3日コボスタ宮城で楽天-阪神 1回戦が行われ、楽天は 3点を追う 9回、後藤の適時 3塁打とボウカーの犠飛。さらに二死 1、 2塁から牧田の 2点適時 3塁打でサヨナラ勝ち。宮川が今季初勝利。
阪神が悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。 8回までは先発のランディ・メッセンジャー投手(32)が好投して無失点。だが、 3点リードの 9回に暗転した。無死から連打で 1点を失うと、守護神の呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)に継投して後を託すが、呉昇桓が、打たれてサヨナラ逆転負け。
マウロ・ゴメス内野手(29)がヒーローになり損ねた。打球は漆黒の夜空に舞い上がり、逆風にやや押し戻されながらも、左翼席最前列にスーッと吸い込まれた。11号 2ランでリードを 3点に広げ、勝利が近づいたかに見えたが、 9回に悪夢のサヨナラ負け。
マット・マートン外野手(32)は 0- 0の 7回先頭で中前打。一時は先制となるホームを踏むと 8回にも右前打を放った。
先発のランディ・メッセンジャー投手(32)がこの日は楽天エース則本を相手に 6回まで無得点。 7回一死満塁の好機を築き、代打を送られず、そのまま打席に立ち、貴重な先制点を刻んだ。記事をまとめてみました。
<楽天 4- 3阪神>◇ 3日◇コボスタ宮城◇ 1回戦
楽天則本、阪神メッセンジャー、両先発ともに立ち上がり順調。 3回までの安打は、楽天松井稼、阪神鳥谷の単打 2本だけ。
両軍とも 6回まで無得点が続いた。楽天は 4回から 6回まで無安打。阪神は 4回からの 3イニングで大和の 3塁打だけ。
楽天は 3点を追う 9回、後藤の適時 3塁打とボウカーの犠飛。さらに二死 1、 2塁から牧田の 2点適時 3塁打でサヨナラ勝ち。宮川が今季初勝利。
サヨナラ負けで引き揚げる和田豊監督
阪神が悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。
8回までは先発メッセンジャーが好投して無失点。だが、 3点リードの 9回に暗転した。無死から連打で 1点を失うと、守護神の呉昇桓に継投して後を託す。 1点差に迫られたが、二死走者なしまでこぎつけていた。そこから 1、 2塁のピンチを招いて、牧田の右越えへのサヨナラ 2点打で敗れた。 3点リードを守りきれず、呉昇桓が、打たれてサヨナラ逆転負け。
9回、底見えぬブラックホールに、虎が転落した。 3点差をひっくり返されてのサヨナラ負け。 8回まで 1安打の好投を続けていたメッセンジャーが崩れ、途中でマウンドに上がった呉昇桓も打たれた。予期せぬ大暗転に、和田監督の表情も凍りつくばかりだった。
和田豊監督(51)も「振り返るとアレやけど、今日はあの 3点で取らんといかん…」と苦渋の表情だった。 9カード連続で初戦に敗れ、乗れない状況が続いている。
首位広島も敗れて 3ゲーム差は変わらないが、 4位中日が虎に 2ゲーム差と接近。痛すぎる負けや!!
後藤の打球を追うマット・マートン外野手
楽天先発の則本から、メッセンジャーの押し出し四球で 7回に 1点を先制。 8回にはゴメスの 2ランで引き離した。メッセンジャーはゼロ行進を続けていたが、 9回に連打で 1失点。指揮官は「その前に塁に長くいた影響があるかもしれないけど」と 9回一死から四球を選んだことを原因に挙げた。
3- 0から 1点を返され、なお無死 3塁の場面で守護神がマウンドへ。代打・ボウカーに中犠飛を許し、 1点差に詰め寄られたが、二死走者なしだ。このあと岡島に 2塁内野安打で出塁され、ジョーンズ四球後の 1、 2塁。牧田に右越えの 2点打を浴び、悲劇の終幕となった。
ここ登板 3試合で 2度の救援失敗となった呉昇桓は「(イニング途中での登板は)難しいことはない。それが自分の仕事だから。準備はできていた」と話したが…。絶対的な安定感に、綻びが見え始めている。
9回、牧田の打球を見つめる呉昇桓投手。痛いサヨナラ負けだ…
「タラレバ」であることは、分かっている。だが、どうにも悔しさが残るシーンもある。メッセンジャーが先頭の西田に中前打を許し、代打・後藤に左翼マートンの頭上を越える適時 3塁打を浴びた場面。ベンチには守備力の高い俊介が残っていた。
イニング最初から、守備固めに入る選択肢はなかったのか-。指揮官は「流れを変えたくなかったのと、なにかあったときに次(の打席)があるわけだから」と説明した。牧田を迎えたところで結局、俊介は左翼についた。
ゴメス内野手は 8回、 2ランを放ったが、チームを勝利へと導く一発とはならなかった
これで 9カード連続で初戦を落とした。どうにも“呪縛”から解放されない。和田監督は「もちろん、(あしたは)絶対に取らないといけない」と最後に力を込めた。これで2012年から楽天には 6連敗で、交流戦首位の 4位中日が虎に 2ゲーム差と迫ってきている。後味の悪すぎる敗戦だが、切り替えるにはダメージが大きすぎる。
8回、 2点本塁打を放ったマウロ・ゴメス内野手
マウロ・ゴメス内野手がヒーローになり損ねた。則本は 7回に降板し、 1点リードの 8回一死 1塁で福山のスライダーをとらえ、左翼席に運んだ。追い込まれてからの外角スライダーに愛棒を届かせた。
「手が伸びる位置だったから」
打球は漆黒の夜空に舞い上がり、逆風にやや押し戻されながらも、左翼席最前列にスーッと吸い込まれた。11号 2ランでリードを 3点に広げ、勝利が近づいたかに見えたが、 9回に悪夢のサヨナラ負け。表情を崩さず「高く上がったから、どうかなと思ったけど…。手が伸びる位置にいい形で来た。いいスイングをできたと思う」と振り返るのが精いっぱいだった。
5月28日の西武戦(甲子園)以来、 4試合ぶりの今季11号。この日、 2本のアーチを放った中村(西武)と並んで交流戦トップの 4本目だ。 9回の攻撃が終わって 3点リード。守護神・呉昇桓がいることを考えても誰もが勝利を信じたが…。
8回表阪神一死 1塁、左越え2点本塁打を放ち追加点を挙げたマウロ・ゴメス内野手
アーチを喜べるはずがない。まさかの大暗転に、帰りのバスに乗り込む際は終始固い表情で報道陣の質問に対応した。
「Dios」-。サインにはそう書き添える。スペイン語で「神」を表す。マートンと同じ敬けんなクリスチャン。審判の判定にイライラを募らせた結果、和田監督に交代を命じられた師匠の気持ちは痛いほどわかる。
失敗は誰でもある。もう過去の話。一夜明け、最強の助っ人コンビとして改めて決意を固めた。マートンも 2安打。全力で勝利に導きたかった。
きょうこそ笑う。そして甲子園に帰る。
8回、安打を放ったマット・マートン外野手
マット・マートン外野手は 0- 0の 7回先頭で中前打。一時は先制となるホームを踏むと 8回にも右前打を放った。 1日の北海道日本ハム戦(札幌D)での無気力なプレーなどで“懲罰交代”を命じられ、前日 2日に仙台市内の宿舎で、和田監督と会談。「ベストをつくします」と誓った。試合後のコメントはなかったが、確かな手応えをつかんだようだ。
7回表阪神一死満塁、楽天則本昂大から押し出し四球を選んだランディ・メッセンジャー投手
先発のランディ・メッセンジャー投手が貴重な先制点を刻んだ。この日は楽天エース則本を相手に 6回まで無得点。 7回一死満塁の好機を築き、代打を送られず、そのまま打席に立った。 2球で追い込まれたが、冷静に球を見極め、押し出し四球で先制点をもぎ取った。
初対決の則本は 2試合連続完封勝利中で、 3試合連続なら球団新記録でパ・リーグのタイ記録でもあった。投げ合う相手の好記録を阻み、執念で主導権を握った。
ランディ・メッセンジャー投手は 9回途中に降板
3- 0の 8回まで 1安打と、楽天打線を封じ込めていたが、今季 4度目の完封が迫った 9回に崩れた。先頭の西田に中前打。代打・後藤には左中間へ適時三塁打を浴びた。「フォークが 2人続けて甘く入ってしまった。フォークを2球続けて打たれた 9回以外、それまでは全部よかった」。
走者を 3塁に残したまま降板すると、 2番手・呉昇桓が代打・ボウカーに中犠飛を許し、メッセンジャーは 8回 3安打 2失点。バットでは 7回一死満塁で押し出しの四球を選び、今季初打点となる先制点を自ら挙げるが、チームは逆転サヨナラ負け。またしても苦手の敵地での今季初勝利はならず、 7戦で 0勝 5敗。顔を真っ赤にしたまま、帰りのバスへと乗り込んだ。
牧田に右越えのサヨナラ打を打たれ敗戦投手となった守護神・呉昇桓投手
守護・神呉昇桓投手がまさかのサヨナラ負けを食らった。
8回まで 1安打と完封ペースだったメッセンジャーが 9回に 1点を失い、無死 3塁となったところでマウンドに立った。代打ボウカーに犠飛を打たれ 1点差。 2番聖沢を 2飛に打ち取り二死走者なしまでこぎつけたが、終わらなかった。 3番岡島に 2塁内野安打を許し、 4番ジョーンズには四球。二死 1、 2塁とされ、最後は 5番牧田にサヨナラ2点適時打を浴びた。イニングの途中の登板にも「それが自分の仕事なので」と言い訳はなかった。
阪神元監督の星野監督がいない間に勝ち試合!だと思っていたら、最後に逆転負け…
こんな試合をしていては、先が思いやられますね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 交流戦勝敗表
日程と結果 6月
阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
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視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
江本孟紀、関根潤三、若松勉、大矢明彦、田尾安志、達川光男、野村弘樹、宮本和知、
高津臣吾・初芝清・・・一流解説陣が連日登場!
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阪神が悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。 8回までは先発のランディ・メッセンジャー投手(32)が好投して無失点。だが、 3点リードの 9回に暗転した。無死から連打で 1点を失うと、守護神の呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)に継投して後を託すが、呉昇桓が、打たれてサヨナラ逆転負け。
マウロ・ゴメス内野手(29)がヒーローになり損ねた。打球は漆黒の夜空に舞い上がり、逆風にやや押し戻されながらも、左翼席最前列にスーッと吸い込まれた。11号 2ランでリードを 3点に広げ、勝利が近づいたかに見えたが、 9回に悪夢のサヨナラ負け。
マット・マートン外野手(32)は 0- 0の 7回先頭で中前打。一時は先制となるホームを踏むと 8回にも右前打を放った。
先発のランディ・メッセンジャー投手(32)がこの日は楽天エース則本を相手に 6回まで無得点。 7回一死満塁の好機を築き、代打を送られず、そのまま打席に立ち、貴重な先制点を刻んだ。記事をまとめてみました。
<楽天 4- 3阪神>◇ 3日◇コボスタ宮城◇ 1回戦
楽天則本、阪神メッセンジャー、両先発ともに立ち上がり順調。 3回までの安打は、楽天松井稼、阪神鳥谷の単打 2本だけ。
両軍とも 6回まで無得点が続いた。楽天は 4回から 6回まで無安打。阪神は 4回からの 3イニングで大和の 3塁打だけ。
楽天は 3点を追う 9回、後藤の適時 3塁打とボウカーの犠飛。さらに二死 1、 2塁から牧田の 2点適時 3塁打でサヨナラ勝ち。宮川が今季初勝利。
サヨナラ負けで引き揚げる和田豊監督
阪神が悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。
8回までは先発メッセンジャーが好投して無失点。だが、 3点リードの 9回に暗転した。無死から連打で 1点を失うと、守護神の呉昇桓に継投して後を託す。 1点差に迫られたが、二死走者なしまでこぎつけていた。そこから 1、 2塁のピンチを招いて、牧田の右越えへのサヨナラ 2点打で敗れた。 3点リードを守りきれず、呉昇桓が、打たれてサヨナラ逆転負け。
9回、底見えぬブラックホールに、虎が転落した。 3点差をひっくり返されてのサヨナラ負け。 8回まで 1安打の好投を続けていたメッセンジャーが崩れ、途中でマウンドに上がった呉昇桓も打たれた。予期せぬ大暗転に、和田監督の表情も凍りつくばかりだった。
和田豊監督(51)も「振り返るとアレやけど、今日はあの 3点で取らんといかん…」と苦渋の表情だった。 9カード連続で初戦に敗れ、乗れない状況が続いている。
首位広島も敗れて 3ゲーム差は変わらないが、 4位中日が虎に 2ゲーム差と接近。痛すぎる負けや!!
後藤の打球を追うマット・マートン外野手
楽天先発の則本から、メッセンジャーの押し出し四球で 7回に 1点を先制。 8回にはゴメスの 2ランで引き離した。メッセンジャーはゼロ行進を続けていたが、 9回に連打で 1失点。指揮官は「その前に塁に長くいた影響があるかもしれないけど」と 9回一死から四球を選んだことを原因に挙げた。
3- 0から 1点を返され、なお無死 3塁の場面で守護神がマウンドへ。代打・ボウカーに中犠飛を許し、 1点差に詰め寄られたが、二死走者なしだ。このあと岡島に 2塁内野安打で出塁され、ジョーンズ四球後の 1、 2塁。牧田に右越えの 2点打を浴び、悲劇の終幕となった。
ここ登板 3試合で 2度の救援失敗となった呉昇桓は「(イニング途中での登板は)難しいことはない。それが自分の仕事だから。準備はできていた」と話したが…。絶対的な安定感に、綻びが見え始めている。
9回、牧田の打球を見つめる呉昇桓投手。痛いサヨナラ負けだ…
「タラレバ」であることは、分かっている。だが、どうにも悔しさが残るシーンもある。メッセンジャーが先頭の西田に中前打を許し、代打・後藤に左翼マートンの頭上を越える適時 3塁打を浴びた場面。ベンチには守備力の高い俊介が残っていた。
イニング最初から、守備固めに入る選択肢はなかったのか-。指揮官は「流れを変えたくなかったのと、なにかあったときに次(の打席)があるわけだから」と説明した。牧田を迎えたところで結局、俊介は左翼についた。
ゴメス内野手は 8回、 2ランを放ったが、チームを勝利へと導く一発とはならなかった
これで 9カード連続で初戦を落とした。どうにも“呪縛”から解放されない。和田監督は「もちろん、(あしたは)絶対に取らないといけない」と最後に力を込めた。これで2012年から楽天には 6連敗で、交流戦首位の 4位中日が虎に 2ゲーム差と迫ってきている。後味の悪すぎる敗戦だが、切り替えるにはダメージが大きすぎる。
8回、 2点本塁打を放ったマウロ・ゴメス内野手
マウロ・ゴメス内野手がヒーローになり損ねた。則本は 7回に降板し、 1点リードの 8回一死 1塁で福山のスライダーをとらえ、左翼席に運んだ。追い込まれてからの外角スライダーに愛棒を届かせた。
「手が伸びる位置だったから」
打球は漆黒の夜空に舞い上がり、逆風にやや押し戻されながらも、左翼席最前列にスーッと吸い込まれた。11号 2ランでリードを 3点に広げ、勝利が近づいたかに見えたが、 9回に悪夢のサヨナラ負け。表情を崩さず「高く上がったから、どうかなと思ったけど…。手が伸びる位置にいい形で来た。いいスイングをできたと思う」と振り返るのが精いっぱいだった。
5月28日の西武戦(甲子園)以来、 4試合ぶりの今季11号。この日、 2本のアーチを放った中村(西武)と並んで交流戦トップの 4本目だ。 9回の攻撃が終わって 3点リード。守護神・呉昇桓がいることを考えても誰もが勝利を信じたが…。
8回表阪神一死 1塁、左越え2点本塁打を放ち追加点を挙げたマウロ・ゴメス内野手
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「Dios」-。サインにはそう書き添える。スペイン語で「神」を表す。マートンと同じ敬けんなクリスチャン。審判の判定にイライラを募らせた結果、和田監督に交代を命じられた師匠の気持ちは痛いほどわかる。
失敗は誰でもある。もう過去の話。一夜明け、最強の助っ人コンビとして改めて決意を固めた。マートンも 2安打。全力で勝利に導きたかった。
きょうこそ笑う。そして甲子園に帰る。
8回、安打を放ったマット・マートン外野手
マット・マートン外野手は 0- 0の 7回先頭で中前打。一時は先制となるホームを踏むと 8回にも右前打を放った。 1日の北海道日本ハム戦(札幌D)での無気力なプレーなどで“懲罰交代”を命じられ、前日 2日に仙台市内の宿舎で、和田監督と会談。「ベストをつくします」と誓った。試合後のコメントはなかったが、確かな手応えをつかんだようだ。
7回表阪神一死満塁、楽天則本昂大から押し出し四球を選んだランディ・メッセンジャー投手
先発のランディ・メッセンジャー投手が貴重な先制点を刻んだ。この日は楽天エース則本を相手に 6回まで無得点。 7回一死満塁の好機を築き、代打を送られず、そのまま打席に立った。 2球で追い込まれたが、冷静に球を見極め、押し出し四球で先制点をもぎ取った。
初対決の則本は 2試合連続完封勝利中で、 3試合連続なら球団新記録でパ・リーグのタイ記録でもあった。投げ合う相手の好記録を阻み、執念で主導権を握った。
ランディ・メッセンジャー投手は 9回途中に降板
3- 0の 8回まで 1安打と、楽天打線を封じ込めていたが、今季 4度目の完封が迫った 9回に崩れた。先頭の西田に中前打。代打・後藤には左中間へ適時三塁打を浴びた。「フォークが 2人続けて甘く入ってしまった。フォークを2球続けて打たれた 9回以外、それまでは全部よかった」。
走者を 3塁に残したまま降板すると、 2番手・呉昇桓が代打・ボウカーに中犠飛を許し、メッセンジャーは 8回 3安打 2失点。バットでは 7回一死満塁で押し出しの四球を選び、今季初打点となる先制点を自ら挙げるが、チームは逆転サヨナラ負け。またしても苦手の敵地での今季初勝利はならず、 7戦で 0勝 5敗。顔を真っ赤にしたまま、帰りのバスへと乗り込んだ。
牧田に右越えのサヨナラ打を打たれ敗戦投手となった守護神・呉昇桓投手
守護・神呉昇桓投手がまさかのサヨナラ負けを食らった。
8回まで 1安打と完封ペースだったメッセンジャーが 9回に 1点を失い、無死 3塁となったところでマウンドに立った。代打ボウカーに犠飛を打たれ 1点差。 2番聖沢を 2飛に打ち取り二死走者なしまでこぎつけたが、終わらなかった。 3番岡島に 2塁内野安打を許し、 4番ジョーンズには四球。二死 1、 2塁とされ、最後は 5番牧田にサヨナラ2点適時打を浴びた。イニングの途中の登板にも「それが自分の仕事なので」と言い訳はなかった。
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