メジャー流出危機にあったランディ・メッセンジャー投手(37)が残留濃厚になっていることが 6日、分かった。
阪神の秋季安芸キャンプで 6日、新井良太を｢小(こ)ミスター｣、今成を｢小(こ)掛布｣と、 3塁手を務めた自身をもじった愛称を進呈。掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーター(ＤＣ)による珍ネーミングがさく裂した。
昨季取得した海外ＦＡ権を保有する鳥谷敬内野手(32)が残留する意思を固めたことが 6日、分かり、高野栄一球団本部長は７日、海外ＦＡ権を保有する鳥谷敬内野手と国内ＦＡ権を持つ久保田智之投手(32)が、ＦＡ権を行使しないと明かした。
鳥谷敬内野手が、遊撃手として 2年ぶり 2度目の三井ゴールデングラブ賞に選ばれた。
伊藤隼太外野手(24)が連日、新加入したトーマス・オマリー打撃コーチ補佐(52)から指導を受けている。
森田一成内野手(24)が 7日、秋季キャンプ初のランチ特打が行われ 2日連続でバックスクリーン越えの特大弾を放った。秋季キャンプを視察に訪れた坂井信也オーナー(64＝阪神電鉄会長)の目の前で、サク越えを連発した。バッティングケージの後ろで見守ったトーマス・オマリー打撃コーチ補佐は｢タイミングの取り方、フィニッシュの仕方が良かった。スバラシイ！｣と絶賛した。
藤浪晋太郎投手(19)が、阪神秋季キャンプ来季の 200イニング突破へ、計 4キロを走るクロスカントリーで圧勝。驚異のスタミナを披露だ！！記事をまとめてみました。
メジャー流出危機にあった阪神ランディ・メッセンジャー投手が残留濃厚になっていることが 6日、分かった。球団幹部は｢まだ合意していないが、その方向で進んでいる｣と明かした。
来日 4年目の今季、開幕投手を務めて 3年連続 2桁勝利となるチーム最多12勝をマーク。セ・リーグ奪三振王にも輝いた。交渉が順調ならば、来季も頼もしい大黒柱が健在となる。
日本で実績を積み上げる右腕に、シーズン中からメジャー数球団が注目していた。本人も10月16日の帰国時に｢どんなチャンスがあるのか見てみたい｣と意欲。関係者によれば獲得に熱心なツインズはじめ数球団からオファーが届くが、いずれも 1年契約の模様だ。
残留に傾いているランディ・メッセンジャー投手
一方で阪神はメッセンジャーが重視する｢複数年契約｣を尊重。シーズン終盤にメジャー流出危機を知った幹部が緊急で対応した。推定年俸 150万ドル( 1億5000万円)からの大幅アップとともに、異例となる 3年の長期契約を提示している模様だ。在籍 7年、35歳までを保証する方針で残留を迫っている。
メッセンジャー側は米球界からのオファーを15日まで待つ構え。メジャー関係者は｢米国でも決して評価は低くない。先発 5～ 6番手を期待する球団はある｣と話す。ただ、メジャーではエースクラスの去就から決まっていくため、約 1週間後のリミットまで好条件が舞い込む可能性は低い。鳥谷だけでなく、海の向こうからも、虎にいい知らせが届いた。
コーディネーター兼コピーライター！？
阪神の秋季安芸キャンプで 6日、掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーター(ＤＣ)による珍ネーミングがさく裂した。新井良太を｢小(こ)ミスター｣、今成を｢小(こ)掛布｣と、 3塁手を務めた自身をもじった愛称を進呈した。
キャッチボール中だ。｢次の『ミスタータイガース』ですから！｣。スタンドに集まったファンにわざわざ新井良太を紹介した。ノック中もサードの後ろから｢ヘイ、ミスター！｣、｢小掛布！｣。どこからか｢小(こ)新庄！｣の声も聞こえてきた。秋季キャンプから 3塁に挑戦する今成が｢小掛布｣、 4日に新庄のようと例えた中谷が｢小新庄｣で定着したようだ。
特打を前にバットを手に見本を示す阪神掛布ＤＣ
新井良太へのネーミングを問われた掛布ＤＣは｢小掛布がいいからね。ミスターもいい刺激になるんじゃない｣とニヤリとした。｢ミスタータイガース｣の称号と主砲の看板を背負った掛布ＤＣならではの発想。若手が発奮するよう、ビッグネームで呼びかけている。
新井良太は｢いやいや、ミスターじゃないですから｣と謙遜した様子も、今成は｢いいですね～｣とノリノリ。 3日に｢小(こ)バース｣と名付けた 6年目森田はフリー打撃と特打で爆発した。打撃投手相手に65スイングで10本の柵越え。 1本はバックスクリーンを越え、和田監督を｢金本とかまでさかのぼるやろなあ｣と驚かせた。
掛布ＤＣは｢俺より飛んでいるんじゃないか｣と声を大きくした。盛り上げ上手で教え上手、掛布ＤＣの手と口で、若手育成に大きな変化が生まれている。
焼トリ残留決断！
昨季取得した海外ＦＡ権を保有する鳥谷敬内野手が残留する意思を固めたことが 6日、分かり、高野栄一球団本部長は７日、海外ＦＡ権を保有する鳥谷敬内野手と国内ＦＡ権を持つ久保田智之投手が、ＦＡ権を行使しないと明かした。
秋季キャンプ地の高知・安芸で｢昨日、鳥谷選手と久保田選手からＦＡ宣言しません、と連絡をもらいました。今後は通常の契約交渉をしていきます｣と話した。
長年の夢であるメジャー挑戦を選択するか、阪神でＶ奪回を目指すかで悩み抜いた末に結論に至った。今後は通常の契約交渉に移り、例年通り単年契約を希望する見込みだ。
縦じまユニホームに袖を通し、 9年ぶりのＶ奪回を－。どうしても、沸き上がる感情を抑えきれなかった。ＦＡ申請期限日となる13日の 7日前。鳥谷が早々と阪神残留を決断したことが分かった。
昨季取得した海外ＦＡ権を今季も保有。シーズン終了直後には｢権利を持っているのでしっかり考えたい。時間をかけて、これからゆっくり考えたい｣と権利行使に含みを持たせていた。早稲田大學時代からメジャー挑戦に強いあこがれを持つ。海外ＦＡ権を初取得して迎えた昨オフは｢メジャーか残留か、どちらにも傾いていない｣という状態から期限ギリギリまで熟慮を重ね、権利を行使せず単年契約で合意した。今オフも再びメジャー挑戦を視野に入れていた。
ＦＡでのメジャー移籍を凍結し残留を決めた鳥谷敬内野手
今、日本人内野手にとってメジャー挑戦はいばらの道に違いない。西岡、川崎、中島、田中…と近年、海を渡った内野手は苦戦している。成功とは言い難い数字が続き、日本人内野手にメジャー契約自体が難しい情勢だ。それでも鳥谷が厳しい道を選ぶ可能性は十分あった。メジャー関係者の話を総合すれば、ＦＡ権を行使した場合、実際に鳥谷獲得に動く可能性があるチームは存在した。
ではなぜ、五分五分の状態から残留に傾いたのか。最大の要因は生え抜き10年目を終えたチームに対する感謝、愛着に他ならない。鳥谷に近い関係者によれば、楽天が初めて頂点を極めた日本シリーズをテレビ観戦し｢阪神で優勝したい｣という熱い思いを再確認したという。以前、こう語った。｢今年もＦＡ権を行使せずに残留させていただくことを決断しました。(プロ 2年目の)2005年は優勝させてもらった感じ。今年は悔しい思いをしましたので、来季はチームの勝利に貢献できるプレーを 1つでも多くお見せできるよう頑張りたいと思います。今度はしっかり引っ張って優勝したい｣とコメントした。クールな面がクローズアップされがちだが、人一倍責任感の強い男。恩返ししたいという気持ちは固い。
例年、毎年が 1年勝負というスタンスを貫く。今オフも海外ＦＡ権を行使せず、単年契約を希望するとみられる。来オフ、再びメジャー挑戦を視野に入れる可能性はある。ただ鳥谷の目標にブレはない。悲願のＶ奪回へ。退路を断ち、戦闘準備を整える。
久保田は今季17試合で 0勝 2敗、防御率5.57。この日、鳴尾浜の秋季練習に参加した右腕は｢(ＦＡは)最初から使う気はなかった。来年、頑張るだけです｣と力を込めた。
鳥谷敬内野手が、遊撃手として 2年ぶり 2度目の三井ゴールデングラブ賞に選ばれた。
安定した守備でチームを支えてきた鳥谷は｢今回で 2度目の受賞となりますが、守備を評価していただくのは素直にうれしいです。今後も守備でもチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います｣と喜んだ。
ポール間走を行う伊藤隼太外野手(左)と小豆畑眞也捕手
伊藤隼太外野手が連日、新加入したトーマス・オマリー打撃コーチ補佐から指導を受けている。
7日、フリー打撃に始まり、ティー打撃では同コーチが後ろに立った。身ぶり手ぶりを交えての指導が行われた。
｢逆方向に打つかたちがいいから、それでチェックポイントを作っていくように言われている｣と伊藤隼太。前日 6日、練習後に打撃投手を同コーチが務め、打ち込んでいた。伊藤隼が充実の秋を過ごしている。
ランチタイム特打で快音を響かせた森田一成内野手
阪神秋季キャンプ( 7日、安芸)総帥を豪弾で｢お・も・て・な・し｣♪
森田一成内野手が、 2日連続でバックスクリーン越えの特大弾を放った。 7日、秋季キャンプ初のランチ特打が行われ、秋季キャンプを視察に訪れた坂井信也オーナーの目の前で、サク越えを連発した。予定されていないメニューだったが、森田が快音を響かせた。
114スイング中、バックスクリーンへの 3連発も含め柵越えは24本。前日 6日のフリー打撃に続き、バックスクリーンを越える一発も放った。近年の若虎の伸び悩みを憂う同オーナーを喜ばせ、第 1クールを締めくくった。
バッティングケージの後ろで見守ったトーマス・オマリー打撃コーチ補佐は｢タイミングの取り方、フィニッシュの仕方が良かった。スバラシイ！｣と絶賛した。
晴天の安芸の空に若々しく元気な打球が弧を描いた。 7勤で始まった第１クール最終日、主役はまたも@小バース｣だ。森田がアーチ連発で、坂井オーナーの視線を独占した。
｢言われたから、やっただけです｣
森田一成内野手の特打を見守る坂井オーナー(右上)
当初のメニューにはなかった特打は本人もよく分からないまま、始まった。ナインが昼食に入るのを横目に 1人、打撃ケージへ。 8本目でバックスクリーンに運ぶと、中堅へ 3連発あり、バックスクリーン越えあり。 114スイングで24本の放物線を描いた。
実はこのサク越えショーの10数分前、坂井オーナーが球場に到着していた。ネット裏の部屋に入った総帥は窓を開け、全スイングを見守った。
｢森田君のバッティングはスゴイですね。みなさんが(新聞で)書いておられる通りですわ。心強い限り。ハツラツとやっている感じがある｣
若手野手、とくに生え抜きの長距離砲の台頭の無さは、ここ数年の課題だ。現状を嘆いてきた同オーナーにとって、来季 7年目の未完の大砲の“おもてなし”は、何よりうれしかったはずだ。
特打の後、グラウンドに降りて和田監督(右)と談笑した坂井オーナー
和田監督は｢オーナーに見せるためにやったわけじゃないが、きのうすごく良かった(特打で 180スイング、43発）んで、忘れないうちに。いま固めていかないと、実戦に入ると崩れることが多い｣と説明したが、結果的に球団トップは大満足だ。直後にグラウンドに降りてきた総帥に、指揮官は｢森田と(新井)良太が目に見えて変わってきている｣と、明るい報告を行った。
第 1クールの 7日間、もっとも目立ったといえるのが森田だ。掛布ＤＣも初日から目にとめて、｢小ブラゼル｣ならぬ｢小バース｣と命名したほど。坂井オーナーは｢とくに左打者を教えていただいているようですね｣と、ＤＣの手腕にも大きな期待を寄せた。夜にはオーナー、監督ら首脳陣で夕食会を開催。この日は所用で不在だった掛布ＤＣも最後に間に合い、挨拶だけだったが、顔を出したという。
毎年、期待を裏切ってきた森田。今季も 2軍で16発、69打点の二冠王に輝きながら、 1軍では19打数 4安打、 2打点。潜在能力は誰もが認めるが殻を破れない。練習でいくらよくても意味がないことは本人が一番、わかっている。練習後は浮かれていられないとばかり足早に球場を去った。
今年にかける背水の覚悟が、どれだけあるか。和田監督も｢ 1塁に何かあったときには俺がいくと。やっとそういう気持ちになってきたかな｣と精神面の覚醒を願った。すべてはここから。来季こそ森田の甲子園での“おもてなし”を期待したい。
きつい階段も 1段飛ばしで駆け上がる藤浪晋太郎投手。そのスタミナ、恐るべし！
阪神秋季キャンプ来季の 200イニング突破へ、驚異のスタミナを披露だ！！
藤浪晋太郎投手(19)が、計 4キロを走るクロスカントリーで圧勝した。19分46秒は“歴代トップ”の好タイム。今季は 137回 2/3と規定投球回数( 144)に達しなかったが、 2年目の来季は、一気に大台｢ 200｣を狙っていく。
1メートル97の長身が、安芸の大地を大股で走り抜けた。およそ 100段ある高さ約80メートルの階段も、軽々と 1段飛ばし。来季 2年目の藤浪が次々とライバルを置き去りにし、トップでゴールインだ。計 4キロを走るクロスカントリーで、たたき出したタイムは19分46秒。初挑戦にもかかわらず“虎史上最速”に君臨した。
ロングティーで安芸ドーム(向こう側)直撃弾を放った藤浪晋太郎投手
｢まだ若いというのもありますし、全員一緒に走っているわけじゃないですし、スタートが一緒だったら、どうなったかわからないです。コースが毎年違うというのも聞いていたので｣
先輩たちを尻目に涼しい顔で振り返った。午後２時頃から開始されたクロスカントリー。サブグラウンドからメーングラウンドを往復する 1周 800メートルを 5周、計 4キロを 2組に分かれて計測した。藤浪は岩田、藤原らと走り出したが、どんどんとその差を広げた。最後は 2位の秋山(20分21秒)に30秒近くの大差をつける、圧勝劇だ。あまりの速さに、記録を計測した伊藤敦規トレーニングコーチ(50)も目を丸くした。
藤浪晋太郎投手は規定投球回はもちろん、 200回超えも射程圏だ
｢20分を切ったのは初めてだよ｣
もちろん公式記録などないが、2009年に 1軍トレーニングコーチとなって、これまで計測した中で、最速のタイムという。そんな抜群のスタミナはもちろん、投球にも直結していく。
高卒 1年目の今季は24試合で10勝( 6敗)をマークも、 137回 2/3と規定投球回数( 144)に達しなかった。だが19歳は｢今年に関しても最初は（球数）制限があったので、規定にのせようと思ったらのせられた｣と自信をのぞかせる。
｢ 200回？ 200という数字にこだわりはないですが、できる限りの回は投げたい。 9回を完投する力がないとは思っていない。(大阪桐蔭)高校時代も投げていたし、スタミナに不安があるとは思っていない｣
規定投球回は最低限のノルマ。虎投では2011年の能見( 200回 1/3)以来となる年間 200回にも、自信をみなぎらせた。まだまだ、投げられる－。 9年ぶりのＶ奪回へ向けて、さらなる活躍が期待される２年目だが、藤浪の伸びシロは周囲の期待以上に、大きい。
ＦＡ資格を取っても、皆残ってくれることになって良かったと思う。さらに、引退か？と思われたランディ・メッセンジャーが残留してくれる事が濃厚となってきた。というニュースは、来年もまた｢二文字｣のチャンスが有るという事になって嬉しい限りではないでしょうか。
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メッセンジャー投手合意間近 3年契約で残留へ！掛布ＤＣ命名 新井良太内野手は｢小(こ)ミスター｣
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