18日、秋田で「フレッシュオールスター」でを行い、賞金スルリ…。阪神西田直斗内野手(20)は全ウ唯一の得点となる適時打を放ったが、優秀選手賞は逃した。
19日、札幌ドームで「マツダオールスターゲーム2013」第 1戦を行い、
<全パ 1- 1全セ>のドロー。球宴の引き分けは2010年第 2戦<全パ 5- 5全セ>以来10度目。
北海道日本ハム・大谷翔平投手(19)が「二刀流」で沸かせた。
全セの鳥谷敬内野手(32)はマー君に脱帽した。 2番遊撃で先発。中日大島洋平外野手(27)が球宴初盗塁を決めた。
全セの阪神マット・マートン外野手(31)はガチンコ対決に敗れた。
中日の守護神岩瀬仁紀投手(38)が谷繁とのバッテリーで同点の 8回から登板し、危なげなく 1回を 3人で抑えた。
「藤浪コーチ」がセ・リーグの攻撃を鼓舞した。阪神の藤浪晋太郎投手(19)は、 3回と 7回の攻撃で 1塁コーチを務めた。
全セの巨人西村健太朗投手(28)が、同点の 9回に登板し、 1回を 3者凡退に抑えた。
前半戦無敗の13勝を挙げた楽天田中将大投手(24)が、 2回無安打無失点の完全投球で貫禄を見せつけた。
北海道日本ハム大谷翔平投手(19)から、花巻東の先輩・西武菊池雄星投手(22)へのリレーが実現した。
全セのコーチで参加の中日高木守道監督(72)も北海道日本ハム大谷翔平投手を絶賛した。記事をまとめてみました。
「フレッシュオールスター」で賞金スルリ…。阪神西田直斗内野手は全ウ唯一の得点となる適時打を放ったが、優秀選手賞は逃した。受賞を信じていた西田はガックリと肩すかしを食らったが「 1軍のオールスターで狙います」。試合は全イが快勝し、通算成績を18勝27敗 5分けとした。
打球が 1、 2塁間を破った瞬間、西田は確信していた。「これはもらったやろ」。 6回一死 3塁で、全ウ唯一の得点をたたき出すタイムリー。表彰を手中に収めたと信じていた。
全イが快勝し、直後の表彰式。西田は急いでベンチ裏に戻り、ユニホームを着替えた。表彰台に上がるため、身だしなみを整えた。今か今か。名前が呼ばれるのを待った。最後の 4人目、西田はじりじりと、表彰台に向け体を前に進めた。ところが、最後に呼ばれたのはソフトバンク東浜巨(亜細亜大學)。表彰選手に西田の名前はなかった。賞金を取らなければならない理由があった。大阪から応援に駆けつけていた母芽生さん、姉侑香さんが予定していた秋田への飛行機に乗れず、急きょ仙台行きに変更。仙台からは陸路、秋田に向かっていた。思わぬ出費を取り返すため、孝行息子はバットで応えた…つもりだったが、かなわなかった。
それでも西田は、すぐに立ち直った。「上のオールスターで狙います」。大きな目標を立て、奮い立った。優勝争いする1軍戦力になるべく、前だけを見つめている。
6回裏全ウ一死 3塁、右前適時打を放ちベンチに向かっておどける西田直斗内野手
「マツダオールスターゲーム2013」第 1戦は<全パ 1- 1全セ>のドロー。球宴の引き分けは2010年第 2戦<全パ 5- 5全セ>以来10度目。
過去に<全パ 0- 0全セ>の引き分けはなく、<全パ 1- 1全セ>は1965年第 3戦以来48年ぶり 2度目の最少得点の引き分けになった。また、この日は両軍ノーアーチ。球宴で本塁打が出なかったのは1997年第 1戦以来16年ぶり19度目。引き分け試合で両軍本塁打 0は球宴史上初めてだ。
MVPの沢村(手前)と敢闘賞の(奥左から)糸井、田中、中村紀洋
「マツダオールスターゲーム2013」は19日、札幌ドームで第 1戦を行い、北海道日本ハム・大谷翔平投手が「二刀流」で沸かせた。まず投手として 5回から登板すると、13球すべて直球勝負でプロ自己最速タイの 157キロもマーク。1回を無失点に抑えた。降板後は「 6番・左翼」に入り、安打は出なかったが、 2打席立った。まさに真夏の大谷祭り。球宴でも新風を巻き起こした。
次から次へ驚かされる。花巻東の先輩、西武・菊池雄星にマウンドを託し、左翼守備に就いた 6回。一死 2塁でヤクルト・バレンティンの飛球を捕球したままの体勢、ノーステップで 2塁に投げる。「浅村さんも( 2塁のベースカバーに)入っていたのでいけるかな」とワンバウンドでストライク返球。慌てて帰塁した 2塁走者の阪神・西岡はセーフにも、「ハーフウエーにもいってないのに投げてくるとは思わんかった。あんまりびっくりさせんといて。でも、こういう舞台でああいうことができるのはスターやね」とうなった。
5回から登板した大谷翔平投手
夢の舞台。最初の登場は 5回。投手としてだった。30本塁打を放つDeNA・ブランコへの初球は 1522キロ。「スピードは後からついてくればいいと思って、思いきり腕を振った。久々に凄い力を入れて投げた。思ったよりストライクゾーンにいった」。全力投球の余韻に浸った19歳のルーキーが、別次元の投球を繰り広げた。ブランコを 155キロで詰まらせて 2ゴロに打ち取ると、続く中村紀洋への 2球目はプロ自己最速タイとなる 157キロ。13球をストレートだけで押し、その全球が 1500キロを超えた。直球勝負は球宴ならではの光景とはいえ、それを新人が平然と、ときに笑顔を見せながら。 2安打こそ許したが無失点に抑えた。
そして続く 6回からは「 6番・左翼」に入った。球宴の同一試合で投手から野手に回るのは史上初で、それも想定外の左翼。当初、交代予定だった右翼の糸井が先制打を含む 2安打を放ってMVP候補だっただけに、ベンチに下げるわけにもいかず、大谷が急きょ左翼に回ったのだ。
不慣れな守備位置でも強肩を披露し、直後には打席に立った。DeNA・三浦のスローカーブに投ゴロに倒れたが、 9回二死でも 3球連続ファウルで粘った末に左飛と、観衆のどよめきを誘い続けた。
この日、球場に到着すると、ロッカールームで高校野球の北北海道大会決勝、帯広大谷―旭川南がテレビ中継されていた。自身と同じ名前の校名に「大谷頑張れ!」と無邪気に声援を送った。そして、ふとつぶやいた。「 1年前はこういうところでやっていたんだなあ」。昨年 7月19日は、花巻東高校のユニホームを身にまとい岩手大会準決勝・一関学院戦に臨んだ。そして高校生では史上初となる 160キロをマークした日でもあった。
あれから 1年…。「凄く楽しかった。安打は出なかったけど、いい経験ができた」。投げて、守って、打って、スポットライトは当たり続けた。そして誰よりも球宴を満喫した。
≪高卒新人の初登板無失点は1967年江夏以来≫
大谷(日)が中継ぎで 5回に球宴初登板し 1回を無失点。高卒新人の球宴登板は2007年田中(楽)以来12人目になるが、初登板を無失点で切り抜けたのは1967年江夏(神)以来46年ぶり 8人目。降板後は左翼を守り、 6、 9回には打席に。高卒新人が同一試合で投打両方を記録するのは1954年梶本(阪急)、1966年堀内(巨)、鈴木(近鉄)に次ぎ 4人目だが、 2打席は大谷だけだ。なお、新人に限らず球宴同一試合で投手、野手を務めたのは、1996年第 2戦のイチロー(オ)が右翼から投手に回って以来 2人目。この時のイチローは野手から投手で、投手から野手は大谷が初となった。
全セの鳥谷敬内野手はマー君に脱帽した。 2番遊撃で先発。
初回一死、楽天田中に 1ボール 2ストライクと追い込まれ、内角低め 152キロ直球に手が出ず見逃し三振に倒れた。「完敗です。シーズンで先発した時よりも、球が速く感じました」と苦笑い。 4回には北海道日本ハム吉川から強烈な中飛球を放ったが、 3打数無安打。守っては球宴用にピンク色のグラブを装着し、 3度の守備機会を無難にさばいた。
4回裏、遊ゴロを処理する鳥谷敬内野手
中日大島洋平外野手が球宴初盗塁を決めた。
1点を追う 7回無死 1塁の場面で代走で登場。すかさず中村紀洋への初球、矢貫のモーションを完璧に盗んだ。試合前から「オールスターに出られること自体が楽しみ。盗塁を決めたいです」と意気込んでいた通りの有言実行だ。結果的にもこの盗塁が生き、中村紀洋のタイムリーで同点の生還。試合を引き分けに持ち込んだ。
7回表全セ無死 1塁、 1塁走者の中日大島洋平外野手は 2盗を決める。野手浅村
全セの阪神マット・マートン外野手はガチンコ対決に敗れ、照れ笑いした。
8回二死から代打登場。日本ハム増井にオール 150キロ超の直球勝負を挑まれた。 2ストライクから 5球ファウルで粘ったが、最後は11球目の外角高め 152キロを空振り三振。「そろそろスライダーが来るかな、と思っていたんだけど、最後も真っすぐだったね。でも楽しめたよ」と笑顔で球場を後にした。
8回表、代打で出場も三振に倒れた阪神マット・マートン外野手
中日の守護神岩瀬仁紀投手が危なげなく 1回を 3人で抑えた。谷繁とのバッテリーで同点の 8回から登板。
まずは先頭の首位打者・長谷川をスライダーで 1ゴロに打ち取ると、続く松田はナックルで 1ゴロ。最後は糸井をスライダーで中飛に仕留めた。
「多少緊張感もあったけど、いいオールスターになりましたね」。昨年の球宴は左肘痛で 1試合も投げられなかったが、そんな「悔しい思い」もしっかり晴らした。
全セ 4番手で登板した中日の守護神岩瀬仁紀投手は堂林(左)とタッチする
「藤浪コーチ」がセ・リーグの攻撃を鼓舞した。阪神の藤浪晋太郎投手は、 3回と 7回の攻撃で 1塁コーチを務めた。
「あんまり経験ないですね。(ヘルメットが)ちょっと小さかったです…」
かぶった北海道日本ハムのヘルメットは窮屈だったが、しっかり「仕事」はした。 7回無死 2塁でDeNA中村紀洋紀が中前へ同点の適時打。センター陽岱鋼が本塁へダイレクト送球すると、グルグルと腕を回した。
「ランナーの判断です。腕は回していたけど、見ていなかったと思います」。中村紀洋は 2塁で憤死した。
20日の第 2戦(神宮)で登板する予定。最速 157キロをマークした北海道日本ハム大谷の投球に「ストレート勝負していて、見ていて楽しかった」とベンチで笑顔を見せていた。
7回表、 1塁ベースコーチを務めた藤浪晋太郎投手(右)は広瀬とベンチに戻る
全セの巨人西村健太朗投手が、同点の 9回に登板し、 1回を 3者凡退に抑えた。
北海道日本ハム中田を 2飛、ロッテ今江を三飛、北海道日本ハム大谷を左飛に抑えこみ、引き分けに持ち込んだ。「緊張しましたけど、抑えられて良かったです」と笑顔で振り返った。
9回、最後を締める巨人西村健太朗投手
前半戦無敗の13勝を挙げた楽天田中将大投手が、 2回無安打無失点の完全投球で貫禄を見せつけた。
1回、阪神西岡への初球は 152キロ。ヤクルトのバレンティンには今季最速タイ 155キロの直球で一邪飛に打ち取り、スタンドを沸かせた。
先発した16日から中 2日で調整が難しい中での登板だったが、「スピードは出てましたね。思ったよりも投げられました。結果として点を取られなかったのは良かった」と胸をなで下ろした。
全パ対全セ 先発で力投する楽天田中将大投手
北海道日本ハム大谷翔平投手から、花巻東の先輩・西武菊池雄星投手へのリレーが実現した。
大谷は 5回から登板。最速 157キロをマークし、 2安打無失点に抑えた。
6回から菊池がマウンドに上がり、大谷は左翼守備についた。バレンティンの放った飛球を大谷が処理。一死 2塁のピンチを防ぎ、ベンチに戻った 2人は手でタッチ。「同じチームでやることはないと思っていたので、楽しかった」と同じ感想を口にした。
6回から登板の西武菊池雄星投手(左)は北海道日本ハム大谷翔平投手とハイタッチ
全セのコーチで参加の中日高木守道監督も北海道日本ハム大谷翔平投手を絶賛した。
「見とってうらやましいね。あれだけのボールを投げて、全然(コントロールも)ブレん。体ができてきたらもっとよくなるんやない? (守備の)ノーステップもすごかった。ランナーもまさか放ってくるなんて思っとらんでしょ?」。
交流戦の札幌ではプロ初勝利を献上したが、さらなる成長を確信したようす。敵ながら半端ないホレ込みようだった。
ベンチで試合前の練習を見つめる中日高木監督
全セからは、北海道日本ハム大谷翔平投手の投球に対し絶賛の声が並んだ。
▽原監督:素晴らしい選手。大きな可能性を感じますね。
▽DeNA中村紀洋:久しぶりにいい球を見せてもらった。大谷君に、ありがとうと言いたい。もう 1回、対戦したいね。
▽巨人長野:速かった。何とか当たって良かった。打てたことに舞い上がってしまい(二死の 2塁走者で)走るのを忘れてしまった。
6回表全セ一死 2塁、バレンティンの打球を捕球する北海道日本ハム大谷翔平投手
西武・菊池も先輩としての面目を保った。 6回、高校時代は 3歳年下で入れ替わりだった大谷からの継投。 4回にブルペンで並んで投げていた時は「凄い球を投げていた」と後輩の成長に驚いた左腕だが、先頭に四球を与えながらも後続の 3人を打ち取った。
「大谷もつないでくれた。もう少しきれいに投げられれば良かったが、何とか抑えられた」。前日は「結果として(大谷が守る)ライトに打球がいけば」と話していた。大谷は右翼ではなく、左翼だったが、一死 2塁から抜けたチェンジアップをとらえられたバレンティンの打球はその後輩のグラブへ。そのままノーステップスローでの 2塁送球には「同じグラウンドに立つのはもう二度とないかもしれない。 2塁も刺そうとしてくれて良い後輩だなと思った」と感激。ベンチでは「体は大丈夫か?痛いところはないか?」と気遣った。
初選出の球宴は、大谷と同じ13球を投げて 1回無失点。楽天・田中にも「中 2日で 150キロを常時超えるなんて」と刺激を受けた菊池は「真っすぐを磨いて後半戦に戻りたい」と目を輝かせた。
労働組合・日本プロ野球選手会は19日、札幌市内で臨時大会を開き、公表されずに統一球が飛びやすく変更されていた問題で、日本野球機構(NPB)に対し、新しいコミッショナーの下で組織改革を行うことを求めることをあらためて確認した。
嶋基宏会長(楽天)は加藤良三コミッショナーに対し「不信任を選手全員で確認した」と説明。「責任者が曖昧な組織が問題。リーダーとして球界を引っ張り、ビジネスを発展させられる人をコミッショナーとする構造改革を強く要望していきたい」と話した。
また、来季からインプレー中に投手や野手がグラウンドに出てキャッチボールなどの準備運動をすることが禁止されることについて、反対することを確認した。今季のオールスター戦後から試験的に 2軍で実施することは容認する。
記録的な試合が行われた<フマツダオールスターゲーム2013>だった。
通常は敵同士の選手が同じベンチに集合するので、毎年交換会が行われるのは有名だが、ここで交換される情報に左右される事無く、公式戦では頑張って欲しいですね。
オールスター日程
オールスター戦 選出選手
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<フマツダオールスターゲーム2013>中日大島が有言実行の球宴初盗塁!中日岩瀬 3人ピシャリ!
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