阪神・福留外野手が 6年ぶりナゴヤでタイムリー、しかし元ＪＦＫトリオの久保田投手が大炎上…

　福留孝介外野手(35)が、かつての本拠地ナゴヤドームでタイムリー 2塁打を放ち、大量リードを許した 7回二死 1、 2塁。右中間フェンス上部を直撃する特大の適時 2塁打で一矢報いた。
　やはり鬼門なのか…。 4連勝で敵地・ナゴヤドームへ乗り込んできた阪神は、能見篤史投手(33)が中日相手に今季自己最短となる 4回 4失点ＫＯ。左手の爪が割れていることが投球にも影響しており、次戦先発登板が予想される29日の広島戦(甲子園)を回避する可能性も浮上した。
　久保田智之投手(32)が 4点ビハインドの 5回に登板。先頭ルナに右翼線 2塁打を許すと、制球を乱し今季初登板で大炎上した。
　久保康友投手(32)が22日に出場選手登録日数が 8年に達し、国内フリーエージェント(ＦＡ)権を取得していたことが23日、分かった。記事をまとめてみました。



　中日が 1回和田の左犠飛で 1点先制。井端の中前適時打で 1点を追加した。 2回には藤井の 1号ソロが飛び出した。
　阪神能見は 4回 4失点で降板した。中日は 5回にも 5安打 8得点と打線が爆発。先発吉見は 6回まで 2失点と踏ん張った。
　中日吉見が 7回 3失点と粘りの投球で＜中日15－ 3阪神＞と今季初勝利を挙げた。中日は連敗を 3で止め、阪神の連勝は 4でストップした。


　 7回表阪神二死 1、 2塁、福留孝介外野手は中越え適時 2塁打を放った

　福留孝介外野手が、かつての本拠地ナゴヤドームでタイムリー 2塁打を放った。
　大量リードを許した 7回二死 1、 2塁。右中間フェンス上部を直撃する特大の適時 2塁打で一矢報いた。
　｢(スタンドに)入っていない｣。試合後は厳しい表情だったが、2007年以来、 6年ぶりのナゴヤドームで健在ぶりを示した。
　悪夢のような夜にも光明はある－。古巣相手に 7回、福留孝介外野手が意地の弾丸適時 2塁打。虎の悪しき歴史とは無縁の男が、きょうこそ、やり返してくれるはずだ！！
　ぶぜんとした顔で、足早にバスに向った。古巣に大敗し、最後は主力を下げる余裕すら見せられた。 9回二死 1塁ではハーフスイングの微妙な判定で三振。ゲームセット…。福留の移籍後初のナゴヤドーム“がい旋”は悔しい結果となった。


　最後の打者となった福留孝介外野手。古巣相手に、きょうこそやり返してくれ！！

　｢入ってない｣
　試合後に発したのは、このひと言だけだ。 2－12で迎えた 7回。二死 1、 2塁で、中日のエース・吉見から右中間へ大飛球を放った。オーバーフェンスにあと数十センチ届かず。 2試合連続安打となる適時 2塁打は鋭くフェンスを直撃した。ただ 2走・大和に続いて 1走・鳥谷も本塁を狙ったが、タッチアウト。入っていないものは入っていない－。｢惜しかった｣という報道陣の質問を遮るように言い放った後は、ノーコメントを貫いた。
　にじむ悔しさ。 5連勝を逃したどころか、12点差の大敗。あしたこそ、やり返す。燃えない選手などいないはずだ。
　福留自身、打撃に確かな上昇の兆しが見える。四回先頭でも、ルナに好捕はされたが、 3塁へ痛烈な当たり。外角球に対し体を開かず、強く打ち返せていた。水谷チーフ打撃コーチは、｢しっかりスイングできている。( 7回も)すごい打球やったやろ？｣と、打撃内容に納得の表情だ。 3番・鳥谷もマルチ安打で、 4番・マートンは好調キープ。クリーンアップがつながれば、得点の流れは必ず作れるはずだ。


　 7回、適時 2塁打を放った福留孝介外野手

　2007年まで 9年間在籍した中日時代のホーム。試合前には、元チームメートや関係者とあいさつを交わした。昨季虎はナゴヤＤでチーム打率 0.228と苦戦し、 2勝 9敗 1分け。昨季に限らずここ 4年連続で負け越すなど、鬼門・ナゴヤＤは阪神の“伝統”だ。ただ福留は違う。
　同地で通算打率 0.318、83本塁打、 292打点。和田監督が｢(福留はチームが)ナゴヤで打てていないという影響はないだろう｣と試合前から期待を寄せれば、本人も、｢(中日時代)本拠地だったし。明るい。ボールが見やすいと思うけど。外でやるより楽｣と話すほど、慣れ親しんでいる。タテジマの“忌まわしき過去”など、関係ない。ここまで21試合、打率 0.159も、打点16はチームトップ。このままなら、シーズン 109打点ペースだ。
　 4連勝中と波に乗りかけたチームは、思わぬ大差で敗戦した。ただ11安打で 3点を返した事実は必ず、24日につながるはずだ。昨年までとは違う。希望を抱かせる福留のバット。まだ貯金は｢ 2｣。 8年ぶりのＶ奪回に、鬼門克服は避けて通れない。その中核を背番号｢ 8｣が担う。


　藤井に左越え本塁打を打たれがっくりする能見篤史投手

　やはり鬼門なのか…。 4連勝で敵地・ナゴヤドームへ乗り込んできた阪神は、能見篤史投手が中日相手に今季自己最短となる 4回 4失点ＫＯ。左手の爪が割れていることが投球にも影響しており、次戦先発登板が予想される29日の広島戦(甲子園)を回避する可能性も浮上した。試合もナゴヤドームでは球団ワーストタイとなる15失点の大敗で 9連戦の初戦にエースが沈んだ。鬼門・ナゴヤドームのマウンドに上がった能見は、いつもの能見ではなかった。前回16日の巨人戦(東京Ｄ)で割れていた爪の影響もあったのか－。 4回 4失点(自責 3)で、今季最短ＫＯで降板した。始まったばかりの連戦の今後に、暗い影が迫ってきた。
　予期せぬ展開の連続に、左翼席の虎党も徐々に意気消沈していった。 4連勝と上昇気流で乗り込んできたナゴヤドーム。猛虎ナインもまた、昨年の 2勝 9敗 1分けをはじめ、鬼門と呼ばれて久しい敵地での雪辱を誓っていたものの、初回から劣勢に立たされた。


　左手を気にする能見篤史投手

　まさかの始まりはエース能見の誤算だった。 1回先頭の大島に四球。一死 1、 3塁から和田の左犠飛で先制されると、井端の中前打で加点。 2回には 8番藤井に左中間スタンドへ運ばれ 3点目を献上するソロ本塁打を許し、 4回には大島の左前適時打で 4点目を失った。
　｢先に点を取られてしまい、ゲームのリズムをつくることができなかった｣と反省した。
　 5回の打席で代打を送られ、今季最短となる 4回 4失点ＫＯ。その舞台裏では、前回16日の巨人戦で割れ、懸念されていた左手爪の影響があった。
　｢不運な当たり？　イヤイヤ。初回はね。先制点だけは与えたくなかった。(ベースカバーのときの足は)大丈夫ですけどね｣
　試合後は、エースらしく前を見つめて歩いた能見だが…。立ち上がりから“異変”はあった。
　しきりにロジンバッグをさわり、左手を振るような仕草を見せた。 1回の先頭、大島へ四球。荒木の犠打で一死 2塁のピンチを背負うと、ルナの 2塁内野安打で 1塁ベースカバーに入った際に、足首をひねったようにも見えた。トレーナーが駆けつけたが続投。結局、犠飛と適時打を浴び、いきなり 2点を失った。


　 1回、ベースカバーした際の足首の方は、大丈夫だったようだが…

　足首は大丈夫－。ただ問題は爪だ。 4連勝の余韻も吹っ飛ぶ事態に試合後、和田監督は険しい表情のまま言葉をつないだ。｢だいぶ爪を気にしていた。(初回、中西投手コーチがマウンドへ行ったのも)確認の意味があった。ちょっと(爪の)状態によっては(登板を) 1回飛ばさないといけないかもしれない｣とローテ再編を示唆。中西投手コーチも｢そっち(足首)は影響はない。あるとしたら違う方(爪)。それ以上は言えない｣と口をつぐんだ。
　初回一死 2塁からルナに 2塁内野安打を許した際に、能見は 1塁ベースカバーへ。中西投手コーチと土屋トレーナーが、慌ててマウンドへ駆け寄った。爪の状態と足に故障がなかったかを確かめ、そのまま続投。だが、裏を返せば、すでに不安を抱えての投球だった。次戦は中 5日で29日の広島戦先発が予想されたが、これも不透明となった。


　爪を気にしながらマウンドを降りる能見篤史投手

　試合後のコーチ会議では久保田、歳内とともに登録抹消されることが決まった模様。代わりに、鶴、川崎、今成が昇格候補に上がっている。残り 8連戦。中 5日で29日の広島戦(甲子園)に回ることが期待されていたエースを襲ったアクシデント。15失点でも、まだチーム防御率セ 1位の2.58を誇るが…。能見を欠いてのローテ再編はチームにとって、非常に苦しい。
　ナゴヤドームでは2003年 7月26日以来10シーズンぶりとなる15失点の大敗にも、指揮官は懸命に前を向いた。きょう24日からの残り 8連戦を見据え、リリーフ陣は温存。あえて｢捨て試合｣をつくることで、反攻の態勢を整えた。それだけに、気がかりなのが大黒柱・能見の存在。ここまで踏ん張ってきた投手陣に、一抹の不安が残る夜となった。



　中日和田に適時 2塁打を打たれがっくりする久保田智之投手

　久保田智之投手が今季初登板で大炎上した。 4点ビハインドの 5回に登板。先頭ルナに右翼線 2塁打を許すと、制球を乱す。
　 2連続四球を与えると歯止めが利かない。球は上ずり、中日打線の猛攻に遭った。 5安打を集中されて 4与四球…。悪夢の 8失点で試合をつぶしてしまった。｢ボールが高かった。申し訳ないです｣と話すのが精いっぱい。2005年優勝時に藤川(現カブス)、ウィリアムス(現阪神駐米国際スカウト)とＪＦＫトリオを組んだ好投手が苦しんでいる。

　久保康友投手が22日に出場選手登録日数が 8年に達し、国内フリーエージェント(ＦＡ)権を取得していたことが23日、分かった。
　昨年 9月下旬に日本野球機構が久保のＦＡ資格日数に誤りがあったと発表。誤りが発覚する前の計算の場合、昨季中に国内ＦＡ権を取得する予定だったが、今年に持ち越しになっていた。
　中日戦(ナゴヤドーム)の試合前練習後、久保は｢いま、言われても特に何もないです。最短で取れていないので、もっとできたという思いもある。これからの野球人生に生かしたい｣と話し、権利の行使について明言を避けた。

　能見篤史投手が、爪が割れて元に戻らないうちに登板はきつかったよね。しかし、ファンからも｢ＧのＵ投手はもう要らない｣と言われるような投手になって欲しくないですね。
　それに、元ＪＦＫトリオの久保田の影はどこに行ってしまったのでしょうね。いくら古巣ドラゴンズとの試合だと言っても頑張っているドメさんがいても点数を取られてはどうしようも無いですよね。
　今日(24日)には勝って、また前進する様に頑張って欲しいですね。
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！


　2013.04.23 勝敗表











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