●高山俊外野手(23)が 2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改を行い、今季年俸1500万円から2500万増の4000万円でサインした。 1年目の今季は開幕スタメンをつかむと、 134試合出場で 8本塁打、65打点、打率 2割 7分 5厘と活躍。セ・リーグの新人王も獲得するなど、華々しいデビューを飾った。高山は2015年ドラフトで明大から阪神に 1位入団。昨年のこの時期は右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折しており、バットを振ることもできていなかった。夢中で駆け抜けた 1年目の最後。プロとして最も報われる瞬間を迎え、高山の表情が一瞬、緩んだ。だが、目指すのはさらに上。喜びもそこそこにすかさず再始動した。虎 9年ぶりの新人王に輝いただけでなく、グッズ売り上げでも長年トップだった鳥谷を抜いて 1位に。大幅アップは必然だ。だが、浮ついたところは一切ない。 109三振はリーグワースト 5位。出塁率 0.316も不満。危機感さえ口にした。強い言葉を残し、初めてのオフへ。一日もムダにせず、 2年目はさらに輝く。(金額は推定)
●鳥谷敬内野手(35)が 2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の 4億円でサインした。今季は不動の居場所だった遊撃レギュラーの座を夏場に失い、 143試合出場で打率 2割 3分 6厘、 7本塁打に終わった。今季は 7月24日の広島戦(マツダ)でスタメン落ちし、連続フルイニング出場が｢６６７｣でストップ。遊撃のポジションも奪われ、キャプテンの座も譲るという屈辱のシーズンとなった。 5年契約の 3年目となる来季に向け、悲壮な決意を口にした。黒のスーツに黒のネクタイで契約更改交渉に臨んだ鳥谷は、悲壮な決意を口にした。来季は 5年契約の 3年目で年俸が下がることはないものの、このままでは居場所がなくなる。強い危機感をあらわにした。遊撃も22歳の北條に奪われた。来季のポジションを聞かれても｢どこのポジションというより、自分がしっかりレギュラーを獲れるポジションで勝負したい｣と『遊撃』を明言できなかった。このままでは終われない。競争を勝ち抜くべく、泥をすすってでもはい上がってみせる。(金額は推定)
●能見篤史投手(37)が 2日、兵庫・西宮市内で契約更改交渉に臨み、1000万円ダウンの 1億3000万円でサインした。今季は26試合に登板して 8勝12敗、防御率3.67。(金額は推定)
●高橋聡文投手(33)が 2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約を更改した。昨オフのＦＡ移籍で 3年総額 1億5000万円の複数年契約を結んでいた。移籍 1年目の今季はチーム最多の54試合に登板。 3勝 1敗20ホールド、防御率3.76だった。(金額は推定)
●フリーエージェント(ＦＡ)で阪神に入団した糸井嘉男外野手(35)が 2日、東京都内で米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が開催している合同自主トレに“緊急参加”。前日 1日から参加している藤浪晋太郎投手(22)と一緒に汗を流した。超一流選手が集う虎の穴で、虎を担う 2人が初合体だ。11月25日の入団会見。ニヤリと笑って雲隠れを宣言していた超人が電撃参戦だ。家族がいる東京と関西を行き来するオフを過ごしているが、たまたま帰京して向かったジムで“ダル塾”が開講中。これ幸いとばかりに、飛び入り参加した。オレンジのノースリーブに黒いトレーニングパンツ姿が、ダルが自身の画像共有アプリ『インスタグラム』にアップした動画に映っていた。たくましい二の腕をあらわにして、腕立て伏せの体勢から片足を上げ下げ。ダルは“トレーニング前の動的ストレッチ”と説明したが、それ、もう相当にキツい体幹トレーニングでしょ…という動作を楽々とこなす。その奥には藤浪の姿も－。来季の虎を担う 2人が、早くもコラボレーションした。藤浪は昨オフ、95キロに体重を増やしたが、今オフは 100キロ超を目標に掲げている。ダルビッシュに続く師匠の登場に、藤浪は思わず瞳を輝かせ、一挙手一投足に見入った。金本監督も藤浪の大いなる進歩を託した合同トレ。田中(ヤンキース)や大谷(北海道日本ハム、この日は欠席)らも参加する、超一流が集う虎の穴での夢の共演。藤浪にとって、ひと足早いクリスマス・プレゼントとなった。
●阪神は 2日、エリック・キャンベル内野手(29＝メッツ)と契約を結んだことを発表した。背番号は｢２９｣に決定した。2008年ドラフト 8巡目でメッツと契約。2014年にメジャーデビューし、以後 3年間で 196試合、97安打、 7本塁打、44打点、打率 2割 2分 1厘。今季はメジャー40試合で打率 1割 7分 3厘、 1本塁打に終わったが、｢３Ａ｣では3試合出場で打率 3割 1厘、 7本塁打を記録していた。またすでに獲得を発表しているロマン・メンデス投手(26＝レッドソックス傘下３Ａ)の背番号も｢２０｣に決定した。虎の一員となったキャンベルが虎党に熱いメッセージを寄せた。今季、ドジャース入りした前田(元広島)と対戦し、 3打数無安打。日本最高レベルの球筋を見た経験から、相当な覚悟を決めて来日する。出場機会を求めての移籍。レギュラー獲りへ、今から気合が入っていた。右打ちの 3塁手でパワーヒッターではないが、広角に打ち分けられるのが特長。メジャー通算打率 0.221ながら出塁率は 0.312あって、四球を選べるのも長所だ。万全の状態で 2月 1日を迎える構えだ。記事をまとめてみました。
契約更改を終え笑顔を見せる高山俊外野手＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
高山俊外野手が 2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改を行い、今季年俸1500万円から2500万増の4000万円でサインした。
1年目の今季は開幕スタメンをつかむと、 134試合出場で 8本塁打、65打点、打率 2割 7分 5厘と活躍。セ・リーグの新人王も獲得するなど、華々しいデビューを飾った。
高山は｢うれしかったですね。評価していただいたなと思いました｣と笑顔。来季については｢数字もこだわっていかなきゃいけないと思いますけど、外野手の競争もはげしいので試合に出られるように。全試合スタメンを目指したいと思います｣と抱負を語った。
高山は2015年ドラフトで明大から阪神に 1位入団。昨年のこの時期は右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折しており、バットを振ることもできていなかった。(金額は推定)
高山俊外野手は新人王記念グッズのタオルを手にガッツポーズ。来季はもっと結果を残します！＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
高山俊外野手が 2日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2500万円増の年俸4000万円でサインした。球団新人安打記録を更新し、2007年の上園啓史以来チーム 9年ぶりとなるセ・リーグ新人王を獲得。記録づくめの 1年目を終えても｢ 2年目以降、同じ数字ではいけない｣と終わるやいなや鳴尾浜に戻って打ち込んだ。
夢中で駆け抜けた 1年目の最後。プロとして最も報われる瞬間を迎え、高山の表情が一瞬、緩んだ。だが、目指すのはさらに上。喜びもそこそこにすかさず再始動した。
｢サインはすぐにしました。うれしかったです。評価していただいたな…と。(使い道は)貯金しようかなと思います。(ほしいものが)見つかれば買いますけど、いまのところないので｣
契約更改後の記者会見を終え、撮影に応じる高山俊外野手＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
初交渉は約 1時間。球団から査定ポイントなどの説明を受けた。開幕戦｢１番・左翼｣スタメンでの初打席初安打から駆け抜けた 1年。打率 0.275、 8本塁打、65打点も、筒香(ＤｅＮＡ)に次ぐリーグ 2位の得点圏打率 0.377も、黄金ルーキーの肩書きを裏切らないものだった。
虎 9年ぶりの新人王に輝いただけでなく、グッズ売り上げでも長年トップだった鳥谷を抜いて 1位に。大幅アップは必然だ。｢１３６｣に更新した球団新人最多安打記録の前保持者、坪井智哉(現ＤｅＮＡ打撃コーチ)の 1年目オフの更改｢1200万円→3500万｣のアップ幅も上回り、 267％増の4000万円をゲットした。
だが、浮ついたところは一切ない。 109三振はリーグワースト 5位。出塁率 0.316も不満。危機感さえ口にした。
契約更改を終え、記者会見する高山俊外野手＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
｢三振が多かった。来年これと一緒ではダメ。ボール球を振らずに四球を増やしたい。 6月くらいから(金本)監督に『スイングでバッティングを作る』という話をしていただいてやってきましたけど。自分のバッティングの形を作るところからやっていきたい｣
振って振って、レベルアップする。取材対応した後は鳴尾浜に戻って、早速室内練習場にこもった。年末年始も継続。年明けの 1月 3日は例年、船橋中央リトルの年始式に出席するが、恩師の掛川勉ＧＭは｢年末年始も時間がないと言っていた。『顔を出します』と言ってくれたけど(鳴尾浜へ)すぐに帰るみたいです｣と明かす。正月休みも早々に切り上げる。
｢ 1年目だから評価された部分もあったと思う。 2年目以降、同じ数字ではいけない。もっともっと来年はがんばりたい｣
強い言葉を残し、初めてのオフへ。一日もムダにせず、 2年目はさらに輝く。
会見の席につく鳥谷敬内野手＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
鳥谷敬内野手が 2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の 4億円でサインした。
今季は不動の居場所だった遊撃レギュラーの座を夏場に失い、 143試合出場で打率 2割 3分 6厘、 7本塁打に終わった。｢自分は現実的にレギュラーではない｣と現状をとらえた上で｢(来季)しっかりレギュラーをとれるように頑張りたい｣ときっぱり。同い年の糸井がＦＡ加入することには｢ＷＢＣでも一緒にやっていた。力強い選手が加わる。同い年として 2人で引っ張っていけたら｣と力を込めた。(金額は推定)
鳥谷敬内野手は｢現実的にレギュラーではない｣と会見で悲壮な決意を語った＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
鳥谷敬内野手が 2日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の 4億円でサインした。今季は 7月24日の広島戦(マツダ)でスタメン落ちし、連続フルイニング出場が｢６６７｣でストップ。遊撃のポジションも奪われ、キャプテンの座も譲るという屈辱のシーズンとなった。 5年契約の 3年目となる来季に向け、悲壮な決意を口にした。
黒のスーツに黒のネクタイで契約更改交渉に臨んだ鳥谷は、悲壮な決意を口にした。来季は 5年契約の 3年目で年俸が下がることはないものの、このままでは居場所がなくなる。強い危機感をあらわにした。
｢試合に出られるように、アピールしたい。もう現実的にレギュラーではないですし、来年、しっかりレギュラーを獲れるようにがんばりたい｣
4億円で契約を更改した鳥谷敬内野手＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
今季の開幕前には、誰も想像しなかったような言葉が口をついた。
金本監督に｢お前が変わらないとチームは変わらない｣とハッパをかけられて臨んだシーズンだったが、開幕から打撃の調子が上がらず、スランプが守備にも影響。ゴールデングラブ賞 4度の実績から考えられないような拙守も出て、 7月24日の広島戦(マツダ)ではスタメン落ち。連続フルイニング出場が 667試合で止まった。打率 0.236はデビュー以来最低で｢ふがいないシーズン｣と自らを断罪した。
遊撃も22歳の北條に奪われた。来季のポジションを聞かれても｢どこのポジションというより、自分がしっかりレギュラーを獲れるポジションで勝負したい｣と『遊撃』を明言できなかった。
契約更改を終えて会見する鳥谷敬内野手＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
来季、自身に替わってキャプテンとなる福留からは｢もう一度、キャプテンをつけてほしい｣と期待されたが｢レギュラーとして試合に出続ける選手が付けるべきもの。それが今の自分にはない。しっかり自分がその立場にいられるようにしたい｣。とにかくレギュラーに復帰しないことには、何も言えない。
｢本当に 2月 1日からアピールしないといけない。今まで自分ができたものをしっかり取り戻せれば、勝負はできる｣
このままでは終われない。競争を勝ち抜くべく、泥をすすってでもはい上がってみせる。
★今季の鳥谷
春季キャンプから打撃フォームの改造に取り組んだ影響もあって調子を崩し、開幕は｢６番・遊撃｣でスタメン。調子は一向に上がらず、 6月には自己ワーストの２８打席連続無安打を記録した。守備でもミスが目立ち、 7月24日の広島戦(マツダ)で 5年ぶりのスタメン落ち。遊撃を北條に奪われ、 9月 3日のＤｅＮＡ戦(甲子園)では 1年目(2004年)以来となる 3塁でスタメン出場した。代打などで連続試合出場(1752)は継続したが、打率 0.236、 7本塁打、36打点に終わった。
珍しく笑顔を見せる能見篤史投手＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
能見篤史投手が 2日、兵庫・西宮市内で契約更改交渉に臨み、1000万円ダウンの 1億3000万円でサインした。
今季は26試合に登板して 8勝12敗、防御率3.67。能見は｢世の中、なかなかそんなに甘くない｣と今季を振り返り、｢必ず試合のなかで流れがあるけど、(今季は)そこをうまく抑えられなかった｣と難しさを語った。(金額は推定)
会見で笑顔を見せる高橋聡文投手＝兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
高橋聡文投手が 2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約を更改した。昨オフのＦＡ移籍 で 3年総額 1億5000万円の複数年契約を結んでいた。
移籍 1年目の今季はチーム最多の54試合に登板。 3勝 1敗20ホールド、防御率3.76だった。今 季は｢いい時と悪い時があった｣といい｢できるだけ波を減らして、監督コーチから使いやすい投手 になりたい｣と話した。(金額は推定)
夢の共演や！ フリーエージェント(ＦＡ)で阪神に入団した糸井嘉男外野手が 2日、東京都内で米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手が開催している合同自主トレに“緊急参加”。前日 1日から参加している藤浪晋太郎投手と一緒に汗を流した。超一流選手が集う虎の穴で、虎を担う 2人が初合体だ。
えっ、ホンマに！？ 東京都内のとあるジム。ダルビッシュが開催している合同自主トレに、アノ男が現れた。前日 1日から参加している藤浪らが思わず顔を見合わせる。筋骨たくましく、見るからに全身バネのような－。そう、糸井だ。
｢今後は…未定です。(オフの自主トレは)わかんない。(取材に)来られたら困るんで｣
11月25日の入団会見。ニヤリと笑って雲隠れを宣言していた超人が電撃参戦だ。家族がいる東京と関西を行き来するオフを過ごしているが、たまたま帰京して向かったジムで“ダル塾”が開講中。これ幸いとばかりに、飛び入り参加した。
糸井嘉男外野手がダルビッシュ有投手の合同自主トレに参加。いきなり藤浪との豪華トリプル合体が実現した
オレンジのノースリーブに黒いトレーニングパンツ姿が、ダルが自身の画像共有アプリ『インスタグラム』にアップした動画に映っていた。たくましい二の腕をあらわにして、腕立て伏せの体勢から片足を上げ下げ。ダルは“トレーニング前の動的ストレッチ”と説明したが、それ、もう相当にキツい体幹トレーニングでしょ…という動作を楽々とこなす。その奥には藤浪の姿も－。来季の虎を担う 2人が、早くもコラボレーションした。
藤浪と糸井の初合体は2013年オフ。当時、 1年目の右腕はオリックスの主力だった超人とＴＶで競演し、日本シリーズでの関西ダービー実現を誓い合った。そこで初めて糸井の鋼の肉体を目の当たりにし｢すごい。こんなふうになりたい｣と感嘆の声をあげた。
あのとき驚嘆した肉体が、目の前にある。それを作り上げたトレーニングが、初めて目の前で展開されている。藤浪は昨オフ、95キロに体重を増やしたが、今オフは 100キロ超を目標に掲げている。ダルビッシュに続く師匠の登場に、藤浪は思わず瞳を輝かせ、一挙手一投足に見入った。
今オフはダルビッシュのもとで汗を流す藤浪晋太郎投手。思わぬ“来客”の登場を喜んだ
藤浪の師匠・ダルビッシュにとっても、糸井は北海道日本ハム時代からの特別な先輩だ。かつて選手として理想の肉体を問われ｢糸井さんですかね。体形というか、骨格、筋肉の質ですが｣と話していた。卓越した身体能力を持つだけでなく、猛烈なトレーニングでムキムキの肉体を作り上げた超人は、バリバリのメジャーリーガーにとってもあこがれの存在なのだ。 金本監督も｢(ダルビッシュが)うまいこと引っ張って、やってくれるんじゃないかな｣と藤浪の大いなる進歩を託した合同トレ。田中(ヤンキース)や大谷(北海道日本ハム、この日は欠席)らも参加する、超一流が集う虎の穴での夢の共演。藤浪にとって、ひと足早いクリスマス・プレゼントとなった。
★オフでも猛トレ
“超人”と称される糸井は、オフに猛烈なトレーニングをすることで有名だ。2015年までは静岡・浜松、今年 1月はグアムで自主トレ。阪神・今成亮太内野手、ソフトバンク・松田宣浩内野手、柳田悠岐外野手らと汗を流した。 1日 6～ 7時間の練習の半分は走り込みで浜松では砂丘を、グアムではビーチで走りまくって下半身を強化した。2014年オフに初参加した柳田が｢足がもげそう。毎日筋肉痛｣と悲鳴を上げたほどだった。
阪神は 2日、エリック・キャンベル内野手(メッツ)と契約を結んだことを発表した。背番号は｢２９｣に決定した。
キャンベルは球団を通じて｢この 2年メジャーに上がったり、マイナーに下がったりの状態でしたので、思い切って日本でのプレーを望んでいました。メジャーでは日本の投手との対戦経験もあり、日本の野球のレベルの高さは十分に理解しているつもりです。国際スカウトの方からキャンプでは多くの時間、打撃練習を行うので、それに対応できるように体をしっかり作ってくるように言われています。ゲームだけではなく、システムにもしっかりとアジャストできるように、アドバイスももらいながら頑張っていきたいと思っています。ベストを尽くします｣とコメントした。
2008年ドラフト 8巡目でメッツと契約。2014年にメジャーデビューし、以後 3年間で 196試合、97安打、 7本塁打、44打点、打率 2割 2分 1厘。今季はメジャー40試合で打率 1割 7分 3厘、 1本塁打に終わったが、｢３Ａ｣では3試合出場で打率 3割 1厘、 7本塁打を記録していた。
またすでに獲得を発表しているロマン・メンデス投手(レッドソックス傘下３Ａ)の背番号も｢２０｣に決定した。
阪神と契約を結んだエリック・キャンベル内野手
阪神は 2日、来季の新外国人、エリック・キャンベル内野手と米イリノイ州シカゴ市内で正式に契約したと発表した。 1年契約で年俸7000万円。背番号は｢２９｣に決まった。
虎の一員となったキャンベルが虎党に熱いメッセージを寄せた。
｢日本の投手との対戦経験もあり、レベルの高さは十分に理解している。ゲームだけでなく、システムにもしっかりと適応できるようにアドバイスをもらいながらがんばっていきたい。ベストを尽くします｣
今季、ドジャース入りした前田(元広島)と対戦し、 3打数無安打。日本最高レベルの球筋を見た経験から、相当な覚悟を決めて来日する。｢この 2、メジャーに上がったりマイナーに下がったりの状態だったので、思い切って日本でのプレーを望んでいた｣と出場機会を求めての移籍。レギュラー獲りへ、今から気合が入っていた。
右打ちの 3塁手でパワーヒッターではないが、広角に打ち分けられるのが特長。メジャー通算打率 0.221ながら出塁率は 0.312あって、四球を選べるのも長所だ。
｢キャンプでは多くの時間、打撃練習を行うので、対応できるようにしっかり体を作ってくるようにと言われている｣
万全の状態で 2月 1日を迎える構えだ。
◆エリック・ キャンベル(Eric Cambell)
内野手。1987年 4月 9日生まれ、29歳。米コネチカット州出身。2008年Ｄ 8巡目でメッツ入団。2014年 5月10日のフィリーズ戦でメジャーデビュー。今季メジャー40試合で打率 0.173、 1本塁打、 9打点。通算 196試合で打率 0.221、 7本塁打、44打点。 1メートル91、98キロ。右投げ右打ち。来季年俸7000万円。背番号｢２９｣。
来シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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