大魔神が阪神投手陣にフォーク伝授！藤川球児投手、大魔神流｢適当｣フォーク伝授された！

　阪神春季キャンプ( 2日、宜野座)大魔神塾でパワーアップ！！　阪神・藤川球児投手(31)が、横浜(現ＤｅＮＡ)やマリナーズで活躍した佐々木主浩氏(43＝現野球評論家)の“特別授業”に参加。伝説のフォークの秘訣を教わり、｢参考になりました。生かしていきたい｣と力を込めた。
　阪神春季キャンプで鳥谷敬内野手(30)がフリー打撃で 3連発を含むサク越え 6発をマークし、昨季は本塁打 5本の原因となった統一球対策も万全をアピールした。和田豊監督(49)が 1番候補に掲げる攻撃の核。長打力もアップした野手キャプテンが、猛虎をけん引する。記事をまとめてみました。


　投内連係で軽快な動きをみせる藤川球児投手

　キャッチボールを終えた午前１１時頃。突然、サブグラウンド横の一室に藤川ら投手陣が入っていった。待ち受けていたのは、佐々木主浩氏。球団の要請で約10分に渡って、大魔神の“特別講演”が開かれた。
　｢めちゃくちゃありがたいことです。個人的にも参考になりました。尊敬する人ですから｣
　球児が感謝の言葉で振り返った。佐々木氏は現役時代に横浜の不動の守護神として活躍し、米大リーグ・マリナーズでも 4年間プレーした。日米通算 381セーブは、日本人歴代 1位。そんなクローザーの最大の武器がフォークだ。


　阪神投手陣(後方)へ特別指導を行った佐々木主浩氏

　同氏は前日 1日に球団から要請を受け、実現した夢授業で左右に曲げながら落とす 2種類のフォークの握りや腕の角度のつけ方など、惜しみなく伝えたという。
　佐々木氏は｢球児は俺の本を読んだと言っていたけど、『そんなこと書いてなかった』って。コツは開き直ること。あんなどれだけ落ちるかわからないテキトーなボール(フォーク)はないんだから｣と内容の一端を明かした。　藤川も直球とフォークを軸に投球を組み立てるタイプ。近年はウイニングショットに落ちる球を駆使することも多い。それだけに、新たな引き出しの構築へ、積極的に質問するなどマル秘情報をたっぷり詰め込んだ。


　佐々木氏直伝フォークでキャッチボールする藤川球児投手(左)と小林宏投手

　選手から質問攻めにあったという佐々木氏は｢話したのは考え方とか、握り方とか。いいチームだね。選手が意欲的だし、みんな、いい目をしている｣と笑顔だった。
　｢あの中で(部屋)聞いた話は、僕の心のなかにとどめて、生かしていきたい。感謝します｣
　かつてはフォークの神様と呼ばれた杉下茂氏(86＝野球評論家)の指導も請うた虎の守護神。今度は、大魔神の秘技を伝授され、さらなる進化を遂げる。


　佐々木主浩氏(左)は講義のあと白仁田投手に直接指導した

　能見篤史投手(32)が 2日、宜野座のブルペンで投球練習を行った。これまで自主トレ中からのブルペン投球ではリリースポイントを定めるため、右打者の内角だけに投げてきたが、この日は外側にも制球した。｢僕自身、しっかり真っすぐを投げるのが第 1段階。体のバランスの確認で(捕手に)反対に寄ってもらった｣と投球の意図を説明した。


　フォークの握りでキャッチボールする能見投手

　最高気温14度。野手キャプテンが、南国らしからぬ寒さに包まれた宜野座球場を熱くした。鉛雲に季節外れの“連続花火”を打ち上げだ。フリー打撃でサク越え 3連発。鳥谷が、すべて右翼へ、パワーでぶち込んだ。
　｢今キャンプのテーマ？　打てるようになってから。(フォームは)話せるようになるのはもう少しあとですね｣
　本人はいつも通り、いたって冷静なコメントを残して宿舎へと引き揚げたが、存在感をみせつけた。フリー打撃の３組目に登場すると、軽く安打性の当たりを連発。すると、寒さに凍えるファンへのサービスか突如としてエンジンを吹かした。


　 3連発で存在感をアピールした鳥谷敬内野手

　内角の球を 3球連続で強振。すべてきれいな放物戦を描いてスタンドに消えた。終わってみれば、84スイングで計 6発のサク越えだったが、キャンプが始まって 2日。軽々と白球をスタンドへと運ぶ姿に、期待は大きく膨らんだ。
　鳥谷の好調は、和田新体制にとって明るいニュースだ。以前、指揮官は攻撃のキーマンに挙げ、高打率を残せる打撃力に加え、足も使えることから、 1番での起用も頭に描いていることを明言した。 2年連続で打率 3割を超え、昨年はゴールデングラブ賞を初受賞。年を重ねるたびに進化を遂げてきたが、本塁打だけは2010年の19本から 5本に激減した。低反発の統一球に苦戦したが、その対策も、すでに問題なし。今オフも 8年連続でロッテ・井口と合同自主トレを敢行し、ノックやダッシュなど、やや負荷の重い内容で体力強化に励み、その成果も早くも現われている。


　練習中、関本(左)と談笑する鳥谷。野手キャプテンとして貫禄もでてきた

　全体ノックでは、重たい動きでダイビングキャッチをした選手会長の関本に｢ヘイ！　スローモーション！！｣とチャチャを入れるなど自ら練習を盛り上げる姿も。ドームでも黙々と打撃練習を行い、静かに牙を研いだ。今季から野手のキャプテンに任命され、自覚も十分。鳥谷が、キャンプからチームをグイグイ引っ張っていく。

　阪神ナインは、皆さん宜野座球場で頑張っているみたいですね。この練習が今年のシーズンの善し悪しを決定づける事になるのは分かっていること。
　どんどん他からの特別講師を招聘して、良いチーム作りをして欲しいですね。















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