新外国人ブルックス・コンラッド内野手(33)が勝負どころで守りのミスを連発などで、前夜のサヨナラ勝ちの勢いが消える内容に、和田監督は｢これだけミスしたら勝てるわけがない｣と自嘲気味に振り返った。
荒木郁也内野手(24)が 3日、 3年目にして欠場した西岡に代わり｢ 1番 2塁｣で先発プロ初の先発出場を果たした。大和内野手(25)は 2戦連続マルチ安打を記録した。
福留孝介外野手(35)が追撃の 2点タイムリーを放った。
3日にジェイソン・スタンリッジ投手(34)が出場選手登録され先発登板したが、味方に足を引っ張られた。記事をまとめてみました。
阪神は初回一死から 2番大和が左前打を放つも、得点にはつながらず。中日中田賢、阪神スタンリッジは 3回をともに無失点投球。
阪神は 4回二死 1、 3塁から捕逸の間に先制。中日は 1点を追う 5回、 8番松井佑の右翼線適時 2塁打、適時失策で逆転した。
中日は 2点リードの 8回表、 4番和田が左越え 2ラン。阪神は 8回裏に 5番福留が 2点 2塁打を放つも、反撃及ばず＜阪神 3－ 5中日＞と競り負けた。
阪神は新外国人のブルックス・コンラッド内野手が勝負どころで守りのミスを連発。前夜のサヨナラ勝ちの勢いが消える内容に、和田監督は｢これだけミスしたら勝てるわけがない｣と自嘲気味に振り返った。 5回に腰の張りを訴え欠場した西岡の代役・荒木の、中継プレーでの本塁返球がそれて同点とされた。なお二死 2塁から 3塁・コンラッドが 1塁に悪送球し、勝ち越し点を与えた。打線は 7回まで 2安打。 7回には無安打の荒木の代打、アニヤン・新井貴が三振に倒れるなど、前日にサヨナラ打を放った西岡不在が大きく響いた。打線も低調で中日に敗れ、再び借金｢ 1｣。
5回二死 2塁、代打・中田亮の 3ゴロをコンラッドが 1塁に悪送球。新井良太(右)がジャンプするも捕れず
戦犯は 3塁手の助っ人だ。 1－ 1の同点にされた直後の 5回二死 2塁。代打・中田亮のゴロをさばき、 1塁へランニングスローをしたが悪送球(記録は失策)。勝ち越し点をプレゼントした。そして 7回無死 1、 2塁。谷繁が放った痛烈なライナーにグラブを差し出したが、捕球したかと見えた瞬間ポロリと落球(記録は安打)。捕っていれば三重殺も考えられたが、大暗転。Ｃ砲は捕球が完了していたことを杉本 3塁塁審にアピールしたが、認められるはずもない。指揮官は｢送球を焦ってじゃないからヒットになるんだよな。捕球してないもんな｣と抗議しなかった理由を説明して、一刀両断した。無死満塁から松井佑に中押しの右犠飛。一気に白けムードとなった。
7回、谷繁のライナーを落としたコンラッド内野手。捕っていれば三重殺のビッグプレーもあったが…
試合後、コンラッドはひたすら猛省を繰り返した。最初のミスに関しては｢キャンプのときに(打者)走者(の中田)がそこそこ足があると聞いていた。チャージして急いで投げないとと思っていた。自分のミス｣と説明し、 3つ目のミスについては｢捕っていればトリプルプレーのチャンスだった。時間があったのでしっかり捕球をして送球すればよかった｣と肩を落とした。横手から送球するため、開幕前から悪送球への不安はあった。オープン戦期間中はそれが顔を出していただけだったが、開幕 5戦目にして、致命傷となり、今季初の逆転負けで借金｢ 1｣に転落した。
2回表、鳥谷敬内野手からトスを受ける荒木郁也内野手。 1塁に転送し併殺を完成させる
荒木郁也内野手が 3日、 3年目にしてプロ初の先発出場を果たした。
欠場した西岡に代わり｢ 1番 2塁｣で先発。プロ初打席は左飛に倒れるなど、 3打数無安打で 7回に代打を送られた。突然のチャンスだったが結果を残せず｢食らいついていこうと思ったんですけど、結果が出なかった｣と悔しがった。
8回裏阪神無死、投手強襲打を放った大和
大和内野手は 2戦連続マルチ安打を記録した。初回一死から左前にはじき返すと、 8回は先頭で投手強襲の内野安打。打率 4割 5分と好調をキープし｢自分は結果を出さないと代えられる立場。 1打席 1打席、大事にしています｣と謙虚に話した。
8回裏阪神一死 1、 3塁、中越え 2点適時 2塁打を放った福留孝介外野手
福留孝介外野手が追撃の 2点タイムリーを放った。 1－ 5で迎えた 8回一死 1、 3塁。中日田島のストレートをとらえると、打球は中堅の頭上を越えた。
｢最後まで、どういう展開だろうと、自分の仕事をするだけ。(田島は)昨日、見ていたしね。イメージもあったから｣。 2点差に詰め寄る 1打で球場を沸かせた。西岡不在の敗戦の中で存在感を示した。
中日戦に先発したジェイソン・スタンリッジ投手
3日にジェイソン・スタンリッジ投手(34)が出場選手登録され先発登板したが、味方に足を引っ張られた。
5回に 3塁コンラッドの悪送球などで逆転されると、 7回には無死 1、 2塁で 3塁ライナーで併殺を焦ったコンラッドがポロリ(記録は安打)。無死満塁となり、松井佑の右犠飛で追加点を許した。
そのまま 3点目を与えたところで降板した。 6回 1/3で 5安打 3失点(自責 2)。｢点数を許してしまったことを申し訳なく思っています。もう少し長いイニングを投げようと思っていましたが、できなくて残念です｣と悔やんだ。
ミス続出では勝てるわけ無いよね…。特にコンラッドには、｢慣れていないから｣という言い訳は決してしないで欲しいですよね。(今回言っていない様だが、言う選手も中にはいるからね)やはりプロなんだから、それなりに頑張って欲しいですね。
それにしても、西岡に変わって荒木が先発出場してそれなりに頑張ったが、今ひとつ行かなかったのが残念だ。
ジェイソンも可愛そうだ…いくら頑張っても味方に足を引っ張られてはどうしようも無いよね。
これを次のチャンスとできれば成長できるのだが、今後への期待が増えた様な感じだ。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！
2013.04.03現在勝敗表
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大和 2戦連続マルチで打率 4割 5分、福留が追撃の２点タイムリー、スタンリッジ味方が足引っ張る
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