マートン先制打｢本当に良かった｣、福留が甲子園デビュー戦で適時打！能見が両リーグ完封一番乗り！

　女優・杏(26)がファーストピッチセレモニーを行い、白装束姿で野球評論家・田尾安志氏(59)を打席に立たせて投球。
　マット・マートン外野手(31)が、両チーム無得点の 6回二死 2塁から決勝先制打を放った。
　 6回二死 2塁、マートンの先制中前打に続き、福留孝介外野手(35)が 2点目となるタイムリーを放った。
　先発の能見篤史投手(33)が、開幕 7連勝中だった巨人打線を手玉に取った。記事をまとめてみました。



　阪神先発の能見は立ち上がりから飛ばし、 3回終了時点で 6奪三振 2安打無失点。巨人宮国は 3回を完全投球で終えた。
　阪神は 6回二死 2塁から 4番マートンが先制の中前適時打。 5番福留も右前適時打を放った。先発能見は６回を終えて無失点投球。
　阪神は能見が好投を続けて＜阪神 2－ 0巨人＞と今季初勝利。開幕から 7連勝していた巨人は打線が沈黙し、球団新の開幕 8連勝とはならなかった。
　連勝街道の行き止まりは甲子園だった。1941年以来72年ぶりの開幕 7連勝を支えた打線が、制球の冴えた能見に 5安打零封に抑えられた。


　阪神－巨人戦で始球式を行う女優・杏

　女優・杏(26)がファーストピッチセレモニーを行った。フジテレビ系列の新ドラマ｢幽かな彼女｣(かすかなかのじょ)で演じる幽霊に姿を変え、白装束姿で野球評論家・田尾安志氏を打席に立たせて投球。
　力みからゴロ投球になってしまい｢神宮球場で 200球投げて練習したんですが…。舞い上がってダメでした｣照れ笑いした。


　 6回裏、中前に先制適時打を放ち手を叩いて喜ぶマートン外野手

　マット・マートン外野手が決勝先制打を放った。
　両チーム無得点の 6回二死 2塁から中前適時打。完封した先発・能見篤史投手を今季初勝利に導いた。｢能見さんがいいピッチングをしていたし、先制点を取れて本当に良かった｣と喜んだ。　お立ち台では隣の能見に向け、｢チョットマッテ、チョットマッテ！ノウミサン、アイシテル～！｣と日本語で叫んだ。マイクを向けるアナウンサーを制しての“求愛”。


　ヒーローインタビューでマートン外野手(左)に抱きしめられる能見篤史投手

　不振に苦しんでいた昨年 6月 9日オリックス戦後、緩慢な守備を報道陣から問われ、マウンドにいた能見の名前を使って｢アイ　ドント　ライク　ノウミサン｣などと発言。もちろん冗談のつもりだったが、真意が伝わらず波紋を呼んでいた。自ら引き起こした舌禍事件をかき消すように、壇上で能見に抱きついたのだ。そんな騒動に終止符を打つため、熱い本意をお立ち台で叫んで甲子園を沸かせた。
　狭いスペースで熱い抱擁。直後に、割れるような大歓声が甲子園を包んだ。あの｢事件｣を知るファンから、笑いも起こった。そして、マイクは能見に向けられた。
　クールな左腕能見｢照れくさいですけど…。必ず打ってくれると思っていた。ナイスバッティング！｣。聖地初夜に実現したエースと 4番の抱擁－。Ｍ砲だけじゃない。みんな能見がダイスキだ！！


　 6回裏、右前に適時打を放った福留孝介外野手

　｢阪神・福留｣の名刺代わりの一打が貴重な追加点を生んだ。福留孝介外野手が 2点目となるタイムリーを放った。 6回二死 2塁、マートンの先制中前打に続き、巨人先発宮国のスライダーを右前に運びリードを広げた。｢いいところに飛んでくれた。このユニホームを着て甲子園でプレーできたことが大きい｣とスライダーを完璧に捉えた。
　｢頑張れという声援をいただきましたし、あらためてこの声援を味方として聞けるんだなと。いい雰囲気、いい球場だなと思いました｣。タテジマでの甲子園デビュー、そして、初めての伝統の一戦で、勝負強さを見せつけた。
　前日まで打率 0.161だったベテランは午後 2時から早出特打。初の伝統の一戦で勝負強さを発揮しチームトップの 7打点とした。


　 6回二死 2塁、右前適時打の福留孝介外野手は雄叫びを上げた

　先発の能見篤史投手が、開幕 7連勝中だった巨人打線を手玉に取った。左腕がいる限り、巨人の独走は許さん！
　無傷の 7連勝で聖地に乗り込んできた東の雄に、虎のエースが立ちはだかった。2013甲子園初戦を、能見が圧巻の10Ｋ完封だ。
　リーグトップのチーム打率 0.280を誇ったＧ打線。 1回先頭の長野を直球で見逃し三振に仕留めると、奪三振ショーが始まった。ワールド・ベースボール・クラシック(ＷＢＣ)の戦友、阿部も坂本も寄せつけず、 6回までに 9Ｋ。｢最初から全力で行く｣という前日の宣言通り、鬼気迫る投球で援護を待った。


　10奪三振で完封した能見篤史投手。巨人の球団初の開幕 8連勝を阻止した！

　開幕から負けなしの 7連勝中だった巨人相手に、能見は立ち上がりから飛ばした。初回は長野、坂本から見逃し三振を奪うと、 2回には阿部からも見逃し三振。ＷＢＣで同僚だった 3人に、手が出せない直球を決めた。 3回までに 6三振を奪い｢最初から全力でいきました｣。米国から帰国後、首脳陣は疲労を考慮して登板を 1度飛ばす案を用意。だが首を縦に振らない。ＷＢＣで走り込み不足だったが、登板翌日までダッシュを繰り返した。エースの自覚で開幕ローテーションに加わった。10奪三振。両リーグ一番乗りの完封で昨季王者を止めた。
　前半 5回までで毎回の 9三振を奪うなど、圧巻の投球。 6回にマートン、福留のタイムリーで先制すると、｢ 2点目が僕的には大きかった｣と左腕も加速した。貴重な 2点を守りきった。 9回 5安打10奪三振で、完封は両リーグ一番乗り。能見は｢甲子園の初戦でお客さんも多かったということで、何とか勝利をと最初から全力でいきました｣と振り返った。


　 9回表巨人一死 1塁、阿部を併殺打に仕留め勝利を喜ぶ能見篤史投手

　 9回 5安打、わずか 108球。昨年 9月29日の広島戦(甲子園)以来、自身 6度目の完封劇に和田監督も｢本当に攻めていた。変化球の時もしっかりと腕を振って、本当にエースらしい投球だった｣と最敬礼だ。
　ＷＢＣ代表候補合宿へ臨む直前の 2月中旬。左腕のもとに２枚の旗が届いた。縦50センチ横80センチ。そこには寄せ書きがビッシリ。後援会の岩見俊昭さん(63)から｢地元の出石中、小坂(おさか)小の子供たちがメッセージを書いたんです。 1枚では収まらず 2枚になりました｣と贈られた日の丸だった。例年は兵庫・豊岡市(旧出石町)に帰郷した際、子供たち約 300人に｢激励会｣でもてなされていたが、昨オフは始動も早く、実現せず。パワーを別の形で受け取っていたのだ。


　お立ち台の能見篤史投手とマートン外野手

　ＷＢＣ準決勝・プエルトリコ戦で痛恨被弾したが、子供たちを聖地開幕で安心させる快投となった。能見の甲子園開幕戦白星は 4年連続。うち 3度は巨人戦で、昨年 4月 6日も完封劇を演じた。
　｢去年も(対巨人初戦で)完封して、そこからガタガタ(崩れて)いったので。ここからが大事ですから｣
　16日の次回登板も、巨人戦(東京Ｄ)。もう、世界の“後遺症”も心配ない。セ界に君臨する左腕が、巨人に 1つ目の土をつけた。
　中日、広島が勝ったため、敗れれば2011年 6月以来の単独最下位に沈む危機だった。巨人とは対照的に開幕ダッシュは決められなかったが、甲子園での 1勝は反攻を予感させた。能見はお立ち台で叫んだ。｢まだ始まったばかり。一戦一戦戦っていくので我慢して応援してください｣。エースと 4番の和解を見届けた 4万4019人の観客から温かい拍手が起こった。

≪ 6年ぶり 2度目≫
　能見が巨人打線から10三振を奪い、無四死球完封で今季初勝利。自身無四死球完封は2007年 8月18日広島戦に次いで 6年ぶり 2度目。ただし、前回は奪った三振が 5個。 2桁奪三振で記録したのはプロ入り初めてだ。また、巨人戦の完封勝利は昨季 4月 6日に今季と同じ 1回戦でマークして以来 2度目。阪神の投手が巨人とのシーズン初戦に完封勝利を挙げたのは他に1940年若林、1950年梶岡、1969年江夏、1995年藪だけ。 1人で 2度は能見が初めて。なお、阪神投手の両リーグ完封一番乗りは2004年 4月 9日中日戦の井川以来 9年ぶり(西武・松坂も同日に記録)。

　最後も直球だった。 2点を追う 9回一死 1塁から巨人の 4番・阿部が、能見の外角直球を捉えられず 2ゴロ併殺打。｢真っすぐは(スピードガンの)表示より来ていた感じだった。みんなミスショットもたくさんありましたしね｣と振り返った。
　10三振を奪われ、零敗での今季初黒星。決め球でも直球を多投してきた能見を打ち崩せず、また天敵に逆戻りだ。これまで 7勝14敗、防御率2.70と相性は悪かったが、昨年は 3勝 2敗と攻略。決め球で多投してきた低めのフォークボールを見極め、高めに来た直球やスライダーを徹底的に狙い打ちしたからだ。
　｢(配球を)変えてくる部分はある程度、想定内だった｣と橋上戦略コーチ。能見とはＷＢＣでともに戦い、今季の直球の精度の高さを痛感。｢真っすぐがある程度、増える｣と警戒感を強めていた。予想通り、相手バッテリーは直球勝負で来た。 4回までの 7三振中、 5三振の決め球が直球。だが切れと制球が予想以上だった。象徴的な場面は唯一、 3塁に走者を進めた 2点を追う 8回二死 1、 3塁。長野が 3ボールから直球を狙った。球速は 139キロながら差し込まれ 1飛。仕留めにいって仕留められず｢何とかしていかないと｣と悔しがった。阿部、坂本、長野の侍 3人衆で安打は坂本の 1本のみだ。
　72年ぶりに球団記録に並んだ開幕 7連勝の歴史的ダッシュは、昨季15勝 5敗( 4分け)と圧倒した伝統の一戦でストップ。球団新記録の開幕８連勝を逃した原監督は｢きょうの精神状態と一緒で、あしたもフラットな気持ちで戦っていく｣と語った。たかが１敗。だが能見に再び苦手意識を植え付けられたことも事実だ。

≪22年ぶり 3度目≫
　巨人が今季初黒星。開幕からの連勝は 1分けを挟み、 7で止まった。開幕 7連勝以上のチームは今季の巨人で12度目だったが、零敗でストップは1938年春タイガースが 7連勝後の 5月15日阪急戦(● 0― 4)、1991年西武が 8連勝後の 4月19日近鉄戦(● 0― 5)で喫したのに次ぎ22年ぶり 3度目だ。これで阪神とのシーズン初戦は2010年から 4連敗。この間、本塁打は 1本も出ていない。

　妖怪人間から今度は幽霊役になった女優・杏が始球式を行った。一番最初に始球式を行ったのは、早稲田大學初代総長の大隈重信氏だったというから、どの位の年月が過ぎたのでしょうね。1908年11月22日だったと言う事は、今年で 106年目と言う事になるようだ。
　そんな始球式に、あがって巧く投げられなかったという所は早稲田大學初代総長の大隈重信氏が一塁側ベンチに向かって投げてしまったというから同罪と言う事になるのではないでしょうか。
　試合の方は、侍ジャパンの能見投手が完投勝利をして 8連勝になった場合には最下位に落ちてしまうという試合で勝利投手となり、Denaと同率で 3位に浮上させたという実に良い試合をしてくれた。その立役者となったのがマートンだったというのは何かの因縁が有ったのかも知れない。
　今日も勝って、巨人を首位から早く引きずり下ろすようにして欲しいですね。
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！


　2013.04.09 勝敗表




　女優・杏(父は俳優の渡辺謙。兄は同じく俳優の渡辺大)出演の｢幽かな彼女｣(かすかなかのじょ)の公式サイトはここ→http://www.ktv.jp/kasuka/index.html


　【公式】｢幽かな彼女｣スペシャル映像　杏編

〔番組紹介〕
僕は、幽霊が嫌いです…「怖い」んじゃなくて「嫌い」なんです。
ジメジメしていて、陰気で、自己中で、楽しい思い出の写真に勝手に映り込んだり、家賃を払ってもいないくせに人の家に居座ったり…
世間の人は「幽霊は怖い」とよく言いますが、変に怖がって、あいつらを調子に乗らせちゃいけません。無視するか、塩を振るかしてやればいいんです。
でもある日、僕はおかしな幽霊に出会いました。
ドジで、要領が悪くて、妙に放っておけない雰囲気の女幽霊。
微かに……いえ、幽（かす）かに彼女が気になってきました！
主人公は超霊感体質の中学校教師！相棒は“構ってちゃん”な女地縛霊！！
そんな二人が立ち向かうのは、今の中学に潜むリアルな問題の数々…
人間と幽霊の垣根を越えたコンビが繰り広げるハートフル・ラブコメディ！！



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