阪神・鳥谷、マエケン打ち！先制 5号！藤浪投げ勝ち 5勝目！阪神 4度目の同一カード 3連勝！

　今成亮太捕手(25)がプロ初の 5番打者で、プロ初の 4安打を放った。
　鳥谷敬内野手(32)が、両チーム無得点の６回１死から右中間に先制 5号ソロを放ちようやく広島前田健太を止めた。
　藤浪晋太郎投手(19)は 6回無失点で 5月26日の北海道日本ハム戦(甲子園)以来42日ぶりの今季 5勝目を挙げた。
　広島の前田健太投手(25)は今季 3戦全勝だった阪神戦で黒星が付いた。記事をまとめてみました。



　阪神のドラフト 1位ルーキー・藤浪が球界を代表するエース、広島・前田健太との初対決を制した。 6回 0封の好投で、 5月26日の北海道日本ハム戦(甲子園)以来42日ぶりの今季 5勝目を挙げた。
　阪神は 2回無死 2塁の好機をいかせず無得点。広島も 2回二死 1、 2塁で石原が凡退。序盤は前田健、藤浪の両先発の投げ合いに。
　阪神は 6回一死から鳥谷の 5号ソロで先制。広島は 6回に二死 1、 2塁の好機をつくるが、エルドレッドが 1邪飛に倒れ無得点。
　 7回表に雨のため62分間中断。阪神は 9回に 3点を追加し＜広島 0－ 4阪神＞で完封勝ち。藤浪は 5勝目で、チームは今季 4度目の同一カード 3連勝。


　 6回、吠える藤浪晋太郎投手

　阪神が降雨中断を挟んだ一戦を制して 3連勝とした。先発の藤浪が 6回 3安打無失点で今季 5勝目( 3敗)をマーク。自身の連敗を 2でストップした。 6回に鳥谷が相手先発・前田健太から 5号ソロを放ち先制。 9回に 3点を追加して突き放した。
　降雨の影響で30分遅れのプレーボールとなったが、藤浪は初回を 3人で抑える好スタート。 2回二死から梵の中前打と堂林の四球で 1、 2塁とされたが、石原を空振り三振に仕留めるなど序盤を無失点で終えた。
　その後も打たせて取るピッチングを披露。 1点の援護をもらった直後の 6回には再び 1、 2塁のピンチを迎えたが、 4番・エルドレッドを 1邪飛に抑えた。
　 7回に入った直後に降雨で 1時間以上の一時中断となり、藤浪は勝利投手の権利を持ったまま 6回無失点で降板。 7回から筒井－安藤－加藤－福原のリレーで広島打線を封じた。
　打線は 6回に鳥谷の右越えの 5号ソロで均衡を破ると、 9回には坂と西岡に適時打が飛び出し 3点を追加。終盤の猛攻で一気に勝利を引き寄せた。藤浪は 5月26日の日本ハム戦以来となる勝ち星を手にした。


　 6回無失点で 5勝目をマークした阪神・藤浪晋太郎投手

　 6回、鳥谷の右中間への 5号ソロで均衡を破り、先制。 1― 0で迎えた 7回表、雨脚が強くなり、試合が一時中断。約 1時間後に再開されたが、 2番手・筒井にマウンドを譲った。 9回、坂の左前適時打、西岡の左前適時打で 3点を加え、ダメ押し。黄金ルーキーの後は筒井、安藤、加藤、福原の完封リレーで逃げ切った。
　藤浪は 1回は 3者凡退。 2回は二死から中前打と四球で 1、 2塁のピンチを迎えたが、 148キロの外角高めストレートで石原を空振り三振。 3回は一死から右前打を許したが、後続を抑えた。ここまで毎回の 4奪三振。ストレートはややバラついたものの、要所でスライダーが決まった。
　 4回はクリーンアップを簡単に 3者凡退。 5回も下位打線を難なく 3者凡退。 1点を先制してもらった直後の大事な 6回、二死から菊池に 3塁強襲の 2塁打。続く丸に四球を与え、二死 1、 2塁。 4番・エルドレッドを迎えた勝負どころは、 1ボール 2ストライクから 5球目、外角低めのスライダーで体勢を崩し、 1邪飛。最大のピンチを切り抜けた。
　あこがれの前田健太との投げ合いを前に｢自分がしっかり投げれば、僅差になる。余計な四死球を出さないようにしたい｣と話していた背番号｢19｣。 6回92球を投げ、無失点。 3安打 2四球 6奪三振だった。｢今日は力みもなく、全体的にバランスよく投げられたと思います。リードしている状態で後ろのピッチャーにつなぐことができてよかったです｣とコメントした。
　阪神は 3連勝。今季 3戦 3敗、この日の試合前まで23イニング無得点だった前田健太から初めて得点し、初めて土をつけた。
　広島は、前田健が鳥谷への 1球に泣いた。初球のスライダーが真ん中に甘く入ったところをジャストミートされた。 6回 0/3、 107球を投げ、 1失点。 5安打 1四球 4奪三振。チームは 4連敗。


　 9回表、この日 4安打目となる左越え 2塁打を放った今成亮太捕手

　今成亮太捕手がプロ初の 5番打者で、プロ初の 4安打を放った。
　 5番右翼で先発出場すると 2回に広島前田健太からチーム初安打となる 2塁打を放った。 4回にはセーフティーバントを決め、 9回には左翼フェンス直撃の特大 2塁打を放つなど大技、小技でプロ初の 4安打。試合後は｢あまり 5番というのは気にしませんでした。だれが投手であろうと、自分にできることをやろうという気持ちでした｣と振り返った。


　 6回表、右越えソロ本塁打を放った鳥谷敬内野手

　鳥谷敬内野手が、ようやく広島前田健太を止めた。両チーム無得点の６回１死から右中間に先制 5号ソロを放った。
　チームは今季前田健太を相手に28イニング連続無得点と苦しんでいたが、29イニング目にようやく初得点を奪った。｢自分のスイングができたと思います。藤浪が粘りのピッチングをしているので、先制点を取れてよかったです｣。鳥谷はこの試合で連続試合出場を｢1251｣とし、歴代単独 3位に躍り出た。


　 6回裏鬼の形相で力投する藤浪晋太郎投手

　藤浪晋太郎投手は 6回無失点で 5勝目を挙げた。
　 1回から制球を安定させ、 6奪三振 3安打 2四球で 3塁ベースを踏ませず。広島のエース前田健太に投げ勝った。
　｢今日は力みもなく、全体的にバランスよく投げられたと思います。リードしている状態で後ろのピッチャーにつなぐことができてよかったです｣。試合が 7回表途中から降雨のため62分間中断したこともあり、92球を投げたところでの降板となった。
　 5月26日の日本ハム戦以来の白星。
　｢焦りもありましたし、弱い部分が出た。苦しかった時期でもあります｣と振り返った。
　前田健太に投げ勝ったことには｢粘って投げようと思っていたので良かったです｣と笑顔を見せた。


　今季 5勝目を挙げた藤浪晋太郎投手(中)は、最後を締めた福原からウイニングボールを受け取る

　 3日の巨人戦(甲子園)の先発が雨で流れ、 2週間ぶりの登板になった阪神・藤浪。ここ 2試合は 5回持たずに 2連敗していたが、広島・前田健太との初対決を制し、自身 5試合ぶりの白星を挙げた。
　 6回無失点。 6回 0/3で 1失点だった相手エースと堂々の投げ合い。｢簡単に点数をやってしまうと負けてしまうので、何とか粘って投げようと思っていたら、いい結果につながったのでよかったと思っています｣と、あこがれの存在との対戦を振り返った。
　42日ぶりの 5勝目には｢しばらく自分のピッチングができていなくて、悔しい思いをしたことが多かったんですけど、きょうは自分のピッチングができて、勝ち星を付けてもらってよかったと思います｣とホッとした様子。｢きょうは自分なりにもいいピッチングができたと思いますし、自分の思ってる理想に近いようなピッチングができたと思っています｣と“自画自賛”した。
　 0― 0の 6回、鳥谷の右中間への 5号ソロで先制。｢守備でも助けていただいていますし、ホームランですごく気持ちが楽になったのもありますし。その 1点をしっかり守ろうと思って、次の回のマウンドに上がりました｣。直後に二死 1、 2塁、 4番・エルドレッドを迎えたピンチをしのぎ切った。
　 7回表、突如、雨脚が強くなり、約１時間の中断。結局、 6回でお役御免となったが｢雨で交代してしまったんですけれど、それはそれで仕方ないとして、いい流れで次のピッチャーにつなぐことができてよかったと思っています｣と完封リレーを導いた。
　約 1カ月の足踏みとなったが、前田健太に投げ勝った“自信”はきっかけになりそうな 1勝。｢後半戦につなげていきたいと思います｣。黄金ルーキーが再び走り始めた。


　投球する阪神・藤浪晋太郎投手とベンチ前でキャッチボールの広島・前田健太投手

　広島の前田健太投手は今季 3戦全勝だった阪神戦で31イニングぶりに失点黒星が付いた。阪神を完封した前回同様にノーワインドアップで投げ、 5回まで 3安打で藤浪とともにゼロを並べた。だが、 0－ 0の 6回一死走者なしから甘いスライダーを鳥谷に右中間席に運ばれ、阪神には今季29イニング目で初失点。不振の打線にはこれが重く｢失投を完璧に打たれた｣と言うしかなかった。
　 7回に雨で 1時間以上中断し、再開後はマウンドに上がらなかった。本拠地の日曜日は 7戦全勝だったチームの連敗を止められず、エースは｢投げる試合は必ず勝たないといけない立場。悔しい｣と肩を落とした。


　鳥谷敬内野手に先制ソロ本塁打を許し、悔しそうに打球方向を見る前田健太投手

　序盤は、 0が両球団とも並びどうなるかと心配したが、鳥谷のソロ本塁打を引き金にして藤浪が勝利投手となる試合をしてくれて良かったですね。
　この調子でドンドン進んで行って欲しいですが、Ｇ軍も勝ったためにゲーム差は変わらないのが少々ね…
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！



　2013.07.07 勝敗表









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