阪神西岡先発復帰も 4の 0…初先発榎田手応え 1敗！ 8回 1失点自責 0も●｢勝ちたかった｣

　中日先発カブレラは 7回無失点で来日初勝利を挙げ、中日が＜阪神 0－ 1中日＞と勝利した。阪神は早くも今季 3度目の零敗を喫し、15年ぶりに開幕から 2カード連続で負け越した。
　わずか 3安打で、早くも今季 3度目の完封負けで、和田豊監督(50)は嘆くしかなかった。
　腰の張りで 3日の中日戦を欠場した西岡剛内野手(28)は｢ 1番・ 2塁｣でフル出場したが、 4打数無安打に終わった。
　榎田大樹投手(26)が入団後の 2年間はセットアッパーを務め、 3年目でプロ初先発した。ストレートは 130キロ代後半ながら、緩急をうまく使い中日打線を支配。
　ドラフト 1位ルーキー藤浪晋太郎投手(18)は 7日広島戦(マツダスタジアム)に向け、ブルペン投球などの調整を行った。記事をまとめてみました。



　阪神は 2回一死 1、 2塁の好機で 7番コンラッド、 8番日高が凡退。プロ初先発の榎田は 3回まで無安打無失点。
　阪神榎田は 6回二死まで無安打投球を続けた。中日は 6回二死から 1番大島がチーム初安打の左翼線 3塁打を放つも無得点。
　中日は 8回二死 3塁から代打平田の 3ゴロを新井良が悪送球する間に先制。先発カブレラは 7回無失点で来日初勝利を挙げ、中日が＜阪神 0－ 1中日＞と勝利した。

　阪神は早くも今季 3度目の零敗を喫し、15年ぶりに開幕から 2カード連続で負け越した。
　和田豊監督は嘆くしかなかった。わずか 3安打で、早くも今季 3度目の完封負け。 8回には適時失策で決勝点を献上して、 2カード連続の負け越しとなった。
　｢あまりにもね。ゼロじゃ勝てんわね。(初対戦の中日カブレラを)難しいと言ってたら勝負にならんし、また当たるわけやから。ゼロじゃ勝てんな｣と繰り返した。


　 9回裏、厳しい表情で戦況を見つめる和田監督

　12球団で唯一出ていないホームランは、この日も不発。開幕から 6試合連続ノーアーチは、1948年以来65年ぶりになる。｢ホームランというか、 1点も取れていないからね。まずは点を取ります。明日からやっていきます｣。借金｢ 2｣は、数字以上に重い悩みになっていた。
　打線は散発 3安打で 3塁を踏めなかった。 7回には局面打開を狙った采配も裏目に出る。二死 1、 2塁で指揮官は｢勝負にいった｣とコンラッドの代打にアニヤン・新井を送ったが、 3ゴロと凡退。直後の守り、コンラッドの代わりに 1塁から今季初の 3塁守備に就いた新井良太内野手(29)が適時失策を犯し、皮肉な形で決勝点を与えた。新井良太は｢あれで負けた。頑張っていた榎田に申し訳ない｣と肩を落とした。


　 8回二死 3塁、平田の 3ゴロで新井良太の送球がそれてアニヤン・新井(右)が捕れず決勝点を許す

　 1点も奪えんか…。阪神は中日投手陣の前に沈黙し、今季 6試合で 3度目の完封負けを喫した。スタートダッシュどころか15年ぶりの開幕 2カード連続負け越し。 7回二死 1、 2塁で代打を送られた新外国人のブルックス・コンラッド内野手(33)のスタメン落ちや、新井良太の 4番からの降格など早くも打線改造の検討に入った。
　期待が大きかっただけ落胆も大きい。またもスコアボードに 9つの｢ 0｣が並んだ。開幕 6試合ではや 3度目の完封負けという異常事態。福留、西岡ら大型補強に成功し、強力打線が仕上がったはずが、ふたを開けてみれば、まさかの惨状だ。


　 3回裏阪神一死、空振り三振に倒れた西岡剛内野手

　腰の張りで 3日の中日戦を欠場した西岡剛内野手は｢ 1番・ 2塁｣でフル出場したが、 4打数無安打に終わった。前日、腰の張りを訴えて欠場したリードオフマンはわずか 1日でスタメン復帰。試合前には｢長引きそうだったが、トレーナーがうまいことやってくれた｣と回復を強調していたが、中日先発カブレラの前に 4打席で 1度も出塁できず。
　 2日にサヨナラ打を放つなど、好調だった打撃は影を潜め試合後は｢ 1番打者が塁に出られなかったら、野球にもならないしね｣と、自分に対しての怒りをあらわにして厳しい表情で話した。


　力投する阪神先発の榎田大樹投手

　榎田大樹投手がプロ初先発した。ストレートは 130キロ代後半ながら、緩急をうまく使い中日打線を支配。
　 6回二死から大島に 3塁打を打たれるまで、無安打投球を続けていた。 8回二死 3塁で代打平田の 3ゴロを 3塁の新井良太が 1塁悪送球し、これが決勝点になった。榎田は 8回 1失点(自責点 0)で今季初黒星を喫した。 8回 7奪三振 2安打 1四球 1失点でマウンドを下りた。｢あそこまで行ったら勝ちたかったけど、自分の仕事はできました｣と冷静に振り返った。入団後の 2年間はセットアッパーを務め、 3年目でプロ初先発。


　キャッチボールする藤浪晋太郎投手

　ドラフト 1位ルーキー藤浪晋太郎投手(18)は 4日、プロ 2度目の先発予定の 7日広島戦(マツダスタジアム)に向け、ブルペン投球などの調整を行った。
　開幕 6戦で 6盗塁と機動力野球を展開している広島について｢ランナーにもよりますが、基本はバッターに集中します。打ち取れば、盗塁されても関係ないので｣と強気に話した。

　弟新井良太が投げた球をアニヤン・新井が取れないなんて…そのあげく、早くも今季 3度目の零敗を喫し、15年ぶりに開幕から 2カード連続で負け越したが、これが実力かと思ってはいけない。昔からスタートで最下位辺りの球団が最後には笑うと言う。これで無いと｢今年のタイガースは何も変わらなかったね｣となってしまうではないですか。
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！


　2013.04.04 勝敗表








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