「谷繁さん、宮本さんをいい目標としたい」と話し、ベテラン勢が健在ぶりを示した。
楽天・田中将大投手が、 3年連続ゴールデングラブ賞へ意欲を見せた。「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席。今季は腰痛などで苦しんだが、10勝 4敗の成績でチームをけん引し、 2年連続で選出された。受賞に関して「自分の中では投球と同じくらい守備も大事だと思ってますし、自信を持っていかないといけない。来年も(表彰式に)呼んでいただけるように頑張りたい」と話した。
ゴールデングラブ賞表彰式でトロフィーを受け取る楽天・田中将大投手
WBC日本代表入りが確実な田中将大は“国内組の底力”を示す考えを明言。メジャー組不参加というピンチに立ち向かう。表彰選手には金色のグラブをモチーフにしたトロフィーと賞金50万円が贈られた。
自然体のままで田中は強い決意を口にした。「今回は国内リーグの選手だけ。それでも、ここまでできるというのを見せたい」。イチロー、ダルビッシュらメジャー組が次々と代表を辞退。当然、下馬評は落ちるが、国内組だけで 3連覇を達成することで、日本野球の底力を世界に証明するつもりだ。
その中心は田中ら“88年会”になるが、気負いはない。2008年北京五輪、2009年の第 2回WBCと 2度代表を経験。「いまいちピンとこない。前の 2回とは取材のされ方、聞かれる内容が違いすぎる。ピンとこないですね」と苦笑した。期待の大きさは感じても、冷静に準備を進めていく。
2年連続受賞の楽天・田中将大投手(左)は、記念撮影で前田健と談笑する
もちろん、もうついて行く立場ではないことは分かっている。「チームを引っ張る? 出るとなれば、そういう思いでやりたいですし、やらないといけないと思う。自分ができる範囲のことをしっかりできるように準備して、臨みたいと思います」。投手陣の柱の 1人として、そのパフォーマンスがチームの浮沈を大きく左右する。
同期の広島・前田健太投手について聞かれると「楽しみですね。一緒にやるのは初めてなんで」。しかし、大会については「楽しみ? そこまで余裕はないですよ」と田中。代表としての覚悟を胸に、いつも通りにトレーニングを重ねていく。
ゴールデングラブ賞を受賞したロッテ・岡田幸文外野手
ロッテ・岡田幸文外野手が基本に忠実に来季もゴールデングラブ賞を狙う。29日、都内で表彰式に出席。今年は連続守備機会無失策が 602で止まったが、失策は 3個にとどめ、抜群の守備範囲が評価されて 2年連続の受賞となった。「 3年連続受賞できるように基本を怠らずにやっていきたい」と気を引き締めた。
来年 3月に開催される「第 3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表入りが確実な巨人・阿部慎之助捕手が29日、山本浩二監督から12月 4日の日本代表候補35人の正式発表を前に、早くも「決定 1号」の電話を受けたことを明かした。来年 1月のグアムでの合同自主トレを「視察に行こうかな」と打ち明けられたといい、助監督の役割を担う阿部主将は、山本監督と二人三脚で日本の大会 3連覇に挑む。
信頼の証しだ。この日、都内でテレビ番組の収録に臨んだ阿部は、朝に山本監督から直接、代表候補招集の電話があったことを明かした。
「『いちばん最初に電話させてもらった』と電話がありました」
既にキューバとの国際強化試合のメンバー選考の時点で、山本監督は「 3月(の本大会)にも入る」と明言。主将にも任命され、代表入りは周知の事実。それでも、いの一番での直電は、改めて浩二ジャパンの“助監督”として期待されているがゆえだった。
キューバとの国際強化試合で談笑する山本監督(右)と阿部(左)。指揮官が最も信頼を置く選手だ
「監督は“自主トレする人が多いから、グアムに視察に行こうかな”と言っていた」。山本監督は、阿部に電話で思い切ったプランを明かしたという。今年 1月には阿部だけでなく、坂本、長野、内海、山口、沢村らWBC日本代表に名を連ねることが決定的な巨人勢がグアムで自主トレを行った。中日の井端、浅尾、ソフトバンク・松田らも同時期にグアムで汗を流した。
山本監督にとって、始動したばかりの選手の状態を直接確認できるまたとない機会だ。かねてから「 1月に集まれたらいいと思う」と、代表候補の顔合わせの必要も訴えている。南の島で有志による“侍ジャパン決起集会”が開かれる可能性も出てきた。
「坂本、長野は若いから調子を早く上げられるだろうけど、俺は若くないから、時間をかけてやっていく」
阿部自身も主将としての自覚は十分。例年は年末から体を少しずつ動かし始めるが、今オフはWBCを見据えて、今季痛めた両脚の回復に努めつつ12月中旬の優勝旅行後に始動する予定。 2月15日からの日本代表強化合宿を万全で迎え、山本監督の誠意に応える。
虎の福留誕生の予感だ。阪神が28日に極秘交渉した前ヤンキース傘下 3Aスクラントンの福留孝介外野手に待望の初対面交渉で阪神が出来高を手厚くした攻勢に出ていた。ひとけたの背番号「8」に加え、当初予定していた 2年総額 4億円を超える超大型契約を提示したことが29日、明らかになった。交渉役の中村勝広GMは福留が、家族の在京球団志向を否定したことも明かした。
球団幹部は「本人のモチベーションのため」と手厚い出来高契約の存在を認めた。また、 2年契約終了後には、 1年のオプション契約(バイアウト方式、球団が違約金を払って破棄できる)を付記したという情報もある。DeNAを圧倒する精いっぱいの誠意を示した。
極秘交渉を終えた中村GMは新事実を次々と入手していた。福留の家族が在京球団を希望しているという観測を福留自身が打ち消したことを明らかにした。
「彼自身の言葉からいわせてもらえれば『奥さんは決して横浜志向ではない』と。『一部報道で出されているようなことではありませんので、ご理解ください』。『誤解を受けています』とも」
もしかして…。在京志向がないことが判明した福留孝介外野手に阪神は大型長期契約を提示して揺さぶった
交渉の舞台となった東京都内からこの日午前、西宮市内の球団事務所に戻ると、恋人の伝言を明かした。福留が関東圏への移住にこだわった場合、球団はVIP単身赴任プランを温めていたが、住環境がネックにならないことが分かった。決めゼリフでも揺さぶった。
「巨人と31.5ゲーム差。何とか追いつき、追い越したい。阪神が強くなきゃ、球界全体が盛り上がらない。球界全体のことを考えて、ぜひ力を貸してくれないか」
今季、巨人には 5勝15敗 4分け。平均得点も1.67と決定力に泣いた。福留は中日時代、対巨人 192試合で打率 0.331、40本塁打、 124打点という数字を残した。G倒に力を貸してほしい。話し合いは和やかに進んだ。
福留からは「選手はどの辺に住んでいますか」と逆質問も出た。甲子園のヤジについては中日時代に経験済み。「ライトから随分ヤジられました」という冗談も出たという。
福留は29日、DeNAと交渉。大リーグ残留の可能性も探っており、結論はメジャーの移籍市場が動き出すウインターミーティング(米テネシー州ナッシュビル、日本時間12月 4日から 7日まで)後に出す。
中村GMは「予測がつかないのが本音。タイガースとしては最大限の誠意を示させてもらったつもりですが…。いずれにしても最後の交渉。吉報を待っています」と話した。
まさに人事を尽くして天命を待つ心境。強肩で勝負強い福留が「 5番・右翼」に収まれば、一気にV奪回構想が膨らむ。虎は熟考した末に出されるファイナルアンサーをじっと待つ。
「第41回三井ゴールデン・グラブ賞」受賞が29日に東京都内のホテルで行われた。そう言えば、旧友の古屋英夫氏(現・オリックスバファローズ編成部国内グループ長(スカウト担当))も、かつて現役時代(日本ハム球団(1993 - 2002))に 4回(1982年,1983年,1985年,1986年)受賞しているのです。それほど、守備に優れたと思われる選手が受賞できる賞なんです。
その賞を、熟年選手のヤクルト・宮本慎也 3塁手,中日・谷繁元信捕手がそれぞれ受賞し、若手では楽天・田中将大投手,ロッテ・岡田幸文外野手らが受賞した。熟年選手はともかくとして、若手選手にはこれからも頑張って来年も同じ席に着いて欲しいですね。
来年 3月に開催される「第 3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表入りに巨人・阿部慎之助捕手が確実になったというが、インチキ試合をサインしていた選手が 1番で指名されるとは…。なんと情けない様な気持ちになってしまった。
元・中日の選手だった福留孝介外野手が実際に阪神にサインをしたら、「鬼に金棒」になるだろうと思う。阪神の来年の「二文字」は、彼の動向に左右されるだろう。
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プロ野球はシーズンオフに入りましたが、これからもニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、契約更改情報、移籍情報、キャンプ情報、そして、WBC情報など、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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