5日神宮球場でヤクルト－阪神 2回戦が行われた。
阪神 5日出場選手登録した秋山拓巳投手、ヤクルト石川の両先発投手の乱調で、両軍 3回までに 6点ずつを奪う乱打戦。ヤクルトが10ー10の 8回に森岡の適時 2塁打などで 2点を奪い勝ち越し。 9回はカーペンターが逃げ切り、両チーム合わせて30安打の打ち合いを制した。
マウロ・ゴメス内野手(29)が 1回二死 2塁から内寄りのカットボールを中前にはじきかえし先制適時打を放った。
背番号｢９｣に打順がまわるだけで、神宮が異様にどよめいた。ゴメスの適時打で先制した直後の 1回二死 1塁からマット・マートン外野手(32)が左翼スタンドに 2号 2ランを放った。
3点を追う 3回一死満塁。マット・マートン外野手がヤクルト石川の 6球目をとらえると、一時同点となる 3点適時 2塁打を放った。さらに、 1点を追う 5回一死 1塁。マット・マートン外野手が一時逆転 3号 2ランを放った。昨年 8月21日のＤｅＮＡ戦(横浜)以来の 1試合 2発目には、自身もビックリだ。
今成亮太捕手(26) 5回二死 1、 2塁。代打で打席に立ちが追加点を生む適時打を放った。
先発の秋山拓巳投手(22)は 2回 6安打 6失点(自責 5)でマウンドを降りた。 1回に 3点の援護を受けたものの、直後に雄平に 2ランを浴びるなど 4失点。 2回にも 2点を失った。今季初登板は57球で終わった。 3点リードの 5回から登板した安藤優也投手(36)が、再び同点を許した。大荒れの試合を止められなかった。
セットアッパー福原忍投手(37)までも、同点の 8回から登板したが、 3安打を浴びて 2点を失い、投壊の波に飲み込まれて敗戦投手に。
11点取っても勝てない無残な投壊劇に神宮球場が怒号に包まれた。サンドバッグ状態の和田豊監督(51)は｢ 3つ負けるわけにいかない｣と前を向いたが、打つ手無しの状況だ。 2桁得点しての黒星は 8年ぶり。
ヤクルト小川を攻略できず連勝は 2でストップし借金 2。新守護神・呉昇桓はまだ 2試合投げただけ。そこまでバトンを渡せない。昨年最下位のヤクルトに連敗で借金｢２｣。厳しすぎる現実だ。記事をまとめてみました。
＜ヤクルト12－11阪神＞◇ 5日◇神宮◇ 2回戦
阪神 5日出場選手登録した秋山拓巳投手、ヤクルト石川の両先発投手の乱調で、両軍 3回までに 6点ずつを奪う乱打戦。阪神秋山は 2回 6失点で降板した。
阪神は 1点を追う 5回にマートンの 3号2ランなどで 4点を奪い逆転。ヤクルトは 1点差の 6回に相川の中前適時打で追いついた。
ヤクルトは10ー10の 8回に森岡の適時 2塁打などで 2点を奪い勝ち越し。 9回はカーペンターが逃げ切り、両チーム合わせて30安打の打ち合いを制した。
1回表阪神二死 2塁、マウロ・ゴメス内野手は中前先制適時打を放った
マウロ・ゴメス内野手が先制適時打を放った。
1回二死 2塁から内寄りのカットボールを中前にはじきかえした。｢チャンスだったのでとにかく先制となるランナーをかえせるようにと考えていました。センターへと打ち返して、ランナーをかえすバッティングができてよかってです｣。これで開幕から 8試合連続安打とした。
1回表阪神二死 1塁、マット・マートン外野手は左越え 2点本塁打を放った
背番号｢９｣に打順がまわるだけで、神宮が異様にどよめいた。スコアボードに刻まれた｢10｣。大半が一人のバットから生まれた。打席に立つ度に走者一掃。好調のマートンが自己最多となる 7打点の荒稼ぎだ。
｢追い込まれていたけど、高めに浮いてきた変化球をしっかりつかまえることができたよ｣
マット・マートン外野手が 2号 2ランを放った。
ゴメスの適時打で先制した直後の 1回二死 1塁から左翼スタンドに運んだ。｢追い込まれていましたし、高めに浮いてきた変化球をしっかりとつかまえることができました｣とコメントした。
3回表阪神一死満塁、 3点適時 2塁打を放ったマット・マートン外野手
マット・マートン外野手が一時同点となる 3点適時 2塁打を放った。
3点を追う 3回一死満塁。ヤクルト石川の 6球目をとらえると、打球は左中間へ向かった。ヤクルトの左翼ミレッジが滑り込むも捕球できず、 1塁走者まで生還。｢打ったのはカットボール。ビハインドの展開だったので、 1点ずつでもかえしてもいこうと考えて打席に立ちました｣と喜んだ。この一打でこの試合 5打点目となった。
さらに、 1点を追う 5回一死 1塁。また打った！マット・マートン外野手が一時逆転 3号 2ランを放った。
石川が投じた真ん中外角高めのボールにバットを出した。右翼上空をフラフラと舞い上がり、打球は右翼スタンド最前列に吸い込まれはずみ、逆転の 2ランとなった。石川が首をひねり、マートンも思わずバックスクリーン上の旗を見上げた。｢完全にジャストミートできた感触ではなかったんだけど、よくスタンドまで飛んでくれました｣と喜んだ。これでこの試合 7打点目となった。
5回表阪神一死 1塁、マット・マートン外野手の 2点本塁打で沸く阪神ファン
フォローの風が強く吹いていたわけではない。昨年 8月21日のＤｅＮＡ戦(横浜)以来の 1試合 2発目には、自身もビックリだ。
｢ジャストミートした感触ではなかったんだけど、よくスタンドまで飛んでくれたね｣
連日の猛打賞で打率は 0.464。ヤクルトの先発が、昨季打率 0.143(14打数 2安打)と苦戦した石川でも止まらなかった。最近 4試合で｢13｣を加えた打点は、リーグトップの｢16｣。開幕からハイペースで稼いでいたロペス(巨人)を、あっという間に抜き去った。
この日は長女・メイシーちゃんの 4歳の誕生日だ。遠征前に神戸市内の自宅で、パパの手料理でお祝いした。ディズニーが大好きな娘に、ミッキーマウスのパンケーキを焼いた。出場機会に飢えて母国を離れたのが 4年前。その開幕直後に生まれた第 2子の成長はＭ砲の成功とともにある。
愛しいラッキーガールの記念日に大活躍。それでも、試合後は表情を崩さなかった。勝利につながらないのが不思議だ。ただ、これだけ打てば、次は野球の神様が花を添えてくれる。
5回表阪神二死 1、 2塁、代打今成亮太捕手の適時打
今成亮太捕手が追加点を生む適時打を放った。 5回二死 1、 2塁。代打で打席に立った。
1ボールからの 2球目を打つと、打球はセンター方向へふらふらと上がった。 2塁手のグラブをかすめて落ちると、中堅手の失策も絡んで２者が生還した。
｢最近ヒットが出ず、チームに迷惑をかけていたので、チャンスの場面で１本出てよかったです｣と15打席ぶりの安打を喜んだ。
1回裏ヤクルト無死 1塁、秋山拓巳投手は雄平の左越え 2点本塁打を浴びた
先発の秋山拓巳投手は 2回 6安打 6失点(自責 5)でマウンドを降りた。 1回に 3点の援護を受けたものの、直後に雄平に 2ランを浴びるなど 4失点。 2回にも 2点を失った。今季初登板は57球で終わった。2012年 6月30日のヤクルト戦(神宮)以来、 644日ぶりの勝利はならなかった。降板直後に同点に追いついたため黒星はつかなかったが終始不安定だった。
黒星こそまぬがれたものの｢初回から野手のみなさんに援護してもらったのに、簡単にひっくり返されてしまい、申し訳ないです。最後まで球の高さを修正することが出来ませんでした｣とうなだれた。
5回、タイムリーを浴びた安藤優也投手
3点リードの 5回から登板した安藤優也投手が、再び同点を許した。大荒れの試合を止められなかった。 5回は畠山の中前打から下位打線でピンチを招いて 2失点。 6回は、先頭ミレッジの打ち取ったはずの遊ゴロが内野安打。負の流れに飲み込まれ、二死 1、 2塁で相川に同点打を浴びて降板した。中継ぎ不足もあって、早めの投入。イニングをまたぐ難しい展開だったが、言い訳せず｢ダメだよ｣とだけ話し、引き揚げた。
8回、勝ち越しを許した 5番手のマウンドにあがった福原忍投手
セットアッパー福原忍投手までも、投壊の波に飲み込まれてしまった。同点の 8回から登板したが、 3安打を浴びて 2点を失い、敗戦投手に。
｢乱打戦だったけれど、こういう試合こそしっかり抑えないといけなかった｣。一死 2塁から右翼線 2塁打された森岡の場面は、インハイを突いて飛球を打たせるイメージだったが｢中に入ってしまった｣と唇をかんだ。
11点取って、12点取られた和田豊監督。ファンの怒号を浴びながら、引き揚げた
11点取っても勝てない無残な投壊劇に神宮球場が怒号に包まれた。マートンが 7打点を挙げる大爆発で逆転したが、勝ちパターンの安藤、福原までもが崩れ、ヤクルトに連敗し、借金 2。サンドバッグ状態の和田豊監督は｢ 3つ負けるわけにいかない｣と前を向いたが、打つ手無しの状況だ。 2桁得点しての黒星は 8年ぶり。
ヤクルト小川を攻略できず連勝は 2でストップした和田豊監督は、会見わずか 1分20秒。今季最短の応答で自ら打ち切った。｢(流れが)いきかけた時に 2ラン、 2ランだからね。接戦に勝たないと｣とコメント。 さらに、｢中継ぎ？ きょうだけじゃなく、ここんとこずっとだからね。どんな試合にしても、いっぱいいっぱい｣とコメントした。
先発秋山拓巳投手は 2回 6失点
1回にマートンの 2ランなどで 3点先取も投手陣が崩壊。今季ワーストの196安打を許し、同ワーストタイの12失点を喫した。先発・秋山が 2回 6失点で試合を壊したことも頭が痛いが、勝ちパターンの安藤＆福原も崩れた。
安藤はマートンの 2本目の 2ランなどで 3点リードになった 5回から登板するも 1回 2/3を 6安打 3失点。福原は10－10の 8回を託されたが 1回 3安打 2失点で今季初黒星となった。
チーム防御率が12球団トップ(3.07)だった昨季の面影はない。開幕から 8試合で 4度目の 2けた失点はプロ野球史上初という不名誉なもの。今季のチーム総失点は｢58｣は球団ワーストタイ記録だ。チーム防御率は7.41とさらに悪化した。 2けた得点での敗北は2006年 8月18日のヤクルト戦(神宮)以来、2787日ぶりの赤っ恥。観客席からは指揮官に対して「10点とって勝たれへんなら、やめてまえっ｣｢マートンに謝れ、和田！｣などと痛烈なヤジが飛んだ。
安藤優也投手も持ちこたえられず…
開幕から中継ぎとして期待した鶴や二神はもう 1軍にいない。 2軍からの突き上げもない。あげくの果てに今季初めて勝利の方程式までも陥落した。薄氷を踏む氷すらない。ツギハギする材料すら手元にない苦境だ。
これではいくら野手陣が奮起しても勝てない。
中西投手コーチは秋山に対して｢話にならん。準備期間何しとったんや。次？ いかせられるか！？｣と 2軍降格を示唆した。和田監督は｢どんな試合でも 1敗は 1敗。(対戦カードが)ひと回りして落ち着くまではいろんなことが起こるけど、 3つ負けるわけにいかない。何とかとって帰ります｣とムスッとした顔で報道陣の間を割り、バスへと向かった。
新守護神・呉昇桓はまだ 2試合投げただけ。そこまでバトンを渡せない。昨年最下位のヤクルトに連敗で借金｢２｣。厳しすぎる現実だ。
阪神・渡辺亮投手(32)が 6日に出場選手登録されることが 5日、分かった。ヤクルト戦(神宮)で12失点を喫するなど、投手陣が壊滅状態。中継ぎ投手の強化するべく、今季 2軍戦 2試合で 0勝 0敗、防御率 0.00の右腕の昇格を決定した。代わりに、秋山拓巳投手が 2軍に降格する。
【プロ野球史上初記録】
◎…阪神が 2けた得点しながら負けるのは、2006年 8月18日のヤクルト戦(神宮)、11－12で敗れて以来、 8年ぶり。
◎…阪神が19被安打。これは2011年 9月19日の広島戦(マツダ)で21被安打(● 4－12)されて以来、 3年ぶり。
◎…阪神が開幕 8試合で計58失点。開幕 8戦までの最多失点は1990年の近鉄と2004年のオリックスがマークした67失点だが、球団では1996年と並ぶワースト記録となった。また開幕 8戦で 2けた失点 4度はこれまでの 3度を抜くプロ野球史上初。
【データＢＯＸ】
◎…マートンが 1試合 7打点。来日 5年目で、自己最多。
◎…阪神の選手の 1試合 7打点は、2009年 4月 8日の広島戦(甲子園)での金本知憲以来。球団記録は1951年の藤村富美男の 9。外国人では1977年のブリーデン、2002年のアリアスの 8。
◎…ゴメスが開幕から 8試合連続安打。阪神の外国人の開幕から最長は2006年のシーツの 9試合。ゴメスは1977年のブリーデンに並ぶ 2位タイ。来日 1年目ではすでに球団最長。
久しぶりに長い試合を見せて貰った。昔、川崎市に有った川崎球場でロッテオリオンズ(現ロッテマリンズ)－日本ハムファイターズ(現北海道日本ハムファイターズとなった日本ハム球団)が 6時間という試合をしたことが有った。それと比べれば、 5時間にも満たない試合だったがやはり行っていた少年少女達は途中で飽きてしまうような試合時間だったのは間違い無いだろう。実際に、ロッテ－日本ハムの時に｢試合を直に見たい｣と言っていた近所の小学生を連れて行って飽きられてしまったぐらいだから。
そこまでしていながらも負け試合というのは、阪神ファンにとっては頂けない試合だったのは間違いないだろう。
マートン一人が頑張っても試合は成り立たない。投手がダメならなおさらだ。
今日は、昨日の疲れをそのまま残しながらの試合になるのは間違い無いだろうが、今日負けたら後が無くなると思っても仕方がないだろう。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 4月
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ゴメス、 8試合連続安打で先制！マートンが7打点！左翼スタンドに 2号 2ラン！ 3号 2ラン！
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