阪神・和田豊監督(49)が14日、毎日放送「せやねん!」に生出演し、クレイグ・ブラゼル内野手(31)を 7番で起用する構想を明かした。昨季は16本塁打に終わったが、“縛り”を解けば、フルスイングの復活は確実。超攻撃型オーダーの完成や!!
左鎖骨骨折でリハビリ中の阪神・桧山進次郎外野手(42)が14日、甲子園クラブハウスでトレーニングを行い、順調な回復をアピール。 2月 1日スタートの沖縄宜野座キャンプから両手での打撃練習を再開するメドが立った。近日中に飛び立つ今月 2度目のグアム自主トレで状態を上げて、沖縄入りする。
平田氏が 6番においたブラゼルのボードをとった和田監督(左はトミーズ雅)
虎党の焦点は、来季の開幕オーダーだ。テレビの生番組。平田勝男前 2軍監督(現野球評論家)が予想した打順ボードに、和田監督はソッと手を伸ばし、おもむろに「 6番・ブラゼル」「 7番・金本」を「 6番・金本」「 7番・ブラゼル」と入れ替えた。
「(ブラゼルを)楽なところで打たせたいからね」
B砲の“降格”。これが和田構想。右肩のリハビリに励んでいる金本が順調な回復ぶりをみせ、指揮官は「クリーンアップも打てるんじゃないか」と驚くほどだが、理由はそれだけではない。
打順を 1つ下げ、精神的に楽な状態で打席に立たせることで、よりノビノビとした打撃が期待できる。相手投手は脅威に感じる。そういう狙いがある。今オフ、ブラゼルに期待することとして、「追い込まれてから、スタンスを変えられる打者。それまでは思い切っていってほしい」と述べていたが、球界屈指のフルスイングを最大の武器にさせたい。ホームランバッターが 7番にズシリと座れば、強力な猛虎打線の夢が膨らむ。
ボードの 7番のところにブラゼルを置いた和田監督(左はトミーズ雅)
特にブラゼルについては思い入れが深い。2009年途中に加入したときから打撃コーチとして接してきた。B砲は2010年に47本塁打(リーグ 2位。 1位は巨人・ラミレスで49本)をマークした際、「和田さんのおかげだよ」と感謝し、和田監督が誕生した際も「胴上げしたい。でも、忙しいだろう。また教えてくれるかな」とポツリと漏らしている。不振に陥った際は付きっきりでアドバイスをし、それをブラゼルも素直に受け入れてきた“師弟関係”。信頼関係があるからこそ、的確に適性を判断できる。
師匠のもとで復活を目指すブラゼル。7番でアーチ量産や!!
一方で、就任以来、ステレオタイプで起用法を決めないことを何度も話してきた。 2月 11日のキャンプインから改めて選手個人の特徴、性格、技術などをみて、再検討する。
「打順も最終的に決まるのは開幕前日。自然に見えてくるもの。その中で周りも認める打順、ローテに落ち着いていくといいチームになってくる。まっさらな状態でみて、この選手はココでいけるんじゃないか、とやりたい。もう一回しっかり洗い直してやっていきたい」
さまざまな“パズル”を適材適所ではめこんだ結果、「 7番・ブラゼル」が実現すれば他球団も警戒警報を発令する。 7年ぶりの優勝へ、猛虎打線を復活させる。途切れることなく、相手に牙をむいていく。
外野ノックを受け背走キャッチをする一二三
一二三慎太(19)が14日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で、野手転向後初めて外野ノックを受けた。同期の中谷将大捕手(19)とともに約20分間、軽快な動き。「トレーニング用の小さいグラブで受けました。楽しかったです」。室内練習場ではマシン打撃に取り組み「ケガだけはしないように。バッティングに関しては怖いものなしです」と自信満々だった。
キャンプインで本格的な打撃練習を解禁する桧山
少し日に焼けた桧山が、力強くバットを振る姿が見えてきた。左鎖骨骨折からの経過は順調そのもの。右肩上がりの状況をグアムで“加速”させて沖縄へ。代打の神様が『 2・ 1』に合わせてきた。
「検査に行ったよ。全部、順調だった。グアムで打撃練習? うん、やる予定です」
午前中からクラブハウスで左肩のリハビリとトレーニングを行い、笑顔で車に乗り込んだ。12日に大阪府内の病院で定期検診を受け、経過良好。間もなく再開する打撃練習でも、次の“チェックポイント”が見えた。
「現在はバットを両手では振れない状況ですので、今は左肩の可動域を広げていくこと。左手をそえて振るまで 2週間かかると思いますので、キャンプに行ってから(両手)になると思います」
担当する権田トレーナーが、今後のプランについて説明した。
順調な回復ぶりに笑顔をみせた桧山
近日中に寒い日本を離れ、約 1週間滞在するグアムでは、右手 1本での打撃練習を行う。地の利を生かし、温暖な南国で慣らしていき、“解禁”は 2週間後。いきなり全力でのスイングとはいかないが、宜野座キャンプのスタートとほぼ同じタイミングで、両手での打撃練習を再開していく。
着実な進歩も見えた。左鎖骨の現状について同トレーナーは、「骨折個所もズレなく安定しています。仮骨(かこつ)も形成されてきました。治癒の方向に向かっています」話した。昨年11月末のアクシデントから約 1カ月半。完治に向けて進んでいる証も得た。
リハビリと平行して体を仕上げていく。同トレーナーとグアム自主トレでの練習内容の確認を終了。左肩の可動域を広げつつ、ランニングや体幹トレーニングなどで体力強化に取り組んでいく。
グアムで右手、沖縄から両手。そして開幕へ。困難があっても乗り越える力がある。プロ21年目のシーズンへ。代打の神様は視界良好だ。
今シーズンは、何が何でも頑張って貰いたいナイン!「 7番ブラゼル」「桧山が復帰」良いじゃないですか。新生タイガースの姿が早く見てみたいですね。
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