西岡剛内野手(28)が復調した。試合前まで 3試合13打席連続無安打だったが、 1回の第 1打席で止めた。
新井弟・新井良太内野手(29)が衝撃弾を放ち、聖地の夜空に右中間席に突き刺さった。虎党が歓喜に沸いた。
前日失点に絡む失策を犯した鳥谷敬内野手(31)が走攻守で汚名返上した。マット・マートン外野手(31)が 3点目をたたき出した。
藤井彰人捕手(36)は 6点リードの 5回一死 1、 2塁で篠田のツーシームを右前へ。2走・新井貴浩内野手(35)を生還させた。
6回 1走・福留孝介外野手(36)がスライディングで戦う姿勢を示した。
7回一死走者なしで、 2年目の伊藤隼太外野手(23)が今季初めて「H」マークを灯した
ジェイソン・スタンリッジ投手(34)が 7回 7安打 3失点ながら、自責は「 1」で、大好きな“鯉料理”に舌鼓を打って、今季 2勝目を手中に収めた。記事をまとめてみました。
阪神は 2回一死 1塁から 7番新井良太の右越え 2号 2ランで先制。先発スタンリッジは 3回終了時点で 1安打無失点。
阪神は 3点リードの 5回、 4番マートンの左越え 3ランなどで 4得点。 3点を奪われた直後の 6回にも相手失策で 2得点した。
阪神は 7回にも 2点を追加し、<阪神11- 3広島>と11得点で今季 1試合最多得点を更新。先発スタンリッジは 7回 3失点で 2勝目をあげた。
7回裏、右中間へ適時 3塁打を放ち塁上で手をたたく西岡剛内野手
西岡剛内野手が復調した。試合前まで 3試合13打席連続無安打だったが、 1回の第 1打席で止めた。
篠田の内寄り直球を強振し、左前に運んだ。その後、 3打席は凡退したが、 7回一死 1塁では福井の内角直球をフルスイングして右中間を破る適時 3塁打とした。
1日の同カード 3戦目はエース前田健と対戦。早くも「球界を代表する投手なのは間違いない。前回、抑えられている。 1点、 2点の試合になる。勝負を勝ち抜かないと優勝はなくなる」と意気込んでいた。
好打者ほどスランプは短い。 3試合無安打が続いていた西岡が、マルチ安打でトンネルを脱出。虎入り後初の 3塁打は、ダメ押しのタイムリー。頼れるトップバッターが猛攻劇を締めくくった。
7回一死 1塁で、右中間を破る 3塁打を放った西岡剛内野手
「スッキリ? ないですよ。悪かったものが、急に良くなることはない。でも勝ったらOKでしょう」
悪いなりに結果を出すあたりは、さすが。第 1打席で左前に運び、14打席ぶりの「H」を灯すと、 6点リードで迎えた 7回の第 5打席。一死 1塁から、福井の真っすぐを完ぺきにとらえた打球は、右中間を真っ二つ。 3塁打で10点目を叩き出すと、続く大和の 1ゴロで、今季最多11得点目のホームを踏んだ。
明るいキャラクターの裏に隠れた悩みがあったのだろう。前日29日の広島戦(甲子園)のあと、一心不乱に室内練習場で振り込んだ。水谷打撃コーチをして「初めてじゃろう」という居残りスイングだった。試合前、西岡はこう説明していた。
「いい当たりでも、正面を突くのはズレているということ。逆にボテボテでも抜けるのはいい。 1センチ 1ミリと(タイミングが)ズレているから、そう(アウトに)なる」
天才的なミート力を誇る背番号7ならではの修正を施し、即 4試合ぶりのマルチ安打をマークした。「イライラもある。反省もするけど、僕は深夜 0時を 1秒でも過ぎたら笑っているんですよ」。やはり背番号「 7」には破顔した表情がよく似合う。また、ヒット街道をひた走っていく。
2回裏阪神一死 1塁、先制の右越え 2点本塁打を放った新井良太内野手
聖地の夜空に舞い上がった白球は、重たい空気を切り裂き、右中間席に突き刺さった。虎党が歓喜に沸く。猛ダッシュしていたヒーローはその瞬間、スピードを緩めて悠々とダイヤモンドを一周した新井弟・新井良太内野手が衝撃弾を放った。両チーム無得点の 2回一死 1塁、広島篠田の内寄り低めツーシーム 133キロをミート。
広い甲子園の右中間最深部席に先制 2号 2ランをたたき込んだ。力強さを取り戻した豪快なスイングで勝利をたぐり寄せた。低めの速球を右翼から左翼方向へ吹く浜風が止んでいたとはいえ、左打者でもなかなかスタンドインできない場所への 1発。「ストライクゾーンに来たら、積極的に行こうと心掛けて打席に立ちました。先制できて良かったです」と振り返り好球必打の今季本拠地初本塁打に胸を張った。
2回裏 本塁打を放った新井良太内野手
打順は開幕当初の 4番から 7番に下がり「丁寧にセンター返しを続けていく」と言う。その言葉通り、 5回には中前打でチャンスメークした。
「まさか入るとは思わなかったので、とりあえずしっかり走りました。練習でやっていることができたのでよかった」
今季甲子園で初のヒーローインタビュー。開幕 4番を務めた男が、遅ればせながらも上がったお立ち台で喜びを爆発させた。 2回だった。一死 1塁で打席に入ると、広島先発・篠田が投じた 1ボールからの 2球目。内角低め 133キロのツーシームを右中間スタンドまで運んだ。 4試合ぶり、今季 2本目のアーチ。 5回には中前打も放ち、今季 6度目のマルチも記録した。
新井良太内野手は 2回一死 1塁で右中間スタンドへ、先制の 2号 2ラン。開幕 4番男の調子が上がってきた
まさに「練習でやっていることができた」という一発だった。前日は守備の乱れで敗れたが、嫌な流れを吹き飛ばしてみせた。ただ、 3本の指を立てて喜びを表すポーズは先にホームを踏んだ福留がしてしまい、できなかった。「あとでナリ(今成)と小さくやりましたし、それはそれでOKです」と苦笑い。だが、これも良太がチームのムードメーカーという証拠。その笑顔はベンチを明るくする。
「いいときもあれば、悪いときもあるので。練習でできることの積み重ね。これからもああいうふうに打てるようにしたい」
打順もいまは 7番だが、 4番も打てる。背番号「32」のバットから響く快音が、猛虎の快進撃の合図だ。
3回、生還した鳥谷敬内野手
前日失点に絡む失策を犯した鳥谷敬内野手が走攻守で汚名返上した。 3回にルイスの 3遊間へのゴロを横っ跳びで好捕。 1塁への素早い送球で俊足の 1番打者を刺し「難しいかどうかは分からないけど」と名手の貫禄を漂わせた。
打撃は 2安打。走塁でも 3回に投球がワンバウンドし捕手・倉が前に落とすのを見て、好判断で 3塁を陥れ(記録は暴投)、次のマートンの適時打につなげた。「(そういう状況があることは)試合前から分かっていた。積み重ねです」とさらりと言った。
4番の左前打で 3点目のホームを踏んだ。前日29日の守備では走者を 2、 3塁間で挟みながら、タッチの際にボールを落球しピンチを拡大したが、この日は 3回一死、ルイスの 3遊間の打球をダイビングキャッチしてもり立てた。
5回裏阪神無死 1、 2塁、左越え 3点本塁打を放ったマートン外野手
マット・マートン外野手が 3点目をたたき出した。
2点リードの 3回二死 2塁から 3遊間を破り、 2塁走者鳥谷がホーム生還。「追加点のほしい場面で 1本打てて良かったです」と振り返った。
さらに、マートンが 2号 3ランを放った。 3点リードの 5回無死 1、 2塁で左越え弾。
「僕はたくさんホームランを打つようなバッターじゃないので、こうしてホームランを打てて気持ちよかったよ。とにかく追加点が入ってよかった」と喜んだ。
藤井彰人捕手は 6点リードの 5回一死 1、 2塁で篠田のツーシームを右前へ。 2走・新井貴浩内野手を生還させた。右翼手・広瀬がファンブルしたため(記録は失策)、打点はつかなかったが、「コースに逆らわずに打ち返すことができました」と笑顔。先発マスクで 7試合連続打点は消えたが、リードだけじゃなく、打率 0.284とバットも絶好調だ。
6回一死満塁で、 2塁へ猛烈なスライディングをみせ、併殺を阻止した福留孝介外野手。これがトドメの 2得点を生んだ
激しく黒土を飛び散らせ、得点をアシストした。 7- 0からすぐさま 3点を返された直後。 1走・福留孝介外野手がスライディングで戦う姿勢を示した。
「何も難しいプレーじゃない。普通のプレーですよ」
試合後は場面を振り返り、サラリ。当たり前のことをやった。 6回一死満塁で、新井の 2ゴロは併殺コース。しかし、 1走だった背番号「 8」は、 2塁ベースカバーの遊撃・菊池が外側にステップを踏む方向に目がけて滑り込んだ。バランスを崩し、送球は大きく 1塁をそれた。ダブルプレーでチェンジの打球が、結果的に悪送球を誘い、 2者生還だ。 3塁コーチャーを務める吉竹作戦・守備走塁コーチは「ああいうことをやっていかないと。大味の展開で、そういうことをきっちりできたのはいいこと」と、好走塁を評価した。
6回 アニヤン・新井貴のセカンドゴロでショートの菊池にスライディングの福留孝介外野手
仮に好投手相手で僅差の内容なら、簡単に適時打や本塁打は打てない。福留が体を張って見せたようなプレーが、今後は勝敗を分ける得点につながる。有利な情勢でも、全力を尽くす姿勢が勝利に結びついた。
前日29日は 1点リードの 9回一死 2塁で、菊池の飛球を中堅・大和と譲り合い、ポトリ。結果的に逆転負けにつながった。しかし、この日は本来の高い守備力を発揮。 2回先頭、堂林の低いライナーを前進して好捕。先発・スタンリッジも「福留さんが捕ってくれた打球は難しい当たり。野手のみんなに助けられた」と感謝した。
2回先頭では、 3試合連続安打となる中前打。打率はいまだ 0.167だが、数字で計れない貢献度で白星を運んでいる。
2年目の伊藤隼太が今季初めて「H」マークを灯した。 6点リードの 7回一死走者なし。代打で出場すると、 2番手・福井の 2球目をとらえ、中前打を放った。「これから余裕が出てくると思う」とシーズン 3打席目での 1本に安堵の表情。
出塁した後には、続く西岡の右中間 3塁打で一気にダメ押しのホームを踏み、「難しい当たりでしたが、戻ってこれてよかった」と振り返った。
先発したスタンリッジ投手
心の底からは喜べない。それでも、序盤の快投が押せ押せムードを助長したのは間違いない。ジェイソン・スタンリッジ投手が 7回 7安打 3失点ながら、自責は「 1」。大好きな“鯉料理”に舌鼓を打って、今季 2勝目を手中に収めた。
「全体的にはOKぐらいかな。でも、 6回はイライラしたし、自分じゃなかった。集中力がなかったことを後悔している。 7回で(登板が)終わったことに関しても納得はしていない」
7点リードとなった直後の 6回。 4本の単打に新井の失策も絡んで、 3点を失ったことを悔やんだが、それまでは文句なしだった。 130キロ台後半のカットボールでカウントを稼ぎ、得意のカーブと最速 148キロの直球を織り交ぜた緩急自在の投球が光った。
スタンリッジ投手は 7回 3失点。鯉キラー健在ぶりをみせた
2回から 4回にかけて、 3イニング連続で三者凡退斬り。 5回一死 1塁の場面では「クイックに自信がある」と女房役・藤井彰人の二盗阻止をアシストした。昨季 2勝 1敗、防御率 1.61とセ・リーグ 5球団で最も封じていた広島相手に今シーズン初対戦で好相性を示してみせた。和田監督も「テンポもよくて、(スタンリッジ)らしい投球」とたたえた。
もちろん、虎 4年目を迎えた助っ投が頼もしいのはマウンドだけじゃない。先発ローテを守っているD 1位の藤浪晋太郎投手に投内連係のアドバイスを授け、前日29日に先発した秋山には「自分は勝てる投手だと思っていけ」と助言して、送り出した。ときに山口投手コーチと「若手投手の状態」に関して、意見交換するほど。強い責任と自覚を持って、投手陣を支えようとしている。
「勝ち星がついてよかったね」。自身 2連勝で白星量産態勢は整った。スタンリッジの存在感は不変だ。
会社から帰ってきて即PCを立ち上げて、阪神戦を見てみると阪神が11点も入れて勝っていた!スタンリッジが好投しドメさんや他の選手が頑張った成果がここには有ったのだ。
これでまた前進する事ができたと思う。これからもこの調子で行って欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2013.04.30 勝敗表
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
メールアドレス:89@1242.com
番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。
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新井弟・新井良太内野手(29)が衝撃弾を放ち、聖地の夜空に右中間席に突き刺さった。虎党が歓喜に沸いた。
前日失点に絡む失策を犯した鳥谷敬内野手(31)が走攻守で汚名返上した。マット・マートン外野手(31)が 3点目をたたき出した。
藤井彰人捕手(36)は 6点リードの 5回一死 1、 2塁で篠田のツーシームを右前へ。2走・新井貴浩内野手(35)を生還させた。
6回 1走・福留孝介外野手(36)がスライディングで戦う姿勢を示した。
7回一死走者なしで、 2年目の伊藤隼太外野手(23)が今季初めて「H」マークを灯した
ジェイソン・スタンリッジ投手(34)が 7回 7安打 3失点ながら、自責は「 1」で、大好きな“鯉料理”に舌鼓を打って、今季 2勝目を手中に収めた。記事をまとめてみました。
阪神は 2回一死 1塁から 7番新井良太の右越え 2号 2ランで先制。先発スタンリッジは 3回終了時点で 1安打無失点。
阪神は 3点リードの 5回、 4番マートンの左越え 3ランなどで 4得点。 3点を奪われた直後の 6回にも相手失策で 2得点した。
阪神は 7回にも 2点を追加し、<阪神11- 3広島>と11得点で今季 1試合最多得点を更新。先発スタンリッジは 7回 3失点で 2勝目をあげた。
7回裏、右中間へ適時 3塁打を放ち塁上で手をたたく西岡剛内野手
西岡剛内野手が復調した。試合前まで 3試合13打席連続無安打だったが、 1回の第 1打席で止めた。
篠田の内寄り直球を強振し、左前に運んだ。その後、 3打席は凡退したが、 7回一死 1塁では福井の内角直球をフルスイングして右中間を破る適時 3塁打とした。
1日の同カード 3戦目はエース前田健と対戦。早くも「球界を代表する投手なのは間違いない。前回、抑えられている。 1点、 2点の試合になる。勝負を勝ち抜かないと優勝はなくなる」と意気込んでいた。
好打者ほどスランプは短い。 3試合無安打が続いていた西岡が、マルチ安打でトンネルを脱出。虎入り後初の 3塁打は、ダメ押しのタイムリー。頼れるトップバッターが猛攻劇を締めくくった。
7回一死 1塁で、右中間を破る 3塁打を放った西岡剛内野手
「スッキリ? ないですよ。悪かったものが、急に良くなることはない。でも勝ったらOKでしょう」
悪いなりに結果を出すあたりは、さすが。第 1打席で左前に運び、14打席ぶりの「H」を灯すと、 6点リードで迎えた 7回の第 5打席。一死 1塁から、福井の真っすぐを完ぺきにとらえた打球は、右中間を真っ二つ。 3塁打で10点目を叩き出すと、続く大和の 1ゴロで、今季最多11得点目のホームを踏んだ。
明るいキャラクターの裏に隠れた悩みがあったのだろう。前日29日の広島戦(甲子園)のあと、一心不乱に室内練習場で振り込んだ。水谷打撃コーチをして「初めてじゃろう」という居残りスイングだった。試合前、西岡はこう説明していた。
「いい当たりでも、正面を突くのはズレているということ。逆にボテボテでも抜けるのはいい。 1センチ 1ミリと(タイミングが)ズレているから、そう(アウトに)なる」
天才的なミート力を誇る背番号7ならではの修正を施し、即 4試合ぶりのマルチ安打をマークした。「イライラもある。反省もするけど、僕は深夜 0時を 1秒でも過ぎたら笑っているんですよ」。やはり背番号「 7」には破顔した表情がよく似合う。また、ヒット街道をひた走っていく。
2回裏阪神一死 1塁、先制の右越え 2点本塁打を放った新井良太内野手
聖地の夜空に舞い上がった白球は、重たい空気を切り裂き、右中間席に突き刺さった。虎党が歓喜に沸く。猛ダッシュしていたヒーローはその瞬間、スピードを緩めて悠々とダイヤモンドを一周した新井弟・新井良太内野手が衝撃弾を放った。両チーム無得点の 2回一死 1塁、広島篠田の内寄り低めツーシーム 133キロをミート。
広い甲子園の右中間最深部席に先制 2号 2ランをたたき込んだ。力強さを取り戻した豪快なスイングで勝利をたぐり寄せた。低めの速球を右翼から左翼方向へ吹く浜風が止んでいたとはいえ、左打者でもなかなかスタンドインできない場所への 1発。「ストライクゾーンに来たら、積極的に行こうと心掛けて打席に立ちました。先制できて良かったです」と振り返り好球必打の今季本拠地初本塁打に胸を張った。
2回裏 本塁打を放った新井良太内野手
打順は開幕当初の 4番から 7番に下がり「丁寧にセンター返しを続けていく」と言う。その言葉通り、 5回には中前打でチャンスメークした。
「まさか入るとは思わなかったので、とりあえずしっかり走りました。練習でやっていることができたのでよかった」
今季甲子園で初のヒーローインタビュー。開幕 4番を務めた男が、遅ればせながらも上がったお立ち台で喜びを爆発させた。 2回だった。一死 1塁で打席に入ると、広島先発・篠田が投じた 1ボールからの 2球目。内角低め 133キロのツーシームを右中間スタンドまで運んだ。 4試合ぶり、今季 2本目のアーチ。 5回には中前打も放ち、今季 6度目のマルチも記録した。
新井良太内野手は 2回一死 1塁で右中間スタンドへ、先制の 2号 2ラン。開幕 4番男の調子が上がってきた
まさに「練習でやっていることができた」という一発だった。前日は守備の乱れで敗れたが、嫌な流れを吹き飛ばしてみせた。ただ、 3本の指を立てて喜びを表すポーズは先にホームを踏んだ福留がしてしまい、できなかった。「あとでナリ(今成)と小さくやりましたし、それはそれでOKです」と苦笑い。だが、これも良太がチームのムードメーカーという証拠。その笑顔はベンチを明るくする。
「いいときもあれば、悪いときもあるので。練習でできることの積み重ね。これからもああいうふうに打てるようにしたい」
打順もいまは 7番だが、 4番も打てる。背番号「32」のバットから響く快音が、猛虎の快進撃の合図だ。
3回、生還した鳥谷敬内野手
前日失点に絡む失策を犯した鳥谷敬内野手が走攻守で汚名返上した。 3回にルイスの 3遊間へのゴロを横っ跳びで好捕。 1塁への素早い送球で俊足の 1番打者を刺し「難しいかどうかは分からないけど」と名手の貫禄を漂わせた。
打撃は 2安打。走塁でも 3回に投球がワンバウンドし捕手・倉が前に落とすのを見て、好判断で 3塁を陥れ(記録は暴投)、次のマートンの適時打につなげた。「(そういう状況があることは)試合前から分かっていた。積み重ねです」とさらりと言った。
4番の左前打で 3点目のホームを踏んだ。前日29日の守備では走者を 2、 3塁間で挟みながら、タッチの際にボールを落球しピンチを拡大したが、この日は 3回一死、ルイスの 3遊間の打球をダイビングキャッチしてもり立てた。
5回裏阪神無死 1、 2塁、左越え 3点本塁打を放ったマートン外野手
マット・マートン外野手が 3点目をたたき出した。
2点リードの 3回二死 2塁から 3遊間を破り、 2塁走者鳥谷がホーム生還。「追加点のほしい場面で 1本打てて良かったです」と振り返った。
さらに、マートンが 2号 3ランを放った。 3点リードの 5回無死 1、 2塁で左越え弾。
「僕はたくさんホームランを打つようなバッターじゃないので、こうしてホームランを打てて気持ちよかったよ。とにかく追加点が入ってよかった」と喜んだ。
藤井彰人捕手は 6点リードの 5回一死 1、 2塁で篠田のツーシームを右前へ。 2走・新井貴浩内野手を生還させた。右翼手・広瀬がファンブルしたため(記録は失策)、打点はつかなかったが、「コースに逆らわずに打ち返すことができました」と笑顔。先発マスクで 7試合連続打点は消えたが、リードだけじゃなく、打率 0.284とバットも絶好調だ。
6回一死満塁で、 2塁へ猛烈なスライディングをみせ、併殺を阻止した福留孝介外野手。これがトドメの 2得点を生んだ
激しく黒土を飛び散らせ、得点をアシストした。 7- 0からすぐさま 3点を返された直後。 1走・福留孝介外野手がスライディングで戦う姿勢を示した。
「何も難しいプレーじゃない。普通のプレーですよ」
試合後は場面を振り返り、サラリ。当たり前のことをやった。 6回一死満塁で、新井の 2ゴロは併殺コース。しかし、 1走だった背番号「 8」は、 2塁ベースカバーの遊撃・菊池が外側にステップを踏む方向に目がけて滑り込んだ。バランスを崩し、送球は大きく 1塁をそれた。ダブルプレーでチェンジの打球が、結果的に悪送球を誘い、 2者生還だ。 3塁コーチャーを務める吉竹作戦・守備走塁コーチは「ああいうことをやっていかないと。大味の展開で、そういうことをきっちりできたのはいいこと」と、好走塁を評価した。
6回 アニヤン・新井貴のセカンドゴロでショートの菊池にスライディングの福留孝介外野手
仮に好投手相手で僅差の内容なら、簡単に適時打や本塁打は打てない。福留が体を張って見せたようなプレーが、今後は勝敗を分ける得点につながる。有利な情勢でも、全力を尽くす姿勢が勝利に結びついた。
前日29日は 1点リードの 9回一死 2塁で、菊池の飛球を中堅・大和と譲り合い、ポトリ。結果的に逆転負けにつながった。しかし、この日は本来の高い守備力を発揮。 2回先頭、堂林の低いライナーを前進して好捕。先発・スタンリッジも「福留さんが捕ってくれた打球は難しい当たり。野手のみんなに助けられた」と感謝した。
2回先頭では、 3試合連続安打となる中前打。打率はいまだ 0.167だが、数字で計れない貢献度で白星を運んでいる。
2年目の伊藤隼太が今季初めて「H」マークを灯した。 6点リードの 7回一死走者なし。代打で出場すると、 2番手・福井の 2球目をとらえ、中前打を放った。「これから余裕が出てくると思う」とシーズン 3打席目での 1本に安堵の表情。
出塁した後には、続く西岡の右中間 3塁打で一気にダメ押しのホームを踏み、「難しい当たりでしたが、戻ってこれてよかった」と振り返った。
先発したスタンリッジ投手
心の底からは喜べない。それでも、序盤の快投が押せ押せムードを助長したのは間違いない。ジェイソン・スタンリッジ投手が 7回 7安打 3失点ながら、自責は「 1」。大好きな“鯉料理”に舌鼓を打って、今季 2勝目を手中に収めた。
「全体的にはOKぐらいかな。でも、 6回はイライラしたし、自分じゃなかった。集中力がなかったことを後悔している。 7回で(登板が)終わったことに関しても納得はしていない」
7点リードとなった直後の 6回。 4本の単打に新井の失策も絡んで、 3点を失ったことを悔やんだが、それまでは文句なしだった。 130キロ台後半のカットボールでカウントを稼ぎ、得意のカーブと最速 148キロの直球を織り交ぜた緩急自在の投球が光った。
スタンリッジ投手は 7回 3失点。鯉キラー健在ぶりをみせた
2回から 4回にかけて、 3イニング連続で三者凡退斬り。 5回一死 1塁の場面では「クイックに自信がある」と女房役・藤井彰人の二盗阻止をアシストした。昨季 2勝 1敗、防御率 1.61とセ・リーグ 5球団で最も封じていた広島相手に今シーズン初対戦で好相性を示してみせた。和田監督も「テンポもよくて、(スタンリッジ)らしい投球」とたたえた。
もちろん、虎 4年目を迎えた助っ投が頼もしいのはマウンドだけじゃない。先発ローテを守っているD 1位の藤浪晋太郎投手に投内連係のアドバイスを授け、前日29日に先発した秋山には「自分は勝てる投手だと思っていけ」と助言して、送り出した。ときに山口投手コーチと「若手投手の状態」に関して、意見交換するほど。強い責任と自覚を持って、投手陣を支えようとしている。
「勝ち星がついてよかったね」。自身 2連勝で白星量産態勢は整った。スタンリッジの存在感は不変だ。
会社から帰ってきて即PCを立ち上げて、阪神戦を見てみると阪神が11点も入れて勝っていた!スタンリッジが好投しドメさんや他の選手が頑張った成果がここには有ったのだ。
これでまた前進する事ができたと思う。これからもこの調子で行って欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2013.04.30 勝敗表
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18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。
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