新戦闘服で心機一転や!! 阪神は 2月 1日のキャンプインを控えた31日、沖縄・恩納村の宿舎で新ユニホームを発表した。お披露目会見に出席した投手、野手キャプテンの藤川球児投手(31)、鳥谷敬内野手(30)は会見で 7年ぶりの V奪回への思いを熱く語った。身も心も一新した虎が、南国から大きな一歩を踏み出す。記事他をまとめてみました。
新ユニホームを御披露目した(前列左から)藤川、鳥谷、(後列左から)関本、能見
新しい時代が、新しいユニホームとともに始まる。ホーム用は縦じまが太くなり、ビジター用とともに虎の牙をイメージしたデザインを肩と脇に採用した。素材は軽量性と伸縮性に優れ、投手と野手のキャプテンとなった藤川と鳥谷の左胸には「C」が入った。
和田虎が誕生する 2.1に、タテジマも生まれ変わる。キャンプインを翌日に控えたこの日、左胸に球団史上初となるキャプテンマークをつけた藤川が言い切った。
「とにかく一体感の中に、自分がいられるようにしたい。シーズンに入れば、このC(キャプテン)マークがつきまとう。 2軍にいてこれをつけているようだと困る。しっかり体調管理をして、最終的には優勝します」
胸が高鳴る。2007年以来、 5年ぶりにリニューアルされた“戦闘服”。沖縄の宿舎には全選手、スタッフらが集合。全体ミーティングを前にした新ユニホーム発表の設定は異例でもあり、臨戦態勢を盛り上げるには絶好の舞台でもあった。
藤川に並んで野手キャプテンの鳥谷も、関本、能見とともに出席。気合のコメントを続けた。
「ピッチャー、野手のすべての連携をとっていいシーズンにしたい。優勝するために何が必要か日々考えながら 1年間頑張りたい。出せるだけ元気を出していきたい」
発表された新ユニホーム。藤川、鳥谷の胸にはキャプテンマークが
新生和田阪神として生まれ変わったが、今オフ大補強はなし。課題は既存戦力の底上げだ。和田新監督は改革の一環として1961年以来(球団発行の資料による)のキャプテン制を採用。藤川、鳥谷をそれぞれ指名した。
キャンプイン前にその両主将が、新ユニホームを身にまとっての決意表明。戦力的な上積みはなくても、首脳陣、選手の意識改革や、この 1球、この 1点への執念を増すことでの戦力アップを目指す。そして 7年ぶりの V奪回は“装束”を変え心機一転からのスタートだ。
新勝負服は斬新なデザインだ。肩や脇の部分に虎の牙を思わせるラインで勇猛さを表現した。ビジター用は白黒で“黒虎”を彷彿させる。そして機能的にも進化。制作したミズノ社によるとO(LL)サイズで約 300グラムの軽量化だという。
「勝つことで『このユニホームいいな』といってもらえるような 1年にしたい。いいイメージを植えつけられるような 1年にしていきたい」とは和田監督。そして、藤川も覚悟の弁を口にした。
「調整をしっかりして、コーチ、トレーナーに見えないところで(他の投手陣を)サポートしたい。厳しい戦いになるかもしれないけど、しっかり戦っていきたい」
新戦闘服で優勝を-。常勝の宿命を背負う和田虎がいよいよ船出する。
車に上機嫌で乗り込むランディ・メッセンジャー投手(左)とジェイソン・スタンリッジ投手
ジェイソン・スタンリッジ投手(33)とランディ・メッセンジャー投手(30)が31日、休日を返上し、宜野座球場で自主トレを行った。最大60メートルの距離で25分間キャッチボール。変化球を投げるなど、順調な調整をアピールした。スタンリッジは「グッド! 時差ぼけだけど、イケメンだろ?」とご機嫌。メッセンジャーも「野球のシーズンが始まる時は、こういう感じで迎えるべきだよ。マタアシタ! サヨナ~ラ!」と超ハイテンションだった。
ミーティングでは「 V狙える戦力」と選手に語りかけた和田監督
阪神に入団して28年目、和田新監督は初めてキャンプを指揮官として迎える。この日は沖縄県恩納村にあるチーム宿舎でミーティングを開いた。「選手全員の顔を見ていると、やるぞというものが伝わってくるような表情や目をしていた」と高ぶる気持ちを抑えるように話した。
練習メニューの作成はコーチ陣に任せた。強烈なリーダーシップを前面に出すわけではないものの「練習には必ず意味がある。選手には何かを感じてほしい」と話す。例えば2人一組で行うメニューには競争をあおる狙いもあれば、連係を深める場合もあるという。
練習の意図を鋭敏に感じ取っているか、選手の動きだけではなく、その心にも目を光らせようとしている。昨季 4位からの再建へ向け「同じことをやっていたら同じ結果になる」と繰り返し、 7年ぶりの覇権奪取に静かに闘志を燃やしていた。
和田豊監督(49)は31日、キャンプインに向けた全体ミーティングで、ナインに現有戦力での V奪回を熱く語った。 2軍も含め、全員にレギュラーを奪うチャンスを与える。競争意識を高める熱い戦いを前にして「よし、やったろう!!」と、自分自身に気合を入れた。
金本、桧山、新井…全員の目が生きていた。勝利に飢えた猛虎の反撃が幕を開ける。和田監督はナインを前に、優勝への道筋を明確に示した。
全体ミーティングをおこなう和田監督。となりは南信男阪神球団社長
「この戦力で十分勝てる。優勝を狙える。その準備として、このキャンプで細かいことをしっかりとやっていこう」
ミーティングの冒頭、南社長があいさつしている間、指揮官は44選手を順番に直視し、秘める心を読んでいた。
「全員の顔、目をみて、表情をみていた。これからキャンプに入るところで『やるゾ』というものが伝わってくるような目や表情をしていた。ますますというか、より一層『よし、やったろう!!』と」
戦国時代が始まる。 2軍の安芸組との入れ替えも積極的に行う。気合が感じられないと判断すれば、落とす。ゆえに育成枠も含めて全員にチャンスがある。「熱くなれ!!」をスローガンに掲げ、ユニホームも新調した。ここ 3年間で 2度のBクラス。個々の力を 1でも上げ、束になってキバをむけば勝てる。その第 1歩が『 2.1』だ。
「入れ替えもあるし、70人が戦うわけなんで。安芸でもそういう目をした選手もいるし、競争が始まる。監督として、どう思っているかを伝えさせてもらった。キッチリとやるべきことをやって力をつけていこうと」
基礎固めを徹底する。午前中は主に投内連係に時間を割く。 2月中に練習試合、オープン戦合わせて 8試合が組まれているが、試合後も手綱を緩めることなく、通常練習を行う。関係者によると監督自身が「できるだけ外でやりたい」と語っており、室内での特打などはメニューに入らない見通し(ベテラン除く)。南国の太陽の下で、チームの「和」に重点を置いた内容になりそうだ。
「全力疾走であったり、声であったり、そういうことを大切にしていく。メンバーは昨年とほぼ変わらないし、その中でこれでやっていこう、と。これでいける、と。個々の力を合わせていかないと勝負できない」
和田監督の改革がスタートする。球春到来。勝てる集団に変えていく。
平野恵一内野手が31日、沖縄県恩納村で3度目の契約更改交渉に臨み、3000万円増の年俸 1億9000万円でサインした。昨季 8勝 8敗の久保康友投手は4000万円減の年俸 1億4000万円で更改し、阪神の全選手が契約を終えた。
2年連続ベストナインの平野は 2度の交渉で提示された出来高払い付きの契約を保留していた。今回は年俸で前回までより1000万円の増額となり、早期決着を願った和田監督に贈られたという印鑑を携え「優勝しか頭にないので貢献できるように」と笑顔で話した。
昨年、キャンプ前にサインしなかった久保は「満足も不満もない」と述べた。
新ユニホーム良いですね。選手だけではなく、和田監督も心機一変頑張って暮れるだろうと思っています。
平野内野手もこれで新ユニホームが着られる状態になりましたね。落ちこぼれ無しで良かったと思っています。
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