「第91回全国高校サッカー選手権」の決勝、鵬翔(宮崎)-京都橘(京都)は14日に東京・国立競技場で行われる予定だったが、降雪のために19日に順延された。会場は同じで開始は午後 0時 5分。大会主催者によると、悪天候で決勝が延期されたのは初めて。
日本サッカー協会大仁邦弥会長は「両校優勝ではなく、試合をしたかっただろう。順延は残念だけどしょうがない。(両校への追加の金銭的補助は)支援するところは支援する」と話した。
14日の中山競馬は降雪の影響により、5R以降のレースが中止となった。
大相撲初場所 2日目、大雪による首都圏の交通の乱れが、上位陣にも影響を及ぼした。千葉県松戸市内に部屋のある大関・琴欧洲(29=佐渡ケ嶽部屋)、大関・稀勢の里(26=鳴戸部屋)は渋滞のため車で移動できず、JRや地下鉄を乗り継いでの場所入り。辛うじて土俵入りに間に合った。土俵では両大関とも白星を挙げた。関脇・把瑠都(28=尾上部屋)は大関・琴奨菊(28=佐渡ケ嶽部屋)に敗れて土がついた。記事をまとめてみました。
「第91回全国高校サッカー選手権」の決勝、鵬翔(宮崎)-京都橘(京都)は14日に東京・国立競技場で行われる予定だったが、降雪のために19日に順延された。会場は同じで開始は午後 0時 5分。大会主催者によると、悪天候で決勝が延期されたのは初めて。
6大会ぶり12度目出場の鵬翔と 4大会ぶり 2度目出場の京都橘は、ともに初優勝を目指す。
15センチ以上の雪が積もった国立競技場
全国高校サッカー選手権は14日、国立競技場で鵬翔と京都橘が決勝を行う予定だったが、大雪のため順延となり、19日午後 0時 5分から行われることになった。1988年度に昭和天皇崩御のため準決勝、決勝が順延されたことはあるが、悪天候による順延は首都圏開催となった1976年度以降初めて。関係者は対応に追われ、空前のドタバタ劇となった。
高体連の横田智雄サッカー専門部長(55)は「90分間サッカーをやる状況じゃない。準決勝まで戦ってきた選手がプレーするのは無理だと判断した」と説明。試合の順延は、1989年 1月に昭和天皇崩御により、準決勝と決勝が延期されて以来。悪天候による順延は1976年度に首都圏開催となって以降初めてとなった。
大きな雪のかたまりを運ぶスタッフ
1997年度には、東福岡と帝京の決勝を大雪の中で決行したこともあったが、この日の積雪はその15年前を上回った。当時は「12時(正午)ごろ降り始めた」(横田部長)が、それより約 2時間早く降り始めた。開始予定時間だった午後 2時にはピッチに15センチ以上の雪が積もっていた。午前10時30分の主催者ミーティングでは、開催する方向性を確認すると同時にピッチ上の雪かきを始め、最終的には補助役員ら約 250人を投入し“決行”へと動いたが、断念せざるを得なかった。
決勝戦が雪で中止となり会見する鵬翔・松崎監督(右)と矢野主将
一度は両校優勝も検討されたが、19日に決着をつけることになった。横田部長は「(高校生にとって)特別な大会。国立競技場が19日が空いているということだったので行うことになりました」と話した。くしくも19日は大学入試センター試験の 1日目。応援団が少なくなることは見込まれるが、両校のベンチ入りメンバーには受験者がいなかったことから、順延を決定した。
日本サッカー協会大仁邦弥会長は「両校優勝ではなく、試合をしたかっただろう。順延は残念だけどしょうがない。(両校への追加の金銭的補助は)支援するところは支援する」と話した。
真っ白の競技場を確認して引き揚げる大仁・日本サッカー協会会長
学校側も対応に追われた。両チームの試合前日の宿泊費と往復の交通費は高体連から一部補助金が拠出されている。鵬翔は自己負担分については部員による街頭募金などで補ってきたが、それも底をついた。同校の富山晃一教頭(55)は「地元企業にお願いしたり、また募金活動することも考えたい」。鵬翔は15日に宮崎に帰り、決勝前日の18日に再び上京予定。京都橘は関東で合宿を継続する。大雪余波を乗り越え、19日に再び国立競技場で相まみえる。
決勝戦が雪で中止となり会見する京都橘・米沢監督(右)と高林主将
ケガを抱える京都橘の強力 2トップは決勝延期を喜んだ。 5ゴールで得点ランクトップのFW小屋松は「みんなで“両校優勝は嫌だな”と話していた。決着をつけられるのはうれしい」。この日は左ふくらはぎ痛を押して強行先発を予定していただけに「足をもう一回、いい状態にもっていける」とプラスに捉えた。
得点ランク 2位タイの 4得点を挙げているFW仙頭も笑顔。全試合フル出場を続けてきたことで左膝裏に痛みが出た。「きょう試合をするのが一番だった」としながらも「ケガをしている選手も結構いる。体のメンテナンスを整えて決勝に臨みたい」と決意を新たにした。
バスに乗り込む京都橘・小屋松
メンバー外の部員や応援団にはセンター試験を受ける生徒がおり、その人たちの思いも背負って仕切り直しの一番に臨む。「来られない人のためにも勝利で恩返しをしたい」と小屋松。初優勝に向けて、京都には戻らず関東で調整を続けていく。
京都橘の米沢監督は「両校優勝ではなく試合をさせたい思いはあった。ただ大人の事情もあって(中止や順延は)僕らには判断できない問題。これまでと同じように準備し、19日に臨みたい」と話した。
国立競技場の外周を走って応援団の元に向かう鵬翔イレブン
南国・宮崎から来た鵬翔イレブンの大半が初体験の大雪。白銀の世界を眺めながら、ほくそ笑んだのがエースのFW中浜だ。昨年12月に左膝半月板を手術し、今大会は全 5試合で途中出場が続いていた。回復の時間が与えられ「自分にとっては凄くうれしいこと」と笑顔。スピードに乗ったドリブルが武器のストライカーは「両校優勝だけは嫌だった」と仕切り直しの一戦で白黒つける意気込みだった。
松崎監督は「(中浜の)回復の時間にはなる」と“恵みの雪”でのエース復活に期待をかけた。チームは15日にいったん宮崎に戻り調整する。「決着をつけたかった。宮崎に優勝旗を持って帰りたい」とDF矢野主将。県勢初優勝をつかむため、地元でパワーを蓄えてから国立のピッチに戻ってくる。
▽雪の決勝:1997年度・東福岡―帝京戦 試合前から降りだした雪により真っ白となった国立競技場で行われた。元日本代表DF中田浩二(現鹿島)を擁する帝京が先制したが、元日本代表MF本山雅志(現鹿島)らタレントを数多くそろえた東福岡が逆転に成功し、 2― 1で初優勝を飾った。東福岡はインターハイ、全日本ユース選手権と合わせて 3冠を達成。試合では、白黒のボールは見えにくいと判断され、蛍光イエローのものが使われた。
≪1988年度大会は 8→10日≫1988年度大会では、1989年 1月 7日の昭和天皇崩御を受けて、同日に駒沢で実施予定だった暁星(東京B)―市船橋(千葉)、前橋商(群馬)―清水商(静岡)の準決勝 2試合を 2日後の 9日に順延。 8日開催予定だった決勝は10日に延期され、清水商が 1― 0で市船橋を下し優勝した。
雪の中山競馬場
14日の中山競馬は降雪の影響により、5R以降のレースが中止となった。
中山が一瞬で銀世界へと変貌した。雨から雪へと変わったのは4R直前。そこから10分ほどの間で、芝コース一面に雪が積もった。吹雪の中で行われた4Rに騎乗した蛯名騎手は「レースの 5分ぐらい前から雪の粒が大きくなったが、尋常ではない量。温度差でゴーグルが曇って前が全く見えなかった。これでは危険だと思った」と振り返る。場内には午前11時45分に「安全な競馬の実施が可能か調査中」との放送が流れたが、見た目にも実施が難しいのは明らか。正午、正式に中止が発表された。
レース中止を知らせるターフビジョン
中央競馬の開催は、その日の半数以上の競走が行われないと成立しない。5R以降の 8つの競走は続行競馬として21日に延期される。「15日に開催するとなれば、これから出馬投票をやり直すのは時間的に困難。18日か21日が候補だったが、電話投票の口座ロック変更など、お客様の利便性を考えて21日となった」(JRA報道室)。あらためて特別登録と出馬投票をやり直すことになるが、発走時刻や競走番組は14日と同じ形で行われるため、午後 0時20分発走の5R新馬戦がスタートとなる。
なお、同日メーンの京成杯(GIII)の前日発売は行う予定。「WIN5」は発売しない。
一面の銀景色に包まれた両国国技館
大相撲初場所 2日目が14日、両国国技館で行われ、大雪による首都圏の交通の乱れが、上位陣にも影響を及ぼした。千葉県松戸市内に部屋のある大関・琴欧洲、大関・稀勢の里は渋滞のため車で移動できず、JRや地下鉄を乗り継いでの場所入り。辛うじて午後 3時45分の土俵入りに間に合った。落ち着きを取り戻した土俵では両大関とも白星を挙げた。大関復帰を目指す関脇・把瑠都は大関・琴奨菊に敗れて土がついた。
「雨に雪が交じるでしょう」という天気予報がハズレて、大雪になった東京では各種競技が順延になってしまう様な状態だった。
部屋から外を覗くと、10時頃から雪が降り始めて気づくと雪が積もっていたので、高校サッカーはどうなるのかな?こんな中でできるのかな?と心配をしたけれど、センター試験受験者がレギュラー選手にいないと言うことで、当日の19日に順延となったと聞いて安心しました。
中山競馬場で行われる予定だったゲームも順延となったそうですが、馬だってこんな天候の中では実力でないですよね。
交通状況悪化が原因で、大相撲初場所 2日目に支障が?と言う事も有ったと記事には書かれているが、間に合って良かったと思ったけれど、相撲見物に行っていた人達はどうやって帰ってきたんでしょうね?そっちの方が心配になってしまいました。
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高校サッカー決勝:初の雪中止…センター試験当日に順延…大仁会長「両校Vより試合を」順延に理解
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