ザックジャパン｢残念｣Ｗ杯出場お預け…香川｢悔しい…｣追撃弾届かず、長谷部｢予選簡単じゃない…｣

　ヨルダン・アンマン、キング・アブドラ国際スタジアムで26日Ｗ杯アジア最終予選Ｂ組が行われ、＜日本 1－ 2ヨルダン＞のまさかの黒星だった。出場決定は 6月 4日のオーストラリア戦(埼玉)へ持ち越し。
　ＦＷ岡崎慎司(26＝シュツットガルト)は積極的にヨルダンゴールへ迫ったが、同点には追いつけなかった。前半ロスタイムのＣＫでは相手のマークがずれたところを決められた。
　日本代表ＭＦ香川真司(24＝マンチェスターＵ)が、反撃のゴールを決めた。 0－ 2の後半24分、ＭＦ清武のループパスから相手ＤＦの裏に抜け出すと、落ち着いて右足で決めた。
　ＦＷ清武弘嗣(23＝ニュルンベルク)は後半は縦パスをワンタッチで浮かせて守備ライン裏へ出し、香川真司の得点をアシストして本田不在の攻撃陣で光った。
　主将のＭＦ長谷部誠(29＝ウォルフスブルク)は攻守でチームを支えたが、Ｗ杯切符はつかめなかった。
　ＧＫ川島永嗣(30＝スタンダール)が前半40分、ＦＷ岡崎のファウルによる相手ＦＫの際、観客席からとみられる緑色のレーザー光線が顔面に当てられアウェーの洗礼を受けた。記事をまとめてみました。

　ヨルダン・アンマン、キング・アブドラ国際スタジアムで26日Ｗ杯アジア最終予選Ｂ組が行われた。
　Ｗ杯出場権獲得のための一戦は、＜日本 1－ 2ヨルダン＞のまさかの黒星だった。ザッケローニ監督は｢ここで決めたかったが残念。最後の精度を高めていかないといけない。個人的には落胆している。先発メンバーについては、ゴール前の精度以外は満足している。バイタルエリアに入ってから、裏へのパスを出しても良かった。左右へ散らすパスが多かった｣と振り返った。


　前半、イレブンに指示を出すザッケローニ監督

　試合終了後には、ヨルダン選手の挑発に詰め寄った。日本協会スタッフに引き離され、ようやくテレビインタビューに向かったほど。｢試合中からヨルダンの 1人の選手がずっと挑発してきた。どういうことなんだと説明を求めた｣と自分に言い聞かせるように冷静に語った。出場決定は 6月 4日のオーストラリア戦(埼玉)へ持ち越し。アウェーでは 1－ 1で引き分けているように、楽な相手ではない。｢こうして逃してしまったのは残念だが、 6月にしっかりチャンスを生かしたい｣と精いっぱい前を向いた。


　ヨルダン戦の前半、相手選手の厳しいチェックを受ける岡崎慎司

　ＦＷ岡崎慎司は積極的にヨルダンゴールへ迫ったが、同点には追いつけなかった。前半ロスタイムのＣＫでは相手のマークがずれたところを決められた。
　｢決めるところで決めないと、こういうことになる。切り替えて次にやっていかないといけない。反省点は生かして、次はホームなのでしっかり勝てるようにしたい｣と振り返った。


　 1－ 2でヨルダンに敗れ、ぼうぜんとする香川真司

　日本代表ＭＦ香川真司が、反撃のゴールを決めた。 0－ 2の後半24分、ＭＦ清武のループパスから相手ＤＦの裏に抜け出すと、落ち着いて右足で決めた。
　22日カナダ戦に続くトップ下での先発で、清武やＦＷ岡崎との連係から何度も相手ゴールに迫った。それでも、Ｗ杯出場を決められず、試合後はしゃがみ込み、芝に右手をたたきつけた。
　インタビューでは｢悔しいですね。僕らがもっと点を取れば勝てた試合ですし、それに尽きると思います｣と声を振り絞った。


　前半、ドリブルする清武弘嗣

　ＦＷ清武弘嗣は本田不在の攻撃陣で光った。後半は縦パスをワンタッチで浮かせて守備ライン裏へ出し、香川真司の得点をアシスト。直後には内田へのスルーパスでＰＫ獲得につなげた。
　この日は左ＭＦで先発し、終盤に交代するまで奮闘した。｢アウェーの難しさもあるが、しっかり勝てる試合ができるようにしたい｣と話していたが、予選突破は持ち越しとなった。


　前半、左足でゴールを狙う長谷部誠

　主将のＭＦ長谷部誠は攻守でチームを支えたが、Ｗ杯切符はつかめなかった。後半24分、中央で前線のＭＦ清武弘嗣へ縦パス。清武がＭＦ香川真司へつなぎ、追撃弾が生まれた。
　その後も中盤の底から積極的に攻撃へ参加したが、同点には持ち込めなかった。｢決めたかったけどＷ杯予選は簡単じゃないと思い知らされた。これがアウェーの雰囲気。難しい試合だったけど…残念です｣と悔しそうだった。


　ヨルダン戦の前半、顔にレーザー光線のようなもので妨害を受けるＧＫ川島永嗣

　ＧＫ川島永嗣(30＝スタンダール)がアウェーの洗礼を受けた。前半40分、ＦＷ岡崎のファウルによる相手ＦＫの際、壁に向かって指示を出している時に、観客席からとみられる緑色のレーザー光線が顔面に当てられた。昨年11月の最終予選オマーン戦でも、観客から携帯電話によるライトが日本の選手に向けられていた。

　観客からレーザー光線による洗礼も有り、リズムに乗れなかったザックジャパンのイレブン。
　今回は落としてしまったが、 6月 4日のオーストラリア戦(埼玉)では引き分けか勝てば、文句なしで進出が決まる。ホームという条件も有り、是非頑張って欲しいですね。









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