今季初の 3カード連続の負け越し。鳥谷敬内野手(32)がチャンスで 2度凡退し 4番が大ブレーキだ。ＤｅＮＡのルーキー右腕・三嶋を攻略できず、12球団ワーストの19度目の完封負け。和田豊監督(51)は唇をかんだ。 6日からは甲子園での巨人 3連戦。和田監督は 3番西岡、 4番鳥谷、 5番マートンの新クリーンアップで臨む。
新井弟・新井良太内野手(30)は横浜でよみがえった。 3回は先頭で 2塁内野安打、 7回一死からは右前打、 9回一死 1塁では 3遊間を破って 3安打猛打賞。
桧山進次郎外野手(44)は 0－ 0の 9回一死 1、 2塁で代打で登場した。左翼スタンドの虎党からは大きな声援が送られたが、遊ゴロ併殺に倒れた。
0－ 0で迎えた 9回無死満塁の状況で前進守備を敷いていたマット・マートン外野手(31)は、 3塁走者を気にするあまり目測を誤り、白球は頭上を越えていった。
西岡剛内野手(29)は 6日の巨人戦(甲子園)での｢ 3番｣でのスタメン復帰が濃厚となった。
ランディ・メッセンジャー投手(32)が 8回無失点の好投を見せた。左足は赤土で汚れた。大男の全身から、勝利への執念があふれ出た。激投に激打、そして激走まで…。しかし、勝てない現実が辛い。メッセンジャーが孤軍奮闘で無援に泣いた。
今季で阪神球団と契約が切れるメッセンジャーの投球を米大リーグ・マリナーズ、エンゼルスのスカウトがチェック。
先発マスクを被った清水誉捕手(29)は、メッセンジャーを好リード。ＤｅＮＡ打線を 8回無失点に封じ込めた。
安藤優也投手(35)が 0－ 0の 9回に登板したが、またしても無死 1、 2塁のピンチを招き、ハマスタでサヨナラ負け投手となった。
阪神は 5日、ベネズエラ出身の投手、ロバート・ザラテ(26)が帰国したと発表した。このまま退団する見通しとなった。藤原正典投手(25)、西村憲投手(26)を出場選手登録。ブレイン・ボイヤー投手(32)、鶴直人投手(26)を同抹消した。記事をまとめてみました。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-2013.09.05 試合結果]()
ＤｅＮＡは 2回無死 1、 2塁の好機も後続が倒れ無得点。阪神も 1、 3回と無死から走者を出すも、得点につなげられなかった。
阪神は 4回二死満塁で今成が 2ゴロ。 6回一死 1、 2塁では鳥谷、新井貴が連続三振に倒れた。ＤｅＮＡも 6回まで無得点。
ＤｅＮＡは三嶋－山口－藤江が無失点リレー。 9回無死満塁から荒波が左越えのサヨナラ適時打を放ち、＜ＤｅＮＡ1X－ 0阪神＞と連勝した。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-内野ゴロに倒れた鳥谷敬内野手]()
8回の好機に内野ゴロに倒れた鳥谷敬内野手
4番が大ブレーキだ。今季初の 3カード連続の負け越し。鳥谷敬内野手がチャンスで 2度凡退した。 6日からは甲子園での巨人 3連戦。和田監督は 3番西岡、 4番鳥谷、 5番マートンの新クリーンアップで臨む。
破壊音が 3塁ベンチ裏に響く。敗戦投手となった安藤がペットボトルを壁に投げつけた。今季初の 3カード連続の負け越し。 9戦 2勝 7敗。悲惨な数字が並んだ。安定 2位とは思えないほどの空気が充満。 4番・鳥谷の新打線が機能しない。ＣＳに向けて暗雲が立ちこめた。
｢バント失敗したり、エンドランの併殺とかファウルにしたり、作戦系統がうまくいかなかった。チャンスは何回かあった中で、そこでの 1本だよね｣
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-厳しい表情で見つめる和田監督]()
試合前の円陣をベンチ内から厳しい表情で見つめる和田監督
和田豊監督は唇をかんだ。ＤｅＮＡのルーキー右腕・三嶋を攻略できず、12球団ワーストの19度目の完封負け。三嶋には 7月28日にプロ初完投初完封を許すなどで19回 2/3連続無得点。敗因は 4番がチャンスで 2度凡退したことだ。 6回一死 1、 2塁。均衡を破れると虎党の誰もが期待したが、鳥谷は 3球三振。さらに、 8回二死 1、 3塁でも 1ゴロに倒れた。
指揮官は前カード、 8月30日の広島戦(甲子園)から鳥谷、マートンの打順を入れ替えた。鳥谷は 4番に入ってからの 6試合で打率 0.318(22打数 7安打)、本塁打 0本、 1打点。数字は残しているが、 4番に求められるのは勝負を決める一打だ。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-見逃し三振に倒れた鳥谷敬内野手]()
6回、好機で見逃し三振に倒れた鳥谷敬内野手
鳥谷は｢いいコースにきていたが全部がそうじゃない。甘い球をしっかりと打たなければいけなかった｣と猛省した。 6試合で適時打は 1本だけだ。球団は来季にむけて 4番候補の新外国人選手を探している。大砲不在がクローズアップされた試合だった。
6日からは甲子園での巨人 3連戦。指揮官は｢こういう現状で(甲子園に)帰らないといけないけど、何とか奮い立たせて。前回、東京ドームで３つやられているし、何とか意地をみせたい｣と強調する一方で、新たな打順のテコ入れへ動き出すことが判明した。
｢ 3番・西岡、 5番・マートン｣。左手裂傷からの回復にメドがついた西岡にクリーンアップを託す可能性が高まった。そして 4番は、それでも鳥谷継続だ。
今季残り26試合。 4番は鳥谷でいく。和田監督の答えは吉と出るのか…。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-猛打賞となった新井良太内野手]()
9回表阪神一死 1塁、新井良太内野手は左安打を放ち 3安打猛打賞とした
新井弟・新井良太内野手は横浜でよみがえった。 3回は先頭で 2塁内野安打、 7回一死からは右前打、 9回一死 1塁では 3遊間を破って 3安打猛打賞。
｢調子は良かったり悪かったり。バッティングは水ものですし、できることをしっかりやるだけ｣。 3戦連続 2安打以上を記録し、 3塁レギュラー争いの中で猛アピールした。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-代打で併殺に倒れた桧山進次郎外野手]()
9回一死、代打で併殺に倒れた桧山進次郎外野手
桧山進次郎外野手は 0－ 0の 9回一死 1、 2塁で代打で登場した。左翼スタンドの虎党からは大きな声援が送られたが、遊ゴロ併殺に倒れた。 8月23日の中日戦(ナゴヤＤ)で 2点適時打を放って以降、 5打席無安打( 1四球)。“代打の神様”は厳しい表情で帰りのバスへと向かった。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-打球の判断を誤り頭上を越されたマートン外野手]()
9回、ＤｅＮＡ・荒波の打球の判断を誤り、頭上を越されたマット・マートン外野手
0－ 0で迎えた 9回無死満塁の状況で荒波が放った打球は左翼へ。だが、前進守備を敷いていたマット・マートン外野手(31)は、 3塁走者を気にするあまり目測を誤り、白球は頭上を越えていった。｢むこうからすれば(最低でも犠飛狙いで)外野フライを打つのが普通。風の影響？ それは違う｣。ただ、捕球したとしても、 3塁走者が生還していた可能性が高く、山脇外野守備走塁コーチも｢捕っても8本塁で刺すのは)無理やったけどな。(スタンドの)照明も目に入った｣とかばった。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-代打の準備する西岡剛内野手]()
9回、代打の準備する西岡剛内野手
西岡剛内野手は 6日の巨人戦(甲子園)での｢ 3番｣でのスタメン復帰が濃厚となった。 1日の広島戦(甲子園)の守備時に左手を裂傷し、 3試合連続で欠場したが、この日は 9回に代打で出番を待った。｢試合に出ていないから、何もいうことはない｣。本人は多くを語らなかったが、和田監督は｢練習をみていると何とか振れているところまできている｣と強調した。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-力投するメッセンジャー投手]()
ランディ・メッセンジャー投手は、ドロドロのユニホームで力投する
ランディ・メッセンジャー投手が 8回無失点の好投を見せた。
左足は赤土で汚れた。大男の全身から、勝利への執念があふれ出た。激投に激打、そして激走まで…。しかし、勝てない現実が辛い。メッセンジャーが孤軍奮闘で無援に泣いた。
角度のある速球とカーブ、スプリットを織り交ぜて10三振を奪った。ＤｅＮＡ三嶋との投げ合いに 1歩も譲らず。 8回には自ら安打を放ってチャンスもつくった。
それでも打線の援護には恵まれず、 9回に代わった安藤がサヨナラ打を浴びた。｢勝ちたい気持ちが強かったので、負けてしまったら何も残らない｣。 136球の熱投も報われなかった。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-先頭で中前打を放ったメッセンジャー投手]()
8回、先頭で中前打を放ったランディ・メッセンジャー投手
｢個人的にはいいものを出せたけど、勝ちたい気持ちの方が強かった。負けてるし、何も残らないよ｣
チームのサヨナラ負けに悔しさを噛みしめた。 8回 5安打無失点と役目は果たしたが、何度も打線が好機をモノにできず、ハーラートップタイの12勝はならず。 6回二死 1塁では｢あの打者から三振取りたかった｣と、一発のあるブランコを最速 152キロの直球で空振り三振斬り。渾身のガッツポーズを繰り出した。
前回ハマスタで先発した 8月20日のゲームは 4回途中で 3被弾を食らい、 6失点。本塁打の出やすい両翼94.2メートルの球場で同じ轍を踏まないように、低めに剛球、カーブなどを集めた。今季 4度目の 2けた、10奪三振をマーク。リーグトップの奪三振数を 148個まで上乗せした。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-無失点の力投したメッセンジャー投手]()
投げては 8回を 5安打無失点の力投したランディ・メッセンジャー投手
今季で阪神球団と契約が切れるメッセンジャーの投球を米大リーグ・マリナーズ、エンゼルスのスカウトがスピードガンを構え、チェック。助っ人の古巣・マ軍のティム・キッシュナー国際担当は｢(当時より)バランス、そして頭がよくなっている。 140球を投げたのもタフだ。アメリカ時代と比べ、日本でのプレーを経験したことで真っすぐにパワーもあるし、スプリットもよかった｣と絶賛した。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-滑り込んだメッセンジャー投手]()
マートンの右飛で 2塁からタッチアップ。 3塁に滑り込んだランディ・メッセンジャー投手
攻撃でも意地をみせた。 8回に先頭で打席に立ち、中前打を放った。その後、一死 1、 2塁となると、 2走の助っ投はマートンの右飛の間にタッチアップ。 3塁ベースに滑り込んで、セーフをもぎ取った。野手陣にゲキを飛ばす「投・攻・走」の躍動だった。
｢塁に出たら、ちょっとでもチャンスがあれば、進んでやろうと思っていた。最後まで投げる気持ちも持っていた｣
今シーズンで 2年契約の 2年目を終える右腕に対し、バックネット裏では古巣の米大リーグ・マリナーズらスカウト陣が熱視線を送った。周囲が騒がしくなっても、背番号｢54｣はチームの勝利を追い求める。次こそ、報われることを信じて。
先発マスクを被った清水誉捕手は、メッセンジャーを好リード。ＤｅＮＡ打線を 8回無失点に封じ込めた。しかし、バットでは 3打数無安打 1三振と、右腕を援護できず｢やっぱり勝たないと投手が報われない｣と唇をかみしめた。自らを責めた若虎だが、リード面では結果を出しつつある。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-マウンドを降りる安藤優也投手]()
荒波にサヨナラ打を浴びてマウンドを降りる安藤優也投手
安藤優也投手がまたしても、ハマスタでサヨナラ負け投手となった。 0－ 0の 9回に登板したが、無死 1、 2塁のピンチを招く。さらに代打・小池が試みた投前へのバントを 3塁に送球したがセーフに(犠打野選)。最後は荒波の打球を左翼手・マートンが目測を誤り(安打)、ジ・エンドだ。右腕は｢何も…｣と唇をかんだ。 8月20日に同球場でサヨナラ負けを喫して以来の 2敗目が重くのしかかった。
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-引き揚げる和田監督]()
厳しい表情で引き揚げる和田監督
和田豊監督が拙攻を嘆いた。ＤｅＮＡ先発の新人三嶋らに 8安打を浴びせながら、 4併殺が響いてゼロ封負け。
好投のメッセンジャーを援護できず｢チャンスは何回かあってね。動くとこは動いたけど、いかんせん作戦が機能しなかった」と悔やんだ。
9ゲーム差に広がった首位巨人を、 6日からは甲子園に迎える。｢こういう現状で帰らないといけないけど、もう 1回奮い立ってね。 (前回は)東京ドームで 3つやられているので、何とか意地は見せたい｣と必死に力を込めていた。
阪神は 5日、ベネズエラ出身の投手、ロバート・ザラテ投手が帰国したと発表した。このまま退団する見通しとなった。藤原正典投手、西村憲投手を出場選手登録。ブレイン・ボイヤー投手、鶴直人投手を同抹消した。再登録は15日以降。
助っ人は前日 4日のＤｅＮＡ戦(横浜)で 4点ビハインドの 7回に登板し、 1回無失点に抑えたが、直後に右肩の張りを訴えていた。
中西投手コーチは｢昨日の時点で(予定していた) 2イニングをいけないようでは話にならない。力は入るみたいだけど、いまは故障者だ｣と話した。
Ｇ軍に負けてからどうしても歯車が噛み合っていない…、いったいどうなってしまったのでしょう…
このままでは、ＣＳでも勝つことができなくなってしまうではないだろうか…
ファンの夢は、例えペナントが取れなくてもＣＳで勝ち進み、日本一になることなんだからしっかりと行って欲しいですね。
野手が打てないならオレが打つとばかりに頑張った、メッセンジャー投手はエライ！と思う。しかし、勝てなければ何にもならないけれどね…
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-2013.09.05 勝敗表]()
2013.09.05 勝敗表
![$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-日程と結果]()
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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新井弟・新井良太内野手(30)は横浜でよみがえった。 3回は先頭で 2塁内野安打、 7回一死からは右前打、 9回一死 1塁では 3遊間を破って 3安打猛打賞。
桧山進次郎外野手(44)は 0－ 0の 9回一死 1、 2塁で代打で登場した。左翼スタンドの虎党からは大きな声援が送られたが、遊ゴロ併殺に倒れた。
0－ 0で迎えた 9回無死満塁の状況で前進守備を敷いていたマット・マートン外野手(31)は、 3塁走者を気にするあまり目測を誤り、白球は頭上を越えていった。
西岡剛内野手(29)は 6日の巨人戦(甲子園)での｢ 3番｣でのスタメン復帰が濃厚となった。
ランディ・メッセンジャー投手(32)が 8回無失点の好投を見せた。左足は赤土で汚れた。大男の全身から、勝利への執念があふれ出た。激投に激打、そして激走まで…。しかし、勝てない現実が辛い。メッセンジャーが孤軍奮闘で無援に泣いた。
今季で阪神球団と契約が切れるメッセンジャーの投球を米大リーグ・マリナーズ、エンゼルスのスカウトがチェック。
先発マスクを被った清水誉捕手(29)は、メッセンジャーを好リード。ＤｅＮＡ打線を 8回無失点に封じ込めた。
安藤優也投手(35)が 0－ 0の 9回に登板したが、またしても無死 1、 2塁のピンチを招き、ハマスタでサヨナラ負け投手となった。
阪神は 5日、ベネズエラ出身の投手、ロバート・ザラテ(26)が帰国したと発表した。このまま退団する見通しとなった。藤原正典投手(25)、西村憲投手(26)を出場選手登録。ブレイン・ボイヤー投手(32)、鶴直人投手(26)を同抹消した。記事をまとめてみました。
ＤｅＮＡは 2回無死 1、 2塁の好機も後続が倒れ無得点。阪神も 1、 3回と無死から走者を出すも、得点につなげられなかった。
阪神は 4回二死満塁で今成が 2ゴロ。 6回一死 1、 2塁では鳥谷、新井貴が連続三振に倒れた。ＤｅＮＡも 6回まで無得点。
ＤｅＮＡは三嶋－山口－藤江が無失点リレー。 9回無死満塁から荒波が左越えのサヨナラ適時打を放ち、＜ＤｅＮＡ1X－ 0阪神＞と連勝した。
8回の好機に内野ゴロに倒れた鳥谷敬内野手
4番が大ブレーキだ。今季初の 3カード連続の負け越し。鳥谷敬内野手がチャンスで 2度凡退した。 6日からは甲子園での巨人 3連戦。和田監督は 3番西岡、 4番鳥谷、 5番マートンの新クリーンアップで臨む。
破壊音が 3塁ベンチ裏に響く。敗戦投手となった安藤がペットボトルを壁に投げつけた。今季初の 3カード連続の負け越し。 9戦 2勝 7敗。悲惨な数字が並んだ。安定 2位とは思えないほどの空気が充満。 4番・鳥谷の新打線が機能しない。ＣＳに向けて暗雲が立ちこめた。
｢バント失敗したり、エンドランの併殺とかファウルにしたり、作戦系統がうまくいかなかった。チャンスは何回かあった中で、そこでの 1本だよね｣
試合前の円陣をベンチ内から厳しい表情で見つめる和田監督
和田豊監督は唇をかんだ。ＤｅＮＡのルーキー右腕・三嶋を攻略できず、12球団ワーストの19度目の完封負け。三嶋には 7月28日にプロ初完投初完封を許すなどで19回 2/3連続無得点。敗因は 4番がチャンスで 2度凡退したことだ。 6回一死 1、 2塁。均衡を破れると虎党の誰もが期待したが、鳥谷は 3球三振。さらに、 8回二死 1、 3塁でも 1ゴロに倒れた。
指揮官は前カード、 8月30日の広島戦(甲子園)から鳥谷、マートンの打順を入れ替えた。鳥谷は 4番に入ってからの 6試合で打率 0.318(22打数 7安打)、本塁打 0本、 1打点。数字は残しているが、 4番に求められるのは勝負を決める一打だ。
6回、好機で見逃し三振に倒れた鳥谷敬内野手
鳥谷は｢いいコースにきていたが全部がそうじゃない。甘い球をしっかりと打たなければいけなかった｣と猛省した。 6試合で適時打は 1本だけだ。球団は来季にむけて 4番候補の新外国人選手を探している。大砲不在がクローズアップされた試合だった。
6日からは甲子園での巨人 3連戦。指揮官は｢こういう現状で(甲子園に)帰らないといけないけど、何とか奮い立たせて。前回、東京ドームで３つやられているし、何とか意地をみせたい｣と強調する一方で、新たな打順のテコ入れへ動き出すことが判明した。
｢ 3番・西岡、 5番・マートン｣。左手裂傷からの回復にメドがついた西岡にクリーンアップを託す可能性が高まった。そして 4番は、それでも鳥谷継続だ。
今季残り26試合。 4番は鳥谷でいく。和田監督の答えは吉と出るのか…。
9回表阪神一死 1塁、新井良太内野手は左安打を放ち 3安打猛打賞とした
新井弟・新井良太内野手は横浜でよみがえった。 3回は先頭で 2塁内野安打、 7回一死からは右前打、 9回一死 1塁では 3遊間を破って 3安打猛打賞。
｢調子は良かったり悪かったり。バッティングは水ものですし、できることをしっかりやるだけ｣。 3戦連続 2安打以上を記録し、 3塁レギュラー争いの中で猛アピールした。
9回一死、代打で併殺に倒れた桧山進次郎外野手
桧山進次郎外野手は 0－ 0の 9回一死 1、 2塁で代打で登場した。左翼スタンドの虎党からは大きな声援が送られたが、遊ゴロ併殺に倒れた。 8月23日の中日戦(ナゴヤＤ)で 2点適時打を放って以降、 5打席無安打( 1四球)。“代打の神様”は厳しい表情で帰りのバスへと向かった。
9回、ＤｅＮＡ・荒波の打球の判断を誤り、頭上を越されたマット・マートン外野手
0－ 0で迎えた 9回無死満塁の状況で荒波が放った打球は左翼へ。だが、前進守備を敷いていたマット・マートン外野手(31)は、 3塁走者を気にするあまり目測を誤り、白球は頭上を越えていった。｢むこうからすれば(最低でも犠飛狙いで)外野フライを打つのが普通。風の影響？ それは違う｣。ただ、捕球したとしても、 3塁走者が生還していた可能性が高く、山脇外野守備走塁コーチも｢捕っても8本塁で刺すのは)無理やったけどな。(スタンドの)照明も目に入った｣とかばった。
9回、代打の準備する西岡剛内野手
西岡剛内野手は 6日の巨人戦(甲子園)での｢ 3番｣でのスタメン復帰が濃厚となった。 1日の広島戦(甲子園)の守備時に左手を裂傷し、 3試合連続で欠場したが、この日は 9回に代打で出番を待った。｢試合に出ていないから、何もいうことはない｣。本人は多くを語らなかったが、和田監督は｢練習をみていると何とか振れているところまできている｣と強調した。
ランディ・メッセンジャー投手は、ドロドロのユニホームで力投する
ランディ・メッセンジャー投手が 8回無失点の好投を見せた。
左足は赤土で汚れた。大男の全身から、勝利への執念があふれ出た。激投に激打、そして激走まで…。しかし、勝てない現実が辛い。メッセンジャーが孤軍奮闘で無援に泣いた。
角度のある速球とカーブ、スプリットを織り交ぜて10三振を奪った。ＤｅＮＡ三嶋との投げ合いに 1歩も譲らず。 8回には自ら安打を放ってチャンスもつくった。
それでも打線の援護には恵まれず、 9回に代わった安藤がサヨナラ打を浴びた。｢勝ちたい気持ちが強かったので、負けてしまったら何も残らない｣。 136球の熱投も報われなかった。
8回、先頭で中前打を放ったランディ・メッセンジャー投手
｢個人的にはいいものを出せたけど、勝ちたい気持ちの方が強かった。負けてるし、何も残らないよ｣
チームのサヨナラ負けに悔しさを噛みしめた。 8回 5安打無失点と役目は果たしたが、何度も打線が好機をモノにできず、ハーラートップタイの12勝はならず。 6回二死 1塁では｢あの打者から三振取りたかった｣と、一発のあるブランコを最速 152キロの直球で空振り三振斬り。渾身のガッツポーズを繰り出した。
前回ハマスタで先発した 8月20日のゲームは 4回途中で 3被弾を食らい、 6失点。本塁打の出やすい両翼94.2メートルの球場で同じ轍を踏まないように、低めに剛球、カーブなどを集めた。今季 4度目の 2けた、10奪三振をマーク。リーグトップの奪三振数を 148個まで上乗せした。
投げては 8回を 5安打無失点の力投したランディ・メッセンジャー投手
今季で阪神球団と契約が切れるメッセンジャーの投球を米大リーグ・マリナーズ、エンゼルスのスカウトがスピードガンを構え、チェック。助っ人の古巣・マ軍のティム・キッシュナー国際担当は｢(当時より)バランス、そして頭がよくなっている。 140球を投げたのもタフだ。アメリカ時代と比べ、日本でのプレーを経験したことで真っすぐにパワーもあるし、スプリットもよかった｣と絶賛した。
マートンの右飛で 2塁からタッチアップ。 3塁に滑り込んだランディ・メッセンジャー投手
攻撃でも意地をみせた。 8回に先頭で打席に立ち、中前打を放った。その後、一死 1、 2塁となると、 2走の助っ投はマートンの右飛の間にタッチアップ。 3塁ベースに滑り込んで、セーフをもぎ取った。野手陣にゲキを飛ばす「投・攻・走」の躍動だった。
｢塁に出たら、ちょっとでもチャンスがあれば、進んでやろうと思っていた。最後まで投げる気持ちも持っていた｣
今シーズンで 2年契約の 2年目を終える右腕に対し、バックネット裏では古巣の米大リーグ・マリナーズらスカウト陣が熱視線を送った。周囲が騒がしくなっても、背番号｢54｣はチームの勝利を追い求める。次こそ、報われることを信じて。
先発マスクを被った清水誉捕手は、メッセンジャーを好リード。ＤｅＮＡ打線を 8回無失点に封じ込めた。しかし、バットでは 3打数無安打 1三振と、右腕を援護できず｢やっぱり勝たないと投手が報われない｣と唇をかみしめた。自らを責めた若虎だが、リード面では結果を出しつつある。
荒波にサヨナラ打を浴びてマウンドを降りる安藤優也投手
安藤優也投手がまたしても、ハマスタでサヨナラ負け投手となった。 0－ 0の 9回に登板したが、無死 1、 2塁のピンチを招く。さらに代打・小池が試みた投前へのバントを 3塁に送球したがセーフに(犠打野選)。最後は荒波の打球を左翼手・マートンが目測を誤り(安打)、ジ・エンドだ。右腕は｢何も…｣と唇をかんだ。 8月20日に同球場でサヨナラ負けを喫して以来の 2敗目が重くのしかかった。
厳しい表情で引き揚げる和田監督
和田豊監督が拙攻を嘆いた。ＤｅＮＡ先発の新人三嶋らに 8安打を浴びせながら、 4併殺が響いてゼロ封負け。
好投のメッセンジャーを援護できず｢チャンスは何回かあってね。動くとこは動いたけど、いかんせん作戦が機能しなかった」と悔やんだ。
9ゲーム差に広がった首位巨人を、 6日からは甲子園に迎える。｢こういう現状で帰らないといけないけど、もう 1回奮い立ってね。 (前回は)東京ドームで 3つやられているので、何とか意地は見せたい｣と必死に力を込めていた。
阪神は 5日、ベネズエラ出身の投手、ロバート・ザラテ投手が帰国したと発表した。このまま退団する見通しとなった。藤原正典投手、西村憲投手を出場選手登録。ブレイン・ボイヤー投手、鶴直人投手を同抹消した。再登録は15日以降。
助っ人は前日 4日のＤｅＮＡ戦(横浜)で 4点ビハインドの 7回に登板し、 1回無失点に抑えたが、直後に右肩の張りを訴えていた。
中西投手コーチは｢昨日の時点で(予定していた) 2イニングをいけないようでは話にならない。力は入るみたいだけど、いまは故障者だ｣と話した。
Ｇ軍に負けてからどうしても歯車が噛み合っていない…、いったいどうなってしまったのでしょう…
このままでは、ＣＳでも勝つことができなくなってしまうではないだろうか…
ファンの夢は、例えペナントが取れなくてもＣＳで勝ち進み、日本一になることなんだからしっかりと行って欲しいですね。
野手が打てないならオレが打つとばかりに頑張った、メッセンジャー投手はエライ！と思う。しかし、勝てなければ何にもならないけれどね…
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2013.09.05 勝敗表
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