小久保裕紀新監督が、2017年の第 4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて最高の船出を飾った。
台湾は 1、 2回ともに得点圏に走者を進めたが、あと 1本が出なかった。日本は 3回二死から菊池涼介内野手(23=広島)が中前打で出塁。盗塁と暴投で二死 3塁とし、岡島豪郎外野手(24=楽天)が郭俊麟のチェンジアップをつかまえ右前適時打で先制。 4回以降無得点だったが、 8回には明治大學・岡大海(おか・ひろみ)内野手(22)も代打で出場し、左翼線にチーム唯一の長打となる左翼線 2塁打を放つなど、プロアマが 1つになって結果を残した。 2番手松葉、井納、益田の継投で 1点のリードを守りきった。<日本 1- 0台湾>で 3勝。小久保ジャパンが 3連勝で初の強化試合を締めた。
初めて采配を振った小久保裕紀監督(42=元ソフトバンク)は「 3連勝できて良かった」と笑顔で話した。
中田翔外野手(24=北海道日本ハム)が、 3戦目も「 4番左翼」でフル出場したが、日本代表 1号は、お預けとなった。
ドラフト会議で日本ハムから 3位指名された明治大學・岡大海内野手が、唯一の大学生野手の存在をアピールし、かつての名作スポ根漫画『エースをねらえ!』の主人公・岡ひろみのような(?)鮮烈なデビューを果たした。広島から 1位指名され、 9日の第 2戦で勝利投手になった大瀬良大知投手(22=九州共立大)に続き、アマチュア選手が連夜の躍動。最後の最後でその名を大いにアピールした。
3戦目の先発を任された三嶋一輝投手(23=DeNA)が 1回は先頭から 2連続四球でピンチを迎えたが、バッテリーを組んだ炭谷銀仁朗捕手(26=西武)がけん制で 2塁走者をアウトに。女房役に助けられると、 4回までゼロを並べ 4回 2安打無失点と好投した。
バトンは確実に受け渡された。先発の三嶋が得点圏に走者を背負いながらも、 4回を 2安打無失点。 2番手・松葉貴大投手(23=オリックス)が 3回無安打でつなぎ、井納翔一投手(27=DeNA)、益田直也投手(24=ロッテ)が 1イニングずつを締めた。
8回から登場した嶋基宏捕手(28=楽天)は日本一から強行日程での遠征となったが、疲れも見せずチームメートを鼓舞し続け主将としてチームを引っ張った。
小久保裕紀監督が「初代主将」に任命した嶋基宏捕手の姿勢を褒めちぎった。
小久保裕紀監督が11年ぶりに天母野球場を訪れ、2002年 5月にダイエー-オリックスの 2連戦が開催された球場を懐かしんだ。
日本代表は11日、帰国する。記事をまとめてみました。
新生侍ジャパンは10日、台湾代表との強化試合の最終第 3戦を行い、<日本 1- 0台湾>で勝ち、 3連勝で遠征を終えた。
3回に岡島豪郎外野手が適時打を放ち、 4投手の継投で完封した。今回はアマチュア選手も加えた若手主体のチーム編成となったが、小久保裕紀新監督は、2017年の第 4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて最高の船出を飾った。
台湾は 1、 2回ともに得点圏に走者を進めたが、あと 1本が出なかった。日本は 3回二死 3塁、岡島の右前適時打で先制した。
台湾は 4回一死、陽が右前安打を放つも後続が連続三振。日本も 4回一死 1塁で丸が併殺打に倒れる。 5、 6回はともに 3者凡退。
日本は 4回以降無得点だったが、 2番手松葉、井納、益田の継投で 1点のリードを守りきっり 3連勝となった。
8回裏攻撃前、マウンドに上がる井納翔一投手にボールを渡す小久保裕紀監督
小久保ジャパンが 3連勝で初の強化試合を締めた。 3回に岡島豪郎外野手が右前へ先制打。 4投手の継投で 1点を守りきった。
8回には明治大學・岡大海内野手も代打で出場し、左翼線に 2塁打を放つなど、プロアマが 1つになって結果を残した。
初めて采配を振った小久保裕紀監督は「 3連勝できて良かった。アマチュアの 4選手が 3試合ともに活躍してくれて、新たな侍ジャパンのスタートを切れたかなと思います」と笑顔で話した。
日本代表は11日、帰国する。
公約通りの 3連勝。ただ、指揮官の笑顔に力はなかった。初采配は国を代表する侍ジャパン。「正直、言っていいですか?」と前置きした小久保監督は、「めちゃめちゃ疲れました。疲労は脳から来るのが実感できた。監督とはこんなに集中力が必要なのかと思いました」本音を漏らした。
嶋基宏捕手を出迎える小久保裕紀監督
一瞬も油断しなかったからこそ、采配も決まる。 0― 0の 3回二死で、 1塁走者の菊池は「(変化球の)握りが見えた」と初球に 2盗を成功。暴投で 3塁に進んだ後、岡島の右前打で先制のホームを踏んだ。「自分の野球観はそう。それ以外はやったことがない。(国際試合では)こういう点の取り方が必要だと感じた」と指揮官。走塁に関しては、行けると判断すればOKの「グリーンライト」の指示を出し、機動力野球で 1点をもぎ取った。
その一方で、この 3試合で本塁打はゼロ。小久保監督はあらためて中田への期待を口にした。「きょうくらいは翔(中田)に一発出ると思ったけどね」。この 3試合は全て 4番で起用。13打数 2安打、打率 0.154に終わったが、「今の日本人であれだけ遠くに飛ばせるのは彼だけ」と繰り返す。中田自身もそれは分かっている。「ふがいない。 4年後は結構先だけれど、 4番は中田と言ってもらえるようにしたい。もっともっとバットを振り込まないといけない」と成長を誓った。
「最終的には今回のメンバーで集まれればいい」。試合後、ロッカールームに選手たちを集めたミーティングで背番号90はそう、呼びかけた。28人の侍を軸とした 4年後の世界一奪還への挑戦は、敵地での3連勝という最高の形で始まった。
3回表二死 3塁、右前適時打を放った岡島豪郎外野手
日本が 3回に先制した。二死から菊池涼介内野手が中前打で出塁。盗塁と暴投で二死 3塁とし、岡島豪郎外野手が郭俊麟のチェンジアップをつかまえ右前適時打を放った。「魂で打ちました!」のひと言に喜びを詰め込んだ。
先制したのは 3戦目で初めて。 2戦目までは先制を許しながら、いずれも逆転勝ちを収めた。
4回表日本無死、左前打を放った中田翔外野手
中田翔外野手の日本代表 1号は、お預けとなった。 3戦目も「 4番左翼」でフル出場。
2打席目に左前打を放ったが、快音はそれだけ。 7回の 3打席目に、球場全体から「中田、中田」とコールされたように期待された本塁打は出なかった。「楽しくできました。台湾の皆さんも、敵味方関係なく、応援してくれた。その中で大きいのを打てなかったのは申し訳ない」と、反省していた。
侍ジャパンで“大トリ”28番目の出場となったドラフト会議で北海道日本ハムから 3位指名された明治大學・岡大海内野手が、代打でチーム唯一の長打となる左翼線 2塁打を放った。かつての名作スポ根漫画『エースをねらえ!』の主人公・岡ひろみのような(?)鮮烈なデビューを果たした。
1- 0の 8回一死走者なしから左翼線へ引っ張り、快足を飛ばした。「独特な雰囲気は経験したことがないですが、思い切りやるしかない」と試合前の意気込み通りのプレー。代走を告げられてベンチに戻ると、プロの先輩たちから全員とハイタッチするよう指示を受けるなど初々しかった。
帰国後は、学生最後の公式戦となる明治神宮大会が控える。「自分にとって、すごくプラスになった。神宮大会もあるし、成長した姿を見せたい」と、試合後は早くも次の目標へ視線を向けていた。
岡の目はキラキラと輝いていた。 1- 0の 8回一死。代打・岡が 2ボールからの 3球目、内角高め 140キロを強引に弾き返す。50メートル走 5秒台の快足を飛ばして 2塁を陥れた。
「緊張したけれど、ボールを 2球、見ることができたので打てました。打席の直前に、中田さんから『いけよ!』と声をかけてもらいました」
8回表日本一死、左翼線 2塁打を放った代打の明治大學・岡大海内野手。唯一の大学生野手が存在をアピールした
代表28選手の中で大トリデビューを果たした22歳がこの日、チーム唯一の長打となる 2塁打。直後に代走を送られたが 1塁ベンチは拍手喝采だ。
明治大學 4年。東京六大学リーグでは投打の二刀流に挑み「 4番・投手」を経験。今秋のドラフト会議で北海道日本ハムから 3位指名された直後の会見で、「自分も大谷君のように二刀流でやりたい気持ちがある」と意欲を口にした。この日は「球団の方針に従いたい」と話し、野手として勝負する予定だが、往年のスポ根漫画「エースをねらえ!」の岡ひろみ宜しく球界のエースを狙える逸材だ。
初戦が終わった 8日夜、今代表のアマチュア選手(岡を含め 4人)と小島打撃コーチ、鹿取投手コーチの 6人で台湾料理に舌鼓を打った。明大の大先輩で、巨人や西武で活躍した鹿取コーチから「食事に気を使って、しっかり食べろよ」と体作りの重要性を説かれたという。
広島から 1位指名され、 9日の第 2戦で勝利投手になった大瀬良に続き、アマチュア選手が連夜の躍動。プロとアマの融合が今回のテーマでもあっただけに、小久保監督は試合後のミーティングで若き侍たちにこう語った。
「今回選んだメンバーが(第 4回WBCの)中心となってくれるよう、今後の活躍を期待しています」
プロ入り前に弾みをつけた22歳は、指揮官の言葉に燃えた。「絶対に選ばれたい」。岡大海が最後の最後でその名を大いにアピールした。
汗を飛ばして力投する三嶋一輝投手
3戦目の先発を任された三嶋一輝投手が 4回 2安打無失点と好投した。
1回は先頭から 2連続四球でピンチを迎えたが、バッテリーを組んだ炭谷銀仁朗捕手がけん制で 2塁走者をアウトに。女房役に助けられると、 4回までゼロを並べた。「初回と 2回につきます。先頭打者の四球は一番してはいけないことだと思って 1年間やってきたが、シーズンの最後の試合で先頭打者を出してしまい、自分の力のなさを痛感しました。(今日の投球は) 100点満点中、50点です。昨日から緊張していました。もし、次のWBCに自分が出場できるとしたら、もっと緊張するだろうし、今日は炭谷さんの良いプレーがなければ、どのような展開になっていたか分かりませんでした」と振り返った。
2回一死 1、 2塁、併殺を完成させた菊池を迎える三嶋一輝投手
9回のマウンドに上がった益田が、完璧な形で締めくくった。 3番のリンジェアシュェンを 147キロ直球で、陽岱鋼、張進徳はともにフォークで 3者連続三振。 1― 0での完封リレーを完結させた右腕は「シーズンでもないくらい、コントロールも切れも良かった」と笑顔だった。
バトンは確実に受け渡された。先発の三嶋が得点圏に走者を背負いながらも、 4回を 2安打無失点。 2番手・松葉が 3回無安打でつなぎ、井納、益田が 1イニングずつを締めた。小久保監督も「投手が頑張ってくれた。投手力で逃げ切った」と 4投手の奮闘を勝因に挙げた。
4年後の第 4回WBCに向け、若い投手陣が一つの形を示した。 2セーブをマークした益田は「ジャパンを背負って最後を締めるのは気持ち良かった。これが続けばいいと思う」と今後も守護神への意欲を示した。
8回から登場した嶋基宏捕手(28)は主将としてチームを引っ張った。日本一から強行日程での遠征となったが疲れも見せずチームメートを鼓舞し続けた。
「国際大会は内容より結果として勝つことが全てだと思う。 4年後にWBCが控えているのでまた選手 1人 1人が力をつけて臨みたい」と力強く語った。
試合に勝利し、呂監督(右)と握手する小久保裕紀監督
小久保裕紀監督が「初代主将」に任命した嶋基宏捕手の姿勢を褒めちぎった。
「ベンチでずっと声を出していたし、『2017年WBCには中心のキャッチャーとして』という発言を聞いて頼もしかった。(楽天で)日本一という勲章も手に入れた。もっと伸びて扇の要として活躍するのを楽しみにしている」。嶋は過去 2試合の勝利の瞬間、真っ先にベンチを飛びだし、マウンドにダッシュで駆け寄るなど、最年長としてチームの先頭を意識した行動が光っていた。
試合前、報道陣に囲まれた小久保裕紀監督
小久保裕紀監督が11年ぶりに訪れた天母野球場を懐かしんだ。
2002年 5月にダイエー-オリックスの 2連戦が開催された球場。ダイエーは第 1戦、 3点を追う 7回に小久保、大道、秋山のソロ本塁打 3本で同点とし、 9回に松中がサヨナラ本塁打を放った。
小久保監督は「ライトにホームラン打ったの覚えている。それより昨日の球場(新荘)の方が懐かしい。バルセロナの年やから1992年の 4月に来たかな」と思い出の 2球場を訪れ、ご機嫌だった。
公約どおりの 3連勝!
これで、またまたWBCに向かっての足がかりが掴めた。プロアマ関係無く、このまま全員残ってWBCへ向かって頑張って行って貰いたいですね。
おめでとう!新生・侍日本!日本の星だ、新生小久保・侍日本!
日本代表強化試合 日程と結果
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侍日本・台湾に3連勝!岡島3戦目で初の先制打!中田1号お預け…小久保監督11年ぶり天母懐かしむ
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