阪神連敗 2で止める能見 9勝目！鳥谷爆発！沢村から４番初アーチ！今季初 4安打＆ 5打点！

　公開中の映画｢貞子３Ｄ２｣で主演を務めた滝本美織が始球式に登場した。
　初回、上本博紀内野手(27)が 3得点でリードオフマンの役割を果たした。
　西岡剛内野手(29)が 4試合ぶりにスタメン出場し、 4年ぶりの 3番先発で先制犠飛を放った。
　鳥谷敬内野手(32)が 4番初アーチを含む 4安打 5打点と大暴れした。新 4番が今季初の 4安打で 5打点と大暴れして、巨人を圧倒した。 3連勝返しで虎の意地、見せたる！！　クライマックスシリーズ(ＣＳ)で 100万倍返しだ！！
　マット・マートン外野手(31)が 3回一死 1、 3塁から渋く 3点目をたたき出した。
　俊介外野手(26)が、 1点リードの 5回に攻撃の口火を切った。
　秋の風が吹き始めた甲子園で、能見篤史投手(34)が逆襲へとつながるリベンジＧ倒だ。 7試合ぶりの勝ち星をつかみ、長いトンネルを抜けた。記事をまとめてみました。



　阪神は初回一死 3塁から 3番西岡の左犠飛で先制。 3回には 4番鳥谷の右前適時打、 5番マートンの中犠飛で 2点を追加した。
　巨人は 3点を追う 4回、 5番高橋由の 2ランで反撃。阪神は 1点リードの 5回に 4番鳥谷が 3ランを放ち、 6回にも 2得点した。
　阪神は鳥谷が 4安打 5打点。先発能見は 7回 2失点で 9勝目をあげ、＜阪神 8－ 4巨人＞で連敗を 2で止めた。巨人沢村が 9敗目を喫した。


　始球式をつとめた滝本美織

　公開中の映画｢貞子３Ｄ２｣で主演を務めた滝本美織が始球式に登場した。投じたボールは、キャッチャーまでそれずにミットに収まった。笑顔でマウンドを降りた。
　滝本は阪神の縦縞のユニホームを着用。｢貞子３Ｄ２｣にちなんで胸には｢Ｓａｄａｋｏ｣の文字。さらには背番号は｢３Ｄ｣と、 8月30日から公開している主演映画をＰＲした。


　 6回裏阪神無死 2塁、上本博紀内野手は中前安打を放った

　上本博紀内野手が 3得点でリードオフマンの役割を果たした。
　初回、先頭で 2塁打を放ち、西岡の犠飛で生還。 3回にも四球で出塁し、ホームを踏んだ。
　 6回は二死 2塁から、鳥谷の左前打で抜群のスタートを切り 3得点目。｢最近は簡単な三振が多かったので、しっかり粘ろうと思っていました｣と、 1番打者の自覚をにじませていた。


　１回裏阪神一死 3塁、西岡剛内野手は左先制犠飛を放った

　西岡剛内野手が 4年ぶりの 3番先発で先制犠飛を放った。左手薬指を痛めて 3試合連続欠場していたが、 4試合ぶりにスタメン出場。
　ロッテ時代の2009年 5月12日ソフトバンク戦以来となる 3番を任され、初回一死 3塁から左犠飛。｢初回から( 2塁打で)チャンスを作ってくれた上本が、 1番としていい仕事をしてくれたと思います｣と振り返った。


　 3回裏阪神一死 1、 3塁、沢村から右前適時打を放った鳥谷敬内野手

　鳥谷敬内野手が 4番初アーチを含む 4安打 5打点と大暴れした。
　 1点リードの 5回無死 1、 2塁、巨人沢村の高め 147キロ直球を完璧にとらえ、弾丸ライナーで右翼席に突き刺した。｢チャンスでしたし、思い切りよくいこうと心掛けていました。自分のスイングができました。打った自分もビックリという感じ。何も考えずに 1周しました｣
　 7月26日ＤｅＮＡ戦以来、35試合ぶりの 1発となる 7号 3ラン。 4番就任から 7試合目で出た初本塁打。 4点差に広げた。初回に左翼線 2塁打、 3回は右前適時打、 6回にも左前適時打を放ち、今季初の 1試合 4安打も記録した。
　新 4番が今季初の 4安打で 5打点と大暴れして、巨人を圧倒した。 3連勝返しで虎の意地、見せたる！！　クライマックスシリーズ(ＣＳ)で 100万倍返しだ！！


　 1点リードの 5回、沢村(手前)の初球をとらえ、 3ランを放った鳥谷敬内野手

　やられっぱなしでは、いられない。ナインと虎党の真っすぐな思いを貫くように、鋭い打球は一直線に右翼へ伸びた。 3－ 2の接戦を大きく動かす一発。新 4番鳥谷だ！
　鳥谷デーだった。 1回に左翼線 2塁打を放つと、 3回一死 1、 3塁では 1、 2塁間をしぶとく破るタイムリー。 5回の 3ランで点差を広げても手を緩めない。 6回二死 2塁で左前タイムリーを放ち、今季初の 4安打。 5月11日のヤクルト(松山)以来、通算 4度目の 5打点となった。走者をことごとくかえせなかった前夜( 5日)ＤｅＮＡ戦(横浜)のうっぷんをはらした。
　和田監督は｢力強いスイングの鳥谷が見たかった。こういう能力があると思うんで、これからもどんどん打線を引っ張ってほしい｣と話した。 8月27日からの東京ドームでの直接対決で巨人に 3連敗。自力優勝が消えた状況での巻き返し策をコーチ会議で検討した結果、全員一致で｢ 4番・鳥谷｣が決まった。決定力不足を解消し、ＣＳを突破するために生え抜きのチームリーダーに奮起を促した。周囲は特別な打順と騒ぐが、鳥谷の信念はぶれない。


　和田監督(左)とハイタッチする鳥谷敬内野手

　「( 4番だから)どうこうはない。 4番として打席に立つのは 1回目だけ。ランナーがいなければ出塁しようとするし、いればかえそうとする。それはどの打順でも一緒｣
　 1月の自主トレ。井口(ロッテ)ら総勢 9人のメンバーで公約を掲げ合う。井口は｢ 3割、15本塁打、 5盗塁｣。鳥谷は｢打率 3割、20盗塁｣をノルマにした。当初｢20本塁打｣もあったが“謙虚”にその項目は削除した。｢ホームランバッターじゃない｣と自己分析し、広角にシュアな打撃を心がけてきたが、 4番襲名がクールな男の内面に何らかの変化を与えているのは明らかだ。
　リーグ 2位の80四球を選んできた男が、走者がいれば積極的に甘い初球を打って出る。沢村が投じた初球 147キロ直球を叩いた一発はパワーヒッターの可能性を存分に示した。球団は今オフ外国人を軸とした 4番補強を急ぐが、生え抜きの主将が今夜のような働きを続ければ、打線の中心軸ができあがる。
　Ｇとはまだ 8差。巨人との対戦成績を10勝10敗 1分けに戻したぐらいでは物足りない。鳥谷は｢きょうひとつ勝ったんじゃ、どうしようもない。あした、あさって勝てるようにしたい｣と 3連勝返しを誓った。新しい 4番打者が、有言実行する。


　 3回裏阪神一死 1、 3塁、中犠飛を放ったマット・マートン外野手

　マット・マートン外野手が渋く 3点目をたたき出した。
　 2点リードとした 3回一死 1、 3塁から中犠飛。｢最低限の仕事はできたと思う｣と振り返った。


5回裏阪神無死、中前打を放った俊介外野手

　俊介外野手が、 5回の攻撃の口火を切った。
　 1点リードの 5回、先頭の打席に立った。 2－ 2に追い込まれながらも中前に打ち返して出塁。西岡も続き、 4番鳥谷の 3ラン本塁打で、一気に点差を広げた。
　｢あの回は上位に回るのでつなぐことを考えた。どんなかたちでも塁に出たいと思った｣。この日、 2犠打も決め 2番としての｢つなぐ仕事｣を果たした。


　 7回 2失点と好投し、俊介外野手(右)とタッチを交わす能見篤史投手

　長いトンネルを抜けた。秋の風が吹き始めた甲子園で、能見篤史投手が逆襲へとつながるリベンジＧ倒だ。 7試合ぶりの勝ち星をつかむと、通路の奥へ消える際には、久々の笑顔もあふれた。
　｢うれしい、うれしい。清水もよく頑張ってくれた｣
　初コンビの女房役を称えた。低めを丁寧に突き、細心の注意を払って強力打線に対峙した。 4回に高橋由に左翼ポール際への 2ランを浴びたが、 1点差で踏みとどまる。｢ 1人 1人？　そうだね。だいぶ費やした。ボールを｣。神経を研ぎ澄ました。 5回二死 2塁で阿部を迎えた際も、丁寧に外角低めを狙い、フルカウントから力のない 2ゴロに斬った。 5回終了時には94球に達していた。 6点リードとなった直後の 7回。一死 1、 2塁から亀井を 2ゴロ併殺に斬ると、 120球で役目を終えた。 7回 7安打 2失点。 7月 9日の中日戦(那覇)以来、59日ぶりとなる 9勝目( 6敗)をつかんだ。


　 4番村田(手前)を無安打に封じた能見篤史投手。エースが復権だ

　前回 8月29日の東京ドームでの一戦では“らしくない”部分も見せた。直接対決３連敗だけは阻止したかったマウンドで、 8回まで 1失点と好投しながら、 2－ 1の 9回に同点に追いつかれ途中降板。戻ったベンチでイスを蹴り上げ、グラブを叩きつけていた。和田監督も｢本人も少し(勝てずに)気持ち悪かったと思うが、この 1勝を機にまた勝っていってほしい｣と心中を察していた。チームにとっても待望の 1勝だった。
　｢ボールの走り？　悪くなかったと思う｣
　勝利を境に、いつものクールな能見に戻った。もう負けない。自分にも宿敵にも。勝負の秋、Ｇ倒へ引っ張るエースはやはり背番号｢14｣だ。

　すっきるさせてくれる様な試合だった。いままで止まっていた勝ち試合だったが、新 4番の鳥谷が活躍したのがよかったですね。
　能見がＧキラーとして復活したのも良かった。今日、明日、そうしてこれからの試合にドンドン前進していって欲しいですね。
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！



　2013.09.06 勝敗表












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