長年、猛虎が苦しめられていたナゴヤドームで、マット・マートン外野手(31)が先制のタイムリー内野安打を放ち、 7回にも内野安打を放ち、マルチ安打を記録した。
4回には藤井彰人捕手(36)が犠飛を打ち上げて、 2点目を奪った。
アニヤン・新井貴浩内野手(36)が 2安打で難敵攻略の一役を担った。
西岡剛内野手(28)が安打と 2盗でチャンスメークした。 1回に先制のホームを踏むと 6回にはダメ押しタイムリーで中日を沈め猛打賞と大暴れ。
先発ジェイソン・スタンリッジ投手(34)が 6回無失点で今季初勝利を挙げた。初回、 2回と得点圏に走者を背負ったが、要所でボールを低めに集める投球が光った。
阪神は24日、鶴直人投手(25)、川崎雄介投手(31)、今成亮太捕手(25)を出場選手登録、能見篤史投手(33)が24日、左手中指の爪が割れたため、 1軍出場選手登録を抹消された。また、久保田、歳内は再調整のため 2軍に降格した。 記事をまとめてみました。
阪神が 1回に二死 3塁からマートンの 3塁への適時内野安打で 1点先制。先発スタンリッジは 3回を 3安打ながら無失点に抑えた。
阪神は 4回に藤井彰の中犠飛で 1点追加。 6回にも西岡の中前適時打で 1点を追加した。中日カブレラは 6回 3失点で降板した。
阪神スタンリッジが粘りの投球で<中日 0- 3阪神>と今季初勝利を挙げた。開幕から 3連勝中だった中日カブレラは来日初黒星となった。
1回表、マートン外野手は先制の 3塁内野安打を放った
マット・マートン外野手が先制のタイムリー内野安打を放った。
1回二死 3塁、中日先発カブレラの速球に対し、当たりは悪いながらも 3塁前へ転がした。これが内野安打となって 1点を先制した。また、 4回には藤井彰人捕手が犠飛を打ち上げて、 2点目を奪った。
長年、猛虎が苦しめられていたナゴヤドーム。竜の巣が持つ負のオーラも、輝きを取り戻した助っ人の前では無力だった。 1回、マートンが先制打。 2本の内野安打を記録し、自慢のバットだけでなく、足でも鬼門攻略に貢献した。
ナゴヤ、ダイスキ!! 1回、マートンの内野安打で先制。 7回にも内野安打を放ち、マルチ安打を記録した
「西岡が塁に出てくれて、チームのためにヒットが出てよかったよ。前に転がしたら、なんとかなると思っていたんだ」
普段以上に汗をしたたらせ、帰りのバスへと乗り込んだ。勝利のため、懸命に走った証しだった。 1回二死 3塁だ。先頭・西岡の左前打などで迎えた好機。このチャンスで虎の安打製造機は、カブレラが投じた 2- 2からの 5球目を叩いた。ボテボテの当たりが 3塁方向へ転がる。その間、必死に 1塁ベースを目指した。 3塁手・ルナは素手での捕球を試みるが、M砲の猛ダッシュぶりに半ばあきらめたように、ボールをつかみ損ねた。 3走・西岡が生還し、待望の先制点を挙げた。
続く福留の打席中に 2盗を決め、今季 3個目の盗塁に成功。 7回にも遊撃へ内野安打を放ち、今季 9度目のマルチ安打を記録した。
マートンのゴロを 3塁のルナが捕り損ねた
苦手意識のなさが、結果につながった。昨季ナゴヤドームでは、打率 0.357、 1本塁打、 3打点と、 1人打ちまくった。チームがなぜか苦戦する球場だが「ナゴヤドームだとか、気にしていないよ」と笑う。12安打を放ち、 2試合連続 2けた安打。同球場での 2試合連続10安打以上は2008年 9月16日(● 2- 5、10安打)、同17日の(○11- 6、12安打)以来、 5年ぶり。M砲に率いられて、ヒットパレードが止まらない。
鬼門攻略の突破口を開くため、英気も養っていた。敵地への移動日となった22日には、ステファニー夫人らを連れて名古屋市内のステーキハウスに出かけた。肉汁があふれ出るほどの分厚いステーキ、添えられたポテト-。なにより、愛する家族の笑顔を見ていると、自然と力がこみ上げてきた。そのパワーを原動力とし、足をフル回転させた。
「とにかく、チームが勝てたので、それが一番だよ」
前夜の悪夢はもう振り払った。M砲に鬼門という言葉は通用しない。
6回表阪神無死、アニヤン・新井貴浩内野手は左前安打を放った
アニヤン・新井貴浩内野手が 2安打で難敵攻略の一役を担った。中日の先発は 3戦 3勝のカブレラ。
1点リードの 4回無死 1塁からは左前に落とし、 1、 3塁に好機を拡大。 8番藤井彰人の中犠飛をお膳立てした。
2点リードの 6回は先頭で高めの直球を左前打。 1番西岡の中前適時打で 3点目のホームを踏んだ。「いいスイングはできた」。この 3試合は10打数 6安打と状態を上げている。
3回無死、左越え 2塁打を放った西岡剛内野手はベンチに向かってポーズ(右は 2塁手・荒木)
西岡剛内野手(28)が猛打賞と大暴れ。西岡のバットが勝利を決定づけた。安打と 2盗でチャンスメークした 1回に先制のホームを踏むと 2点をリードした 6回には 4日の対戦では無安打にねじ伏せられていたカブレラの初球を叩くと、中堅へ抜けた。 3点目となるダメ押しタイムリーで中日を沈めた。昨季は 2勝 9敗 1分け、 9月 8日まで勝てなかったナゴヤDでの今季初勝利を、 4月中の 2戦目でたぐり寄せた。新戦力が躍動して貯金は再び「 3」。
勇気づけ、仲間を鼓舞するライナーが左前で弾む。 1回先頭。西岡は粘って 7球目にバットを合わせた。続く大和の打席では2ボールからスタートを切って、鋭くスライディング。セーフ。カリブの長身右腕カブレラの大きなモーションを盗み、攻めた。鬼門で勝利に導いた。
6回、トドメのタイムリーを放った西岡剛内野手。カブレラ(左)から 3安打だ!
メジャー帰りで、昨季の「ナゴヤD恐怖症」とは無縁の存在。だが、自身もロッテ時代、交流戦が54打数 6安打の打率 1割 1分 1厘、2010年の日本シリーズも 8打数 1安打とナゴヤDを苦手にしていた「きのう(23日)嫌な負け方したんで、きょうは何としても勢いをつけたいと思って、 1番として打席に入った。いい方向に進んでいるので、よかった」猛打賞で、自身とチームを呪縛から解き放った。
名古屋に乗り込んだ23日は15失点で連勝が{ 4」で止まった。自身も 5タコで嫌なムードが漂ったが、プレーボール直後に流れを変えた。 3試合ぶりの安打と今季3個目の盗塁でチャンスメークし、二死 3塁。マートンの 3塁適時内野安打で生還し、先制のホームを踏んだ。本来のスピードが戻りつつある。体の変化を感じている。
6回一死満塁、中前適時打を放った西岡剛内野手
先発は試合前時点で 3戦 3勝、防御率0.45のカブレラ。 4日の前回対戦(京セラD)では 7回ゼロ封されていた。西岡は「 2度目の対戦なので、どういう球がくるかある程度イメージは持っていた」と強気。 3回先頭での左翼線 2塁打。
ハートに火をつけるシーンがあった。 2点リードの 6回無死満塁では、和田監督が「西岡に賭けるという思いで」と打席のスタンリッジがゴロを打って併殺に倒れないように「打つな」の三振指令。西岡は「任されたところ。絶対に点を取らなければいけないと思った」と将の采配に応え、中前適時打でトドメを差した。
8回、中日・井端弘和を併殺に打ち取った西岡剛内野手と鳥谷敬内野手
「足」でも引っかき回した。初回に今季 3個目の盗塁を決めると、先制適時打を放ったマートンも走るなどチームは今季最多の 1試合 3盗塁。「昨日イヤな負けをしていたので勢いづけられたら、と思っていた」。ここまで 3戦 3勝だったカブレラを揺さぶり、攻略し、これで打点を挙げた 6試合は全勝だ。
西岡が持つ「勝利の神話」は、鬼門にも打ち勝つ力がある。
今季4度目の猛打賞で29安打はリーグ 3位。鬼門知らずの新戦力が、 2戦目で早くも勝利をもたらした。ナゴヤドームでは 4年連続で負け越し、昨季は 2勝 9敗 1分け。開幕から敵地で勝つのに10戦を要したが関係ない。西岡に触発され、マートン、鳥谷も 2盗を決めた。チーム 3盗塁は今季初だ。 2メートル 3の巨漢右腕カブレラを揺さぶり、攻略した。
西岡は「内容より結果にこだわっている。勝てば全部大きいです」と溜飲を下げた。ヒットメーカーでスピードスターの背番号「 7」が猛虎再生の中心にいる。
3回裏中日無死、大島の 1ゴロでベースカバーにダッシュするスタンリッジ投手
先発ジェイソン・スタンリッジ投手が 6回無失点で今季初勝利を挙げた。「球を低めに集めることで、要所を締めることができた」と満足げだった。初回、 2回と得点圏に走者を背負ったが、要所でボールを低めに集める投球が光った。
右腕は2010年途中に阪神入りしてから、ナゴヤドームで初白星。鬼門の球場でチームに勝利をもたらし「特別な最高の気分」と話した。
降板後は「リードした展開でマウンドを降りられたことが一番良かった。西岡選手、鳥谷選手も守備で助けてくれたし、藤井選手のリードにも助けられました」とチームメートに感謝していた。
23日の中日戦で左中指を気にする能見篤史投手
阪神は24日、鶴直人投手、川崎雄介投手、今成亮太捕手を出場選手登録、能見篤史投手が24日、左手中指の爪が割れたため、 1軍出場選手登録を抹消された。
23日中日戦(ナゴヤドーム)に先発したが、今季自己最短 4回 4失点で降板していた。この日、同カードの練習前に杉本一弘チーフトレーナーが「少し爪の方が浮いてきている。広がってくると(回復に)時間がかかる。様子を見てくださいと(和田)監督にお願いしました」と説明した。爪は前々回16日巨人戦(東京ドーム)で登板した際に負傷したもので、完全な回復に至っていなかった。
故障、負傷による登録抹消は2010年 5月 3日、右足甲の剥離(はくり)骨折以来となった。 9連戦の初戦で大黒柱が悪夢の離脱。次回登板はローテーション通りなら29日の広島戦(甲子園)の予定だったが、中西投手コーチは「次は無理」。登板順を 1度飛ばすだけで済むか?との問いには「それはわからない。( 1軍)帯同させながら毎日チェックして」と、今後の状態によっては戦線離脱が長くなる可能性もある。先発ローテーションの再編を強いられることになった。
能見は今季、 4試合に先発して 1勝 2敗、防御率3.12。また、久保田、歳内は再調整のため 2軍に降格した。
長年、猛虎が苦しめられていたナゴヤドームで、実に良い試合をしてくれた。これが本来の力なのかも知れない。
特に、マートンが珍しくマルチ安打を記録したり、アニヤンが難敵攻略の一役を担うなんて見る事ができない様な事をしてくれた。西岡剛内野手チャンスメークを行い、中日を沈める猛打賞と大暴れしたのも良かった。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2013.04.24 勝敗表
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
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番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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マートン先制打!藤井彰人犠飛!アニヤン・新井 2安打!スタンリッジ 6回無失点で今季初勝利!
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