皇后杯全日本女子サッカー選手権決勝(24日、NACK5スタジアム大宮)でINAC神戸レオネッサ(以下・INAC神戸)がジェフ市原・千葉レディース(以下・千葉)を下し、 3大会連続 3度目の優勝。大黒柱の澤穂希(34)が今季限りで退任する星川敬監督(36)にクリスマスプレゼントを贈り、ロンドン五輪銀メダルなどを獲得した充実の2012年を締めくくった。記事をまとめてみました。
皇后杯全日本女子サッカー選手権決勝でINAC神戸が千葉を<INAC神戸 1- 0千葉>で下し、 3大会連続 3度目の優勝。なでしこリーグとの 2年連続 2冠を達成した。後半ロスタイムに日本女子代表「なでしこジャパン」MF澤穂希(34)が中央へ流し、混戦の中で高瀬から左サイドへの折り返しから、最後はDF田中明日菜(24)が待望の劇的決勝ゴール。INAC神戸が土壇場の 1点で勝利し大黒柱の澤が今季限りで退任する星川敬監督(36)にクリスマスプレゼントを贈り、ロンドン五輪銀メダルなどを獲得した充実の2012年を締めくくった。
寒さに鼻も赤らむMF澤が、トナカイばりの健脚でINAC神戸を 3連覇に導いた。両軍無得点のまま迎えた後半ロスタイム。気力を振り絞ってCKのこぼれ球を追いかけ、右クロスを上げた。ボールは密集を抜け、遠いサイドで待つDF田中明の目の前へ。劇的ゴールに歓喜の輪が広がった。
前半、味方のミスに大声で叫ぶINAC神戸MF澤穂希
「あきらめず戦って勝ててよかった。千葉のプレッシャーが早くて、思うように自分たちのサッカーができなかった。皇后杯は素直にうれしい」
今季 3戦全勝と圧倒していた千葉に、よもやの苦戦を強いられた。後半は鋭いカウンターを浴びて冷や汗の連続。同40分、リーグ得点女王のFW高瀬がGKと 1対 1の決定機を迎えたが、浮き球シュートは右ポストをかすめる。
このまま延長戦突入かと思われたCKの直前だ。「ここで取るよ!!」。澤が鬼の形相でハッパをかけていた。
後半ロスタイムに田中明日菜のゴールが決まり、澤穂希(中央上)は歓喜の輪に飛び込んで顔をクシャクシャに。川澄(右)も駆け付けた
日テレ時代から指導を仰ぐ星川監督のラストゲーム。「いいクリスマスプレゼントを贈れた」と感慨深そうだった。澤と一緒に日テレからINAC神戸に移籍したDF近賀が右膝の大けがで離脱し、主将のMF大野は右足痛で途中交代した。澤も疲労がたまり、先週は別メニューで調整していたが、感謝の気持ちを結果で表した。
元日の天皇杯の前座に過ぎなかった大会が「皇后杯」として独立開催となった 1回目。初めて皇后杯のカップを手にし、「お客さんも入ってくれたし優勝したかった」と澤。今年は国際サッカー連盟(FIFA)の女子年間最優秀選手賞に始まり、 3月にめまい症を発症。それでも、出場が危ぶまれたロンドン五輪で銀メダルを獲得。なでしこリーグも無敗で連覇した。
「いまは心身ともに休みたいですね」。来年は2020年東京五輪の招致活動も託された。澤に始まり澤に終わった1年に幕を閉じ、つかの間の英気を養う。
田中明日菜の決勝ゴールに喜ぶMF澤らINACイレブン
INAC神戸は、10年度の本大会で初タイトルを獲得し、昨年は決勝で新潟に<INAC神戸 3- 0新潟>と圧勝。今季で退任する星川敬監督は、日テレを率いて制した2009年度からの 4連覇となった。
初優勝を狙った千葉は、カウンターから好機を作りながらもシュートミスが目立ち、得点を奪えなかった。
サポーターとともに記念撮影するINAC神戸の選手たち
試合終了間際の後半47分、左からのCKをMF澤穂希が中央に折り返し、FW高瀬愛実のシュートが相手DFに当たってこぼれたボールをDF田中明日菜が右足で押し込み、試合を決めた。
この試合を最後に退任する星川敬監督(36)は「監督はクビか自分で辞めるか。最後を勝利で締めくくれることはめったにない。幸せな瞬間を味わえた」と笑顔。 INAC神戸の星川敬監督は 9月のなでしこリーグ杯決勝で日テレに敗れたことで退任を示唆。クラブ側は続投を要請していたが、欧州の複数の女子クラブからもオファーがあり、将来的に男子を指揮したいという思いもあり退任を決断した模様。星川監督は「(24日の皇后杯)決勝までに発表があると思います」と説明。後任には石原孝尚ヘッドコーチが候補として挙がっている。
後半、シュートを放つジェフ市原・千葉レディースFW小川志保
決勝点を決めた田中明日菜は「澤さんに『ここで絶対に決めよう』と言われ、本当にそうなった。星川監督が最後なので、絶対にタイトルをとりたかった」と胸をなで下ろした。
後半ロスタイムに決勝点を許し、最後に力尽きた。シュート数はINAC神戸の14本に対し、互角の13本。粘り強い守りで終盤までINAC神戸の攻撃を封じ続けたが、カウンターで得た決定機を何度も外したことが、結果的に敗因につながった。
DF細川元代(27)は「うちのほうがチャンスはあったが、ロスタイムで隙が出たということは、向こうのほうが上だったということなのかな。でも、もう 1度目標ができた」と、来季のリベンジを誓った。
◆INAC神戸スタメン:GK海堀あゆみ、DF南山千明、甲斐潤子、田中明日菜、ベッキー、MFチ・ソヨン、大野忍、澤穂希、FW川澄奈穂美、ゴーベル・ヤネズ、髙瀬愛実
◆千葉スタメン:GK船田麻友、DF高橋佐智江、櫻本尚子、細川元代、河村真理子、MF筏井りさ、保坂のどか、柳井里奈、FW清水由香、深沢里沙、小川志保
なでしこリーグ順位表(2012年11月11日)
皇后杯で 3連覇! 2年連続 2冠達成!したのは偉いと思う。それだけ今現在力のあるチームが、INAC神戸レオネッサなんだから。当然なのかも知れない。
この」後は、元日の天皇杯が待っている。それにも勝利して本当の日本一をゲットして欲しいですね。
大宮アルディージャ ホームスタジアム:NACK5スタジアム大宮スタジアム風景
NACK5スタジアムスタジアム大宮席割図(ホームゲーム用)
住所:〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4
電話番号:048-644-7950
収容人数:15,300人
アクセス:JR「大宮」駅東口より国際興業バス「導守循環」行で「大宮サッカー場前」下車
JR「大宮」駅東口より徒歩20分、またはタクシーで約10分
東武野田線「大宮公園」駅、「北大宮」駅より徒歩10分
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皇后杯全日本女子サッカー選手権決勝でINAC神戸が千葉を<INAC神戸 1- 0千葉>で下し、 3大会連続 3度目の優勝。なでしこリーグとの 2年連続 2冠を達成した。後半ロスタイムに日本女子代表「なでしこジャパン」MF澤穂希(34)が中央へ流し、混戦の中で高瀬から左サイドへの折り返しから、最後はDF田中明日菜(24)が待望の劇的決勝ゴール。INAC神戸が土壇場の 1点で勝利し大黒柱の澤が今季限りで退任する星川敬監督(36)にクリスマスプレゼントを贈り、ロンドン五輪銀メダルなどを獲得した充実の2012年を締めくくった。
寒さに鼻も赤らむMF澤が、トナカイばりの健脚でINAC神戸を 3連覇に導いた。両軍無得点のまま迎えた後半ロスタイム。気力を振り絞ってCKのこぼれ球を追いかけ、右クロスを上げた。ボールは密集を抜け、遠いサイドで待つDF田中明の目の前へ。劇的ゴールに歓喜の輪が広がった。
前半、味方のミスに大声で叫ぶINAC神戸MF澤穂希
「あきらめず戦って勝ててよかった。千葉のプレッシャーが早くて、思うように自分たちのサッカーができなかった。皇后杯は素直にうれしい」
今季 3戦全勝と圧倒していた千葉に、よもやの苦戦を強いられた。後半は鋭いカウンターを浴びて冷や汗の連続。同40分、リーグ得点女王のFW高瀬がGKと 1対 1の決定機を迎えたが、浮き球シュートは右ポストをかすめる。
このまま延長戦突入かと思われたCKの直前だ。「ここで取るよ!!」。澤が鬼の形相でハッパをかけていた。
後半ロスタイムに田中明日菜のゴールが決まり、澤穂希(中央上)は歓喜の輪に飛び込んで顔をクシャクシャに。川澄(右)も駆け付けた
日テレ時代から指導を仰ぐ星川監督のラストゲーム。「いいクリスマスプレゼントを贈れた」と感慨深そうだった。澤と一緒に日テレからINAC神戸に移籍したDF近賀が右膝の大けがで離脱し、主将のMF大野は右足痛で途中交代した。澤も疲労がたまり、先週は別メニューで調整していたが、感謝の気持ちを結果で表した。
元日の天皇杯の前座に過ぎなかった大会が「皇后杯」として独立開催となった 1回目。初めて皇后杯のカップを手にし、「お客さんも入ってくれたし優勝したかった」と澤。今年は国際サッカー連盟(FIFA)の女子年間最優秀選手賞に始まり、 3月にめまい症を発症。それでも、出場が危ぶまれたロンドン五輪で銀メダルを獲得。なでしこリーグも無敗で連覇した。
「いまは心身ともに休みたいですね」。来年は2020年東京五輪の招致活動も託された。澤に始まり澤に終わった1年に幕を閉じ、つかの間の英気を養う。
田中明日菜の決勝ゴールに喜ぶMF澤らINACイレブン
INAC神戸は、10年度の本大会で初タイトルを獲得し、昨年は決勝で新潟に<INAC神戸 3- 0新潟>と圧勝。今季で退任する星川敬監督は、日テレを率いて制した2009年度からの 4連覇となった。
初優勝を狙った千葉は、カウンターから好機を作りながらもシュートミスが目立ち、得点を奪えなかった。
サポーターとともに記念撮影するINAC神戸の選手たち
試合終了間際の後半47分、左からのCKをMF澤穂希が中央に折り返し、FW高瀬愛実のシュートが相手DFに当たってこぼれたボールをDF田中明日菜が右足で押し込み、試合を決めた。
この試合を最後に退任する星川敬監督(36)は「監督はクビか自分で辞めるか。最後を勝利で締めくくれることはめったにない。幸せな瞬間を味わえた」と笑顔。 INAC神戸の星川敬監督は 9月のなでしこリーグ杯決勝で日テレに敗れたことで退任を示唆。クラブ側は続投を要請していたが、欧州の複数の女子クラブからもオファーがあり、将来的に男子を指揮したいという思いもあり退任を決断した模様。星川監督は「(24日の皇后杯)決勝までに発表があると思います」と説明。後任には石原孝尚ヘッドコーチが候補として挙がっている。
後半、シュートを放つジェフ市原・千葉レディースFW小川志保
決勝点を決めた田中明日菜は「澤さんに『ここで絶対に決めよう』と言われ、本当にそうなった。星川監督が最後なので、絶対にタイトルをとりたかった」と胸をなで下ろした。
後半ロスタイムに決勝点を許し、最後に力尽きた。シュート数はINAC神戸の14本に対し、互角の13本。粘り強い守りで終盤までINAC神戸の攻撃を封じ続けたが、カウンターで得た決定機を何度も外したことが、結果的に敗因につながった。
DF細川元代(27)は「うちのほうがチャンスはあったが、ロスタイムで隙が出たということは、向こうのほうが上だったということなのかな。でも、もう 1度目標ができた」と、来季のリベンジを誓った。
◆INAC神戸スタメン:GK海堀あゆみ、DF南山千明、甲斐潤子、田中明日菜、ベッキー、MFチ・ソヨン、大野忍、澤穂希、FW川澄奈穂美、ゴーベル・ヤネズ、髙瀬愛実
◆千葉スタメン:GK船田麻友、DF高橋佐智江、櫻本尚子、細川元代、河村真理子、MF筏井りさ、保坂のどか、柳井里奈、FW清水由香、深沢里沙、小川志保
なでしこリーグ順位表(2012年11月11日)
皇后杯で 3連覇! 2年連続 2冠達成!したのは偉いと思う。それだけ今現在力のあるチームが、INAC神戸レオネッサなんだから。当然なのかも知れない。
この」後は、元日の天皇杯が待っている。それにも勝利して本当の日本一をゲットして欲しいですね。
大宮アルディージャ ホームスタジアム:NACK5スタジアム大宮スタジアム風景
NACK5スタジアムスタジアム大宮席割図(ホームゲーム用)
住所:〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4
電話番号:048-644-7950
収容人数:15,300人
アクセス:JR「大宮」駅東口より国際興業バス「導守循環」行で「大宮サッカー場前」下車
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