武蔵川前理事長(元横綱三重ノ海)の辞任を受けて2010年 8月に就任。来年 2月に日本相撲協会の定年(65歳)を迎えるため、30日の役員改選に伴って退任する放駒理事長(元大関魁傑)が27日、東京・両国国技館で記者会見し「時間に追われた感じ。長かったか、短かったか判断がつかない」「(八百長問題で)目の前が真っ暗になったこともあったが、公益(財団法人)認定に向けた道筋は付けられた」と、時折笑みを見せて振り返った。記事をまとめてみました。
日本相撲協会で史上初の理事長再登板が確実になった北の湖親方(58=元横綱、本名小畑敏満、北海道出身)が26日、東京・両国国技館で30日に行われる理事選挙への立候補を届け出た。相撲協会理事長は今回で12代目。再登板は史上初めてとなる。
北の湖親方は所属する出羽海一門の協力で理事の当選ラインとなる10票前後を確保しているとみられ、改選後に次期理事長を互選する新理事会では他に対抗馬がおらず、理事選立候補予定者の中にも支持勢力がいることから、推薦を受けて選任される方向だ。
同親方は「とにかく相撲協会が一丸となって進む態勢をつくることが大事だ」と慎重に話したが、周囲には理事長再任へ前向きな意向を示しているという。
2002年に理事長に就任した北の湖親方は 4選を果たした後、2008年 9月に弟子の大麻問題で引責辞任した。昨年 4月には弟子の八百長関与により理事を退き、役員待遇に降格となった。
現職の放駒理事長は次の任期中の来年 2月に65歳の定年を迎えるため、今回の役員改選に伴って退任する。
退任を前に記者会見する日本相撲協会の放駒理事長
放駒理事長が27日に東京・両国国技館で、30日の退任を前に総括会見した。武蔵川前理事長の辞任を受けて2010年 8月に就任。来年 2月に日本相撲協会の定年を迎えるため、30日の役員改選に伴って退任する放駒理事長が27日、東京・両国国技館で記者会見し「時間に追われた感じ。長かったか、短かったか判断がつかない」と振り返った。昨年 2月の八百長発覚には「耳を疑い、目の前が真っ暗。ウソだろと。結論が出てもスッキリすることはなかった」という。「(八百長問題で)目の前が真っ暗になったこともあったが、公益(財団法人)認定に向けた道筋は付けられたかなと。まだある大変な仕事は次の方に頑張ってほしい」と、時折笑みを見せて振り返った。
一昨年 8月、野球賭博問題の引責などで辞任した武蔵川理事長の後を受けて急きょ就任。昨年 2月には八百長問題が発覚し、不祥事では初の本場所(春場所)中止を決断した。難局の連続だった約 1年半は「時間に追われるような感じだった」と言う。
在任中の最大のテーマは公益財団法人認定に向けた道筋づくりで、前日には組織改革の工程表を文部科学省に提出した。「公益認定への課題はたくさん残っているが、後の方に頑張ってもらいたい」と話した。
2年に 1度実施する日本相撲協会の役員改選の立候補届け出が26日、東京・両国国技館で受け付けられ、定員10人の理事(外部理事を除く)にこれまでで最多の12人が立候補し、 2期連続で投票に持ち込まれた。
投開票は30日。同日中に当選者が新理事会を開いて互選で理事長を決める。北の湖親方の理事長復帰が確実な情勢だ。投票は親方や立行司ら 109人の評議員が候補者の名前を用紙に書き込む方式で、すぐに開票される。
理事選には 2期目を目指す貴乃花理事や理事経験のある九重親方(元横綱・千代の富士)も立候補を届け出た。候補者の絞り込みが不調に終わった立浪一門からは春日山親方(元幕内・春日富士)、友綱理事(元関脇・魁輝)、伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の 3人が立候補した。
副理事には定員と同数の 3人が立候補し、いずれも新任の玉ノ井親方(元大関・栃東)、松ケ根親方(元大関・若嶋津)、大山親方(元幕内・大飛)の当選が無投票で決定した。
大相撲の二所ノ関一門が、来年 1月の初場所後の日本相撲協会役員改選で、新理事候補として尾車親方(元大関琴風)と楯山親方(元関脇玉ノ富士)を擁立する方針であることが15日、関係者の話で分かった。16日に福岡市内で開かれる一門会で正式に承認される見込み。
関係者によると、二所ノ関一門からは当初、尾車親方と鳴戸親方(元横綱隆の里)が立候補する方向だったが、鳴戸親方が 7日に急死したため、代わりに楯山親方を推す声が高まっていた。
同一門からは現在、相撲協会理事長の放駒親方(元大関魁傑)と二所ノ関親方(元関脇金剛)の 2人が理事を務めているが、ともに次の任期中に65歳の定年を迎えるために立候補できない。
2年に 1度の役員改選に向け、各一門は理事候補の絞り込みを本格化。力士出身者の理事は定員が10人で、昨年 2月の前回は11人が立候補し、二所ノ関一門を飛び出した貴乃花親方(元横綱)が予想を覆して当選した。
大相撲の高砂一門は27日、東京・両国国技館で会合を開き、日本相撲協会の役員改選で八角親方(元横綱・北勝海)と九重親方(元横綱・千代の富士)が立候補した理事選挙が投票となったことを受け、一門内の票は八角親方に優先的に投じることを確認した。
高砂一門は、鏡山親方(元関脇・多賀竜)が立候補した時津風一門と連携している。一門外から票を集めて理事復帰を狙う九重親方は「うまくまとまっていかなければならない」と話した。
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日本相撲協会で史上初の理事長再登板が確実になった北の湖親方(58=元横綱、本名小畑敏満、北海道出身)が26日、東京・両国国技館で30日に行われる理事選挙への立候補を届け出た。相撲協会理事長は今回で12代目。再登板は史上初めてとなる。
北の湖親方は所属する出羽海一門の協力で理事の当選ラインとなる10票前後を確保しているとみられ、改選後に次期理事長を互選する新理事会では他に対抗馬がおらず、理事選立候補予定者の中にも支持勢力がいることから、推薦を受けて選任される方向だ。
同親方は「とにかく相撲協会が一丸となって進む態勢をつくることが大事だ」と慎重に話したが、周囲には理事長再任へ前向きな意向を示しているという。
2002年に理事長に就任した北の湖親方は 4選を果たした後、2008年 9月に弟子の大麻問題で引責辞任した。昨年 4月には弟子の八百長関与により理事を退き、役員待遇に降格となった。
現職の放駒理事長は次の任期中の来年 2月に65歳の定年を迎えるため、今回の役員改選に伴って退任する。
退任を前に記者会見する日本相撲協会の放駒理事長
放駒理事長が27日に東京・両国国技館で、30日の退任を前に総括会見した。武蔵川前理事長の辞任を受けて2010年 8月に就任。来年 2月に日本相撲協会の定年を迎えるため、30日の役員改選に伴って退任する放駒理事長が27日、東京・両国国技館で記者会見し「時間に追われた感じ。長かったか、短かったか判断がつかない」と振り返った。昨年 2月の八百長発覚には「耳を疑い、目の前が真っ暗。ウソだろと。結論が出てもスッキリすることはなかった」という。「(八百長問題で)目の前が真っ暗になったこともあったが、公益(財団法人)認定に向けた道筋は付けられたかなと。まだある大変な仕事は次の方に頑張ってほしい」と、時折笑みを見せて振り返った。
一昨年 8月、野球賭博問題の引責などで辞任した武蔵川理事長の後を受けて急きょ就任。昨年 2月には八百長問題が発覚し、不祥事では初の本場所(春場所)中止を決断した。難局の連続だった約 1年半は「時間に追われるような感じだった」と言う。
在任中の最大のテーマは公益財団法人認定に向けた道筋づくりで、前日には組織改革の工程表を文部科学省に提出した。「公益認定への課題はたくさん残っているが、後の方に頑張ってもらいたい」と話した。
2年に 1度実施する日本相撲協会の役員改選の立候補届け出が26日、東京・両国国技館で受け付けられ、定員10人の理事(外部理事を除く)にこれまでで最多の12人が立候補し、 2期連続で投票に持ち込まれた。
投開票は30日。同日中に当選者が新理事会を開いて互選で理事長を決める。北の湖親方の理事長復帰が確実な情勢だ。投票は親方や立行司ら 109人の評議員が候補者の名前を用紙に書き込む方式で、すぐに開票される。
理事選には 2期目を目指す貴乃花理事や理事経験のある九重親方(元横綱・千代の富士)も立候補を届け出た。候補者の絞り込みが不調に終わった立浪一門からは春日山親方(元幕内・春日富士)、友綱理事(元関脇・魁輝)、伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の 3人が立候補した。
副理事には定員と同数の 3人が立候補し、いずれも新任の玉ノ井親方(元大関・栃東)、松ケ根親方(元大関・若嶋津)、大山親方(元幕内・大飛)の当選が無投票で決定した。
大相撲の二所ノ関一門が、来年 1月の初場所後の日本相撲協会役員改選で、新理事候補として尾車親方(元大関琴風)と楯山親方(元関脇玉ノ富士)を擁立する方針であることが15日、関係者の話で分かった。16日に福岡市内で開かれる一門会で正式に承認される見込み。
関係者によると、二所ノ関一門からは当初、尾車親方と鳴戸親方(元横綱隆の里)が立候補する方向だったが、鳴戸親方が 7日に急死したため、代わりに楯山親方を推す声が高まっていた。
同一門からは現在、相撲協会理事長の放駒親方(元大関魁傑)と二所ノ関親方(元関脇金剛)の 2人が理事を務めているが、ともに次の任期中に65歳の定年を迎えるために立候補できない。
2年に 1度の役員改選に向け、各一門は理事候補の絞り込みを本格化。力士出身者の理事は定員が10人で、昨年 2月の前回は11人が立候補し、二所ノ関一門を飛び出した貴乃花親方(元横綱)が予想を覆して当選した。
大相撲の高砂一門は27日、東京・両国国技館で会合を開き、日本相撲協会の役員改選で八角親方(元横綱・北勝海)と九重親方(元横綱・千代の富士)が立候補した理事選挙が投票となったことを受け、一門内の票は八角親方に優先的に投じることを確認した。
高砂一門は、鏡山親方(元関脇・多賀竜)が立候補した時津風一門と連携している。一門外から票を集めて理事復帰を狙う九重親方は「うまくまとまっていかなければならない」と話した。
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